君の感覚は鋭く、細かなことに気付き、危険の到来を見通し、人が嘘を吐いたり疑わしい振る舞いをしたりするときに察することができる。
機能:クリーチャーや細部に気付く、真意看破、心術に気付く、直感を得る、捜索、ひそかなメッセージの判別。
君は対抗〈知覚〉判定に成功することで、〈隠密〉を使用しているクリーチャーに気付くことができる。また、視覚、聴覚、感覚で判別できる何らかの刺激に気付くこともできる。隠された物体、罠、隠し扉、その他判別するのに時間がかかるものを見つけるためには、〈知覚〉の捜索機能を用いること。
出来事 |
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---|---|
戦いの音を聞きつける |
-10 |
腐敗した生ごみを嗅ぎつける |
-10 |
会話の細部を聞き取る |
0 |
0 | |
煙の臭い |
0 |
食糧がいたんでいるかどうかを判断する |
5 |
歩いているクリーチャーを聞きつける |
10 |
ささやきあっている会話の細部を聞き取る |
15 |
錠前の中で鍵が回るのを聞きつける |
20 |
弓の引き絞りを聞きつける |
25 |
25 | |
すりに気がつく |
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気付く(および捜索の)ための〈知覚〉判定の難易度は、以下の表に示す修正を受ける。
気付く際の修正 |
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10フィートごとに+1 | |
閉じた扉を1枚へだてるごとに |
+5 |
壁を1枚へだてるごとに |
厚さ1フィートごとに+10 |
有利な状況 |
-2 |
不利な状況 |
+2 |
困難な状況 |
+5 |
+5 | |
+10 | |
+20 |
アクション:なし。この機能のほとんどは、識別できる刺激に対する反応である。
再挑戦:可。
状況:使用する感覚に応じて、有利な状況、不利な状況、困難な状況は変化する。視界に関する判定の場合、明るい光は有利な状況だが、松明や月明かりのような薄明かりは不利な状況と言えるだろう。周囲の雑音は聴覚に関する判定において難易度を増加させうるし、強い臭気は嗅覚基準の判定の難易度を増加させるだろう。困難な状況は視覚に関する判定におけるろうそくの光、他の音をかき消す竜の咆哮、かすかな臭いを嗅ぎ分ける際の凄まじい悪臭などが挙げられる。
対抗〈知覚〉判定により、君はクリーチャーが自分に嘘を吐こうとする際にそれと知ることができる。〈感化〉技能の嘘機能を参照のこと。
アクション:なし。
再挑戦:不可。ただし嘘1つにつき1回、〈知覚〉判定を試みることができる。
クリーチャーの振る舞いが心術魔法に影響を受けたものだと気付くには、難易度25の〈知覚〉判定(そのクリーチャーが支配されている場合は難易度15)に成功しなければならない。
アクション:1分。
難易度20の〈知覚〉判定に成功することで、君は周囲の状況を判断することができる。君は何か悪いことを示すものや、人物が全体的に信用できないことを感じ取ることができるが、特定の情報を得ることはない。特定の情報が嘘かどうかを判断しようとするなら、真意看破機能を用いること。
アクション:1分。
君は隠された罠、扉、その他のものを見つけようと周囲をくまなく調べることができる。クリーチャーや細部に気付く機能に対する〈知覚〉難易度に適用される修正(上述)が、捜索のための〈知覚〉難易度にも適用される。
アクション:移動アクション。移動アクションを費やすことで、10フィート×10フィートの範囲を捜索することができる。
再挑戦:可。
〈知覚〉を用いることで、〈感化〉技能を用いて誰かに送られようとする密かなメッセージを識別することができる。この〈知覚〉判定はメッセージを送るものの〈感化〉判定の対抗判定となる。そのメッセージに関する情報が1つ抜けているごとに、〈真意看破〉に-2のペナルティが付く。この判定に4以下の差で成功したなら、何かひそかなメッセージが伝えられていると気づくが、具体的な内容はわからない。5以上の差で成功したなら、メッセージに気づき、内容も理解する。4以下の差で失敗したなら、ひそかな意思疎通が行なわれていることに気づかない。5以上の差で失敗したなら、何らかの誤った情報を得る。60ページの〈感化〉のひそかなメッセージを送るに記載したルールを参照のこと。