君の手は器用で、細かな制御が必要な作業を行うことができる。
機能:解錠、掌中に物体を隠す、自分の体に物体を隠す、すり、罠または装置の解除。
会場における難易度は鍵の品質によって決定される。
再挑戦:可。
ちょっとした手品を行ったり硬貨大の物を手のひらに隠したりするには、誰のものでもない物体の場合難易度10の〈技巧〉判定に成功すればよい。厳重な監視下でこの技能を実行する時、監視しているものは君の〈技巧〉判定に対する対抗〈知覚〉判定に成功すれば、君の行いに気付く。
アクション:標準アクション、もしくは-20のペナルティを受けて移動アクション。
再挑戦:可。同じ目標に対しての二度目の試みは難易度が10増加する。
小さなものを身体に隠す(軽い武器や、ダーツ、スリング、ハンド・クロスボウなど簡単に隠せる遠隔武器など)には、君を観察あるいは身体検査する人物の〈知覚〉判定(61ページを参照)に対する対抗〈技巧〉判定に成功しなければならない。ダガーを隠す際には、この判定に+2のボーナスを得られる。身体検査を行う人物は、この〈知覚〉判定に+4のボーナスを得る。隠すアイテムの種類や服装の性質によってこの判定に修正が着く。修正値は累積する。
アクション:標準アクション。-20のペナルティを受ける場合、移動アクション。
再挑戦:可。しかし同じ目標に対する二度目の試みでは難易度が10増加する。
武器を抜く:隠した武器を抜くのは、機会攻撃を誘発しない標準アクションである。
クリーチャーから密かにアイテムを1つ盗むには、難易度20の〈技巧〉判定に成功する必要がある。目標はこの〈技巧〉判定の結果に対して、対抗〈知覚〉判定を試みる。成功すると、目標は君がアイテムを手にしたかどうかにかかわらず、君の試みに気付く。君の存在に気付いているクリーチャーから、戦闘中にすりを行うことはできない。
アクション:標準アクション。-20のペナルティを受ける場合、移動アクション。
再挑戦:可。しかし同じ目標に対する二度目の試みでは難易度が10増加する。
君が成功したかどうか分からないようにするため、この機能の〈技巧〉判定はGMが密かにロールする。成功すると、君は装置を解除する。4以下の差で失敗すると解除はできないが、再挑戦を行える。5以上の差で失敗すると、罠は起動する。罠ではない装置が正しく動かないようにするための判定に5以上の差で失敗すると、君は成功したと判断するが、実際のところ装置は通常通り機能する。
いじった痕跡を残さないように試みることもできるが、難易度が5だけ増加する。単純な装置(鞍や荷車の車輪など)に手を入れ、通常通り機能するが、一定期間(通常、1d4ラウンドないし1d4分使用後)が経過すると壊れるようにすることもできる。
アクション:さまざま(表を参照)。解除作業を開始したり継続したりするのは全ラウンド・アクション。
再挑戦:可、しかし4以下の差で失敗した場合のみ。