ジレーレは痛烈な機知と魅力的な人格を持つ人懐っこい人物だ。略奪と非情はこの豪胆なスワッシュバックラーにとって全く魅力のあるものでないが、彼女には果たすべき復讐がある。
女性、ハーフエルフ、1レベル・スワッシュバックラー
混沌にして善/中型の人型生物(エルフ、ハーフエルフ、人間)
イニシアチブ +4; 感覚 夜目; 〈知覚〉+3
アーマー・クラス 18、接触14、立ちすくみ14(+4鎧、+4【敏】)
ヒット・ポイント 12(1d10+2)
頑健 +1、反応 +6、意志 +3; +2対心術、+2対(魅惑)及び(強制)
完全耐性 睡眠
移動速度 30フィート
近接 レイピア=+6(1d6/18~20)+1機会攻撃時
遠隔 ダガー=+5(1d4)
【筋】10、【敏】18、【耐】13、【知】10、【判】12、【魅】14
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス +0(レイピアで+6); 戦技防御値 14
特技 《武器熟練:レイピア》
技能 〈軽業〉+6、〈登攀〉+2、〈職能:船乗り〉+5、〈水泳〉+2; 鎧による判定ペナルティ -2
特徴 〔剣客〕、〔意志堅固〕ISG
言語 共通語、エルフ語
その他の特殊能力 発露(武勇伝、回避の心意気、野送り)、二重の精神APG、エルフの血、心意気、スワッシュバックラーの妙技
戦闘用装備 酸(2); その他の装備 チェイン・シャツ、レイピア、ダガー(3)、背負い袋、水袋、8sp
武勇伝 ジレーレは〈軽業〉、〈登攀〉、〈脱出術〉、〈飛行〉、〈騎乗〉、あるいは〈水泳〉判定をロールした後に1心意気ポイントを消費してその結果に1d6を加えられる。出目が6なら、更にd6を振ってその結果も加える。合計で最大4d6まで、6が出続ける限りこの工程を続けられる。
回避の心意気 相手がジレーレに対して近接攻撃を試みた時、彼女は割り込みアクションと1心意気を消費して5フィート移動し、その攻撃に対し+2の回避ボーナスを得る(が無効化するわけではない)。彼女を機会攻撃範囲に含めている他の敵全員は彼女に機会攻撃を行える。
野送り 敵がジレーレに対し近接攻撃を試みる(が攻撃ロールを振る前の)時、ジレーレは機会攻撃1回分と1心意気を消費して、機会攻撃を行うかのように、その敵がジレーレより1サイズ大きい毎に-2のペナルティを受けて攻撃ロールをする。ジレーレの結果が敵のものより高かった場合、敵の攻撃は外れ、ジレーレは攻撃が届くのであれば割り込みアクションを消費する事でその敵に反撃を行える。
心意気 ジレーレは毎日2心意気から開始し、心意気の合計が2を超えることはない。彼女はクリティカル・ヒットを確定するかレイピアかダガー(か見つけた軽いか片手の刺突武器)でクリーチャーのヒット・ポイントを0以下にしたら1心意気ポイントを得るが、そのクリーチャーが無防備か気付いていない場合得ない。
スワッシュバックラーの妙技 ジレーレは《武器の妙技》を得るが、軽いか片手の刺突武器に対してのみである。
ジレーレは船上で生まれ育ち、枷の地を郷里と呼んでいるかもしれないが、少年時代の暗黒面――母――から距離を取る為にそうであったにも拘らず、自分を海賊だと思ったことはない。
今日、ジレーレは痛烈な機知と魅力的な人格を持つ人懐っこい人物となっている。彼女はレイピアで突く程の早さで新たな友人を作り、演劇の才能を持っている(何故肩掛けを靡かせたり宙返りをしたりといった大見得を切りながらの攻撃が出来る時に単なる攻撃をしなければならないのだ?)のにも拘らず、助けが必要な友を援護する機会より大立ち回りや栄光を好んだことはない。ジレーレは時折、そうした友情を裏切りそうな者に起こることを暗示するような僅かに悪意の灯った目をしながらお調子者と生涯の友になれると冗談を言う。
