スワッシュバックラーと聞いてまず最初に頭に浮かぶのは、信頼できるレイピアを手にした身なりの良い洒落者だ。しかしスワッシュバックラーには幅広い多様性がある。以下に示すのはほんの一例に過ぎない。
派手な登場で、あるいは群衆の中で人目を引くことで知られているわけではないが、大胆な潜入者は隠密、変装、冷酷な狡猾さで目的を達成する。このようなスワッシュバックラーの中には邪悪な組織を弱体化させるために働くものもいれば、大泥棒や謎めいた暗殺者もいる。
クラス技能:大胆な潜入者は〈隠密〉と〈変装〉をクラス技能として得るが、〈芸能〉、〈交渉〉、〈職能〉をクラス技能から失う。これはスワッシュバックラーのクラス技能リストを変更する。
ボーナス特技:戦闘特技に加えて、4レベル、8レベル、12レベル、16レベル、20レベルの時点で得られるボーナス特技として、大胆な潜入者は以下の中からも選択することができる。《欺きの名人》、《鋭敏感覚》、《技能熟練》、《器用な指先》、《国際派》、《説得力》、《挑発》、《憎めない威圧の発露》*、《非凡の才》(アスタリスク[*]が付記された特技は本書に記載されている)。これはボーナス特技クラス特徴を変更する。
舌先三寸(変則)/Quick-Tongued:2レベルの時点で、大胆な潜入者は〈はったり〉判定に+1のボーナスを得る。このボーナスは2レベルを超える4レベルごとに1ずつ増加する。この能力は不死身を置き換える。
発露/Deeds:大胆な潜入者は以下の発露を得る。それぞれは既存の発露を置き換える。
潜入技術(変則)/Clandestine Expertise:3レベルの時点で、大胆な潜入者は少なくとも1心意気ポイントを持つなら、〈隠密〉と〈変装〉判定に+2のボーナスを得る。また、少なくとも1心意気ポイントを持つ間、〈隠密〉あるいは〈変装〉判定で援護に成功したなら、目標はその技能判定に通常の+2ではなく+4のボーナスを得る。この発露はスワッシュバックラーのイニシアチブを置き換える。
沈黙は金(変則)/Silence Is Golden:3レベルの時点で、少なくとも1心意気ポイントを持つ大胆な潜入者が足払い戦技判定もしくは組みつき戦技判定に成功したなら、目標は1ラウンドの間声を出すことができなくなる。戦技判定の結果が目標の戦技防御値を5上回る毎に、追加で1ラウンドの間声を出すことができなくなる。声を出せないクリーチャーはしゃべることも[言語依存]効果や音声要素を使用することもできず、合言葉を発することもできない。この発露は威圧剣舞を置き換える。
権威あるはったり(変則)/Authoritative Bluff:11レベルの時点で、大胆な潜入者は1心意気ポイントを消費することで、〈はったり〉判定を再ロールすることができる。この能力はロールを行った後、結果が明らかになる前に使用しなければならない。例え元の結果より低くなっても、再ロールの結果を用いなければならない。加えて、少なくとも1心意気ポイントを持つならば、大胆な潜入者は誰かの(社会的ないし軍隊での)上司の振りをするために行う〈はったり〉判定に+5のボーナスを得る。この判定に成功したなら、目標は大胆な潜入者が与えた納得のいく命令に従う。ただし、実際の上司が現在の状況で行うであろうものでなければならない。この発露は出血性の傷を置き換える。
ほとんどのスワッシュバックラーは接近戦を好む。しかし距離を取って死を弄ぶことを好むものもいる。
心意気/Panache:他のスワッシュバックラーとは異なり、飛刀使いはクリティカル・ヒットを確定させるかとどめを刺した際、ダガーもしくはスターナイフを用いたものでなければ心意気を回復することができない。この能力は心意気を変更する。
発露/Deeds:飛刀使いは以下の発露を得る。それぞれが既存の発露を置き換える。
死角からの投擲(変則)/Subtle Throw:1レベルの時点で、飛刀使いはダガーもしくはスターナイフによる遠隔攻撃の一部として1心意気ポイントを消費することで、機会攻撃を誘発することなくその遠隔攻撃を行うことができる。6レベルの時点で、即行アクションとして1心意気ポイントを消費することで、飛刀使いは次のターンの開始までの間、機会攻撃を誘発することなくダガーもしくはスターナイフによる遠隔攻撃を行うことができるようになる。この発露は回避の心意気を置き換える。
