この市価は一般的な街や都市における宿泊とサービスに対するものだ。
アイテム |
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5cp~10gp | |
1gp | |
1cp | |
7sp | |
5sp | |
宿泊(下等) |
2sp |
宿泊(普通) |
5sp |
宿泊(良好) |
2gp |
4gp | |
宿泊:スイートルーム(標準) |
16gp |
宿泊:スイートルーム(豪華) |
32gp以上 |
1sp | |
1gp | |
1gp | |
6cp | |
入浴(公衆浴場) |
2sp~1gp |
2cp | |
1マイル当たり2cp | |
10gp | |
筆記者(文章) |
1gp |
法律家(駆け出し) |
5sp |
法律家(有能) |
3gp |
10gp | |
1日当たり1sp | |
1日当たり3sp |
市価 5cp~10gp
厚かましい売春婦、男娼、なれなれしい尻軽女、エスコートに高価な娼婦まで、この人物は愛情行為を必要とする冒険者が利用することができる。1時間の気分転換であれば、一般に銀貨数枚と部屋代の費用がかかる。
市価 1gp
医者は魔法によらない治療と薬に卓越している。一般的な医者は3レベル・エキスパートで〈治療〉に3ランクを割り振っており、《技能熟練:治療》特技を持つ上、〈知識:自然〉や〈知識:宗教〉などの価値ある技能にランクを割り振っている。熟練した医者は5レベルで、適切な技能に追加でランクを割り振っており、5~10倍の支払いが必要だ。しかし、こういった医者は高い需要があり、普通は君主に常時雇われている。医者は一般に、その地の魔法の治療がどうやって行われ、どこでそれが見られるかについてほとんど知らない。掲載した市価は1日毎の費用である。
市価 1cp
都市と街は通行料を用いる。これは追加で収入を得るためや地元の問屋が行商人よりも有利になるようにするため、密集した地域の交通量の増大を抑えるため、道や門を作り維持するための費用を集めるためであったりする。橋の通行料はより一般的で、ほとんどの旅人がこれらから逃れる簡単な方法はない。
市価 7sp
看護師は治療と薬学に親しみのある人物だ。一般的な看護師は1レベル・エキスパートで〈治療〉に1ランクを割り振り、《技能熟練:治療》特技を持つ。熟達した看護師は3~4レベルで、〈治療〉にさらにランクを割り振り、2~3倍の支払いが必要だ。しかし、こういった看護師は高い需要があり、普通は裕福な商人や貴族に、子供や年老いた家族の世話をさせるために常時雇われている。看護師は一般に、その地の魔法の治療がどうやって行われ、どこでそれが見られるかについてほとんど知らない。掲載した市価は1日毎の費用である。
市価 5sp
従僕は外見が優れた家の召使いである。雇い主の仕着せを身にまとい、雇い主が目的地(宿や貴族の邸宅)に向けて移動できるように進めるだけの力がある。彼らは付き人よりも地位が低く、雇い主の地位の象徴となることもしばしばだ。背が高く見目も良い雇われ人は、従僕としてより高い賃金を稼ぐ。熟達し愛想の良い従僕は、最終的に付き人となる。掲載した市価は1日毎の費用である。
市価2sp~32gp
掲載した市価は宿屋で一晩泊まった時のものだ。下等の宿泊場所は暖炉近くの床程度のものだ。普通の宿泊場所は高くなった温かい床にあり、毛布と枕も使用できる。良好な宿泊場所は小さい個人用の部屋で、ベッドが1つ、様々なアメニティがあり、角の覆いの向こうには室内用便器もある。
スイートルーム:大きく高価な宿でだけ利用できるスイートルームは、寝室を借りて個人的な部屋を取り付けたものだ。小さなスイートルームには暖炉があり、外の扉には良好な錠前が付いている。平均的なスイートルームには暖炉があり、外の扉には素晴らしい鍵が付いていて、2つの大きな寝室か3~4個の小さな寝室があって、呼び出せば掃除に料理、着替えの手伝いや手紙の配送を執り行ってくれる従者が付いている。
市価 さまざま
表示した価格は、呪文の使い手に呪文を発動してもらうためにかかる代金である。この代金は呪文の使い手を訪問し、彼の都合に合わせて発動してもらう場合のものである(通常は呪文を準備する必要があるため、少なくとも24時間後)。呪文をかけるために術者を連れて行くことを交渉しても、基本的に断られる。
表示した価格は高価な物質要素を必要としない呪文の場合である。呪文が物質要素を必要とするなら、そのコストを価格に加える。焦点具(信仰焦点具を除く)を必要とするなら、そのコストの1/10を加える。