母や自分の船血烏号の話になると、この普段はお気楽なハーフエルフは真面目になる。ジレーレは子供の頃から誰に対してもこの秘密を明かしていない。そのため、血烏号の沈没と、嵐岩島の海岸沖の惨めなエルフの母の死を、彼女がどう企てたかを知る者は皆無である。
逃避後、ジレーレは暫くの間ずぶ濡れ港の路地の中で浮浪者として生き延びた。奇妙な幽霊船が枷の地の航路を往復しているという噂――傲慢なバンシーによって統制され不死によって拘束された船のいくつかの恐ろしい話――が耳に入った時、沈みゆく血烏号の中で意図していたのと正反対の行為を自分はしてしまったのだとジレーレは理解した。暴力的な海賊女王の支配する枷の地を助けるのでなく、彼女は更に命に関わる災厄を熱病海に解き放ってしまっていた。
今、ジレーレはいつの日にか自前の船と船員の基金とする資金を求めている。海賊になろうと言うのではない――略奪と非情な生活はこの豪胆なスワッシュバックラーにとって全く魅力のあるものでない――が、13歳の誕生日の前夜から始まった責務を果たす為だ。ジレーレは武勇と信頼さえあれば血烏号の頃に戻れると理解しているため、真実と有能な仲間を求めている。
「勝つのは簡単。魅せ方が本当の挑戦よ。」 |
ジレーレは痛烈な機知と魅力的な人格を持つ人懐っこい人物だ。略奪と非情は彼女にとって全く魅力のあるものではないが、彼女には果たすべき復讐がある。
女性、ハーフエルフ、4レベル・スワッシュバックラー
混沌にして善/中型の人型生物(エルフ、ハーフエルフ、人間)
イニシアチブ +6(心意気なしなら+4); 感覚 夜目; 〈知覚〉+10
アーマー・クラス 22、接触16、立ちすくみ16(+5鎧、+4【敏】、+2回避、+1盾)
ヒット・ポイント 40(4d10+12)
頑健 +4、反応 +9、意志 +5; +2対心術、+2対(魅惑)及び(強制)
完全耐性 睡眠
移動速度 30フィート
近接 +1レイピア=+10(1d6+1+4精密/18~20)+1機会攻撃時
遠隔 ライト・クロスボウ=+8(1d8/19~20)
【筋】10、【敏】18、【耐】14、【知】10、【判】12、【魅】14
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +4(レイピアで+10); 戦技防御値 19
特技 《迎え討ち》、《回避》、《武器熟練:レイピア》
技能 〈軽業〉+8、〈はったり〉+6、〈登攀〉+4、〈交渉〉+6、〈威圧〉+6、〈知識:地域〉+4、〈知識:貴族〉+4、〈知覚〉+10、〈職能:船乗り〉+5、〈騎乗〉+8、〈真意看破〉+5、〈手先の早業〉+8、〈水泳〉+4; 鎧による判定ペナルティ -0
特徴 〔剣客〕、〔意志堅固〕ISG
言語 共通語、エルフ語
その他の特殊能力 不死身3回/日、発露(武勇伝、回避の心意気、跳ね起き、威圧剣舞、野送り、精密打撃、スワッシュバックラーのイニシアチブ)、二重の精神、エルフの血、心意気、スワッシュバックラーの妙技
戦闘用装備 酸(2)、ポーション・オヴ・シール・オヴ・フェイス; その他の装備 +1ミスラル製チェイン・シャツ、高品質バックラー、+1レイピア、冷たい鉄製レイピア、銀製レイピア、ライト・クロスボウと10ボルト、クローク・オヴ・レジスタンス+1、ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(10チャージ)、背負い袋、水袋、15gp8sp
