妖しは、気付かれずに操作できるようになる念術能力を開花させることに人生を捧げている。メスメリストの暗示の視線の目標が、そのメスメリストが自らの心を侵略している奇妙な思考の発生源だと気付いていない間、妖しはその精神当惑を更に甚だしい水準まで上昇させる。妖しは時に、達人の間者そして潜入の専門家として腰を落ち着ける。
独我論(超常)/Solipsism:1レベルの時点で、妖しが暗示の視線を使う時、そのクリーチャーのセーヴィング・スローにペナルティを与える代わりに、妖しはそのクリーチャーの視界から薄れ始める。妖しの次のターンまで、妖しはそのクリーチャーに対する視認困難の効果を(そのクリーチャーが不可視のクリーチャーを見ることができるのでない限り)得る。妖しの次のターンの開始時、妖しはそのクリーチャーに対してインヴィジビリティの効果を得る。この効果は、妖しが暗示の視線を使い続ける限り持続するが、インヴィジビリティを終了させるであろうアクションを取った場合、そのアクションは暗示の視線を即座に終了させる。妖しは望む時にこの能力を復帰できるが、その度に1ラウンドの視認困難から始める。8レベルの時点で、インヴィジビリティを終了させるであろう攻撃は妖しの暗示の視線を終了させなくなり、視認困難から1ラウンド後に妖しは視線の目標に対してグレーター・インヴィジビリティの利益を得る。強烈な視線の向上の目的に於いて、妖しの暗示の視線は常に-1のペナルティを持つ。
不明瞭な足捌き/Veiled Steps:妖しは〈隠密〉判定に、メスメリスト・レベルの1/4に等しいボーナス(最低+1)を得る。
妖しい視線(超常)/Enigmatic Stare:妖しの暗示の視線の目標は妖しに気付く為の〈知覚〉判定に-4のペナルティを受ける。8レベルの時点で、このペナルティは-6へと向上する。
感冒移行(超常)/Transfer Affliction:3レベルの時点で、妖しは自身が耐えている有害な効果を他者に与えられる。この能力は接触医療能力として機能するが、妖しから有害な状態を除去する事にのみ使用でき、他のクリーチャーからは除去できない。そうした有害な効果を除去する為に、妖しは別のクリーチャーに対する接触攻撃に成功しなければならない。接触されたクリーチャーは、意志セーヴ(難易度=10+妖しのメスメリスト・レベルの1/2+妖しの【魅力】修正値)に成功しない限り選ばれた有害な効果1つを、妖しに与えたであろう持続時間の間得、妖しからその効果は除去される。この能力の使用は常に標準アクションである。14レベルの時点で、妖しは代わりに接触医療を2回分消費する事でビストウ・カースの効果を複製でき、この能力の使用の一部として接触攻撃でもたらせる。感冒移行は[精神作用]効果である。
急所攻撃(変則)/Sneak Attack:5レベルの時点で、妖しはローグの急所攻撃の能力を得る。この急所攻撃のダメージは5レベルの時点で+1d6であり、以降4メスメリスト・レベル毎に+1d6される。
虚空感知(超常)/Detection Void:11レベルの時点で、妖しは感知呪文(「ディテクト」と名前にある呪文)を欺ける。妖しに対してこの種類の魔法を使うクリーチャーは、その呪文を成功させる為に(妖しがノンディテクション呪文の効果を受けているかのように)15+妖しのクラス・レベルに等しい難易度に対して術者レベル判定を成功しなければならない; 失敗するとその魔法はあやしが存在しないかのように、妖しの感知に失敗する。
不在(超常)/Absentia:20レベルの時点で、妖しに隣接する全てのクリーチャーは無意識的に妖しを無視する。隣接しているクリーチャーは常に妖しから立ちすくみ状態として扱われ、〈隠密〉技能の目的に於いて妖しを観察している存在として扱われない。この効果は、妖しがいずれかのクリーチャーに対して攻撃を成功させた場合即座に終了するが、妖しの次のターンの開始時に自動的に復活する。
メスメリストは両目を通して自らの能力に集中し、両目を自らの精神へのそして魂への窓とすることで自らの力を引き出す。魔眼持ちはこれを一歩進める。魔眼持ちの両目には、魔眼持ちの肉体から離れ独自に動ける程の念術的な力が注がれる。