さらに、呪文が危険な結果をもたらす場合があるなら、術者は依頼者がそのような結果に対処でき、代金を支払うという証明書を要求する(これはそうした不確かな呪文を発動するのに使い手が同意したと仮定している)。術者とキャラクターを遠距離に運ぶような呪文の場合、たとえ依頼者が術者とともに帰らないとしても、おそらく呪文2回分の代金を払わなければならない。
そのうえ、発動するための十分なレベルを持った呪文の使い手が全ての町や村にいるわけではない。一般的に、ほぼ確実に呪文の使い手を見つけるためには、1レベル呪文では小さな町(または大きな村)、2レベル呪文では大きな町、3または4レベル呪文では小さな都市、5または6レベル呪文では大きな都市、7または8レベル呪文では巨大都市まで移動しなければならない。巨大都市でさえ9レベル呪文の使い手が地元にいる保証はない。
市価 1sp~1gp
掲載した市価はアイテム4つ(ズボン、下着、シャツ、上着など)までの費用だ。追加でアイテムを洗うなら、1つ毎に3cpかけて洗ってもらうことができる。洗濯人に速く持って行かない場合、洗濯は次の日に終わる。魔法の洗濯サービスは、魔法使い(ふつうはウィザード見習い)がプレスティディジテイションの魔法を使って、一瞬にして布をきれいにする。
市価 1gp
この中には付き人、執事、侍女、女官、秘書、給仕長、コンシェルジェ、家令、従者、その他熟達した忠実な僕が含まれており、雇い主と共に近しい仕事をし、家庭や仕事を運営し、時には直接の監督なしに行動する。掲載した市価は1日毎の費用である。
市価 2cp~1gp
水風呂は普通誰かが使用した泡だらけの風呂だ。温かい風呂は毎回お湯を湯船に満たす個人用の行水である。公衆浴場は入浴施設(浴場や行楽地)であり、お湯、石けん、コロンや香水が提供され、追加費用を払えば子供用プールやマッサージ、その他のサービスも提供される。公衆浴場に入るにはその社会の一員であるか、最低限の社会的地位が必要となる。
市価 1マイル当たり2cp
配達人は紙に記した伝言や声の伝言を意図した対象に届ける。声の伝言は配達人が覚えられる程度に短い必要がある(通常は約75字)。例外的に記憶力の良い配達人もわずかながらおり、5sp支払えば声の伝言を900字まで運んでもらえる。ほとんどの配達人は現在の都市の中に運ぶことを喜び、辺鄙な場所は好まない。受取人が返信を書くのを待って欲しいのであれば配達人に往復費用を支払えば良い。ただしこれは、受取人がケチすぎたり貧しすぎたりして返信を送るだけの費用を払わない場合だけの話だ。場所や街全体の資産によっては、配達人は走ったり馬に乗ったりしているかもしれない。既にある場所へと旅している人を見つけることが分かれば、伝言を運ぶ際に半分だけしか請求されないかもしれない。
市価 1gp/10gp
筆記者は教養のある人物で、きれいな文字で口述筆記をしたり文書を転記したりすることができる。インクと用紙は準備しなければならないが、筆記者はこれらを半額で手に入れることができる。筆記者は魔法の文字を書き写すことはできない。正確に地図を複写できる筆記者は珍しく、高給取りとなる。掲載した市価は1日毎の費用である。
市価 5sp~10gp
法律家は法律を知り、活用する人物だ。法律家は契約書を書いて解読し、文明的だが危険な試練において依頼人や政府の代理人を務め、公的な助言を与え、訴訟裁判で議長となる。熟練の法律家は成功した職歴を保ち、新人に比べて高い報酬を請求し、有能だが平凡な人物だ。掲載した市価は1日毎の費用である。
市価 1日当たり1sp~3gp
掲載したのは一般的な雇用の類いであり、本項の他のサービスや仕事に含まれない仕事の市価だ。専門訓練を受けていない雇い人は噂の広め役、労働者、メイド、会葬者、荷物運搬人、その他熟練の要らない仕事に就く。専門訓練を受けた雇い人は石工、傭兵、大工、武器鍛冶、料理人、書記官、画家、御者といった人たちだ。掲載された市価は適切な技能に熟練した雇い人の最低価格を表しており、熟練した雇い人は特に高い給料を支払う必要がある。掲載した市価は1日分(一般に1日7~10時間働く)の給金である。
護衛や傭兵の一般的な装備はスタデッド・レザー・アーマーと、クラブかショートスピアかショートソードのいずれかである。ほとんどの護衛は勤務を離れた兵士や街の見張りだが、技術はないが戦いの才能がある労働者もいる。