地獄の束縛の腐敗は、通常悪魔の守護者との地獄の契約やフィーンドの血脈の地獄の結果として発生する。死亡すると君の魂は地獄に行くが、通常通り市から蘇生させることができる。
君の悪魔の守護者のポートフォリオに従い、君の腐敗を進行させる要因を決定する。デヴィルのポートフォリオに合った重要な行為を行う機会が訪れたとき、君はその行為を行うように誘惑される。そのような行為には、君の権威を使って人々を抑圧したり、秩序にして悪の属性に近い誰かを誘惑したりすることが含まれる。君は意志セーヴ(難易度=15+発現レベル)を行い、失敗すると誘惑に負けてその行為を実行しなければならない。何が重要な講堂かはGMが決定する。通常、誰にも害を及ぼさない行為は重要な行為とは見なされない。何かの理由によって君にこの行為を行うことを妨げられる場合、GMは君が秩序にして悪になるよう強いられるタイミングを時間を、次の週に延期することを選ぶ。
腐敗段階1:デヴィルのポートフォリオに一致する重要な行動を(同意してにせよセーヴに失敗してにせよ)行うと、君の属性は秩序にして悪に1段階ずれる(まだ悪でない場合、まずは悪の方向へずれる)。君を死から復活させるには、術者レベル判定に成功する必要がある(難易度=15+君の発現レベルの2倍)。
腐敗段階2:このような行為を2回行うと、君の属性は秩序にして悪に変わる。
腐敗段階3:このような行為を3回行うと、契約は無期限のものとなり、地獄の奴隷となる――GMの制御下にある生きたデヴィルへと変わる。
解放されるには、守護者を破壊し、支払いを回収し、贖いをする必要がある。
恵み:1日1回、君は擬似呪文能力としてリミテッド・ウィッシュを使用できる。この効果で1,000GP以上の物質構成要素を必要とする呪文を複製することはできない。多かれ少なかれ希望のものを得るたび(GMの裁量で)、君は意志セーヴを行わねばならず、失敗すると腐敗を次の段階へ進行させる。
忌み:この発現の恩恵または君自身の呪文から行った願いは、君の守護者によって与えられ、デヴィルの観点から解釈される。守護者は常に君の願いを君の意図から、そして自身の闇の一端へとひねろうとする。
特殊:この発現を受けた場合、有用な腐敗または不浄な腐敗の選択ルールを使用していたとしても、恵みと忌みの両方を得なければならない。
君の額に角が生える。
恵み:君は中型であれば1d4、小型であれば1d3ポイントのダメージを与える1回の突き刺し攻撃を得る。この角はどのような姿であっても現れるため、(ポリモーフ)効果による姿をとっていたとしても、この突き刺し攻撃を保持したままである。
忌み:君は魔法では隠せないが、一般的な手段で隠せる角を生やす。君の角を見るものは皆、それが異常なものだ認識する。誰かが君との協定や契約で抜け穴を残し、それが君に利益をもたらすことができるならば、君はそれを利用しなければならない。これは通常、腐敗を進行させる可能性のある行為と見なされる。
特殊:この発現を受けた場合、有用な腐敗または不浄な腐敗の選択ルールを使用してたとしても、恵みと忌みの両方を得なければならない。
君は身体にフィーンドの印を持っている。
恵み:1日に発現レベルに等しい回数だけ使用できる擬似呪文能力として、1レベルのウィザード/ソーサラー呪文またはウィッチ呪文1つ(君が選択する)を得る。この呪文は発動時間が1標準アクション以上であったり、1GP以上の物質要素あるいは焦点具要素を持つものであったりしてはならない。
忌み:君のデヴィルの印は身体に現れる。この印は魔法で隠すことはできないが、衣類などの一般的な手段で隠すことができる。印を見るものは皆それが不自然であると認識する。
恵み:1日1回擬似呪文能力として、君は発現レベル毎に1分間の持続時間を持つサモン・モンスターIIとして秩序にして悪の来訪者を招来できる。発現レベル4の時点で、君はサモン・モンスターIIIを使用してアキューザー・デヴィルを招来できるようになる。発現レベル6の時点で、君はこの方法でサモン・モンスターIVを使用できるようになる。発現レベル8でこの方法でサモン・モンスターVを使用できるようになる。
