冠雪した山脈や冬の終わることのない古来の大陸の住人であるフロスト・ジャイアントは、自身らを世界の極寒の地の正当な継承者とみなしている。彼らは、残忍なやり方で略奪し、征服し、奴隷を得る。彼らにとって、冷気を避けたり、震えているような種族は、奴隷、慰み者、時には食料として利用されるだけの存在である。
フロスト・ジャイアントは巨人の中でも大きな種族であり、男性は身長15フィート、体重がおおよそ2,800ポンド。女性は男性よりほんの少し小さい。多くのジャイアントは、氷河の色である薄青色の皮膚を持つが、その色合いは新雪の白色から深い青色まで様々である。髪は、薄暗い青、白、または薄汚れた黄色でありぼさぼさの長髪を髭とともに編みこんで縛るのが一般的だ。また一般に眼は髪と同じ色だが、より原色に近い色をしている。フロスト・ジャイアントが住む極寒の地では、その色は迷彩として働き、氷嵐の中で略奪するような場合にも役立つ。
フロスト・ジャイアントは人間とほぼ同じ体格をしているが、平均して筋肉質で肩幅が広い。他の人型種族同様、彼らも温血ではあるが、身体は皮膚や呼吸を通して熱をほとんど失わないように適応しており、血液はどんな冷気の中でさえ決して凍らない。温暖な気候の中でさえ、彼らは耐えられないほどの暑さを感じる。
フロスト・ジャイアントのような大型生物は、生命を維持するために非常に多くの食料を必要とする。フロスト・ジャイアントは、ほとんどの食料を狩りや略奪によって得ている。トナカイ、ヘラジカなどの寒冷地の大型動物は、彼らの日常的な食料源である。こういったクリーチャーの皮や革は、衣服やベッド、テントなどに利用される。フロスト・ジャイアントは農耕、採鉱、畜産に従事する理由を見出さない。というのは、その身体的能力から、食料などを得るために狩りや略奪を行ったほうがたやすいからだ。フロスト・ジャイアントが用いる物品のほとんどは、略奪か奴隷となった種族によって作られたものである。チーズとバターは、非常に珍重される。
フロスト・ジャイアントの氏族の半分ほどは遊牧民だ。彼らは獲物や略奪するものが尽き始めると、野営地を移動しながら過ごす。残りの半分は強奪した城や、石や氷から作られた要塞を恒久的な居住地としている。しかしフロスト・ジャイアントの農業拒否により、ひとつところに定住するこの巨人たちは比較的多くの略奪対象を要求し、つまり下位のフロスト・ジャイアントの氏族にさえ頼り、その下位の者らは更に遠くまで活動圏を広げ上位に貢納するかもしれない。
フロスト・ジャイアントの略奪好きは有名であり、世界中の山岳都市で非常に恐れられている。彼らは余りに完成された略奪手法を持ち、町を再建させるのに十分なほど住人を生かしたまま残し、それによって略奪に値するだけ町に財産を蓄積させた後に再度略奪できるようにしている。一般的に、フロスト・ジャイアントは自分たちの為の戦闘を楽しみ、占有している土地では手早い略奪を好む。比較的安全に血の渇きを満たすことができるため、彼らは特に小さな人型種族との戦いを好む。
彼らは何より力に価値を置く。そのためフロスト・ジャイアントはより邪悪な存在の軍門に下ることもある。このような場合、彼らは栄誉ある傭兵であり、食料、武器、富が与えられる限り協力する。それらは支払われるか略奪によって与えられる。巨人でないものがフロスト・ジャイアントの氏族を服従させることはほとんどない――ホワイト・ドラゴンでさえ最後にはフロスト・ジャイアントの氏族の奴隷になる。
フロスト・ジャイアントの氏族の支配者は、一般的にヤール(首長)の称号で呼ばれる。この称号が民主的に選ばれたり世襲で獲得されたりすることは決してない。力を示す個人的な挑戦によって与えられる。2人のヤールが会ったときは、どちらかはヤールの称号を譲らなければならず、すぐに力尽くの戦いによって決められる。譲った側は単なる“族長”か“将軍”となる。このやり方で、力あるヤールは多くの下位の氏族に命令を出すことができる。ただし、こうした命令は一時的なものにならざるをえず、隷属したものにわだかまりを残す。多くの族長はいつも、ヤールの指導力に後付けで不平を言い、そこからの離脱や自分に権力を取り戻す機会を探している。
フロスト・ジャイアントは退屈な仕事より戦闘の栄誉を好む。そのため、彼らは食事の用意や皮や革のなめし作業の手伝い用に奴隷(スレール)を持つ。フロスト・ジャイアントはよい主人ではないので、時々スレールを過労やひどい虐待のために殺してしまう。また、収穫が不足な時やスレールが必要以上に長生きしたときには、フロスト・ジャイアントはスレールを平気で食べてしまう。より成功したフロスト・ジャイアントの氏族は、アイス・トロルやオーガのような頑丈な生物を捕らえる――これらはフロスト・ジャイアントの軍団において、突撃兵として重用される。
ジャイアントの誇る少ない仕事の一つに、武器と鎧の製造がある。彼らは素晴らしいチェイン・アーマーを作り出す。彼らは連結部が凍り付き音を出すプレート・アーマーよりも、チェイン・アーマーを好む。彼らが好む武器は武器は巨大なグレートアックスであり、一本の木を全て柄にしたようなものであることもある。
フロスト・ジャイアントは、彼ら自身と同じくらい粗暴であるクリーチャーを引き連れるのを好む。そのため彼らはツンドラにいるクリーチャーを珍しい“ペット”として飼う。彼らはウィンター・ウルフを好むが、フロスト・ワーム、マンモス、ポーラー・ベア、スヴァスリム、イエティもペットとしている。
