ブローラー

ブローラー Brawler

ブローラーはそのに何も持たなくても恐るべき存在である。彼らはファイターの重い鎧とモンク神秘性にを向ける代わりに、素戦闘の荒々しくも多様な型を完成させることに注した。多様で素早く、ほとんどの敵の攻撃に熟達したブローラーは、その体が一つの強武器なのだ。

役割:ブローラー戦技に優れ、挟撃を生み出す状況や軽い鎧を身につけた敵に対処するのに適している。また、留まることなく変わり続ける場に素早く順応することができる。

属性どれでも。

ヒット・ダイス種類d10。

継承クラスファイターおよびモンク

開始の所持3d6×10GP(平均105GP)。

ブローラー

レベル

基本攻撃
ボーナス

頑健
セーヴ

反応
セーヴ

意志
セーヴ

素手打撃

ダメージ

特殊

1

+1

+2

+2

+0

1d6

素手打撃多様なる武術抜け目ない武術訓練

2

+2

+3

+3

+0

1d6

ブローラーの連撃《二刀流》)、ボーナス戦闘特技

3

+3

+3

+3

+1

1d6

戦技訓練1

4

+4

+4

+4

+1

1d8

アーマー・クラス・ボーナス+1、気絶打撃 1回/日

5

+5

+4

+4

+1

1d8

近距離武器体得ブローラーの打撃魔法)、ボーナス戦闘特技

6

+6/+1

+5

+5

+2

1d8

多様なる武術即行アクション

7

+7/+2

+5

+5

+2

1d8

戦技訓練2

8

+8/+3

+6

+6

+2

1d10

ブローラーの連撃《二刀流強化》)、ボーナス戦闘特技

9

+9/+4

+6

+6

+3

1d10

アーマー・クラス・ボーナス+2、ブローラーの打撃および冷たい鉄

10

+10/+5

+7

+7

+3

1d10

気絶攻撃2回/日、多様なる武術フリー・アクション

11

+11/+6/+1

+7

+7

+3

1d10

戦技訓練3、ボーナス戦闘特技

12

+12/+7/+2

+8

+8

+4

2d6

多様なる武術割り込みアクション)、ブローラーの打撃属性

13

+13/+8/+3

+8

+8

+4

2d6

アーマー・クラス・ボーナス+3

14

+14/+9/+4

+9

+9

+4

2d6

ボーナス戦闘特技

15

+15/+10/+5

+9

+9

+5

2d6

戦技訓練4、ブローラーの連撃《上級二刀流》

16

+16/+11/+6/+1

+10

+10

+5

2d8

気絶打撃3回/日、ふっとばし攻撃

17

+17/+12/+7/+2

+10

+10

+5

2d8

ブローラーの打撃アダマンティン)、ボーナス戦闘特技

18

+18/+13/+8/+3

+11

+11

+6

2d8

アーマー・クラス・ボーナス+4

19

+19/+14/+9/+4

+11

+11

+6

2d8

戦技訓練5

20

+20/+15/+10/+5

+12

+12

+6

2d10

多様なる武術(選択数制限なし)、ふっとばし攻撃強化ボーナス戦闘特技

クラス技能 Class Skills

ブローラークラス技能は次の通り:〈威圧〉【魅】〈軽業〉【敏】〈騎乗〉【敏】〈職能〉【判】〈真意看破〉【判】〈水泳〉【筋】〈製作〉【知】〈脱出術〉【敏】〈知覚〉【判】〈知識:ダンジョン探検〉【知】〈知識:地域〉【知】〈登攀〉【筋】〈動物使い〉【魅】

レベル毎の技能ランク4+【知】修正値。

クラスの特徴

ブローラークラスの特徴は以下の通り。

武器と防具の習熟ブローラーは全ての単純武器と、ハンドアックスショート・ソードファイター武器グループにおける近距離武器の全てに習熟している。ブローラー軽装鎧タワー・シールドは除く)に習熟している。

