出典 Bestiary 6 243ページ
経験点 3,200
中立にして悪/中型サイズの来訪者(悪、他次元界、サーキル)
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・グッド、ディテクト・マジック、夜目、シー・インヴィジビリティ; 〈知覚〉+15
アーマー・クラス 20、接触14、立ちすくみ16(+6外皮、+4【敏】)
ヒット・ポイント 85(9d10+36)
頑健 +9、反応 +10、意志 +11
ダメージ減少 10/善; 完全耐性 [即死]効果、[病気]、[恐怖]効果、[毒]; 抵抗 [氷雪]10、[雷撃]10、[音波]10; 呪文抵抗 18
移動速度 30フィート
近接 爪(×2)=+15(2d6+6)
特殊攻撃 崩壊、恐怖の風貌(30フィート、難易度21)
擬似呪文能力 (術者レベル9; 精神集中+14)
常時―シー・インヴィジビリティ、ディテクト・グッド、ディテクト・マジック
回数無制限―インヴィジビリティ、ディメンジョン・ドア、メイジ・ハンド
3回/日―インフリクト・ペイン(難易度18)、オルター・セルフ、ブラー、ブラインドネス/デフネス(難易度18)
1回/日―エナヴェイション
【筋】22、【敏】19、【耐】18、【知】12、【判】17、【魅】21
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +15; 戦技防御値 29(対足払い33)
特技 《イニシアチブ強化》、《頑健無比》、《技能熟練:隠密》、《鋼の意志》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+19、〈軽業〉+16、〈呪文学〉+13、〈真意看破〉+15、〈知覚〉+15、〈知識:神秘学〉+13、〈はったり〉+18
言語 奈落語、天上語、地獄語; テレパシー100フィート
その他の特殊能力 容易なる招請、感情熟練、空間飛躍、魂への接触
出現環境 気候問わず/地形問わず(エーテル界)
編成 単体、2体、または塊(3~12)
宝物 標準
恐怖の風貌(超常)/Look of Fear イチュコウの凝視の影響を受けたクリーチャーは1d4ラウンドの間怯え状態となる。
崩壊(超常)/Fall Apart 1d4ラウンドに1回標準アクションとして、イチュコウは30フィート以内の全てのクリーチャーに難易度19の意志セーヴに成功しない限り身体がバラバラになるような感覚を与えることができる。この能力を受ける者は1d3ポイントの【耐久力】ダメージを受ける。加えて、1d6ラウンドの間攻撃ロール、ダメージ・ロール、技能判定に-2のペナルティを受ける。これは[精神作用]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
イチュコウは肉体の失敗の恐怖を味わい、自分の身体に誇りを持つ者を苦しめることを楽しんでいる。イチュコウが犠牲者を選ぶとき、若いころに肉体の維持にいかに失敗したかを知ることで彼らを苦しめる。時には、イチュコウは1体のクリーチャーを何年にも渡って追い続けることもあり、それが続けば犠牲者を自殺に追いやることもある自己破壊的な行動を促していく。
イチュコウは身長6フィート、体重140ポンドである。
出典 Bestiary 6 244ページ
経験点 102,400
中立にして悪/大型サイズの来訪者(悪、他次元界、サーキル)
イニシアチブ +11; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・グッド、ディテクト・マジック、暗闇を見通す、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+27
アーマー・クラス 33、接触17、立ちすくみ25(+1回避、+16外皮、-1サイズ、+7【敏】)
ヒット・ポイント 279(18d10+180)
頑健 +21、反応 +13、意志 +17
ダメージ減少 15/善; 完全耐性 [即死]効果、[病気]、[恐怖]効果、[毒]; 抵抗 [氷雪]15、[雷撃]15、[音波]15; 呪文抵抗 28
移動速度 50フィート、登攀20フィート、飛行60フィート(良好)
近接 噛みつき=+31(2d8+14、加えて“病気”)、爪(×2)=+31(3d6+14/19~20、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート、間合い 10フィート(爪は15フィート)
特殊攻撃 締めつけ(3d6+14)、病気、孤立、恐怖の風貌(60フィート、難易度25)、瘴気
擬似呪文能力 (術者レベル17; 精神集中+23)