反射妨害(変則)/Disrupting Counter:3レベルの時点で、敵が自分に対して近接攻撃を行ってきたとき、飛刀使いは1心意気ポイントを消費することで、攻撃しようとする敵に対して機会攻撃を1回行うことができる。この機会攻撃はダガーもしくはスターナイフでのみ行うことができる。この攻撃が命中したなら、その敵はこのターンの終了まで、全ての攻撃ロールに-4のペナルティを受ける。この発露は跳ね起きを置き換える。
精密投擲(変則)/Precise Throw:3レベルの時点で、少なくとも1心意気ポイントを持つ限り、飛刀使いはダガーもしくはスターナイフを用いて、60フィート以内にいる目標に対して精密打撃を行うことができる。また、ダガーもしくはスターナイフの射程単位が5フィートだけ伸びる。飛刀使いはダガーもしくはスターナイフを投擲する際に1心意気ポイントを消費することで、その遠隔攻撃における全ての射程単位によるペナルティを無視することができる。この発露は威圧剣舞を置き換える。
投擲部位狙い(変則)/Targeted Throw:7レベルの時点で、飛刀使いは身体の一部を目標とすることができる。この発露はスワッシュバックラーの部位狙いの発露として機能する。しかし飛刀使いはこの発露を、ダガーもしくはスターナイフによる60フィート以内の目標に対する遠隔攻撃にも使用することができる。この発露は部位狙いと置き換える。
出血性の傷(変則)/Bleeding Wound:11レベルの時点で、飛刀使いは攻撃の一部として出血ダメージを与えることができるようになる。この発露はスワッシュバックラーの出血性の傷の発露と同様に機能する。しかし飛刀使いはこの発露を、ダガーもしくはスターナイフによる60フィート以内の目標に対する遠隔攻撃にも使用することができる。この発露は出血性の傷を変更する。
理想の投擲(変則)/Perfect Throw:15レベルの時点で、飛刀使いは攻撃能力の全てを1回の攻撃に込めることができる。この発露はスワッシュバックラーの理想の一押しの発露と同様に機能する。しかし飛刀使いはこの発露を、ダガーもしくはスターナイフによる60フィート以内の目標に対する遠隔攻撃にのみ使用することができる。この発露は理想の一押しを置き換える。
飛刀訓練(変則)/Flying Blade Training:5レベルの時点で、飛刀使いはダガーもしくはスターナイフを戦闘で使用する際、攻撃ロールとダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。ダガーもしくはスターナイフを手にしているならば、飛刀使いはこれらの武器に《クリティカル強化》の利益を得る。さらに、飛刀使いが使用するダガーもしくはスターナイフの射程単位は5フィートだけ増加する。この射程単位の増加は、精密投擲と累積する。
以降4レベルごとに、攻撃ロールとダメージ・ロールへのボーナスは1ずつ増加し、射程単位は5フィートずつ増加する。この能力はスワッシュバックラー武器訓練と置き換える。
飛刀体得(変則)/Flying Blade Mastery:20レベルの時点で、飛刀使いがダガーもしくはスターナイフを用いた攻撃でクリティカル可能状態となったなら、そのクリティカル・ヒットは自動的に確定する。加えて、ダガー及びスターナイフのクリティカル倍率は1だけ増加する(×2が×3になる、など)。この能力はスワッシュバックラー武器体得と置き換える。
鬼才の剣士は個性と、レイピアによる完成の域に達した剣技の知識を兼ね備えている。彼らは剣術に科学と幾何学を組み合わせ、美しく恐ろしい技とする。
鬼才の心意気(変則)/Inspired Panache:毎日、鬼才の剣士は【魅力】修正値のみでなく、【魅力】修正値(最低1)と【知力】修正値(最低1)の合計に等しい心意気ポイントを得る。
他のスワッシュバックラーとは異なり、鬼才の剣士はとどめを刺しても心意気ポイントを得ない。鬼才の剣士が心意気ポイントを得るのは、レイピアを用いてクリティカル・ヒットを与えた時のみである。この能力は心意気を変更する。
鬼才の妙技(変則)/Inspired Finesse:1レベルの時点で、鬼才の剣士はレイピアに対して《武器の妙技》の利益を得る(この能力は特技の前提条件を満たすかどうかを判断する際、《武器の妙技》と見なされる)。さらに鬼才の剣士は、《武器熟練:レイピア》をボーナス特技として得る。この能力はスワッシュバックラーの妙技を置き換える。