抜け目ない(変則)/Brawler's Cunning:ブローラー【知力】能力値が13未満の場合、戦闘特技前提条件を満たすかどうかを考慮する際、13として扱われる。

多様なる武術(変則)/Martial Flexibility:ブローラー移動アクションで、保持していない戦闘特技1つの利益を得ることができる。この効果は1分間持続する。ブローラーはこの特技前提条件を満たしていなければならない。ブローラーはこの能を、1日に3+ブローラーレベルの半分(最低1)に等しい回数だけ使用することができる。

ブローラー持続時間が過ぎ去る前に再度使用することで、以前に選択した戦闘特技を別のものに置き換えることができる。

《朦朧化打撃》など、戦闘特技に1日の使用回数制限がある場合、この能を使用している間の使用回数は、この戦闘特技の1日の使用回数制限に従う。

6レベル点で、ブローラーはこの能を使用して、同に2つの戦闘特技の利益を得ることができるようになる。ブローラー即行アクションとして特技1つの利益を得るか、移動アクションとして特技2つの利益を得るかを選択することができる。ブローラーはこれらの特技の1つにより、2つ特技前提条件を満たしてもよい。このようにする場合、それがなければ前提条件を満たせなくなる戦闘特技を置き換えることなく、前提条件となっている特技を置き換えることはできない。それぞれの特技はこの能の1日の使用回数に数えられる。

10レベル点で、ブローラーはこの能を使用して同に3つの戦闘特技の利益を得ることができるようになる。ブローラーフリー・アクションとして特技1つの利益を得るか、即行アクションとして特技2つの利益を得るか、移動アクションとして特技3つの利益を得るかを選択することができる。ブローラーはこれらの特技の1つで2つと3つ特技前提条件を満たし、2つ特技で3つ特技前提条件を満たすことができる。それぞれの特技はこの能の1日の使用回数に数えられる。

12レベルの点で、ブローラーはこの能を使用して、割り込みアクション戦闘特技1つの利益を得たり、即行アクション特技3つの利益を得ることができるようになる。それぞれの特技はこの能の1日の使用回数に数えられる。

20レベル点で、ブローラー即行アクションとしてこの能を使用し、戦闘特技をいくつでも選びその利益を得ることができるようになる。それぞれの特技はこの能の1日の使用回数に数えられる。

武術訓練(変則)/Martial Training1レベル点で、ブローラー特技前提条件を考慮する際、合計ブローラーレベルファイターレベルとしてもモンクレベルとしても扱うことができるようになる。ブローラーはどのクラス・レベルを保持しているかに応じて効果が変わる(《朦朧化打撃》モンクス・ローブなどの)特技魔法のアイテムにおいて、ファイターでもモンクでもあるものとして扱われる。この能ファイターモンク通常ならばクラス・レベルに従って得られる、《朦朧化打撃》などの特技自動的に得られるわけではない。

素手打撃/Unarmed Strike:1レベル点で、ブローラー《素手打撃強化》ボーナス特技として得る。ブローラーは拳、肘、かかと、足を使って攻撃することができる。すなわち、ブローラーは両がふさがっている状態でも素手打撃を行うことができる。ブローラー素手打撃全てのダメージ・ロールに【筋力】修正値を(半分ではなく)そのまま適用する。

通常ブローラー素手打撃は致傷ダメージを与える。しかしブローラー攻撃ロールペナルティを受けることなく、非致傷ダメージを与えることを選択してもよい。組みつきの間でも、ブローラーは同様に致傷ダメージ非致傷ダメージかを選択することができる。

ブローラー素手打撃は、人工的な武器あるいは肉体武器のいずれかに効果を及ぼす呪文効果を考慮する際、人工的な武器としても肉体武器としても扱う。

上述の表に示す通り、ブローラーは他の者よりも素手打撃でより高いダメージを与える。この表に記載されている素手打撃ダメージは、中型サイズブローラーのものだ。小型サイズブローラー素手打撃で与えるダメージが少なく、大型サイズブローラーはより多くのダメージを与える。これらは以下の表に記載されている。