不死身 1日に3回、ジレーレはセーヴィング・スローのロールの前に割り込みアクションを消費してそのセーヴに+2を加えられる。
《迎え討ち》 ジレーレは毎ラウンド6回機会攻撃を行え、そして立ちすくみ状態の時でも機会攻撃を行える。
武勇伝 ジレーレは〈軽業〉、〈登攀〉、〈脱出術〉、〈飛行〉、〈騎乗〉、あるいは〈水泳〉判定をロールした後に1心意気ポイントを消費してその結果に1d6を加えられる。出目が6なら、更にd6を振ってその結果も加える。合計で最大4d6まで、6が出続ける限りこの工程を続けられる。
回避の心意気 相手がジレーレに対して近接攻撃を試みた時、彼女は割り込みアクションと1心意気を消費して5フィート移動し、その攻撃に対し+2の回避ボーナスを得る(が無効化するわけではない)。彼女を機会攻撃範囲に含めている他の敵全員は彼女に機会攻撃を行える。
跳ね起き 最低でも1心意気を持っている限り、立ち上がる時に機会攻撃を誘発せず、そして1心意気を消費することで移動アクションの代わりに即行アクションとして立ち上がれる。
威圧剣舞 ジレーレが1心意気を持っている限り、軽いか片手の刺突武器で命中した時に即行アクションを消費してその相手の士気をくじく為の〈威圧〉判定を試みて良い。
野送り 敵がジレーレに対し近接攻撃を試みる(が攻撃ロールを振る前の)時、ジレーレは機会攻撃1回分と1心意気を消費して、機会攻撃を行うかのように、その敵がジレーレより1サイズ大きい毎に-2のペナルティを受けて攻撃ロールをする。ジレーレの結果が敵のものより高かった場合、敵の攻撃は外れ、ジレーレは攻撃が届くのであれば割り込みアクションを消費する事でその敵に反撃を行える。
心意気 ジレーレは毎日2心意気から開始し、心意気の合計が2を超えることはない。彼女はレイピアかダガー(か見つけた軽いか片手の刺突武器)でクリティカル・ヒットを確定するかクリーチャーのヒット・ポイントを0以下にしたら1心意気ポイントを得るが、そのクリーチャーが2ヒット・ダイス未満か無防備か気付いていない場合は得ない。
精密打撃 最低1心意気を持ち空いた手にバックラーのみを持っている限り、ジレーレは軽いか片手の刺突武器での攻撃全てに4精密さに基づくダメージを加える(ダガーを投げる場合、30フィート以内でのこのダメージにのみ与える)。精密さに基づくダメージはクリティカル・ヒットで倍加せず、クリティカル・ヒットや急所攻撃を阻止するものによって妨害される。即行アクションとして1心意気を消費して、自身のターンの終了までの間の次の成功した攻撃において、この精密さに基づくダメージを倍の8にできる。
強靭な意志 ジレーレの目標への熱意が(魅惑)と(強制)効果に対する意志セーヴィング・スローに+2の特徴ボーナスを与える。
スワッシュバックラーの妙技 ジレーレは《武器の妙技》を得るが、軽いか片手の刺突武器に対してのみである。
スワッシュバックラーのイニシアチブ ジレーレが1心意気を持っている限り、+2イニシアチブを得る(上記に反映済み)。
キュア・ライト・ウーンズジレーレのワンドは接触した目標の1d8+1ダメージを治癒する。ジレーレはワンドの起動に仲間の助けを借りる必要がある。
シールド・オヴ・フェイスジレーレのポーションは1分間飲んだ者のアーマー・クラスに+2の反発ボーナスを与え、これによって接触、立ちすくみ、そして戦技防御値も上昇する。
「勝つのは簡単。魅せ方が本当の挑戦よ。」 |
ジレーレは痛烈な機知と魅力的な人格を持つ人懐っこい人物だ。略奪と非情はこの豪胆なスワッシュバックラーにとって全く魅力のあるものでないが、彼女には果たすべき復讐がある。
女性、ハーフエルフ、7レベル・スワッシュバックラー