フロスト・ジャイアントのほとんどは、古代のジャイアントが奉じていた血と氷と戦争の神を崇拝している。フロスト・ジャイアントは神に敬意を評して戦闘に専念し、奴隷の生贄と財宝を捧げて神への恐怖を和らげる。最近、残忍と復讐と極寒を司るデーモン・ロード崇拝に転向した氏族が現れた。これにより、フロスト・ジャイアントは分裂しようとしている。伝統を重んじる者は、そうしたデーモン・ロード崇拝者を、祖先に背を向け、崇めるに値しない主のスレールになったと非難している。実際には、ほとんどのフロスト・ジャイアントは彼らの望みを満たす神への崇拝を続けるだろう。
フロスト・ジャイアントの完全なデータはBestiaryの該当する項目に掲載されている。
フロスト・ジャイアントの多くの能力は、彼らの過酷な極寒の居住地に基づいたものだ。その他の能力は、既存の呪文や戦術に彼らの巨大さを付加して作られている。
フロスト・ジャイアントは以下の特技を使用できる。
利益:君はドワーフとノームに対する近接攻撃ロールに+2のボーナスを得る。
利益:君は氷や雪の面の上をペナルティ無く通過することができ、氷上を疾走したり突撃したりする際にも〈軽業〉判定を試みる必要はない。君は氷を登る際、〈登攀〉判定に+4のボーナスを得る。
利益:君が岩投げ能力で投擲したものは、君が触れたことで凍り付く。それによりそのアイテムは、追加で1d6ポイントの[氷雪]ダメージを与える。
前提条件:【筋】15、《足払い強化》、《薙ぎ払い》、《武器熟練:グレートアックス》、基本攻撃ボーナス+11。
利益:両手武器で全力攻撃アクションを行う際、君は通常の攻撃を諦めることで、間合い内にいる敵それぞれに対して、最も高い基本攻撃ボーナスを用いて足払い戦技を試みることができる。君はそれぞれの目標に対して、ばらばらに戦技判定を行わなければならない。
君の氷のような眼は、一瞥で敵を氷結し弱体化させる。
利益:標準アクションとして、君は凍えるような睨みを、10フィート以内のクリーチャー1体もしくは物体1つに向けることができる。目標となったクリーチャーは頑健セーヴ(難易度=10+君のヒット・ダイスの半分+君の【魅力】修正値)を行わねばならず、失敗すると1d6ポイントの[氷雪]ダメージを受ける。誰にも触れられていない物体はセーヴィング・スローを試みることができない。この呪文でダメージを受けたクリーチャーは頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1ポイントの【筋力】ダメージを受ける。
この特技は実際の凝視攻撃を与えるものではない――敵も仲間も、単に君と目が合っただけではなんの危険もない。
君は他の生物を傷つける冷気を付与できる。
利益:君の肉体武器と素手打撃は、追加で1d6ポイントの[氷雪]ダメージを与える。君に肉体武器や素手打撃を命中させたクリーチャーは、1ポイントの[氷雪]ダメージを受ける。
前提条件:【筋】25、《強打》、《突き飛ばし強化》、《ふっとばし攻撃》。
利益:君が突撃攻撃を敵に命中させたとき、君はフリー・アクションとして《ふっとばし攻撃》戦技をその敵に試みることができる。
フロスト・ジャイアントは以下の呪文を使い、凍り付いた故郷での狩りと襲撃に役立てる。
Ice Slick/滑る氷
系統:力術[氷雪]; レベル:ウィッチ2、ウィザード/ソーサラー2、ドルイド2、メイガス2、レンジャー2
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
効果範囲:半径5フィートの爆発
持続時間:瞬間(本文参照)
セーヴ:反応・不完全(本文参照); 呪文抵抗:本文参照
術者は強烈な冷気の噴射を作り出し、効果範囲内の固い面を薄い氷で覆う。発動時に効果範囲内にいた全てのクリーチャーは1d6+術者レベル毎に1(最大+10)ポイントの[氷雪]ダメージを受け、倒れて伏せ状態となる。反応セーヴに成功したクリーチャーはダメージを半減し、伏せ状態にならない。呪文抵抗は最初の効果にのみ作用する。
クリーチャーは難易度10の〈軽業〉判定に成功すれば、通常の移動速度の半分でこの氷の範囲の中を歩き、あるいは通過することができる。4以内の差で失敗したクリーチャーは、そのラウンド移動できない(そして反応セーヴに成功しなければ転んで伏せ状態となる)。5以上の差で失敗すると転んで伏せ状態となる。自分のターンで移動しなかったクリーチャーはこの判定を行う必要はない。
氷の5フィート四方は硬度0で3ヒット・ポイントを持つ。氷は瞬間効果だが、魔法のものでない氷として残される。温暖な状況であれば、氷は術者レベル毎に1分間持続する。熱帯気候では、半分しか持続しない。氷と雪が溶けずに残る寒冷気候では、氷は永続的に持続する。
Magic Boulder/魔法の巨礫
系統:変成術[地]; レベル:クレリック2、ドルイド2
目標:最大3個の巨石
この呪文はマジック・ストーンと同様に機能するが、3つまでの巨礫(最大で術者よりも2サイズ段階小さい岩)を岩投げ能力か攻城兵器の矢弾として使用できるようにする点が異なる。巨礫のダメージは1段階増加し、巨礫は攻撃ロールとダメージ・ロールに+1の強化ボーナスを得る。
フロスト・ジャイアントは魔法のアイテムを初期に作ったことで名高く、ほとんどの見本が彼らの種の手の中にある。多くの剛胆な英雄は、険しい山頂にある城や氷河の宮殿に向けて、危険な登山を決行するなどして、こういった魔法の財宝を求めてフロスト・ジャイアントの要塞に侵入する術を探した。その中で最もうまくいった者でさえ、なんとか四肢を全て備えたまま家に帰れた程度だが。