眼球の使い魔(変則)/Eyeball Familiar:魔眼持ちは目の片方に限定的な知性を与え、それをつまみ出して独自に動けるようにできる。この眼球の使い魔はアルケミストの発見の腫瘍の使い魔(Pathfinder RPG Ultimate Magic 17ページ目)と同様に機能するが、以下の違いがある。この眼球の使い魔は高速治癒を持たない。この眼球は動物には見えず、そのサイズは中型あるいはそれより小さな魔眼持ちのものなら極小(魔眼持ちのサイズ分類が中型より1段階大きくなる毎に、この眼球のサイズ分類も上がっていく)。眼球は飛行移動速度20フィート(完璧な機動性)を持ち、身体的な攻撃は持たない(が、依然として魔眼持ちが3レベルに達したならこれは接触呪文伝達できる)。この眼球は【筋力】能力値1、【敏捷力】能力値12、そして【耐久力】10を持つ。眼球は独自のヒット・ダイス、基本セーヴ、技能ランク一式を持たないが、使い魔が通常であればそれを使用する時には主人のものを使用する。眼球は自身の主人に使い魔のボーナスを与えず、上級使い魔になる事もできない。
魔眼持ちの眼球の使い魔が肉体から離れる時、魔眼持ちは眼球が帰還する迄目が眩んだ状態になる(その眼球が破壊された場合には、魔眼持ちはその目を、リジェネレーションの効果を得るまで失う)。魔眼持ちはこの能力を使う為に少なくとも1つの眼を持っていなければならず、単眼の魔眼持ちはこの使い魔が戻るまで目が眩んだ状態の代わりに盲目状態になる。
この能力は見事な嘘と1レベル時に得られるメスメリストの技を置き換える。
視界閉塞(超常)/Ocular Occlusion:3レベルの時点で、魔眼持ちは近接接触攻撃によって他者の視界を曇らせる能力を得る。魔眼持ちはこの能力を標準アクションとして1日に3+【魅力】修正値に等しい回数使用できる。意志セーヴの成功はこの効果を無効化する(難易度=魔眼持ちのメスメリスト・レベルの1/2+その【魅力】修正値); これは[精神作用]効果である。魔眼持ちが得ている最高の効果よりも低いレベルの視界閉塞の使用を選ぶ場合、代わりに標準アクションを使用して遠隔接触攻撃として30フィート以内にいるクリーチャー1体をこの効果の目標にしても良い。
曇った視界/Clouded Vision:3レベルの時点で、魔眼持ちは1分間その目標を目が眩んだ状態にし、その目標が60フィート以内の相手に対して行うあらゆる攻撃は20%の失敗確率を蒙るようにできる。60フィートより遠い相手はこの目標に対し完全視認困難を持つ。
盲目の誘発か治癒/Cause or Cure Blindness:6レベルの時点で、魔眼持ちはその目標を1分間盲目状態にするか、リムーヴ・ブラインドネス呪文と同様にその目標に影響を与えられる。
無眼の恐怖/Eyeless Horror:10レベルの時点で、魔眼持ちは目標の両目が刳り抜かれ、眼窩から血が溢れているかのように見えるようにする強力な幻術を創り出す。目標は魔眼持ちのメスメリスト・レベルにつき1ラウンドの間盲目かつ怯え状態になり、毎ラウンド1d4ポイントの非致傷ダメージを受ける。目標は攻撃された時に怯え状態及び非致傷ダメージを無効化する為の2度目の意志セーヴを試みて良い。
呪文障害/Spellblight:14レベルの時点で、魔眼持ちを目標に黒視症、秘術性白内障、あるいは血涙症の呪文障害(Ultimate Magic 95ページ目)に陥らせられる。
炯眼(超常)/Staring Eye:5レベルの時点で、魔眼持ちは毎日のメスメリストの技1回分を消費することで、眼球の使い魔がアーケイン・アイであるかのようにそれを通して見ることも、自分がその場所にいるかのように眼球の使い魔を通して暗示の視線(痛みの視線や強烈な視線といった関連する能力を含む)と所有する凝視攻撃(バーニング・ゲイズやアイバイト等)を使う事も出来るようになる。
全方位視覚(変則)/Omnivisual:11レベルの時点で、魔眼持ちの彷徨く眼球の使い魔は常に全方位を観察するようになる。眼球の使い魔が肉体の外にいて同じものを見るのに十分なほど近いところにいる限り(同じ部屋にいるなど)、魔眼持ちは全周囲視覚(Pathfinder RPG Bestiary 2 294ページ目)を得て挟撃されなくなる。
メスメリストの多くはアストラル界から念術の力を引き出すが、少数のメスメリストは異常な手法から力を得る――フェイとの接触から。フェイの囚人にして客人であるこれらの魂は、かつての歓待者の妖力エネルギーが込められた状態で定命の者の世界へと戻った時に自分が変わった事に気付く。
