ウィッチが英雄だというものもいるし――ウィッチが悪漢だというものもいる。実のところ、そんなに単純なわけではないし、ウィッチがどのように魔法を使うかは、個人の経歴に結びついていることがしばしばだ。
呪術交信者は生――傷を癒やし、アンデッドを破壊する――もしくは死――生けるものを殺し、アンデッドを治療する――のいずれかに専念するウィッチである。
エネルギー放出(超常)/Channel Energy:2レベルの時点で、呪術交信者は守護者を呼び降ろし、自分もしくは使い魔からエネルギーの波を解き放つことができるようになる。善属性のウィッチは(善属性のクレリックのように)正のエネルギー放出を行い、悪属性のウィッチは(悪属性のクレリックのように)負のエネルギー放出を行う。善属性でも悪属性でもないウィッチは正負いずれのエネルギー放出を行うかを選択しなければならない。一度選択したら、以後変更することはできない。
エネルギー放出はウィッチを中心とした半径30フィートの中にいる、(アンデッドか生きているクリーチャーの)いずれか1種類の全てのクリーチャーに効果を及ぼす。呪術交信者は1日に3+【魅力】修正値(最低1)回に等しい回数だけエネルギー放出を行うことができる。その他の点については、この能力はクレリックがエネルギー放出を使用する場合と同様に機能する。ただし呪術交信者はこの能力を使用する際に聖印を必要としない。呪術交信者はエネルギー放出に依存するその他の効果を決定する際、クレリック・レベルとしてウィッチ・レベルを用いる(ただし、回復したり傷つけたりするダメージ量の増加には適用されない)。呪術交信者はこの効果の目標に、自分と自分の使い魔を含めても良いし、含めなくても良い。
この爆発は1d6ポイントのダメージを治癒するか、同量のダメージを与える。呪術交信者は新しい呪術(上級呪術と大いなる呪術を含むが、《呪術追加》特技で得られる呪術は除く)を修得する際に、呪術を修得する代わりにエネルギー放出の値を1d6だけ増加することができる。この能力は2レベルの時点で得られる呪術を置き換える。(変更)
呪術/Hex:以下のウィッチの呪術は呪術交信者アーキタイプを補完する:荒廃、治癒、毒浸し、護り。
上級呪術/Major Hexes:以下の上級呪術は呪術交信者アーキタイプを補完する:応報、化膿する傷、苦悩、上級治癒、食人料理。
大いなる呪術/Grand Hexes:以下の大いなる呪術は呪術交信者アーキタイプを補完する:恐ろしい予言、死の呪い、生命付与者、霊の召喚。
社会から狩りたてられたウィッチにとって、山は聖地である。ここで彼らは高地に住まう霊と絆を結ぶ。
呪文/Spells:山の魔女は守護者呪文のいくつかを以下のものと置き換える:2レベル―マジック・ストーン、4レベル―ストーン・コール、6レベル―メルド・イントゥ・ストーン、8レベル―ストーンスキン、10レベル―ウォール・オヴ・ストーン、12レベル―ストーン・テル、14レベル―スタチュー、16レベル―リペル・メタル・オア・ストーン、18レベル―クラッシング・ロックス。
石霊の呪術/Stone Spirit Hex:山の魔女はシャーマンの石の霊に記載された呪術を、ウィッチの呪術として選択することができる。この呪術の効果を決定する際、シャーマン・レベルとしてウィッチ・レベルを用いる。この呪術の難易度を決定する際、【判断力】の代わりに【知力】を用いる。この能力は呪術を変更する。
山の野生動物との共感(変則)/Mountain Beast Empathy:2レベルの時点で、山の魔女は山に住む動物の態度に影響を及ぼすことができる。これはドルイドの野生動物との共感クラス特徴と同様に機能するが、山岳環境に住む動物にのみ効果を及ぼす。山の魔女はこの能力において、ドルイド・レベルとしてウィッチ・レベルを用いる。この能力は2レベルの時点で得られる呪術を置き換える。
呪術/Hex:以下のウィッチの呪術は、山の魔女アーキタイプを補完する:石の安定性*、石の護り*、加重*、凶兆の獣、金属の呪い*、水晶の視界*。(アスタリスク[*]の付与されたものはシャーマン・クラスに詳細が記されている。)
上級呪術/Major Hexes:以下の上級呪術は、山の魔女アーキタイプを補完する:隠れ家、獣の目、霜、天候制御。
大いなる呪術/Grand Hexes:以下の大いなる呪術は、山の魔女アーキタイプを補完する:永遠のまどろみ、自然災害、魔女の小屋。