(Irongrip Gauntlets/鉄の取っ手の篭手)
市価 4,000GP; 装備部位 両手; 術者レベル 3; 重量 2ポンド; オーラ 微弱・変成術
この篭手は重い鉄片で補強された山羊の革で作られている。このアイテムは大きく持ちにくい形をした物品を掴む力を強化し、確かなものとしてくれる。使用者が代用近接武器か適切でない大きさの武器を手にする場合、ペナルティが2だけ減少する(最低0)。この篭手は武器を使用するために必要となる手の数を変えることはない。
コスト 2,000GP
《その他の魔法のアイテム作成》、エンラージ・パースン、ブルズ・ストレンクス
(Winter Wolf Runetooth/冬狼の魔法牙)
市価 2,500GP; 装備部位 なし; 術者レベル 10; 重量 ―; オーラ 中程度・召喚術
この犬歯を全ラウンド・アクションで砕くか破壊するかしたなら、ウィンター・ウルフが1体招来される。このウィンター・ウルフは牙を破壊したクリーチャーの制御下に置かれる。ウィンター・ウルフは1分が経過するか、死亡するまで存在する。
コスト 1,250GP
《その他の魔法のアイテム作成》、サモン・ネイチャーズ・アライV
(Fog-Cutting Lenses/霧断ちの眼鏡)
市価 8,000GP; 装備部位 face(訳注:両目の誤記?); 術者レベル 5; 重量 1ポンド; オーラ 微弱・変成術
この眼鏡は磨かれた水晶でできており、フレームは磨かれた真鍮と、単純な革製の紐と留め金が付いている。この眼鏡は巨人の頭に合う大きさだが、より小さい者に合わせた大きさに簡単に調整することができる。この眼鏡を身につけると、使用者は通常のものでも魔法のものでも、濃霧や霧といった視界を妨げるものを通してものを見ることができる。このアイテムは暗視や夜目を与えない。この眼鏡は視界を奇妙に歪めねじれさせるため、〈知覚〉判定に-4のペナルティを受ける。
コスト 4,000GP
《その他の魔法のアイテム作成》、ダークヴィジョン、フォッグ・クラウド
(Frostblood Axe/霜血の斧)
市価 40,310GP; 装備部位 なし; 術者レベル 10; 重量 6ポンド; オーラ 中程度・死霊術[悪]
この+1ウーンディング・フロスト・バトルアックスは殺した相手の魂をフロスト・ジャイアントの不浄な神々に捧げる。ヒット・ダイスが1以上のクリーチャーをこの武器で殺したなら(これには、この武器で与えた出血ダメージで殺した場合も含まれる)、割り込みアクションとして、使用者はディヴァイン・フェイヴァーを自分に発動するか、ブレスを自分と仲間に発動するかのいずれかを行うことができる。
コスト 20,310GP
《その他の魔法のアイテム作成》、チル・メタル、ディヴァイン・フェイヴァー、デス・ネル、ブリード、ブレス
フロスト・ジャイアントの襲撃者は北方の脅威である。戦いと征服による純粋な喜悦を求めて引き裂き虐殺するため、彼らは雪上を駆けまわる。
経験点12,800
フロスト・ジャイアント、2レベル・バーバリアン
混沌にして悪/大型サイズの人型生物(巨人、冷気)
イニシアチブ +0; 感覚 夜目; 〈知覚〉+22
アーマー・クラス 23、接触8、立ちすくみ23(+10外皮、-2激怒、-1サイズ、+1反発、+5鎧)
ヒット・ポイント 227(16HD; 14d8+2d12+146)
頑健 +22、反応 +5、意志 +10。
防御能力 岩つかみ、直感回避; 完全耐性 [氷雪]
弱点 [火炎]に対する脆弱性
移動速度 50フィート
近接 +1グレートアックス=+27/+22/+17(3d6+22/×3)
遠隔 岩=+11(1d8+21)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)、激怒(13ラウンド/日)、激怒パワー(跳ね返し)
戦闘中 襲撃者は戦闘の開始時に《威圧演舞》を使用し、それから防御的な目標の士気をくじき続けるために《防御崩し》を使用する。
基本データ 激怒していない場合、このバーバリアンのデータは以下の通り。アーマー・クラス 25、接触10、立ちすくみ25; ヒット・ポイント 195; 頑健 +20、意志 +8; +1グレートアックス=+25/+20/+15(3d6+19/×3); 岩=+11(1d8+18); 【筋】35、【耐】 24; 戦技ボーナス +25、戦技防御値 36; 技能 〈威圧〉+30、〈登攀〉+18。
【筋】39、【敏】11、【耐】28、【知】10、【判】16、【魅】8
基本攻撃 +12; 戦技ボーナス +27(+29突き飛ばし); 戦技防御値 36(対突き飛ばし38)
特技 《威圧演舞》、《強打》、《突き飛ばし強化》、《薙ぎ払い》、《薙ぎ払い強化》、《武器熟練:グレートアックス》、《防御崩し》、《腕力による威圧》
技能 〈威圧〉+32、〈隠密〉-5(雪中では-1)、〈知覚〉+22、〈登攀〉+20; 種族修正 +4雪中での〈隠密〉
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 高速移動