小型サイズ及び大型サイズのブローラーにおける素手打撃のダメージ

レベル

ダメージ小型サイズブローラー

ダメージ大型サイズブローラー

1~3

1d4

1d8

4~7

1d6

2d6

8~11

1d8

2d8

12~15

1d10

3d6

16~19

2d6

3d8

20

2d8

4d8

ボーナス戦闘特技2レベル点と以降3レベルごとに、ブローラー通常の成長で得られる特技に加えて、ボーナス戦闘特技を得る。ボーナス特技は自分の防御近接攻撃効果を及ぼすか、これらを強化するものでなければならない。ブローラーは選択したボーナス戦闘特技前提条件を満たしていなければならない。

5レベルに到達したと以降3レベルごとにおいて、ブローラーは既に修得しているボーナス戦闘特技1つを、新しいボーナス戦闘特技と置き換えて修得してもよい。この効果によって、ブローラーボーナス戦闘特技を失い、代わりに新しいボーナス戦闘特技を得る。失われる特技は他の特技上級クラスその他の能前提条件として使用されていてはならない。ブローラー1レベル上昇するたびに特技1つだけを変更することができ、特技を入れ替えるかどうかはそのレベルボーナス戦闘特技を得る点で選択しなければならない。

ブローラーの連撃(変則)/Brawler's Flurry:2レベルの開始に、ブローラー全力攻撃アクションとして、ブローラーの連撃を行うことができるようになる。そのようにするなら、ブローラー素手打撃近距離武器ファイター武器グループに属する武器、“モンク用”の特殊機能を持つ武器を用いる際に、《二刀流》特技を持つ。この能を使用する際、異なる武器2つを使用する必要はない。

ブローラーブローラーの連撃による全ての攻撃におけるダメージ・ロールに、【筋力】修正値そのままの値を適用する。これは利きでないで使用している武器であっても、両で持つ武器であっても同様である。ブローラーブローラーの連撃の一部として、素手打撃を用いて武器落とし武器破壊足払い戦技を行うことができる。肉体武器を持つブローラーブローラーの連撃の一部としてこれらを使用することはできないし、ブローラーの連撃に追加して肉体武器攻撃を行うこともできない。

8レベル点で、ブローラーブローラーの連撃を使用する際、《二刀流強化》を使用することができるようになる。15レベルの点で、ブローラーブローラーの連撃を使用する際、《上級二刀流》を使用することができるようになる。

戦技訓練(変則)/Maneuver Training3レベル点で、ブローラー戦技1つを選択し、さらなる訓練を受けることができる。ブローラーは選択した戦技を試みる際に行う戦技判定に+1のボーナスと、選択した戦技から身を守る際の戦技防御値に+1のボーナスを得る。

7レベル点と以降4レベル毎に、ブローラーは別の戦技1つにさらに修練を積み、上述の通り、戦技判定戦技防御値に+1のボーナスを得る。加えて、既に修得していた戦技訓練におけるボーナスが1だけ増加する(えば、ブローラー3レベル点で組みつき7レベル点で武器破壊を選択した場合、組みつきにおけるボーナスは+2、武器破壊におけるボーナスは+1となる。その後、11レベルの点で突き飛ばしを選択すると、組みつきにおけるボーナスは+3、武器破壊におけるボーナスは+2、突き飛ばしにおけるボーナスは+1となる)。

アーマー・クラス・ボーナス(変則)/AC Bonus:4レベル点で、軽装鎧を身につけているか鎧を身につけていない場合、ブローラーアーマー・クラス戦技防御値に+1の回避ボーナスを得る。このボーナス9レベル、13レベル、18レベルの点で1ずつ増加する。

このアーマー・クラス・ボーナス接触攻撃にも適用される。動けない状況や無防備状態にある間、中装鎧重装鎧を身につけている間、運搬する荷物の重量が中荷重や重荷重の場合には、ブローラーはこのボーナスを失う。

