Dream/夢のたより
系統 幻術(惑乱)[精神作用]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー5、バード5
発動時間 1分
構成要素 音声、動作
距離 無限
目標 接触した生きているクリーチャー1体
持続時間 本文参照
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 可
術者、あるいは術者が接触した使者は、他の者に夢のかたちで伝言を送ることができる。呪文の開始時点で、術者は夢の受け手を名前か、誰を指すのかはっきりわかる称号を挙げて指定しなければならない。次に使者はトランス状態に入り、受け手の夢のなかに現れて伝言を届ける。伝言はどれだけ長くても構わず、受け手は目を覚ました後も伝言を完全に憶えている。この通信は一方通行である。受け手は質問をしたり、情報提供したりできず、また、使者が受け手の夢を観察して情報を得るなどということもできない。
伝言を届けてしまったら、使者の精神は即座に元の肉体に戻る。この呪文の持続時間は、使者が受け手の夢のなかに入り、伝言を届けるのにかかる時間である。
呪文の開始時点で夢の受け手が起きていたら、使者は目を覚まして呪文を終わりにするか、トランス状態のままでいるかを選ぶことができる。使者は受け手が眠るまでトランス状態のままでいて、相手が眠ったら通常通りに夢の中に入って伝言を届けることができる。トランス状態にある使者に何らかの邪魔が入ったら、使者は目を覚まし、呪文は終了する。
眠らないクリーチャーや、夢を見ることのないクリーチャーに、この呪文を使って接触することはできない。
トランス状態にある間、使者は自分の肉体の周囲の環境やそこで行なわれている活動には気付かない。トランス状態にある間は、肉体的にも精神的にも無防備である(たとえば、セーヴィング・スローには必ず失敗する)。