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ(2)、ポーション・オヴ・ディスプレイスメント、ポーション・オヴ・プロテクション・フロム・アローズ、ポーション・オヴ・プロテクション・フロム・エナジー([火炎])、錬金術師の火(5); その他の装備 +1チェイン・シャツ、+1グレートアックス、アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+1、ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレンクス+2、クローク・オヴ・レジスタンス+1、リング・オヴ・プロテクション+1、380GP
襲撃者はフロスト・ジャイアント氏族の突撃部隊であり、通常はその部族で最も頑丈で、最も威圧的な戦士で構成されている。襲撃の際、彼らはその並外れた外見がもたらす恐怖に喜び、大声を上げながら、一直線上の敵を突撃で薙ぎ払う。フロスト・ジャイアントの野戦士とは異なり、フロスト・ジャイアントの襲撃者は隠れたり戦術を立てるよりも劇的な技で互いを強く印象づけることに気を払うため、賢い首長はフロスト・ジャイアント特有の強がりの行動を抑えるべき時と、フロスト・ジャイアントから戦いを奪う権利を自慢する欲を知っている――知っていなければ、価値ある奴隷や財宝を必要もなく破壊してしまう場合の方が多い。
大きな部族は通常、首長や他の強力な存在によって支配されている。しかし小さい部族では、襲撃者が指導者となることもある。より大きな氏族の強力な首長に忠義を誓った族長となった襲撃者もいる。ただの襲撃者に支配されたフロスト・ジャイアントの部族は、保有人員を増やそうとするもっと恐ろしい部族にすぐに狙われることもある。そこで襲撃者が率いた部族は伝統的な故郷を離れ、より安全な国に逃れようとすることも多い。そのような場合、彼らはしばしばより小さい人型生物と衝突することになる。
フロスト・ジャイアントの野戦士は大物を狩って部族に食糧をもたらすとともに、襲撃の最前線に立つ。
経験点12,800
フロスト・ジャイアント、2レベル・レンジャー
混沌にして悪/大型サイズの人型生物(巨人、冷気)
イニシアチブ +2; 感覚 夜目; 〈知覚〉+22
アーマー・クラス 27、接触12、立ちすくみ25(+10外皮、-1サイズ、+1反発、+2【敏】、+5鎧)
ヒット・ポイント 170(16HD; 14d8+2d10+96)
頑健 +18、反応 +9、意志 +9
防御能力 岩つかみ; 完全耐性 [氷雪]
弱点 [火炎]に対する脆弱性
移動速度 40フィート
近接 +1スピア=+23/+18/+13(2d6+17/×3)
遠隔 岩=+13(1d8+16.5)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)、戦闘スタイル(“弓術”)、得意な敵(動物+2)
【筋】32、【敏】15、【耐】23、【知】10、【判】16、【魅】8
基本攻撃 +12; 戦技ボーナス +24; 戦技防御値 37
特技 《遠射》、《技能熟練:隠密》、《強打》、《近距離射撃》、《精密射撃》、《致命的な狙い》、《鋼の意志》、《早抜き》
技能 〈隠密〉+22(雪中では+26)、〈生存〉+16、〈知覚〉+22
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 追跡+1、野生動物との共感+1
装備 +1チェイン・シャツ、+1スピア、アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+1、ベルト・オヴ・インクレディブル・デクスタリティ+2、ブーツ・オヴ・ザ・ウィンターランズ、リング・オヴ・プロテクション+1、2,298GP
経験点25,600
フロスト・ジャイアント、4レベル・レンジャー
混沌にして悪/大型サイズの人型生物(巨人、冷気)
イニシアチブ +3; 感覚 夜目; 〈知覚〉+30
アーマー・クラス 30、接触14、立ちすくみ26(+1回避、+10外皮、-1サイズ、+1反発、+3【敏】、+6鎧)
ヒット・ポイント 197(18HD; 14d8+4d10+112)
頑健 +19、反応 +11、意志 +10
防御能力 岩つかみ
移動速度 40フィート
近接 +1スピア=+24/+19/+14(2d6+16/×3)
遠隔 岩=+16(1d8+15)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)、戦闘スタイル(“弓術”)、得意な敵(人間+2)
準備済みのレンジャー呪文(術者レベル1; 精神集中+4)
【筋】31、【敏】16、【耐】22、【知】14、【判】16、【魅】8
基本攻撃 +14; 戦技ボーナス +25; 戦技防御値 40
特技 《一撃離脱》、《回避》、《技能熟練:隠密》、《技能熟練:知覚》、《強行突破》、《強打》、《近距離射撃》、《持久力》、《精密射撃》、《鋼の意志》、《早抜き》
技能 〈隠密〉+30(雪中では+34)、〈軽業〉+11(跳躍は+15)、〈生存〉+15、〈知覚〉+30、〈知識:自然〉+14、〈知識:地域〉+9、〈登攀〉+21、〈動物使い〉+11
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 狩人の絆(動物の相棒)、追跡+2、得意な地形(寒冷地+2)、野生動物との共感+3
装備 +2チェイン・シャツ、+1スピア、アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+1、ベルト・オヴ・フィジカル・マイト+2(【敏】、【耐】)、ブーツ・オヴ・ザ・ウィンターランズ、リング・オヴ・プロテクション+1、3,773GP