常時―グレーター・マジック・ファング、ディテクト・グッド、ディテクト・マジック、トゥルー・シーイング、フライ
回数無制限―ピュートリファイ・フード・アンド・ドリンク(難易度16)、フィースト・オン・フィアー(難易度23)
3回/日―クラウドキル(難易度21)、サジェスチョン(難易度19)、呪文高速化ディスプレイスメント
1回/日―インプリズンメント(難易度25)、シクウェスター、ホリッド・ウィルティング(難易度24)、メイズ
【筋】30、【敏】25、【耐】30、【知】15、【判】22、【魅】23
基本攻撃 +18; 戦技ボーナス +29; 戦技防御値 47(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《擬似呪文能力高速化:ディスプレイスメント 》、《強打》、《クリティカル強化:爪》、《クリティカル熟練》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》、《よろめき化クリティカル》
技能 〈威圧〉+27、〈知識:神秘学、次元界〉+23、〈隠密〉+24、〈呪文学〉+23、〈真意看破〉+27、〈知覚〉+27、〈登攀〉+18、〈はったり〉+27、〈飛行〉+17
言語 奈落語、天上語、地獄語; テレパシー100フィート
その他の特殊能力 肉体汚染、容易なる招請、感情熟練、空間飛躍、魂への接触
出現環境 気候問わず/地形問わず(エーテル界)
編成 単体、2体、またはおびかし(3~6)
宝物 標準
恐怖の風貌(超常)/Look of Fear ジムタルの凝視の影響を受けたクリーチャーは1d6ラウンドの間恐慌状態となりその後1分間怯え状態となるか、セーヴに成功すると、1分間の間怯え状態となる。
孤立(超常)/Isolation 1日1回標準アクションとして、ジムタルは隣接する最大4体のクリーチャーを隔離しようとすることができ、通常は味方と一緒に作業する方法を妨害する。クリーチャーは、難易度25の意志セーヴに成功しこの効果に抵抗できる。孤立に抵抗できないクリーチャーは味方とみなす全てのクリーチャーに対して実体のない状態となる。目標は本質的に非実体状態かつ不可視状態となり、味方に対して声を発したり、物体を動かしたりすることはできないが、アイテムを通常通り起動させることはできる。加えて、孤立したクリーチャーは味方とみなすクリーチャーを見る、聞く、または認識することができなくなる。目標は見て、聞いて、音声構成要素を持つ呪文を発動し、通常通り合言葉を使用できるが、味方が目標を見て、聞いて接触することを必要とする効果は機能しない。目標に対して中立的またはそれより悪い態度であり、または目標に危害を加えたいと願うクリーチャーは目標を通常通り見て作用できる。トゥルー・シーイングはこの効果を無効化するが、シー・インヴィジビリティを使用して、この効果の目標を認識することはできない。24時間に1回、孤立の犠牲者は効果を終了させるために、新しく難易度25の意志セーヴを試みることができる。これは[呪い]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
瘴気(超常)/Miasma 標準アクションとして、ジムタルは暗く脂っこい霧に身体を変え、捕まえたクリーチャーにダメージを与えることができる。ジムタルが瘴気を使用する場合、マスは20フィートに増加し、ガシアス・フォームの効果下であるかのように扱われる。ジムタルは無期限に瘴気の姿のままで、フリー・アクションとしてその固体の姿に戻ることができる。瘴気のマスにいると全ての視覚――暗視を含む――が減少し5フィートになる。5フィート以内にいるクリーチャーは視認困難を、それより遠いクリーチャーは完全視認困難を受ける。ジムタルのターン開始時にその瘴気の範囲内のクリーチャーは4d6ポイントのダメージを受ける(このダメージは全てのダメージ減少とエネルギーに対する抵抗を無視する)。難易度25の意志セーヴに成功するとこのダメージは無効化される。瘴気内のクリーチャーはジムタルを攻撃できるが、その攻撃に-4のペナルティを受け、ジムタルの次のターンの開始時に瘴気の範囲内にいることによるダメージに対してセーヴィング・スローを試みることはできない。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
肉体汚染(超常)/Despoil ジムタルから1,000フィート以内では、病気、毒、麻薬に対するセーヴィング・スローの難易度は2増加する。