混沌にして善/中型の人型生物(エルフ、ハーフエルフ、人間)
イニシアチブ +7(心意気なしなら+5); 感覚 夜目; 〈知覚〉+13
アーマー・クラス 26、接触19、立ちすくみ18(+5鎧、+1反発、+5【敏】、+3回避、+2盾)
ヒット・ポイント 60(7d10+14)
頑健 +5、反応 +12、意志 +7; +2対心術、+2対(魅惑)及び(強制)
完全耐性 睡眠
移動速度 30フィート
近接 +1レイピア=+15/+10(1d6+4+7精密/18~20)+1機会攻撃時
遠隔 ライト・クロスボウ=+12(1d8/17~20)
【筋】10、【敏】20、【耐】12、【知】10、【判】12、【魅】16
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +7(レイピアで+15); 戦技防御値 25
特技 《迎え討ち》、《回避》、《心意気追加》ACG、《武器熟練:レイピア》、《武器開眼:レイピア》
技能 〈軽業〉+11、〈はったり〉+10、〈登攀〉+4、〈交渉〉+10、〈威圧〉+7、〈知識:地域〉+4、〈知識:貴族〉+4、〈知覚〉+13、〈職能:船乗り〉+5、〈騎乗〉+9、〈真意看破〉+5、〈手先の早業〉+9、〈水泳〉+4、〈魔法装置使用〉+4; 鎧による判定ペナルティ -0
特徴 〔剣客〕、〔意志堅固〕ISG
言語 共通語、エルフ語
その他の特殊能力 不死身4回/日、発露(武勇伝、回避の心意気、跳ね起き、威圧剣舞、野送り、精密打撃、スワッシュバックラーのイニシアチブ、優雅なる剣闘士、高度フェイント、部位狙い)、二重の精神、エルフの血、スワッシュバックラーの妙技
戦闘用装備 酸(2)、ポーション・オヴ・プロテクション・フロム・イーヴル、オイル・オヴ・デイライト、ポーション・オヴ・フライ; その他の装備 +1ミスラル製チェイン・シャツ、+1バックラー、+1ヒューマン・ベイン・レイピア、冷たい鉄製レイピア、銀製レイピア、ライト・クロスボウと10ボルト、クローク・オヴ・レジスタンス+2、ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ+2、ベルト・オヴ・インクレディブル・デクスタリティ+2、リング・オヴ・プロテクション+1、ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(10チャージ)、背負い袋、水袋、15gp8sp
不死身 1日に4回、ジレーレはセーヴィング・スローのロールの前に割り込みアクションを消費してそのセーヴに+3を加えられる。
《迎え討ち》 ジレーレは毎ラウンド6回の機会攻撃を行える。
武勇伝 ジレーレは〈軽業〉、〈登攀〉、〈脱出術〉、〈飛行〉、〈騎乗〉、あるいは〈水泳〉判定をロールした後に1心意気ポイントを消費してその結果に1d6を加えられる。出目が6なら、更にd6を振ってその結果も加える。合計で最大4d6まで、6が出続ける限りこの工程を続けられる。
回避の心意気 相手がジレーレに対して近接攻撃を試みた時、彼女は割り込みアクションと1心意気を消費して5フィート移動し、その攻撃に対し+3の回避ボーナスを得る(が無効化するわけではない)。彼女を機会攻撃範囲に含めている他の敵全員は彼女に機会攻撃を行える。
ヒューマン・ベイン 人間(または人間として扱われる他の種族)に対して、ジレーレのレイピアは命中とダメージに追加で+2、およびダメージに+2d6の追加ダメージを得る。この2d6はクリティカル・ヒット時に倍加しない。
跳ね起き 最低でも1心意気を持っている限り、立ち上がる時に機会攻撃を誘発せず、そして1心意気を消費することで移動アクションの代わりに即行アクションとして立ち上がれる。