フロスト・ジャイアントのソーサラーは元素の力を利用する術や、戦闘で襲撃者を強化する術に長けた存在だ。
経験点19,200
フロスト・ジャイアント、6レベル・ソーサラー
混沌にして悪/大型サイズの人型生物(巨人、冷気)
イニシアチブ +4; 感覚 夜目; 〈知覚〉+25
アーマー・クラス 26、接触10、立ちすくみ26(+10外皮、-1サイズ、+4盾、+1反発、+2鎧)
ヒット・ポイント 204(20HD; 14d8+6d6+120)
頑健 +17、反応 +8、意志 +11
防御能力 岩つかみ; 完全耐性 [氷雪]
弱点 [火炎]に対する脆弱性
移動速度 40フィート
近接 高品質のモーニングスター=+21/+16/+11(2d6+12)または叩きつけ(×2)=+20(1d8+8、加えて1d6[氷雪])
遠隔 岩=+12(1d8+12、加えて1d6[氷雪])
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)
血脈の擬似呪文能力(術者レベル6; 精神集中+9)
7回/日―凍てつく鋼(武器または50発の矢弾に、3ラウンドの間、フロストの武器特殊能力を与える)
3レベル(4回/日)―ディスペル・マジック
2レベル(6回/日)―アイス・スリック、フリジッド・タッチ、レイジ(難易度16)
1レベル(7回/日)―エクスペディシャス・リトリート、エンラージ・パースン、オブスキュアリング・ミスト、シールド、トゥルー・ストライク
0レベル(回数無制限)―ゴースト・サウンド(難易度13)、タッチ・オヴ・ファティーグ(難易度13)、ディテクト・マジック、フレア(難易度13)、メイジ・ハンド、メッセージ、レイ・オヴ・フロスト
血脈 極北
戦闘前 フロスト・ジャイアントの氷河魔術師はエクスペディシャス・リトリートとシールドを発動する。
戦闘中 フロスト・ジャイアントの氷河魔術師は敵を捕らえるためにワンド・オヴ・ソリッド・フォッグを使用し、それからワンド・オヴ・アイス・ストーム(10チャージ)とワンド・オヴ・ライトニング・ボルトの力を解き放つ。敵を氷と雪の範囲に移動させるため、アイス・スリックを発動し、氷上を歩む者血脈能力を使用する。
【筋】26、【敏】11、【耐】22、【知】14、【判】14、【魅】16
基本攻撃 +13; 戦技ボーナス +22; 戦技防御値 33
特技 《イニシアチブ強化》、《技能熟練:隠密》、《強打》、《凍岩》*、《呪文持続時間延長》、《神速の反応》、《神速の反応強化》、《戦闘発動》、《秘術の打撃》、《氷雪の生まれ》*、《物質要素省略》
技能 〈威圧〉+16、〈隠密〉+12(雪中では+16)、〈呪文学〉+15、〈製作:錬金術〉+15、〈知覚〉+25、〈知識:神秘学〉+15、〈登攀〉+21、〈はったり〉+12; 種族修正 +4雪中での〈隠密〉
言語 共通語、巨人語、奈落語、風界語
その他の特殊能力 氷上を歩む者
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ(2)、ポーション・オヴ・インヴィジビリティ、ポーション・オヴ・プロテクション・フロム・エナジー([火炎])、ワンド・オヴ・アイス・ストーム(10チャージ)、ワンド・オヴ・ライトニング・ボルト(10チャージ)、ワンド・オヴ・ソリッド・フォッグ(5チャージ)、錬金術師の火(4); その他の装備 高品質のモーニングスター、アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+1、ブレイサーズ・オヴ・アーマー+2、リング・オヴ・プロテクション+1、362GP
氷河魔術師は氷に閉ざされた北方の魔法を受け継ぐ。他人を欺き意のままに操る者もいる――エンラージ・パースンで超大型サイズにしたり、旅人に自分達がクラウド・ジャイアントだと思わせたり――が、多くの者は部族の襲撃者を支援し砲兵として行動する。遠くから嵐の力で敵を殺し、仲間のサイズや凶暴性を高めるのだ。ソーサラーとして強力であるとはいえ、フロスト・ジャイアントの社会では肉体的な力や近接戦闘能力がずっと価値があると見なされる。そのためソーサラーは指導者よりも助言者として振る舞うことが多い。
フロスト・ジャイアントの神官は暴力的なだけでなく狡猾でもある。他人を恐怖と伝統で操るのだ。
経験点25,600
フロスト・ジャイアント、8レベル・クレリック
混沌にして悪/大型サイズの人型生物(巨人、冷気)
イニシアチブ -1; 感覚 夜目; 〈知覚〉+30
アーマー・クラス 27、接触9、立ちすくみ27(+10外皮、-1サイズ、+1反発、-1【敏】、+8鎧)
ヒット・ポイント 195(22d8+96)
頑健 +19、反応 +7、意志 +16。
防御能力 岩つかみ; 完全耐性 [氷雪]
弱点 [火炎]に対する脆弱性
移動速度 30フィート
近接 +1バトルアックス=+28/+23/+18/+13(2d6+13/×3)
遠隔 岩=+14(1d8+18)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)、神々の力(+8、8ラウンド/日)、武器の達人(8ラウンド/日)、負のエネルギー放出5回/日(難易度16、4d6)
領域の擬似呪文能力(術者レベル8; 精神集中+14)
4レベル―アンホーリィ・ブライト(難易度20)、ディヴァイン・パワー(領)、ブレッシング・オヴ・ファーヴァー、コミュナル・プロテクション・フロム・エナジー
