君は人や文明を動かす制度を理解すると共に、現在の社会を作り出した歴史的な出来事を知っている。これらの専門知識の中には、言語へのより深い理解も含まれている。
機能:記憶を呼び起こす(貴族、地域、歴史について)、偽造書類の作成と判別、言語の修得、文書の解読、モンスターの識別(人型生物)。
基本技能:〈言語学〉、〈知識:貴族〉、〈知識:地域〉、〈知識:歴史〉。
〈社会〉を用いて地域の住人、重要人物、支配者、貴族の系統、歴史的な出来事、観衆、伝説、法律についての知識を呼び起こすことができる。詳細は知識を呼び起こす項を参照のこと。一例として、いくつかの作業に対する難易度を以下に示す。
作業 |
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10 | |
現在ないし歴史上の重要な出来事を知っている |
10 |
特定の出来事が起こった大まかな日付を明らかにする |
15 |
15 | |
適切な礼儀作法を知っている |
15 |
20 | |
継承順位を知っている |
20 |
あまり知られていなかったり古代の歴史上の出来事を知っている |
20 |
偽造書類の作成と判別:偽造には、対象書類に合った筆記用具が必要となる。筆跡が特定個人のものでない書類を偽造するには、君は前に同様の書類を見たことがあればよく、判定に+8のボーナスを得る。サインを偽造するためには、その模写すべき人物のサインが必要で、キャラクターは判定に+4のボーナスを得る。特定の人物の手で書かれた長い書類を偽造するためには、その人物の筆跡の豊富な見本が必要となる。
GMは偽造のための〈社会〉判定を密かに行うため、君は偽造がどれだけうまくいったかを知ることはできない。偽造書類を調査するものは対抗〈社会〉判定を行う。この時、偽造書類の作成と判別機能のための〈社会〉判定に対する適切なボーナスとペナルティが適用される。
アクション:偽造文書の作成には1ページあたり1分から1d4分。偽造文書の調査には1ページあたり1ラウンド。
再挑戦:可。しかし調査するものが偽造文書を見たことがあれば、以後の文書に対して警戒心をより強く抱くだろう。
〈社会〉のランクを1得るたび、会話し読み書きできる新しい言語を1つ学ぶ。主要な言語の一覧はCore Rulebookを参照のこと。
アクション:なし。他の技能の使い方と異なり、この利益は常に得られる。
〈社会〉判定を用いることで、よく知らない言語で書かれたものや、不完全な文書、古代の形式で書かれた文書を解読できる。判定に成功すれば、君は約1ページ相当の文章を読み取り、書いてあることのだいたいの内容を理解する。判定に失敗すれば、君は難易度5の【判断力】判定を行わねばならない。この判定に失敗すると、君はその文章について間違った結論を導き出す。いずれの判定もGMが密かにロールするため、自分が導き出した結論が正しいのか間違っているのか、君が見分けることはできない。
アクション:1ページ毎に1分。
再挑戦:可。
〈社会〉を用いてクリーチャー種別が人型生物のクリーチャーに対するモンスターの識別を行うことができる。詳細はモンスターの識別項を参照のこと。