発露/Deeds:鬼才の剣士は以下の発露を得る。それぞれの発露は既存の発露を置き換える。
鬼才の刺突(変則)/Inspired Strike:11レベルの時点で、レイピアによる攻撃を行う際、鬼才の剣士は1心意気ポイントを消費することで、攻撃ロールに【知力】修正値(最低+1)に等しいボーナスを得る。鬼才の刺突を用いた攻撃を命中させたなら、鬼才の剣士は追加で1心意気ポイントを消費することで、この攻撃をクリティカル可能状態とすることができる。ただしこの能力を使用すること、クリティカル・ヒットが確定しても心意気ポイントは回復しない。この発露の心意気ポイント消費は、《二つ名たる発露》のような能力で減少することができない。この能力は出血性の傷を置き換える。
レイピア訓練(変則)/Rapier Training:5レベルの時点で、鬼才の剣士はレイピアによる攻撃の際、攻撃ロールに+1のボーナスを、ダメージ・ロールに+2のボーナスを得る。レイピアを使用している間、鬼才の剣士は《クリティカル強化》特技の利益を得る。この攻撃ロールへのボーナスとダメージ・ロールへのボーナスは、5レベルを超える4レベル毎に1ずつ増加する(最大で17レベルの時点で攻撃ロールに+4、ダメージ・ロールに+5)。この能力はスワッシュバックラー武器訓練を置き換える。
レイピア武器体得(変則)/Rapier Weapon Mastery:20レベルの時点で、鬼才の剣士のレイピアを用いた攻撃がクリティカル可能状態となったなら、そのクリティカル・ヒットは自動的に確定する。更に、クリティカル可能域は1だけ増加し(クリティカル可能域の増加はレイピア訓練と累積し、合計14~20となる)、武器のクリティカル倍率は1だけ増加する(×2が×3になるなど)。この能力はスワッシュバックラー武器体得を置き換える。
鋭い刃が握られていれば、熟達した戦士は大きさに拘らず危険な存在だ。その大きさと技術を活かして、小剣士は近づいていく。
発露/Deeds:小剣士は以下の発露を得る。それぞれは既存の発露を置き換える。
足下強襲(変則)/Underfoot Assault:1レベルの時点で、小剣士より大きいサイズの敵が小剣士に隣接して近接攻撃を外したとき、小剣士は割り込みアクションとして1心意気ポイントを消費することで、攻撃した敵の接敵面に向けて5フィート移動し、そのマスに入り込むことができる。この移動は次のラウンドにおける小剣士の移動とは見なされず、機会攻撃も誘発しない。敵の接敵面の中にいる間、小剣士はその敵の接敵面の中にある自分のマスを占めているものと見なされる。
小剣士が敵の接敵面の中にいる間、その敵は小剣士以外の相手に対して行う全ての攻撃ロールと戦技判定に-4のペナルティを受ける。また、小剣士の仲間は敵と小剣士の両方に隣接していれば、敵を挟撃していると見なされる。仲間が敵と自分に隣接している場合、小剣士は敵の接敵面の中にいる間その敵を挟撃していると見なされる。小剣士は機会攻撃を誘発することなく、敵の接敵面の中を移動することも接敵面から出て行くこともできる。しかし小剣士のいる場所が接敵面でなくなる場所に敵が移動しようとするとき、この移動は小剣士からの機会攻撃を誘発する。この発露は野送りと置き換える。
高速盗み取り(変則)/Quick Steal:3レベルの時点で、自分より大きい敵に対して軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器による攻撃が命中した際、即行アクションとして小剣士は1心意気ポイントを消費することで、攻撃が命中したクリーチャーに対して盗み取り戦技を試みることができる。この行為は機会攻撃を誘発しない。この発露は威圧剣舞を置き換える。
腱切り(変則)/Hamstring:7レベルの時点で、自分より大きい敵に対して軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器による攻撃が命中した際、少なくとも1心意気ポイントを有しているならば、小剣士は即行アクションとして裏技戦技を試みることができるようになる。通常裏技を試みた場合とは異なり、判定に成功した際、この発露はよろめき状態にしかすることができない。この発露は部位狙いを置き換える。
