〈交渉〉

〈交渉〉【魅】Diplomacy

この技能を使えば、君は自分の話に賛成するように他人を説得したり、意見の食い違いを解決したり、人々の間に埋もれている価値ある情報や噂を集めたりすることができる。この技能はまた、事態にふさわしい適切な礼儀作法や態度を使うことによって、対立を処理するためにも使われる。

判定判定に成功すればNPCの最初の態度を変えることができる。この判定難易度クリーチャーの君に対する最初の態度によって変化し、それはその者の【魅力】修正値によって修正される。君が成功した場合、そのキャラクターの君に対する態度は1段階改される。判定結果が難易度を5上回るごとに、そのキャラクターの君に対する態度はさらにもう1段階追加で改される。クリーチャーの態度はこのやり方では2段階を超えて変わることはない。もっとも、状況によってはGMはこのルールを無視することができる。4以下の差で判定に失敗した場合、そのキャラクターの君に対する態度は変化しない。5以上の差で失敗した場合、そのキャラクターの君に対する態度は1段階化する。

君は君を理解しなかったり【知力】3以下のクリーチャーに対して〈交渉〉を使用することができない。ふつう、戦闘中やすぐにも君や味方に害を与えるつもりのクリーチャーに対しては、〈交渉〉はあまり役に立たない。〈交渉〉による態度の変化は通常1d4時間持続するが、状況によってはそれよりも長かったり短くなったりする可能性がある(GMの裁量による)。

最初の態度

〈交渉〉難易度

敵対的

25+クリーチャー【魅力】修正値

非友好的

20+クリーチャー【魅力】修正値

中立

15+クリーチャー【魅力】修正値

友好的

10+クリーチャー【魅力】修正値

0+クリーチャー【魅力】修正値

クリーチャーの君に対する態度が少なくとも中立的であれば、君はそのクリーチャーに要請を行なうことができる。これは1回の追加の〈交渉〉判定であり、難易度を決定するのにそのクリーチャーの現在の態度を使用し、以下の修正値のうち1つを加える。そのクリーチャーの態度が協的になっていれば、要請が本性に反していたり深刻な危険を招かない限り、そのクリーチャー判定なしでたいていの要請に従う。GM裁量によるが、その要請がクリーチャーの価値観や本性に反するなら、要請によっては自動的に失敗することもある。

要請内容

〈交渉〉難易度修正値

簡単な助言や指示を与える

-5

詳しい助言を与える

+0

簡単な援助を与える

+0

ささいな秘密を明かす

+5

長々と、あるいはめんどうな援助を与える

+5

危険な援助を与える

+10

重要な秘密を明かす

+10以上

されかねないような援助を与える

+15以上

追加の要請

要請1つにつき+5

情報収集君はまた〈交渉〉を特定の話題や個人についての情報を集めるために使うことができる。これをするためには、君は元の居酒屋や市場、集会所で人々に聞き回り、少なくとも1d4時間を過ごさなくてはならない。この判定難易度は求めている情報のあいまいさによるが、通常広く知られた事実や噂の場合で10となる。あいまいであったり、秘密の知識の場合、難易度は20かそれ以上に増加する可能性がある。話題によっては、普通の人々が単に知らないだろうとGMが判断する可能性もある。

アクションクリーチャーの態度に響を与えるために〈交渉〉を使うには1分の間継続して話をする必要がある。クリーチャーに要請を行なうには、要請の複雑さにもよるが、1ラウンド以上話をする必要がある。情報を集めるために〈交渉〉を使うには、噂や情報提供者を捜すのに1d4時間を必要とする。

挑戦〈交渉〉を使ってあるクリーチャーの態度に響を与えることは、24時間の間に1回を超えて行なうことはできない。要請が拒絶された場合、その結果がさらなる判定で変化することはない。もっとも、別の要請であれば成功する可能性はある。情報収集のための〈交渉〉判定は再挑戦できる。

特殊《説得力》特技があるなら、〈交渉〉判定ボーナスを得る(『特技』を参照)。

全文検索 目的別索引