経験点800
真なる中立/大型サイズの人型怪物
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+7
アーマー・クラス 20、接触11、立ちすくみ18(+1外皮、-1サイズ、+2盾、+2【敏】、+6鎧)
ヒット・ポイント 30(4d10+8)
頑健 +3、反応 +6、意志 +6
移動速度 50フィート(鎧装備時35フィート)
近接 ロングソード=+5(1d8+2/19~20)、蹄(×2)=+0(1d6+1)
遠隔 スピア=+5(1d8+2/×3)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
【筋】15、【敏】14、【耐】15、【知】11、【判】14、【魅】12
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +7; 戦技防御値 19(対足払い23)
特技 《イニシアチブ強化》、《疾走》
技能 〈威圧〉+6、〈交渉〉+5、〈生存〉+9、〈知覚〉+7、〈知識:自然〉+4
言語 エルフ語、共通語、森語
その他の特殊能力 小振りの武器
出現環境 温暖/森林および平地
編成 単体、2体、一団(3~10)、部族(11~30、加えて3レベルの狩人▼3および6レベルのリーダー1)
宝物 標準(ブレストプレート、鋼鉄製ヘヴィ・シールド、ロングソード、スピア、その他の宝物)
小振りの武器(変則)/Undersized Weapons ケンタウロスは大型サイズだが、その上半身は中型サイズの人型生物の上半身と同じサイズである。その結果、ケンタウロスはあたかも実際のサイズよりもサイズ分類が1段階小さい(大抵のケンタウロスは中型サイズ)かのように武器を用いる。
伝説に名高い狩人にして熟練の戦士たるケンタウロスは半人半馬である。通常は文明の外縁部で見かけるこの禁欲的な人々は外見が非常に多彩で、その肌の色合いは一般に色濃く日焼けしたものだが近隣の地域を占める人間と大差なく、その下半身はその地方の馬の体色を譲り受けている。ケンタウロスの髪と目は暗い色合いになりがちで顔立ちは扁平な傾向があるが、ケンタウロスの身体の全体的なかさばり具合はその下半身と似通っている馬の大きさに影響される。従って、平均的なケンタウロスの身長は7フィート(約2.1m)を超え、体重は2,000ポンド(約900kg)以上あるが、やせ気味な平原の走り手からたくましい山岳の狩人まで、地域によって様々な違いがある。典型的なケンタウロスはおよそ60歳まで生きる。
他の種族と距離を置き、同族同士ですら争うケンタウロスは、近代世界をゆっくりとしか受け入れようとしない、古い種族である。大多数のケンタウロスは広い平原や気味の悪い森の外れをさまよう部族単位で暮らしているが、先祖代々の孤立主義者の道を捨て去り世界のもっと開かれた都市と共に歩むことにした者も大勢いる。大抵、そういった自由奔放なケンタウロスは追放者と見なされ、自分の部族からは爪弾きにされるため、決断は重いものとなっている。しかし、稀なことではあるが、先進的な指導者の下にある部族全体が、他の人型生物の共同体と交易したり同盟関係を結んだりするようになることもある。こうしたことは典型的にエルフと行なわれることが多いが、時にはノームとだったり、稀に人間やドワーフと行なわれることもある。だが、多くの種族はケンタウロスに警戒の念を抱いたままであり、これは縄張り意識の強い獣人の伝説や、愚かな開拓者や拡張主義の国々とケンタウロスの間で定期的に生じる暴力的な遭遇によるところが大きい。