足下への突撃(変則)/Cat's Charge:11レベルの時点で、1心意気ポイント以上を有している間、小剣士が自分より大きなサイズの敵に突撃すると、その突撃は最も近いマスで終了するのではなく、小剣士の移動速度で到達することができる敵の接敵面で終了する。突撃の他の必要条件は満たされていなければならない。この発露は出血性の傷を置き換える。
組織や王国の中には、戦場で火器を手にするだけの勇敢な(もしくは愚かな)戦士を探しているものがある。スワッシュバックラーの大胆な気質のために、彼らはしばしばそのような要望を満たす候補者となる。
武器の習熟:銃士は全ての単純武器と軍用武器、そして片手火器と両手火器に習熟している。この能力はスワッシュバックラーの武器の習熟と置き換える。
銃士教練(変則)/Musketeer Instruction:1レベルの時点で、銃士はレイピアに対して《武器の妙技》の利益を得る(特技の前提条件を考慮する際、《武器の妙技》特技と見なされる)とともに、ボーナス特技として《高速装填:マスケット》と《銃匠》を得る。この能力はスワッシュバックラーの妙技と置き換える。
発露/Deed:銃士は以下の発露を得る。これらの発露は既存の発露を置き換える。
即席修理(変則)/Quick Clear:1レベルの時点で、銃士は標準アクションとして1心意気ポイントを消費することで、現在手にしている火器1つの破損状態を解除することができる。ただし、解除できる破損状態は、不発によるもののみである。この発露は回避の心意気を置き換える。
女王と国のために戦うスワッシュバックラーもいれば、金や栄光のため、あるいは評判を高めるために戦うものもいる。しかし謎の復讐者はただひとつの目的のために戦う。謎の復讐者は英雄的な行いを通して個人の栄光を得るのではなく、自分では戦うことのできないもののために戦えるよう、自分という存在を隠し続ける。
属性:謎の復讐者は善属性でなければならず、善を護り無力なものを庇護下におくよう努めなければならない。善属性であることから逃れたり、守ると誓ったものの信用を裏切るようなことがあれば、謎の復讐者は個性秘匿および上級不死身クラス特徴を失う。GMが妥当だと判断する方法で違反を贖うことができたなら、謎の復讐者はこれらのクラス能力を取り戻すことができる(謎の復讐者がとりわけ敬虔であるならば、アトーンメントによるものでもよい)。
クラス技能:謎の復讐者は自分のクラス技能に〈変装〉を加える。これはスワッシュバックラーのクラス技能を変更する。
武器と防具の習熟:謎の復讐者はバックラーへの習熟を失うが、ウィップ特殊武器への習熟を得る。これはスワッシュバックラーの武器と防具の習熟を変更する。
復讐者の妙技(変則)/Avenger Finesse:謎の復讐者はスワッシュバックラーの妙技クラス特徴の利益を得る。更に謎の復讐者は、この能力及びスワッシュバックラーのクラス特徴全てと発露において、軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器の代わりにウィップを用いる能力を得る。この能力はスワッシュバックラーの妙技を変更する。
個性秘匿(超常)/Secret Identity:3レベルの時点で、謎の復讐者は個性と目的を達成する思いを強めることで、自分の本性を隠す能力を得る。この能力は、たとえ魔法による偵察でさえも欺いてしまう。謎の復讐者は自分の選択した変装先1つ(通常は謎の復讐者の偽りの姿)に変装するための〈変装〉判定に+4のボーナスを得る。変装先を選択したなら、変更することはできない。加えて、謎の復讐者は占術効果に対するセーヴィング・スローに+4のボーナスを得る。11レベルの時点で、謎の復讐者は全ての念視効果と、隠された個性を暴こうとする他の魔法効果に完全耐性を得る。この能力は軽快を置き換える。
上級不死身(変則)/Greater Charmed Life:4レベルの時点で、謎の復讐者は不死身を1日に追加で3回使用することができるようになる。割り込みアクションとして、謎の復讐者は不死身の使用回数を1回分消費することで、アーマー・クラスに【魅力】修正値(最低1)に等しいボーナスを得ることができる。攻撃ロールが行われる前に、この能力を使用すること。この能力は4レベルの時点で得られるボーナス特技を置き換える。