病気(超常)/Disease ジムタルに噛みつかれたクリーチャーは孤独の苦悩と呼ばれる衰弱する病気に曝される。病気が進行するにつれて患者を青ざめさせ、気を散らし、感覚への入力の損失の増加に苦しみ、最後は孤立と絶望によって引き起こされる倦怠感によって死ぬ。孤独の苦悩に苦しむ人々は奇妙に他人に伝染する――病気は接触によって広がる可能性があるが、病気で苦しんているクリーチャーが他のクリーチャーに接触し、それ以外のクリーチャーが視線上にいない場合のみ広まる。別の犠牲者との接触を介して伝わると、病気に抵抗するためのセーヴ難易度は4減少する。このため、感染したホストからの病気の発症に抵抗したり、進行中の被害を回避するには、難易度27の頑健セーヴが必要である。
孤独の苦悩/Forsaken Agony:噛みつき―致傷型; セーヴ頑健・難易度29; 潜伏期間即座; 頻度 1回/日; 効果 1d6【判断力】吸収、加えて間隔消失; 治癒 2回連続のセーヴ成功。クリーチャーは孤独の苦悩に対するセーヴィング・スローに失敗するたび、以下のように1d6をロールし、永続的に失う感覚を決定しなければならない。
d6 |
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1 |
味覚:クリーチャーは、摂取型の毒に対する全てのセーヴィング・スローおよび、例えばポーションを少し飲み能力を識別する技能に使用するなどの味覚に基づく〈知覚〉判定に-2のペナルティを受ける。 |
2 |
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3 |
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4 |
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5 |
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6 |
クリーチャーが既に罹っている結果をロールした場合、代わりに現在罹っていない、次に出目が最も高い結果を受ける。孤独の苦悩に対するセーヴィング・スローに失敗し全ての感覚を失ったクリーチャーは、代わりに1d4ポイントの【耐久力】吸収を受ける。セーヴ難易度は【耐久力】に基づき、ジムタルの肉体汚染から得る+2のボーナスは含んでいない。
サイコポンプは定命の魂を適切な審判に導くが、サーキルは魂を気にせず、定命の者を苦しめ恐怖に陥らせたいだけであり、多くの場合自身の定命性そのものに対する不安感を弄ぶ。サーキルは定命の者に彼らが単なるその存在であることを思い出させたい――複雑で危険な宇宙の中で定命のものであり一人っきりであることを。ジムタルは所属しないことへの恐怖と、共同体や社会の残りの部分からの孤立への恐怖を食べる。ジムタルは身長14フィート、体重約1,000ポンドである。
ジムタルは本質的に人を操る策士である。秩序に全く関心がなく、喜びと自由を軽蔑するだけでなく、社会の包括的な原則を完全に軽蔑していると感じているジムタルは、ポジティブな思考や行動をゆっくり侵食し続けるために、意志の強い定命の者がより強い善を助けるであろう信念に基づく行動をするのを防ごうと、それが感じているあらゆる不安や他の弱点を利用する。彼らは紛争のあらゆる側面で、下品で罵倒的な声を助長し、分別のある者や敏感な者を大声で悪意のあるものから悪者扱いされるようにする。この不吉な来訪者は、恐怖と絶望を植え付け、友人や味方の前でさえも、人々が孤独で無知であるかのように感じさせる。
ジムタルは自分たちの仕事をするために、印象的で攻撃的な声を見つけることに喜びを感じている。彼女らは、自分が大義のために戦っていると思っている者に、理想を追求する際に恐ろしい戦術を使うようにさせることができれば、その者のメッセージを堕落させ、通常であれば建設的な努力と見做せるであろうものへの恐怖、恥、そして戦慄の種を植え付けることができると知っている。このようにしてジムタルは正義の者を狂信者に変えようとする。
さらに微妙なことに、ジムタルは時折間接的にこれらの模範の信用を失墜させるために、真に善良な者――彼らの究極の目標――の友人や味方に注意を向ける。この場合、ジムタルは目標の仲間に、目標の意図する大義を不正確に伝えるよう促す。ジムタルは自分たちの理想や動機を宣伝することに行動を集中させる人々の心やイデオロギーに、自分たちのやり方を吹き込んでいく。ジムタルは徐々にそのような人物を堕落させ、他人の声をかろうじて隠された攻撃性と軽蔑を持っているものとして扱わせ、最終的な目標に反した軽率な決定を下すように導く。最終的に、ジムタルはこの不和の仲介人が模範のメッセージを破壊し、絶望と孤立の中で汚すことを望む。