忌み:全てのやり取りの後には嘘と苦痛がある――たとえ、それが本当には存在しなかったとしても。君は、デヴィルに対して行うものでない限り、〈知覚〉判定と〈真意看破〉判定に-4のペナルティを受ける。
君は、定命の者の心から最もよく守られている秘密を学ぶ。
恵み:君はボーナス言語として地獄語を得、デヴィルと対話するための〈はったり〉判定と〈交渉〉判定に+2のボーナスを得る。この恵みを得た時、2つの〈知識〉技能を選択する。君はこれらの〈知識〉について、未訓練であっても判定を試みることができる。発現レベルが3の時点で、このボーナスは2倍になる。
忌み:属性に応じて変化する効果は、君を秩序にして悪または君の本当の属性のうち、どちらか悪い効果が出る方として扱う。
恵み:1日1回、10分間の瞑想により、地獄の知識を呼び求めることができる。24時間が経過するか再チャージされるまでの時間、君はガイダンスの利益を得る。より高い発現レベルの時点で、代わりに瞑想が終了した時点で別の占術呪文1つの利益を得ることを選択できるようになる。発現レベル2の時点でオーギュリイ、発現レベル4の時点でディヴィネーション、発現レベル6の時点でコンタクト・アザー・プレイン(アスモデウスまたは中級の神格と交信する)を選択できる。
忌み:瀕死状態の間に安定化を試みる【耐久力】判定、君を目標とする〈治療〉判定、君に利益を与える召喚術(治癒)呪文に必要な術者レベル判定の難易度は2増加する。この難易度の増加は、腐敗段階1で死から君を復活させるために必要な術者レベル判定にも適用される。発現レベル3の時点で、この難易度は代わりに4増加する。君の魂は死ぬと即座に逃亡するため、ブレス・オヴ・ライフ、命の贈与の領域能力、その他類似の能力によって君を蘇生することはできない。
地獄の口は君を歓迎するために大きく広げる。
恵み:1時間に1回、君は地獄界を通って他の場所に行くことができる。全ラウンド・アクションとして、方向を選択し、その方向に2d10×5フィート離れた場所(もしくは最も近くの何者にも湿られていない場所)に瞬間移動できる。この能力は発現レベル6の時点で1分間に1回、発現レベル8の時点で回数無制限で使用できる。
忌み:君は自分自身の属性を明らかにする効果において、秩序にして悪と判断される。この属性オーラは、秩序にして悪のクレリックと同じように強力である。君は(デヴィル)の副種別を持つ(悪、他次元界、秩序)の来訪者から守る防御術から、そのような種別のクリーチャーとして扱われる。
恵み:君は〈はったり〉、〈交渉〉判定に+2のボーナスを得る。1日1回、クリーチャーに対する〈はったり〉、 判定に成功すると、君はキャラクター・レベルに等しい術者レベルで持続時間が1分/レベルのサジェスチョンを使用したかのように影響を与えようと試みることができる。発現レベル6の時点で、このボーナスは+4に増加する。
忌み:君の舌は蛇のように2つに裂けている。この舌は魔法で隠すことができないが、隠すために〈変装〉判定を試みることができる。誰かとやり取りする毎に、君は相手の〈知覚〉への対抗〈変装〉判定を試みる。君が地獄の利益に反対する時、君のデヴィルの舌先は反抗する。混沌または善の要因となる呪文を発動する時(GMが決定する)、音声要素を持つ場合は20%の呪文失敗確率を、思考要素を持つ場合は精神集判定に-5のペナルティを受ける。
君の魂は地獄の絶え間ない、そして増大していく吸引力を感じる。
恵み:君は[感情]あるいは[恐怖]呪文および効果に対するセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。君はデヴィルに使用されたものを除き、君の魂が囚われたり破壊されたりする呪文や効果の影響を受けない。発現レベル3で、このボーナスは+4に増加する。
忌み:君に憑依したり君の行動を制御したりする呪文や効果に対するセーヴィング・スローに、君は-2のペナルティを受ける。発現レベル3で、このペナルティは-4になる。