気絶打撃(変則)/Knockout:4レベル点で、1日に1回、ブローラー目標を即座に気絶状態に陥らせる、凄まじい破壊を持つ攻撃を繰り出すことができるようになる。攻撃ロールを行う前に、ブローラーはこの能を使用することを宣言しなければならない。ブローラー攻撃が命中し、目標攻撃からダメージを受けたなら、目標頑健セーヴ難易度=10+ブローラーレベルの半分+ブローラー【筋力】修正値もしくは【敏捷力】修正値のいずれか高い方)を行わねばならず、失敗すると1d6ラウンドの間気絶状態となる。気絶状態となった目標はそれぞれのターン毎に、機会攻撃を誘発しない全ラウンド・アクションとして新たにセーヴィング・スローを試みることができる。クリティカル・ヒット非致傷ダメージ完全耐性を持つクリーチャーは、この能にも完全耐性を持つ。10レベル点で、ブローラーはこの能を1日に2回使用できるようになる。16レベルの点で、ブローラーはこの能を1日に3回使用できるようになる。

ブローラーの打撃(変則)/Brawler's Strike:5レベル点で、ブローラー素手攻撃ダメージ減少を考慮する際、魔法の武器として扱われる。9レベル点で、ブローラー素手攻撃は、ダメージ減少を考慮する際、冷たい鉄および製の武器としても扱われるようになる。12レベルの点で、ブローラー混沌秩序から属性を1つ選択する。ブローラー素手打撃は、ダメージ減少を考慮する際、この属性武器としても扱われる。この属性要素は、ブローラーの実際の属性と対抗する属性であってはならない。えば、善属性ブローラーの打撃を選択することはできない)。17レベルの点で、ブローラー素手打撃ダメージ減少硬度を考慮する際、アダマンティン製の武器としても扱われるようになる。

近距離武器体得(変則)/Close Weapon Mastery5レベル点で、ブローラー近距離武器で与えるダメージは増加する。近距離武器を使用する際、ブローラーはこの武器基本ダメージの代わりに、4レベル低いブローラー素手打撃ダメージを用いる(えば、5レベル中型ブローラーパンチング・ダガー装備している場合、この武器通常用いる1d4ではなく、1d6ポイントのダメージを与える)。その武器通常この値よりも多くのダメージを与える場合、そのダメージは変化しない。この能武器の別の要素には響を及ぼさない。ブローラー調整された素手打撃ダメージを使うかどうかを選択することができる――この選択は、攻撃ロールを行う前に宣言されなければならない。

ふっとばし攻撃(変則)/Awesome Blow:16レベルの点で、ブローラー標準アクションとして、自分のサイズ以下で実体を持つクリーチャーに対して、ふっとばし攻撃戦技を行うことができるようになる。この戦技判定に成功すると、敵はブローラー装備している近距離武器もしくは素手打撃が命中したかのようにダメージを受け、ブローラーが選択した方向に10フィート吹き飛び、倒れて伏せ状態となる。ブローラーは敵を真っ直ぐ押しやることしかできず、敵は自分が開始したマスよりもブローラーに近づくように移動することもできない。障害物が敵の移動を妨げた場合、敵と障害物は1d6ポイントのダメージを受け、敵はその障害物に隣接する間で倒れて伏せ状態となる(《ふっとばし攻撃》とは異なり、どのサイズブローラーであっても、この能を使用することができる)。

ふっとばし攻撃強化(変則)/Improved Awesome Blow:20レベル点で、ブローラー標準アクションではなく、1回の攻撃としてふっとばし攻撃を使用することができるようになる。ブローラーはいかなるサイズクリーチャーに対してもこの能を使用することができる。戦技ロールの出が20だった場合、ブローラーは直ちに先ほどロールしたものと同じ修正値で戦技判定をロールし、クリティカルを確定させようと試みることができる。このクリティカル・ロールが成功すると、その攻撃は2倍のダメージを与える。(もし障害物とぶつかれば)障害物に命中したことで生じるダメージも2倍になる。

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