クラス技能:フェイのトリックスターは〈鑑定〉、〈知識:ダンジョン探検〉、そして〈職能〉の代わりに〈動物使い〉、〈知識:自然〉、〈生存〉を自身のクラス技能の一覧に加える。
自然の誘惑/Nature’s Lure:メスメリスト呪文一覧から念術呪文を発動するのではなく、フェイのトリックスターはハンターと丁度同じやり方でドルイドとレンジャーの呪文一覧から信仰呪文を発動する。これは、ナックの代わりにオリソンを得る事を意味する。これは、1日の呪文数や修得呪文数を変更しない。フェイのトリックスターのメスメリスト呪文と擬似呪文能力は、フェイの擬似呪文能力に対して適用される自然の誘惑への抵抗力のような効果の目的に於いてフェイの擬似呪文能力として扱う。
フェイに触れられし者(変則)/Feytouched:2レベルの時点でフェイのトリックスターは、フェイとの時間によって、奇妙な力と、更なるフェイの悪戯への抵抗を与えられる。フェイのトリックスターはドルイドの自然の誘惑への抵抗力と森渡りの能力を得、呪文と効果の目的に於いてこのトリックスターはフェイかつ元々のクリーチャー種別として扱う。
フェイの紗幕(擬呪、超常)/Fey Veil:3レベルの時点で、フェイのトリックスターの姿形は変わり始め、フェイの抗えざる魅力のようなものを備えるようになる。同時に、フェイのトリックスターはフェイの紗幕を使用して、相手を酔わせ魅惑することで自身と仲間を支援できるようになっていく。フェイのトリックスターは1日に3+【魅力】修正値に等しい回数だけフェイの紗幕を使用できる。この能力の使用は標準アクション(または自身に紗幕をかける事を場合は即行アクション)である。自分ではない仲間を目標にする場合、フェイのトリックスターは身体的にその仲間と接触を、通常は接吻をしなければならない。フェイの紗幕を使用する時、フェイのトリックスターは目標の外見とオーラを幽かに変更し、メスメリスト・レベルによって許される力の1つを与える。 3レベルの時点で、その仲間の〈交渉〉、〈威圧〉、あるいは〈動物使い〉判定のうちからから選んだものに1分間+2の状況ボーナスを与えられるようになる。6レベルの時点で、その仲間が次の日の出まで〈変装〉判定に+10のボーナスを得られるほど完全にその仲間の形態を変更できるようになる(ディスガイス・セルフによるボーナスに似ているが、こちらは手触りと音も変装させ、不信の為のセーヴィング・スローを認めない)。
10レベルの時点で、フェイのトリックスターはその仲間とその仲間のオーラを魅力的にあるいは胸糞悪くすることで、この紗幕は10分間テレンパシック・プロジェクションOAと同様にその仲間を見てセーヴィング・スローに失敗した者の機嫌を調整できるようになる。14レベルの時点で、フェイのトリックスターは現実までも騙せる程に強力な紗幕を作り出し、6レベル時のフェイの紗幕とオルター・セルフの両方の完全な効果を1時間目標に与えられるせるようになる。これらの能力それぞれは、14レベルの能力でさえ、幻術(幻覚)効果であるが、最後の能力はクリーチャーへのポリモーフやサイズを変更する効果は1つのみという制限に関してサイズを変更する(ポリモーフ)効果として扱う。
フェイと共にいる者/One with the Fey:20レベルの時点で、フェイのトリックスターはフェイへと完全に変成するが、自分にとって有利である時には元々のクリーチャー種別として扱われる事を未だ選べる(人型生物であり、リデュース・パースンの影響を受けたい場合など)。フェイのトリックスターは夜目と、最も親密に関係する事を選んだフェイの種類に基づく追加の能力1つを得る。一部の例は以下の通り。
エールキング/Erlking:このフェイのトリックスターは常にヘイストの効果の下にある。
ニンフ/Nymph:フェイのトリックスターはニンフのこの世のものならぬ美の能力を得る(Pathfinder RPG Bestiary、217ページ目)。
クリックリング/Quickling:このフェイのトリックスターはクイックリングの超自然的な速度の能力を得る(Pathfinder RPG Bestiary 2、227ページ目)。
ルサルカ/Rusalka:このフェイのトリックスターはルサルカの編み髪の能力と、ルサルカのものに似た編み髪の主要肉体攻撃4回を得る(Pathfinder RPG Bestiary 3、232ページ目)。
標的の精神を深くまで刺し貫こうと学ぶメスメリストたちは、思考を貪ってそれらそのものを表現する観念の知識を消化できる危険な個々人、思考喰らいとして知られている。