威圧剣舞 ジレーレが1心意気を持っている限り、軽いか片手の刺突武器で命中した時に即行アクションを消費してその相手の士気をくじく為の〈威圧〉判定を試みて良い。
野送り 敵がジレーレに対し近接攻撃を試みる(が攻撃ロールを振る前の)時、ジレーレは機会攻撃1回分と1心意気を消費して、機会攻撃を行うかのように、その敵がジレーレより1サイズ大きい毎に-2のペナルティを受けて攻撃ロールをする。ジレーレの結果が敵のものより高かった場合、敵の攻撃は外れ、ジレーレは攻撃が届くのであれば割り込みアクションを消費する事でその敵に反撃を行える。
心意気 ジレーレは毎日5心意気から開始し、心意気の合計が5を超えることはない。彼女はレイピアかダガー(か見つけた軽いか片手の刺突武器)でクリティカル・ヒットを確定するかクリーチャーのヒット・ポイントを0以下にしたら1心意気ポイントを得るが、そのクリーチャーが3ヒット・ダイス未満か無防備か気付いていない場合は得ない。
精密打撃 最低1心意気を持ち空いた手にバックラーのみを持っている限り、ジレーレは軽いか片手の刺突武器での攻撃全てに7精密さに基づくダメージを加える(ダガーを投げる場合、30フィート以内でのこのダメージにのみ与える)。精密さに基づくダメージはクリティカル・ヒットで倍加せず、クリティカル・ヒットや急所攻撃を阻止するものによって妨害される。即行アクションとして1心意気を消費して、自身のターンの終了までの間の次の成功した攻撃において、この精密さに基づくダメージを倍の14にできる。
強靭な意志 ジレーレの目標への熱意が(魅惑)と(強制)効果に対する意志セーヴィング・スローに+2の特徴ボーナスを与える。
スワッシュバックラーの妙技 ジレーレは《武器の妙技》を得るが、軽いか片手の刺突武器に対してのみである。
優雅なる剣闘士 最低でも1心意気を持っている限り、ジレーレは機会攻撃範囲および敵が占める接敵面を完全な移動速度で移動する際の〈軽業〉判定にペナルティを受けない。
スワッシュバックラーのイニシアチブ ジレーレが1心意気を持っている限り、+2イニシアチブを得る(上記に反映済み)。
高度フェイント ジレーレが最低でも1心意気を持っている限り、標準アクションを消費しクリーチャーに対する攻撃を意図的に外し、ジレーレの次のターンの開始までそのクリーチャーのアーマー・クラスに対する【敏】ボーナスを失わせることができる。
部位狙い 全ラウンド・アクションとして、ジレーレは1心意気を消費し後述する目標の部位を攻撃し通常のダメージ(他に特記ない限り)に加え更なる効果を与えるために軽いか片手の刺突武器での近接攻撃を行うことができる。特定の部位を持たないクリーチャー、クリティカル・ヒットや急所攻撃に耐性のあるクリーチャー、およびクリティカル・ヒットを防ぐ能力を使用しているクリーチャーには効果がない。腕:ダメージなし、だがロックト・ガントレットに収められていない所持しているアイテム1つ、頭:対象は1ラウンド間、混乱状態になる、脚:脚が3本以下の対象は伏せ状態になる、胴体または翼:目標は1ラウンド間よろめき状態になる。
キュア・ライト・ウーンズジレーレのワンドは接触した目標の1d8+1ダメージを治癒する。ジレーレはワンドの起動に難易度20の〈魔法装置使用〉に成功する必要があり、さもなくば仲間の助けを借りる必要がある。
デイライトジレーレのオイルを物体に塗布することにより、50分間、60フィートの明るい光を作り出し続く60フィートの範囲の照明段階を1段階上昇させる。その範囲が魔法の闇であった場合、そうならずに交差する範囲はいずれの呪文も効果を及ぼさなくなる。
