ワンドは指揮棒のような細い杖で、呪文レベルが4レベル以下の呪文が1種類蓄えられている。どのワンドも新規作成時には50チャージを有する。1チャージ消費するごとに、ワンドの中に蓄えられた呪文を一度使用できる。チャージを使い切ったワンドはただの棒切れである。ワンドの価格は(呪文のレベル×作成者の術者レベル×750)gpに等しい。ワンドに物質要素コストがある場合、そのコストが1チャージごとに1回ぶんずつ(50×物質要素コスト)基本価格と作成のためのコストに加えられる。『ワンド』表には、作成可能な最低術者レベルで作成されたワンドの参考価格が呪文を発動できるクラスごとに書かれている。呪文の中には、術者が違えば呪文レベルが変わってくるものもあることに注意すること。その種の呪文のレベルは、ワンドを作成する術者によって決まる。
0レベル |
375gp |
375gp |
375gp |
― |
750gp |
750gp |
750gp |
750gp | |
4,500gp |
6,000gp |
6,000gp |
6,000gp | |
11,250gp |
13,500gp |
15,750gp |
15,750gp | |
21,000gp |
24,000gp |
30,000gp |
30,000gp |
外見的特徴:ワンドは長さ6~12インチ(約15~30cm)、太さ1/4インチほど(約6mm)。重さは1オンス(約28g)以下であることが多い。多くは木製だが、骨製や金属製のものもあり、はては水晶製のものさえある。典型的なワンドはアーマー・クラス7、5ヒット・ポイント、硬度5、破壊難易度16を有する。
起動:ワンドの起動方法は呪文解放型である。従って、ワンドから呪文を発動するのは通常、標準アクションで、機会攻撃を誘発しない(もっとも、ワンドから発動する呪文の発動時間が1標準アクションよりも長いなら、ワンドからその呪文を発動するにもそれだけの時間がかかる)。ワンドを起動するには、そのワンドを手(人型でないクリーチャーなら、手にあたる器官)で持ち、だいたい目標や効果範囲がある方向に向けていなければならない。ワンドは組みつき中や飲み込まれている最中でも使用することができる。
その他の特徴:d%をロールすること。結果が1~30なら、その能力の手掛かりとなる何か(意匠や銘刻など)があり、31~100なら特に何もない。