人格模倣(超常)/Assume Identity:思考喰らいが暗示の視線の能力でクリーチャーを目標にする時、思考喰らいはそのクリーチャーのふりをする為の〈変装〉判定にボーナスを得る。このボーナスは思考喰らいのメスメリスト・レベルに等しく、24時間のあいだか暗示の凝視の能力を異なるクリーチャーに使用するまで持続する。
道徳模倣(超常)/Assume Morality:2レベルの時点で、思考喰らいの属性は、属性を暴く呪文や効果の目的に於いて人格模倣の能力の目標と合致するようになる。これには、クレリックのオーラ能力のような、クラス特徴からの属性オーラ強度の増加も含まれる。
知識模倣(超常)/Assume Knowledge:3レベルの時点で、思考喰らいは暗示の視線の目標が持つ〈知識〉技能1つを選べる。思考喰らいはその技能のボーナスの計算に於いて、自身の技能ランクの代わりにその目標の技能ランクを使用する(しかし特技の前提条件の合致といった他の目的では自身のものを使用する)が、そのランク数は最大でもメスメリスト・レベルまでである。この能力は、24時間経つか暗示の視線能力を異なるクリーチャーに使用するまで持続する。
人格喰らい(超常)/Consume Identity:20レベルの時点で、思考喰らいが暗示の視線の目標を殺した時、そのクリーチャーの人格、精神、肉体、そして霊魂をフリー・アクションとして完全に食す事を選べる。目標の死体は分解し、思考喰らいが生きている限り、人格喰らいの目標は、その思考喰らいがその人格を(標準アクションで)解放するか別の目標に人格喰らいを使用するまで死体から蘇らせる事ができない。そのクリーチャーの霊魂はウィッシュあるいはミラクルによって解放できる(これらは人格喰らいの効果を終了させる)。思考喰らいが人格1つを食べた時、あらゆる占術は思考喰らいを、思考喰らいではなく思考喰らいが食べた人格のクリーチャーであると識別する(そして思考喰らいをその人であると見なす)。この能力はディサーン・ロケーションを除くあらゆる呪文を騙す。ディサーン・ロケーションは思考喰らいの場所を、思考喰らいか喰われたクリーチャーがその呪文の目標になった時に特定する。
多くのメスメリストは自らの精神力で以て敵を騙したり他人を明確に支配したりするが、摂関は助言者として自分へのよりささやかな需要を開拓する。冒険する摂関は、もう全く間に合わなくなるまで摂関という脅威を認識せず、激怒するバーバリアンや呪文を飛ばすウィザードに集中している敵の存在に喜びを感じる。
狡猾なる影響力(超常)/Insidious Influence:摂関は仲間と、摂関を信じる他人に巧妙に影響力を与え、自分の示唆に従う可能性を上昇させる。摂関によって埋め込まれたメスメリストの技を持つ仲間は、この摂関の能力と呪文に抵抗する為に行う意志セーヴに、そしてこの摂関に対して試みる〈交渉〉、〈威圧〉、〈真意看破〉判定にペナルティを受ける。このペナルティは摂関の暗示の視線によって課せられる値に等しい。摂関が暗示の視線をそうした仲間に使用する場合、それらのペナルティは累積する。
3レベルの時点で、摂関は自動的に多感の強烈な視線の向上を得、目標を操作する為に何らかの影響を与える判定(それが〈交渉〉や〈威圧〉でなくてさえ)の難易度にそれを適用して良い。
この能力は見事な嘘と3レベルで得られる強烈な視線の向上を取り換える。
玉座裏の権力(超常)/Power Behind the Throne:2レベルの時点で、摂関はメスメリストの力を使用して、自身を単なる唐変木――戦闘や社交的状況に何ら貢献していない人物――であるかのように見せかける。これには仲間の1人が代わりに摂関の呪文を発動しているように見せかける事も含まれる。摂関が呪文を発動する時に摂関の呪文が完成すると、幻覚が目撃者の記憶と呪文の発動の見え方を僅かに変更し、その呪文のあらゆる一般的な発現はそれの術者は摂関の技が埋め込まれている仲間の1人だと示していると思わせる。呪文発動を観察したクリーチャーはその幻覚を不信する為の意志セーヴ(難易度=10+摂関のメスメリスト・レベルの1/2+その【魅力】修正値)を試みられる。この効果はその呪文の発動が完了した後にのみ現れるため、その呪文発動に対するアクションの待機の、呪文相殺の、あるいは機会攻撃の実行の試みは、依然として通常通り機能する。この能力は摂関のそれらの攻撃や能力を正確に目標にしているクリーチャー(例えば、呪文発動を妨害する為に矢を射るアクションを待機しているクリーチャー)を妨害せず、邪魔しない。加えて、摂関が仲間に埋め込まれた技を作動させる時、けばけばしい効果によってその仲間が摂関自身が起動させた能力を使用しているかのように見せかける。