3レベル―インヴィジビリティ・パージ、エンター・イメージ、セイクリッド・ボンド、プロテクション・フロム・エナジー、マジック・ヴェストメント(領)
2レベル―アライン・ウェポン、ウェポン・オヴ・オー、スピリチュアル・ウェポン(領)、デス・ネル(難易度18)、ホールド・パースン(難易度18)、マジック・ボウルダー*
1レベル―エンラージ・パースン(領)(難易度17)、キュア・ライト・ウーンズ、コマンド(難易度17)、シールド・オヴ・フェイス、ディヴァイン・フェイヴァー、ブレス、ベイン(難易度17)
0レベル(回数無制限)―ガイダンス、ディテクト・マジック、メンディング、リード・マジック
(領) 領域呪文; 領域 戦、力
戦闘前 神官戦士はブルズ・ストレンクス、マジック・ヴェストメント、プロテクション・フロム・エナジー(火)を戦闘前に発動し、首長がいる場合はセイクリッド・ボンドも発動する。
戦闘中 神官戦士はディヴァイン・パワーを発動して戦闘を開始する。そして仲間を支援するためにブレッシング・オヴ・ファーヴァー、敵を害するためにアンホーリィ・ブライトを発動する。
【筋】34、【敏】8、【耐】18、【知】13、【判】23、【魅】14
基本攻撃 +16; 戦技ボーナス +29(+31武器破壊); 戦技防御値 39(対武器破壊41)
特技 《強打》、《軍用武器習熟:バトルアックス》、《渾身の一打》、《神速の反応》、《戦闘発動》、《薙ぎ払い》、《薙ぎ払い強化》、《武器破壊強化》、《ポーション作成》、《魔法の武器防具作成》、《ワンド作成》
技能 〈威圧〉+15、〈隠密〉+1(雪中では+5)、〈呪文学〉+7、〈製作:防具〉+10、〈知覚〉+30、〈知識:宗教〉+14、〈登攀〉+17; 種族修正 +4雪中での〈隠密〉
言語 共通語、巨人語、奈落語
その他の特殊能力 氷柱9回/日(1d6+3)
戦闘用装備 ポーション・オヴ・ブルズ・ストレンクス(2)、ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ(4)、ポーション・オヴ・プロテクション・フロム・エナジー(2)、ポーション・オヴ・ウォーター・ブリージング、ワンド・オヴ・キュア・クリティカル・ウーンズ(15チャージ)、ワンド・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ(15チャージ); その他の装備 高品質のチェインメイル、+1バトルアックス、アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+1、ブーツ・オヴ・ザ・ウィンターランズ、ヘッドバンド・オヴ・インスパイアード・ウィズダム+2、リング・オヴ・プロテクション+1、リング・オヴ・サステナンス、セイクリッド・ボンド用の金の腕輪(2)、銀製の邪印、呪文構成要素ポーチ、4,410GP
フロスト・ジャイアントの神官戦士はその力を用いて偵察し、心を操り、部族の他の者を脅しながら、自分や族長の権威を落とそうとする者を探し当てる。必要とあれば、神官戦士はバトルアックスを手にして2~3の頭を切り飛ばすこともためらわない。
フロスト・ジャイアントはウルフのような支配下に置いた肉食動物を使って、獲物を追い回す助けとする。
経験点38,400
フロスト・ジャイアントの10レベル・ドルイド(極地ドルイド)
中立にして悪/大型サイズの人型生物(巨人、冷気)
イニシアチブ +4; 感覚 雪の術者、夜目; 〈知覚〉+29
アーマー・クラス 28、接触10、立ちすくみ28(+11外皮、-1サイズ、+1反発、+7鎧)
ヒット・ポイント 262(24d8+154)
頑健 +22、反応 +10、意志 +18
防御能力 岩つかみ; 完全耐性 [氷雪]、目がくらんだ状態
弱点 [火炎]に対する脆弱性
移動速度 30フィート
近接 +1グレートアックス=+27/+22/+17/+12(3d6+14/×3)
遠隔 岩=+16(1d8+13)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)、自然の化身3回/日、雪の術者
準備済みのドルイド呪文(術者レベル10; 精神集中+16)
5レベル―アニマル・グロウス(難易度21)、キュア・クリティカル・ウーンズ、トランスミュート・ロック・トゥ・マッド(難易度21)
4レベル―アイス・ストーム、キュア・シリアス・ウーンズ、スパイク・ストーンズ(難易度20)、フレイム・ストライク(難易度21)
3レベル―コール・ライトニング(難易度20)、スリート・ストーム、ドミネイト・アニマル(難易度19)、プロテクション・フロム・エナジー
2レベル―アニマル・トランス(難易度18)、チル・メタル、ディレイ・ポイズン、バークスキン、ブルズ・ストレンクス、ホールド・アニマル(難易度18)
1レベル―エンタングル(難易度17)、オブスキュアリング・ミスト、スピーク・ウィズ・アニマルズ(2)、チャーム・アニマル(難易度17)、フロストバイト
0レベル(回数無制限)―クリエイト・ウォーター、ディテクト・マジック、ピュアリファイ・フード・アンド・ドリンク、ライト
戦闘前 猟犬使いはプロテクション・フロム・エナジー(火)を自分に、アニマル・グロウス、バークスキン、ブルズ・ストレンクスを自分の動物の相棒に発動し、それからコール・ライトニングを発動する。
戦闘中 猟犬使いは斧と魔法を両方使って戦う。コール・ライトニングから雷を放ち、エンタングル、スリート・ストーム、トランスミュート・ロック・トゥ・マッドを使って敵の動きを阻害する。