ジムタルはサーキル種の他の者から孤立したままであることを好む。相手のジムタル個人やサーキル個人に何らかの固有の魅力を感じていない限り、協力して特定の個人あるいは大義を標的にすることはそうそうない。代わりに彼らは多元宇宙じゅうで発奮し、多様なイデオロギーにまたは選択的な社会的十字軍に集中する。彼らは一人でいる傾向があるにもかかわらず、一部のジムタルはパカルキ(Pathfinder RPG Bestiary 5 216ページ)と協力して友情の絆を破壊することに注力している。この2種類のサーキルが並行して行動することで、友情だけでなく家族や組織全体を破壊することができる。
この怪物は漠然と人型生物の姿をしているが3本脚で立っている。長いフックの腕の針のような先端から汚れた液体が滴り落ちている。
出典 Bestiary 6 246ページ
経験点 9,600
中立にして悪/中型サイズの来訪者(悪、他次元界、サーキル)
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・グッド、ディテクト・マジック、夜目、シー・インヴィジビリティ; 〈知覚〉+19
アーマー・クラス 25、接触15、立ちすくみ20(+1回避、+10外皮、+4【敏】)
ヒット・ポイント 138(12d10+72)
頑健 +14、反応 +8、意志 +14
ダメージ減少 10/善; 完全耐性 [即死]効果、[病気]、[恐怖]効果、[毒]; 抵抗 [氷雪]10、[雷撃]10、[音波]10; 呪文抵抗 21
移動速度 50フィート、登攀50フィート
近接 噛みつき=+19(1d10+7)、鉤爪(×2)=+19(2d6+7/19~20、加えて“中毒”)
特殊攻撃 恐怖の風貌(30フィート、難易度22)
擬似呪文能力 (術者レベル10; 精神集中+14)
常時―シー・インヴィジビリティ、ディテクト・グッド、ディテクト・マジック
回数無制限―グレーター・テレポート(自身に加え50ポンドまでの物体のみ)
3回/日―オーヴァーウェルミング・グリーフ(難易度20)、グレーター・インヴィジビリティ、サジェスチョン(難易度17)、フォー・トゥ・フレンド(難易度19)、プロテクション・フロム・グッド
1回/日―ナイトメア(難易度19)
【筋】25、【敏】18、【耐】22、【知】15、【判】18、【魅】19
基本攻撃 +12; 戦技ボーナス +19; 戦技防御値 34(対足払い36)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《クリティカル強化:鉤爪》、《攻防一体》、《鋼の意志》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+19、〈知識:神秘学、次元界〉+11、〈隠密〉+19、〈軽業〉+19、〈真意看破〉+19、〈製作:錬金術〉+17、〈知覚〉+19、〈登攀〉+30
言語 奈落語、天上語、地獄語; テレパシー100フィート
その他の特殊能力 容易なる招請、感情熟練、空間飛躍、魂への接触
出現環境 気候問わず/地形問わず(エーテル界)
編成 単体、2体、または徒党(3~12)
宝物 標準
恐怖の風貌(超常)/Look of Fear ゾハニルの凝視の影響を受けたクリーチャーは1ラウンドの間恐慌状態となり、以降の1d4ラウンドの間怯え状態となる。セーヴに成功したクリーチャーは代わりに1ラウンドの間怯え状態となる。
中毒(変則)/Addiction ゾハニルが爪でクリーチャーにダメージを与えると、視界をぼやけさせて、反応能力を抑える重度の中毒性の液体を目標に注入する。クリーチャーは難易度22の頑健セーヴに成功すると、この注入された毒の影響に抵抗できる。セーヴに失敗すると、犠牲者は1時間の間【敏捷力】と【判断力】に基づく判定に-2のペナルティを受ける。この時間の経過後、ペナルティはなくなるが、犠牲者は撤退の効果を受け、【筋力】、【敏捷力】、【耐久力】、【判断力】に-2のペナルティを受ける。この能力値へのペナルティは、被害者がゾハニルのさらなる中毒攻撃から【敏捷力】および【判断力】に基づく判定ペナルティを得るすべてのラウンドで無効化されるが、それ以外の場合は永続的である(重症の中毒として; 詳細はPathfinder RPG GameMastery Guideの236ページ)。これは病気効果である。セーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
ゾハニルは針や侵襲的な医療処置を恐れる人を悩ませることに喜びを感じる。彼らはまた、絶望を高めることを期待して、中毒を撒くことを楽しんでいる。ゾハニルは身長6フィートを超え、体重は約200ポンドである。