経験点1,600
混沌にして悪/中型サイズの人型怪物
イニシアチブ +1; 感覚 暗視90フィート; 〈知覚〉+15
アーマー・クラス 19、接触11、立ちすくみ18(+8外皮、+1【敏】)
ヒット・ポイント 58(9d10+9)
頑健 +6、反応 +7、意志 +7
呪文抵抗 16
移動速度 30フィート、水泳30フィート
近接 爪(×2)=+13(1d4+4、加えて“弱体化”)
擬似呪文能力 (術者レベル9)
常時―ウォーター・ブリージング、タンズ、パス・ウィズアウト・トレイス
回数無制限―インヴィジビリティ、ウィスパリング・ウィンド、オルター・セルフ(難易度13)、ゴースト・サウンド(難易度12)、ダンシング・ライツ、ツリー・シェイプ、パイロテクニクス(難易度14)
【筋】19、【敏】12、【耐】12、【知】15、【判】13、【魅】14
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +13; 戦技防御値 24
特技 《欺きの名人》、《鋭敏感覚》、《頑健無比》、《戦闘発動》、《無視界戦闘》
技能 〈隠密〉+13、〈真意看破〉+9、〈水泳〉+18、〈知覚〉+15、〈知識:神秘学〉+11、〈はったり〉+13、〈変装〉+13
言語 アクロ語、共通語、巨人語
その他の特殊能力 ものまね
出現環境 温暖/湿地
編成 単体、魔女団(どの種類でも良いがハグ3)
宝物 標準
弱体化(超常)/Weakness グリーン・ハグの爪は攻撃が命中した者の【筋力】を下げる。グリーン・ハグが敵に爪攻撃を命中させるたび、難易度16の頑健セーヴに成功して“弱体化”に抵抗しない限り、その犠牲者は2ポイントの【筋力】ダメージを受ける。この他、グリーン・ハグは接触攻撃を行なうことによりもっと大幅に弱体化させようとすることもできる。この応用法には1標準アクションが必要で、そのハグが爪攻撃を行なったのと同じラウンド中に試みることはできない。接触を受けた相手は難易度16の頑健セーヴを行なわなければならず、失敗すると2d4ポイントの【筋力】ダメージを受ける。このセーヴ難易度は【魅力】修正値に基づいて算出されている。
ものまね(変則)/Mimicry グリーン・ハグは自分の住みかの近くにいるほとんどの動物の鳴き声や物音をまねることができる。
悪臭漂う沼地やうっそうと繁る森林に出没することで知られる恐るべき老婆たるグリーン・ハグは、ありとあらゆる美しきものと清浄なるものに強烈な憎しみを抱いている。さまざまな欺きの能力を駆使するこの老婆は、罪なき者を殺したり、気高き精神を狂わせたり、清らかなる心を卑しめたりすることに喜びをおぼえる。グリーン・ハグはディスガイズ・セルフを使用して魅惑的な若い乙女の姿をとり、しかる後に若い男を誘惑してその恋人や家族から奪うことをことのほか好んでいる。この姿でいると、グリーン・ハグは実に高貴で正直な市民とありとあらゆる放蕩と醜聞にふけることができるのだ。グリーン・ハグの中には、その男が恐怖と羞恥のあまり狂ってしまうようもくろんだ正にその瞬間に恋人に自分の本性をさらけ出すことを好む者もいれば、たわむれを長引かせ、真実を残す抜け殻を見せる前に誘惑した相手の人生が完全にめちゃくちゃになるようにあらん限りのことをする者もいる。最終的に、こうした不運な恋人の中でも幸運な者は相方のグリーン・ハグに食べられて一生を終える。不幸な者だと、グリーン・ハグの残酷なる想像力はあまりに豊かなため、最終的な破滅はもっと悪いものともなりうる。
典型的なグリーン・ハグは身長5~6フィート(約1.5~1.8m)で、体重はぎりぎり160ポンド(約72kg)を下回る。
どの種類の者でもハグが3体集まると、魔女団を形成して魔法能力を高めることができる。どのようなハグの組み合わせであっても魔女団を形成できるが、グリーン・ハグはそういった卑しき集まりで最も一般的なメンバーである。
特定の魔女団の3体のハグ全員がお互いから10フィート以内のところにいる場合はいつでも、これら3体全員が協力し合うことで以下の擬似呪文能力のいずれかを使用できる:アニメイト・デッド、ヴィジョン、ヴェイル(難易度19)、クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス、コミューン、コントロール・ウェザー、スピーク・ウィズ・デッド、チャーム・モンスター(難易度17)、ドリーム、ビストウ・カース(難易度17)、フォースケージ、ブライト(難易度17)、ベイルフル・ポリモーフ(難易度18)、マインド・ブランク、ミラージュ・アーケイナ(難易度18)、リインカーネイト。
3体のハグ全員が1全ラウンド・アクションをとってこの方式の共同魔法に参加していなければならない。魔女団のすべての擬似呪文能力は術者レベル9(あるいはその魔女団で最も強力なハグが使える最も高い術者レベル)で働く。このセーヴ難易度は【魅力】修正値に基づいて算出されている。いずれかのハグの【魅力】値の方がより高くない限り、【魅力】値が16であるかのように働く。ハグの【魅力】値の方がより高い場合、擬似呪文能力のセーヴ難易度はハグの【魅力】修正値に基づいて修正される。
GM判断で、一部のより強力なハグの魔女団は追加の擬似呪文能力を持っていることにしてもよい。