【筋】28、【敏】10、【耐】20、【知】13、【判】23、【魅】14
基本攻撃 +17; 戦技ボーナス +27; 戦技防御値 38
特技 《外皮強化》、《強打》、《軍用武器習熟:グレートアックス》、《化身時発動》、《呪文熟練:力術》、《神速の反応》、《追加HP》、《薙ぎ払い》、《薙ぎ払い強化》、《武器熟練:グレートアックス》、《巻物作成》、《腕力による威圧》
技能 〈威圧〉+29、〈隠密〉-6(寒冷または氷の地形では+3)、〈水泳〉+15、〈生存〉+21(寒冷または氷の地形では+26)、〈知覚〉+29(寒冷または氷の地形では+34)、〈知識:自然〉+16、〈知識:地理〉+9(寒冷または氷の地形では+14)、〈治療〉+14、〈動物使い〉+20、〈はったり〉+9; 種族修正 +4雪中での〈隠密〉
言語 共通語、巨人語、ドルイド語、森語
その他の特殊能力 極地生まれ、自然感覚、自然との絆(動物の相棒)、氷上歩行、野生動物との共感+12
戦闘用装備 パール・オヴ・パワー(2レベル)、スクロール・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ(2)、耐毒剤(2); その他の装備 +3ハイド・アーマー、+1グレートアックス、アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+1、ベルト・オヴ・マイティ・コンスティチューション+2、クローク・オヴ・レジスタンス+1、ヘッドバンド・オヴ・インスパイアード・ウィズダム+2、マナクルズ・オヴ・コーポレイション(2)、リング・オヴ・プロテクション+1、1,465GP
猟犬使いは部族のペットの世話を任される。ペットはポーラー・ベア、ウルフ、ウィンター・ウルフであることが多い。猟犬使いはペットを互いに戦わせることを好む。これにより群れに機能的な階層構造が確立し、最も強力な生存者だけが子を残すことができるのだ。猟犬使いはペットの長を動物の相棒に選ぶこともある。
フロスト・ジャイアントの暴力的な王、首長(ヤール)は自分の部下の反対意見を許さない。
経験点153,600
フロスト・ジャイアント、9レベル・レンジャー
混沌にして悪/大型サイズの人型生物(巨人、冷気)
イニシアチブ +4; 感覚 夜目; 〈知覚〉+24
アーマー・クラス 35、接触15、立ちすくみ31(+11外皮、-1サイズ、+2反発、+4【敏】、+9鎧)
ヒット・ポイント 328(23HD; 14d8+9d10+216)
頑健 +26、反応 +17、意志 +13。
防御能力 岩つかみ、身かわし; 完全耐性 [氷雪]
弱点 [火炎]に対する脆弱性
移動速度 40フィート
近接 +1ウォーハンマー=+27/+22/+17/+12(2d6+12/×3)、+1ウォーハンマー=+27/+22/+17(2d6+12/×3)
遠隔 岩=+22(1d8+16)または+1ウォーハンマー=+24/+19(2d6+1/×3)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)、戦闘スタイル(“二刀流”)、得意な敵(巨人+2、人間+4)
準備済みのレンジャー呪文(術者レベル6; 精神集中+7)
2レベル―コミュナル・リターニング・ウェポン
1レベル―コール・アニマル、チャーム・アニマル(難易度12)、リード・ブレーズ
戦闘前 首長は自分のウォーハンマーにコミュナル・リターニング・ウェポンを発動する。
戦闘中 首長は武器の間合い内にいる目標に、ウォーハンマーで全力攻撃を行う。
【筋】32、【敏】19、【耐】27、【知】12、【判】12、【魅】10
基本攻撃 +19; 戦技ボーナス +31; 戦技防御値 47
特技 《恐るべき虐殺》、《強打》、《狂乱集中》、《近距離射撃》、《持久力》、《上級二刀流》、《精密射撃》、《追加HP》、《二重斬り》、《二刀のかきむしり》、《二刀流》、《二刀流強化》、《鋼の意志》、《鋼の意志強化》、《武器熟練:ウォーハンマー》
技能 〈威圧〉+23、〈隠密〉+17(雪中では+21)、〈軽業〉+8(跳躍は+12)、〈芸能:歌唱〉+5、〈交渉〉+5、〈真意看破〉+11、〈生存〉+14、〈知覚〉+24、〈治療〉+9、〈登攀〉+23; 種族修正 +4雪中での〈隠密〉、+4跳躍での〈軽業〉
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 狩人の絆(動物の相棒)、迅速なる追跡、追跡+4、得意な地形(寒冷地+4、森林+2)、森渡り、野生動物との共感+9
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ(3)、ポーション・オヴ・プロテクション・フロム・エナジー([火炎])、錬金術師の火(2); その他の装備 +4チェイン・シャツ、+1ウォーハンマー(2)、アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+2、ベルト・オヴ・フィジカル・マイト+4(【敏】、【耐】)、ブーツ・オヴ・ザ・ウィンターランズ、クローク・オヴ・レジスタンス+3、リング・オヴ・プロテクション+2、ストーン・オヴ・アラーム、1,886GP