5レベルの時点で、摂関は玉座裏の権力を使用する際に、常時イリュージョン・オヴ・カームUCの影響下にあるかのように機会攻撃を誘発しなくなる。この2つ目の効果を不信しているクリーチャーは、摂関のその幻術に24時間の間完全耐性を持つ。
メスメリストの多くはうっとりさせるような凝視を介しての精神操作を実践するが、声の抑揚と快活さを介して自分たちの技能を鍛錬する事を学習している者もいる。歯擦音のする囁きから純粋な精神力と共鳴する圧倒的な呪詛まで、こわねは柔らかな音節それぞれと粉砕する叫びで心の力を解き放つ。
呪文/Spells:声音は以下の呪文を自身のクラス・リストに加える:1レベル―イアピアッシング・スクリームUM; 2レベル―カコフォナス・コールAPG、ディスラプト・サイレンスUI、ディストラクティング・カコフォニーUM、ピアッシング・シュリークUM、ソニック・スクリームACG; 4レベル―シャウト、ソニック・スラストUM、ウォール・オヴ・サウンドUM; 5レベル―マス・カコフォナス・コールAPG、エコーロケーションUM、レゾネイティング・ワードUM; 6レベル―マグニファイング・チャイムACG、グレーター・シャウト、ソニック・フォームACG。大半の念術呪文とは異なり、声音のメスメリスト呪文は思考と音声の構成要素を両方使用する; バードと同様、声音は呪文の音声構成要素を除去できない。
これはメスメリストの呪文発動を変更し、圧倒的な自我、通常なら10レベルで得られるメスメリストの技、そして接触医療(ブレイク・エンチャントメント)を置き換える。
抗い難き声(超常)/Compelling Voice:他のメスメリストのように視線を使う代わりに声音は即行アクションとして30フィート以内のクリーチャー1体に自身の音声を集中させ、その目標の意志力を弱らせ目標を精神作用の力に更に脆弱にする。声音は聴覚喪失状態でさえ抗い難き声を使用できるが、音声構成要素を持つ呪文を発動するのと全く同じように20%の失敗確率を持つ。その目標は声音が何を言っているかを理解できる必要はないが、声音の音声を聞ける必要はある(例えば、声音かその目標が魔法的沈黙範囲にいる場合はこの能力は使用できない)。それ以外では、声音の抗い難き声は標準的なメスメリストの暗示の視線の効果を持ち、痛みの視線と強烈な視線のクラス特徴のような能力から通常通り更なる利益を得る。
傷つける言葉(超常)/Wounding Words:3レベルの時点で、声音は自らの声の力を近接戦闘での己の一撃の力を大きく見せるのに集中させられる。標準アクションとして声音は1d6に加えメスメリスト・レベルにつき1ポイントの[音波]ダメージを与える近接接触攻撃を行える。代わりに、標準アクションとして近接武器で1回の攻撃を行って、記載の[音波]ダメージを攻撃に成功した自身の武器によって与えられるダメージに追加できる。声音はこの能力を1日に3+自身の【魅力】修正値に等しい回数使用できる。声音の傷つける言葉の目標がこの声音の抗い難き声の目標でもある場合、そのクリーチャーは意志セーヴ(難易度=10+声音のメスメリスト・レベルの1/2+【魅力】修正値)に成功しない限り、1ラウンドの間攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、そして能力値判定に-2のペナルティを受ける。このペナルティは《呪文振動化》UM呪文修正特技の効果と累積しない。
亜音速の一撃(超常)/Subsonic Strike:10レベルの時点で、声音は標準アクションとして傷つける言葉の命取りの傷つける言葉の連撃を放てるようになる。声音は自身の【魅力】修正値(最低1)に等しい数の、30フィート以内にいるクリーチャーあるいは物体を目標に出来、目標それぞれに対して遠隔接触攻撃が要求される。抗い難き声の目標が30フィート以内にいる場合、代わりにそのクリーチャーのみを1回の遠隔接触あるいは近接接触攻撃の目標にし、成功した攻撃によって通常の倍のダメージを与える事を選べる。どのような選択をしようと、声音は傷つける言葉1回分を消費しなければならない。