復讐者の観察(変則)/Avenger's Target:5レベルの時点で、謎の復讐者は軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器かウィップを用いた攻撃ロールとダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。加えて、謎の復讐者は移動アクションとして見ることのできる敵1体を調べることができる。謎の復讐者はその敵に対する〈真意看破〉、〈知覚〉、〈知識〉、〈はったり〉判定に+1のボーナスと、その敵に対する攻撃ロールとダメージ・ロールに+1のボーナスと、その敵に対して使用した発露の難易度に+1のボーナスを得る。謎の復讐者は一度に敵1体に対して飲み、このボーナスを保持することができる。このボーナスはその敵が死亡するか、謎の復讐者は他の敵を観察するまで持続する。
10レベル、15レベル、20レベルの時点で、謎の復讐者が持つ復讐者の観察に対するボーナスは1ずつ増加する。加えて、これらのレベル毎に、謎の復讐者が同時にボーナスを維持することのできる復讐者の観察の目標数が1体ずつ増加する。謎の復讐者はフリー・アクションとしてこの復讐者の観察の目標とのつながりを断つことができ、これにより他の目標に新たにこの能力を使用することができる。
10レベルの時点で、謎の復讐者は移動アクションもしくは即行アクションとして復讐者の観察を使用することができるようになる。この能力はスワッシュバックラー武器訓練を置き換える。
武器の技術と巧みな立ち回りで敵を磨り減らす能力に自信を持つスワッシュバックラーもいるが、接近して火器を使い打ち負かすものもいる。
武器の習熟:銃刀使いは全ての単純武器と軍用武器、片手火器に習熟している。この能力はスワッシュバックラーの武器習熟と置き換える。
心意気/Panache:他のスワッシュバックラーとは異なり、銃刀使いは軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器、片手火器のいずれかを用いて、クリティカル・ヒットを確定させたかとどめを刺した場合に心意気を回復する。この能力は心意気を変更する。
発露/Deeds:銃刀使いは以下の発露を得る。それぞれの発露は既存のものと置き換える。
零距離射撃(変則)/Melee Shooter:1レベルの時点で、即行アクションとして軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器と、片手火器の両方を手にしている際に1心意気ポイントを消費することで、そのターンの間片手火器を用いた最初の遠隔攻撃で機会攻撃を誘発しない。この能力は野送りと置き換える。
即席修理(変則)/Quick Clear:3レベルの時点で、銃刀使いは標準アクションとして1心意気ポイントを消費することで、現在手にしている片手火器1つの破損状態を解除することができる。ただし、解除できる破損状態は、不発によるもののみである。この発露は跳ね起きを置き換える。
銃フェイント(変則)/Gun Feint:7レベルの時点で、銃刀使いは火器の恐ろしい存在感を用いて自分に有意をもたらすことができるようになる。少なくとも1心意気ポイントを持つ銃刀使いは全力攻撃の一部として火器による攻撃の代わりにフェイントを行うことができる。銃刀使いは1心意気ポイントを消費することで、この判定に+5のボーナスを得ることができる。この発露は高度フェイントを置き換える。
神速装填(変則)/Lightning Reload:11レベルの時点で、1ラウンドに1回まで、銃刀使いは即行アクションとして1心意気ポイントを消費することで、片手火器1つの弾倉1つを装填することができるようになる。《高速装填》特技を有しているか錬金術カートリッジを使用しているのならば、銃刀使いは代わりに毎ラウンド、フリー・アクションとして片手火器の弾倉1つを装填することができる。この発露を使用しても機会攻撃は誘発しない。この発露は出血性の傷と置き換える。
銃刀の妙技(変則)/Two-Weapon Finesse:銃刀使いは軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器に対して《武器の妙技》特技の利益を得る。また、銃刀使いは一方の手に軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器を、他方の手に片手火器を装備している限り、《二刀流》特技の効果を得る。この能力は特技の前提条件を考慮する際、《武器の妙技》および《二刀流》と見なされる。この能力はスワッシュバックラーの妙技を置き換える。