首長は鉄拳――もしくはハンマーを頭蓋骨に叩き込むことで部族と部下をまとめあげる。従えている首長は力で自分の地位を獲得し、護り続けている。多くの者がその地位を子孫に受け継ぎたいと考えているが、フロスト・ジャイアントの社会では世襲はほとんど重視されない。そのため首長は、自分の子供は暴力的に権力を掌握する事によってのみ権力を引き継げると理解している。その結果、フロスト・ジャイアントの首長は子供に厳しくあたる。子供が支配できるほどに力を確かなものとすることを願って、子供達を競わせるのだ。
このがっしりとしたクリーチャーの下半身は八本脚の馬で、上半身は角の生えたフロスト・ジャイアントだ。
経験点12,800
混沌にして悪/超大型サイズの人型怪物(冷気)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+19
アーマー・クラス 26、接触11、立ちすくみ23(+10外皮、-2サイズ、+1盾、+3【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 147(14d10+70)
頑健 +11、反応 +12、意志 +11
完全耐性 [氷雪]
弱点 [火炎]に対する脆弱性
移動速度 50フィート
近接 高品質のランス=+22/+17/+12(3d6+13/×3)、突き刺し=+21(2d6+9)、蹄(×2)=+16(1d8+4)
遠隔 高品質のコンポジット・ロングボウ=+16/+11/+6(3d6+9/×3)
接敵面 15フィート; 間合い 10フィート(ランスは20フィート)
特殊攻撃 蹂躙(1d8+13、難易度26)、つんざく蹴散らし、馬上の身
【筋】29、【敏】17、【耐】20、【知】10、【判】14、【魅】11
基本攻撃 +14; 戦技ボーナス +25(+27突き飛ばし、+29蹴散らし); 戦技防御値 38(対突き飛ばし40、対蹴散らし40、対足払い50)
特技 《頑健無比》、《貫通突撃》、《強打》、《蹴散らし強化》、《上級蹴散らし》、《突き飛ばし強化》、《腕力による威圧》
技能 〈威圧〉+25、〈軽業〉+12(跳躍は+20)、〈水泳〉+20、〈生存〉+14、〈知覚〉+19、〈登攀〉+12; 種族修正 +8跳躍での〈軽業〉
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 空中疾駆、小振りの武器
出現環境 寒冷/丘陵、山岳、または平地
編成 単体、2体、戦闘集団(3~6)、または氏族(1~4スヴァスリム、加えて2~12フロスト・ジャイアント)
宝物 標準(高品質のチェイン・シャツ、高品質の鋼鉄製ライト・シールド、高品質のコンポジット・ロングボウとアロー40本、高品質のランス、その他の宝物)
馬上の身(変則)/Natural Jouster スヴァスリムは騎乗しているかのようにランスを片手で装備することができ、突撃時にランスで与えるダメージは2倍になる。
空中疾駆(超常)/Skyrunner 突撃、疾走、2倍移動を行う際、スヴァスリムはエア・ウォークを使用しているかのように空中を駆け抜けることができる。この移動は非常に大変だ。スヴァスリムはこの能力を使用するラウンドの終わり毎に難易度14の【耐久力】判定を試みなければならず、失敗すると1分の間疲労状態となる。この難易度は最初のラウンドのもので、以降毎ラウンド2ずつ増加する。着地すると難易度は14に戻るが、それにより継続している疲労状態や過労状態は回復しない。スヴァスリムはこの能力を使用して蹴散らしを行うことはできない。
つんざく蹴散らし(超常)/Thunderous Trample スヴァスリムの蹴散らし攻撃でダメージを受けた全てのクリーチャーは難易度22の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1分の間聴覚喪失状態となる。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
スヴァスリムとフロスト・ジャイアントは互いに仲間で、遠い同族だと考えている。大人のスヴァスリムの後半身部の高さは10フィートで全長は16フィート。巨人の身体と頭部は高さ18フィートにもなる。彼らの重量は通常5米トン以上で、500年以上生きることもある。スヴァスリムは極地に住み、北海の岸や高い山の山頂の間を疾駆する。各個体は、最も強力な狩人に率いられた氏族に所属する。
フロスト・ジャイアントは略奪を好むため、ほとんどのフロスト・ジャイアントとの遭遇は、食事や略奪、奴隷を探している巨人とのものになる。
これはフロスト・ジャイアントの部族が近くの人間の居住区に貢ぎ物を要求する際に派遣される一般的な軍隊で、危険な抵抗はほとんど想定されていない。
ヒット・ポイント 各227
ヒット・ポイント 各133
猟犬使いは群れと共に行動することが多い。彼らは奴隷運搬の護衛や逃亡者の追跡、部族間の奴隷交易の監視を行うこともある。
ヒット・ポイント 各57
こういった斥候は部族の敵を把握するための巡回として使われることもあるし、襲撃や略奪に適した新天地を偵察する斥候となることもある。
ヒット・ポイント 各197
この戦闘集団はこの地の首長が特別難しい問題――使用されていない要塞からモンスターを退去させたり、近くの居住区に脅威をもたらしうる冒険者集団を止めたり――を解決するために呼び掛け集められたものかもしれない。フロスト・ジャイアントの通常の軍隊は、敵に轟音で恐怖を叩き込むスヴァスリムによって強化される。
ヒット・ポイント 各227
ヒット・ポイント 各147
ヒット・ポイント 各57