フライジレーレのポーションにより服用者は5分間60フィートの飛行移動速度と〈飛行〉判定に+6(ジレーレ自身は合計+12)のボーナスを得る。
プロテクション・フロム・イーヴルジレーレのポーションを服用した者は1分間、悪のクリーチャーに対するセーヴに+2の抵抗ボーナスとアーマー・クラスに+2の反発ボーナスを得る(ジレーレの場合、アーマー・クラスに1上昇するだけで、セーヴには効果がない)。目標は善でない招来されたクリーチャー(訳注:悪の招来されたクリーチャー)によって接触されることはなく、悪のクリーチャーによる直接的な精神支配と憑依に対する完全耐性を持つ。直接的な精神支配や憑依の後にこのポーションを服用することで目標は+2のボーナスを得て新たなセーヴィング・スローを行う。
ジレーレは船上で生まれ育ち、枷の地を郷里と呼んでいるかもしれないが、少年時代の暗黒面――母――から距離を取る為にそうであったにも拘らず、自分を海賊だと思ったことはない。
今日、ジレーレは痛烈な機知と魅力的な人格を持つ人懐っこい人物となっている。彼女はレイピアで突く程の早さで新たな友人を作り、演劇の才能を持っている(何故肩掛けを靡かせたり宙返りをしたりといった大見得を切りながらの攻撃が出来る時に単なる攻撃をしなければならないのだ?)のにも拘らず、助けが必要な友を援護する機会より大立ち回りや栄光を好んだことはない。ジレーレは友人、仲間、恋人、そして家族との関係という力は当人を強力にすると理解している。13の誕生日間近に鮫の悪魔オヴォノヴォに生贄として捧げるつもりだった彼女の人生から若きジレーレを逃してしまう程のそうした絆を築かせてしまったのは、母の過ちであった。
母や自分の船「血烏号」の話になると、この普段はお気楽なハーフエルフは真面目になる。ジレーレは幼少期の秘密を誰とも共有しない。そのため、血烏号の沈没と、嵐岩島の海岸沖の惨めなエルフの母の死を、彼女がどう企てたかを知る者は皆無である。ジレーレは時折、そうした友情を裏切りそうな者に起こることを暗示するような僅かに悪意の灯った目をしながらお調子者と生涯の友になれると冗談を言う。
血烏号から逃げ出した後、ジレーレはずぶ濡れ港の路地で生きる野良鼠としてある程度の期間を過ごした。レイピアで武装し母の魔法の外套で身を包む(彼女が逃走の際血烏号の難破貨物から持ち出せたただ2つのもの)ジレーレは、入念に隠し守っている三重に施錠された宝箱の中に、得た硬貨と光り物それぞれを仕舞っている。最初、彼女は決闘、放縦、そして礼節がより良い人生を約束する土地の話に惹かれ、枷の地から彼方のタルドールへと移動するのに十分な余裕を持とうとお金を節約しようとした。だが奇妙な幽霊船が枷の地の航路を往復しているという噂――傲慢なバンシーによって統制され不死によって拘束された船のいくつかの恐ろしい話――が耳に入った時、沈みゆく血烏号の中で意図していたのと正反対の行為を自分はしてしまったのだとジレーレは理解した。暴力的な海賊女王の支配する枷の地を助けるのでなく、彼女は更に命に関わる災厄を熱病海に解き放ってしまっていた。
今、ジレーレはいつの日にか自前の船と船員の基金とする資金を求めている。海賊になろうと言うのではない――略奪と非情な生活はこの豪胆なスワッシュバックラーにとって全く魅力のあるものでない――が、13歳の誕生日の前夜から始まった責務を果たす為だ。たが、彼女は自力ではこれはできない事を知っている。そのためジレーレは武勇と信頼さえあれば血烏号の頃に戻れると理解していて、真実と有能な仲間を求めている。
「勝つのは簡単。魅せ方が本当の挑戦よ。」 |