闇と恐怖だけが君を導く。影が君を喰らいつくすにつれて、君は命と色を失った、かつての自分のやつれたカリカチュアとなる。
影の束縛の腐敗は、影界または影の魔法に1ヶ月以上曝されたあと、あるいは無慈悲なキュトン、異形、アンデッド、もしくは影のフェイに接触した後に発生する。腐敗は、1か月に6回以上、深く個人的な方法で、君を苦しめたり、幻滅させたりする場合にのみ始まる。
再び影によって苦しめられたとき、憂鬱に耐えられないために美や喜びを破壊するとき、または恐怖の種を蒔くときに腐敗が進行する。毎月、あらゆる光や他の生命から離れて発現レベル毎にまるまる2日間以上過ごさなければならない。そうしない場合、月末に意志セーヴィング・スローを試みなければならない。失敗すると次の24時間以内に狂暴になり貴重なものを破壊する。また、毎日君が素晴らしく美しい存在や物体、または強力または圧倒的な善のオーラの存在や物体に遭遇するとき、セーヴィング・スローを試みる必要がある(これには君自身を含み、セーヴを避けるために、君自身の美しさを破壊するか傷つけるかもしれない)。セーヴ難易度は15+発現レベルに等しい。味方が24時間拘束したり、その間に貴重なものを破壊できないようにした場合は腐敗は進行しない。しかしながら、腐敗の進行を防ぐための意志セーヴの難易度は2ずつ増加する。この増加は、この状況が発生するたびに累積し、腐敗が次の腐敗段階に達するまで継続する。
セーヴに失敗したときに破壊する貴重なものは、以下に示すように腐敗段階によって異なる。後の腐敗段階に関連する存在または物体を自発的に破壊する場合、自動的にその段階に進行する(この方法で君は中間にある段階を飛ばせる)。たとえば、初めて意図的に罪のない人を恐怖に陥れたり、重要な美しい物体を破壊したりしたら、即座に腐敗段階2に進行する。アクションを繰り返しても腐敗段階がさらに進行することはない(無実の者を再び恐怖に陥れても腐敗段階3に進行することはない)。
腐敗段階1:セーヴィング・スローに初めて失敗すると、芸術作品や自然の美しさといった、確かな光、喜び、美しさの源を破壊する。
腐敗段階2:2度目にセーヴィング・スローに失敗すると、罪のない人を恐怖に陥れたり、重要な美しい物や光を放つ物、喜ばせる物を破壊する。
腐敗段階3:3度目にセーヴィング・スローに失敗すると、その者による支援が不可欠であった者を殺すか、個人的に極めて重要な物体を破壊することによって、腐敗に直面して踏み留まる助けとなっていた支柱の1つを破壊する。君は完全にアイデンティティを失い、GMの制御下にあるNPCとなる。
腐敗を取り消すには、初めて君を捻じれさせたクリーチャーを破壊するか、君の腐敗の結果として闇に落ちたすべての希望と喜びを取り戻す必要がある。
恵み:60フィートの暗視を得る。すでに暗視を持つ場合、代わりに暗視の範囲が30フィート増加する。〈知覚〉と〈隠密〉判定に+2のボーナスを得る。発現レベル3の時点で、このボーナスは+4に増加する。
忌み:君の目の色は鈍い灰色になり、君の目は光に過剰に反応する。君は光に過敏を得、明るい光の範囲で目が眩んだ状態となる。
友人と味方は君がより深く傷つけることができる人である。
恵み:君の魂の闇は、味方の生命力を引き出すことができる。能力値ダメージ、能力値吸収、ヒット・ポイント・ダメージを受けるとき1日1回、30フィート以内の味方1体と自分とでダメージを均等に分けることができる。これは、能力値やヒット・ポイントを0に減少するダメージや吸収にのみ使用することができる。味方はつながりに抵抗するために意志セーヴを試みることができる。君のターンでない場合であっても、この能力をフリー・アクションとして起動できる。
忌み:君は同盟関係や友情の意味を覚えるのに苦労する。援護アクションから利益を得たり、援護アクションを使用したりすることはできない。
恐怖が君の心に残り、他の者に広めることができる。
恵み:他の人を怖がらせる方法を推測するコツを知っている。〈威圧〉判定に+2のボーナスを得、君が作成する[恐怖]効果の難易度を1増加する。発現レベル3の時点で、〈威圧〉判定へのボーナスは+4に増加し、難易度は1ではなく2増加する。
忌み:君は髪の色を失い、睡眠は君の心を決して離れない悪夢によって妨害される。[恐怖]効果に対するセーヴィング・スローに-2のペナルティを受け、その他の方法で得た[恐怖]効果に対する完全耐性を失う。[恐怖]を取り除く効果(リムーヴ・フィアーなど)に対する完全耐性を得る。発現レベル3の時点でペナルティは-4となる。
恵み:君の身体はときどき、固体の外見を取り戻す前に、偏移したりぼやける。アーマー・クラスに発現レベルの半分に等しい反発ボーナスを得る。ゴースト・タッチの武器の特殊能力がない限り、確定したクリティカル・ヒットや武器からの精密さに基づくダメージ(急所攻撃のダメージなど)を無視する20%の失敗確率を持つ(クリティカル・ヒットは通常のヒットとして扱われる)。
忌み:組みつきから逃れるものを除く全ての戦技判定と同様に、君を移動させるまたは足払いさせる攻撃と効果に対するセーヴィング・スローと戦技防御値に-6のペナルティを受ける。
苦痛は君にとって自分の存在の空虚さから逃れる唯一の慰めである。
恵み:苦痛は君を元気づける。1回の攻撃でキャラクター・レベルの3倍以上のダメージを受けるたび、1ラウンドの間攻撃ロール、ダメージ・ロール、セーヴィング・スロー、技能判定に+2の士気ボーナスを得る。嘘の織り手の発現からの忌みを持つ場合、このボーナスは代わりに不浄ボーナスとなる。
忌み:君がダメージを受けるとき、君が受けるダメージ量は発現レベルの半分だけ増加する。
君の凝視は無駄にした潜在性に対する後悔をもたらす。
恵み:君は、30フィート以内の敵が意志セーヴで成功しない限り1ラウンドの間怯え状態となる凝視攻撃を得る。この能力はフリー・アクションとして抑制し、即行アクションとして再開させることができる。セーヴィング・スローに成功したクリーチャーは24時間の間君の後悔の凝視に対する完全耐性を持つ。
忌み:君は年老いたかのように枯れる。【筋力】、【敏捷力】、【耐久力】値をそれぞれ1ポイント減少させるか、年齢段階が1段階老いたかのように低下させるかのどちらか悪いほうを適用させる。
影界の破滅が君へと吹き込まれる。
恵み:1日に発現レベルに等しい回数だけ標準アクションとして、発現レベル毎に1d10ポイントのダメージを与える近接攻撃を行うことができる。この方法で接触されたクリーチャーは頑健セーヴに成功しない限り選択した能力値への1ポイントの能力値吸収を受ける。魔法の老化に対する完全耐性を持つクリーチャーはこの接触攻撃に対する完全耐性を持つ。
忌み:着用したり運んだりする服や装備は、着用したり運んだりする限り奇妙に色あせて使い古されたように見える。そのアイテムの硬度は通常の半分として扱われる。所持しているアイテムをダメージや破壊から守るためのセーヴィング・スローに-4のペナルティを受ける。
影界から引き出された影を使用して、偽りで現実の説得力がある模倣を紡ぐことができる。
恵み:1日1回擬似呪文能力としてシャドウ・カンジュレーションを使用できるが、発現レベルより1レベル低い呪文レベルのソーサラー/ウィザード呪文をまねるだけである。術者レベルは君のキャラクター・レベルに等しい。幻は10%+2レベルを超える発現レベル毎に10%だけ現実である。
忌み:喜びと興奮は君にとって異質なものとなり、苦痛だけが大きな関心の的となる。士気ボーナスやバードの呪芸の利益を得ることができない。
苦痛を与えることは、まだ君を刺激する数少ない感覚の1つである。
恵み:君を挟撃しているクリーチャー、または君に対するアーマー・クラスに【敏捷力】ボーナスを失っているクリーチャーに武器ダメージを与えるたび、割り込みアクションとして痛みを伴う傷を負わせることができる。目標は頑健セーヴに成功するか1ラウンドの間痛みによって吐き気がする状態とならなければならない。目標がセーヴに成功した場合、1ラウンドの間不調状態となり、24時間の間君のさらなるこの能力の使用に対する完全耐性を得る。
忌み:目が乳白色、真っ黒、または淡黄色に変わり、ほとんどの状況で通常通り見ることができるが、盲目状態であるかのような見た目になる。光による盲目化を得る。これにより、日光または明るい光の別の光源に曝されると1ラウンドの間盲目状態となり、その後明るい光の範囲にとどまっている限り目が眩んだ状態となる。