スピリチュアリスト

スピリチュアリスト Spiritualist

スピリチュアリストになるのは天命ではない――現象だ。クリーチャーぬと、その魂は体を抜け出し、その存在の次の段階を始める。生きている間にあった感情への執着が衰弱し他の念術的な堕落が生じると、のうちいくらかはエーテル界へと流入し負のエネルギーの次元界へと落ちていく。そういったの中にはアンデッドになることを逃れ、物質界に何とか戻るものもいる。そういったものは念術長が合う避難所を探し求める。そのような意識と混じり合うことで、スピリチュアリスト――指示に従って発現させることのできる、強守護霊1体の主――は生まれる。

役割:守護霊案内人や道具として使いながら、スピリチュアリストは生と、その先の経路に関する心的で難解な真実を探し求める。守護霊とのつながりにより、スピリチュアリストは生と、思考と悪夢啓示に関する能を利用することができる。

属性どれでも。

ヒット・ダイスd8。

開始の財産:2d6×10GP(平均70GP)。

スピリチュアリスト Spiritualist

レベル

基本攻撃
ボーナス

頑健
セーヴ

反応
セーヴ

意志
セーヴ

特殊

1日の呪文

1

2

3

4

5

6

1

+0

+2

+0

+2

エーテル拘束ナック守護霊意識共有

1

2

+1

+3

+0

+3

感覚の絆

2

3

+2

+3

+1

+3

発現の絆

3

4

+3

+4

+1

+4

霊的妨害

3

1

5

+3

+4

+1

+4

ディテクト・アンデッド

4

2

6

+4

+5

+2

+5

守護霊呼び戻し1/日

4

3

7

+5

+5

+2

+5

カーム・スピリット1/日

4

3

1

8

+6/+1

+6

+2

+6

発現の絆強化

4

4

2

9

+6/+1

+6

+3

+6

シー・インヴィジビリティ

5

4

3

10

+7/+2

+7

+3

+7

意識の融合守護霊呼び戻し2/日

5

4

3

1

11

+8/+3

+7

+3

+7

カーム・スピリット2/日

5

4

4

2

12

+9/+4

+8

+4

+8

上級霊的妨害

5

5

4

3

13

+9/+4

+8

+4

+8

発現の絆強化

5

5

4

3

1

14

+10/+5

+9

+4

+9

守護霊呼び戻し3/日、魂の絆

5

5

4

4

2

15

+11/+6/+1

+9

+5

+9

カーム・スピリット3/日

5

5

5

4

3

16

+12/+7/+2

+10

+5

+10

コール・スピリット

5

5

5

4

3

1

17

+12/+7/+2

+10

+5

+10

二重の絆

5

5

5

4

4

2

18

+13/+8/+3

+11

+6

+11

発現の絆強化守護霊呼び戻し4/日

5

5

5

5

4

3

19

+14/+9/+4

+11

+6

+11

カーム・スピリット4/日

5

5

5

5

5

4

20

+15/+10/+5

+12

+6

+12

意識強化

5

5

5

5

5

5

スピリチュアリストの呪文修得数 Spiritualist Spells Known

レベル

0

1

2

3

4

5

6

1

4

2

2

5

3

3

6

4

4

6

4

2

5

6

4

3

6

6

4

4

7

6

5

4

2

8

6

5

4

3

9

6

5

4

4

10

6

5

5

4

2

11

6

6

5

4

3

12

6

6

5

4

4

13

6

6

5

5

4

2

14

6

6

6

5

4

3

15

6

6

6

5

4

4

16

6

6

6

5

5

4

2

17

6

6

6

6

5

4

3

18

6

6

6

6

5

4

4

19

6

6

6

6

5

5

4

20

6

6

6

6

6

5

5

クラス技能 Class Skills

スピリチュアリストクラス技能は、以下の通り:〈威圧〉【魅】〈言語学〉【知】〈呪文学〉【知】〈職能〉【判】〈真意看破〉【判】〈製作〉【知】〈知識:すべて〉【知】〈治療〉【判】〈はったり〉【魅】〈飛行〉【敏】〈魔法装置使用〉【魅】

レベル上昇毎の技能ポイント:4+【知力】修正値。

クラスの特徴

スピリチュアリストクラスの特徴は以下の通り。

武器と防具の習熟スピリチュアリストは全ての単純武器ククリサイズサップ軽装鎧習熟している。

呪文/Spells:スピリチュアリストスピリチュアリスト呪文リストから念術呪文を発動する。スピリチュアリストは事前に準備することなく、修得済みの呪文から任意に呪文を発動することができる。呪文を習得したり発動したりするために、スピリチュアリストは最低でも10+呪文レベル【判断力】を有していなければならない。スピリチュアリスト呪文に対するセーヴィング・スロー難易度は10+呪文レベルスピリチュアリスト【判断力】修正値に等しい。

スピリチュアリスト呪文レベル毎に、1日に呪文を決められた数しか発動することができない。1日に発動できる呪文基本数は表:スピリチュアリストに記載されている。加えて、高い【判断力】を持つスピリチュアリストは、1日のボーナス呪文を追加で得る。

スピリチュアリスト呪文選択は限られている。ゲーム開始スピリチュアリストは自分で選択した0レベル呪文4つと1レベル呪文2つを修得している。新しくスピリチュアリストレベルを得るたびに、表:スピリチュアリスト修得呪文数に記載の通り、新しい呪文をいくつか修得する。スピリチュアリストの1日の呪文数とは異なり、スピリチュアリストの呪文修得数【判断力】響を受けない。表:スピリチュアリスト呪文習得数に記載されている数で固定されている。

5レベル点と以降3レベル毎(8、11、など)の点で、スピリチュアリストは既に修得済みの呪文を1つ、新しい呪文1つと置き換えて修得することができる。すなわち、スピリチュアリストは古い呪文1つを失い、代わりに新しい呪文1つを修得するのだ。新しい呪文レベルは置き換えた呪文レベルと同じでなければならず、スピリチュアリストが発動できる最も高いレベルから1レベル以上低いものでなければならない。スピリチュアリストが置き換えられる呪文は指定されたレベル毎に1つまでで、そのレベルで習得する新しい呪文が得られるタイミングで、どの呪文を置き換えるか、あるいはそもそも置き換えないかを選択しなければならない。

ナック/Knacks:スピリチュアリストナック(0レベル念術呪文)をいくつか修得する。これらの呪文は他の呪文のように発動することができるが、1日に何度でも発動することができる。えば呪文修正特技を適用するなどの理由で他の呪文スロットを使用するナックは、通常通り呪文スロットを消費する。

守護霊/Phantom:スピリチュアリストは強で多様性を持つ的存在、守護霊の助を得た状態でゲームを開始する。守護霊スピリチュアリストとのつながりを持ち、スピリチュアリストの意識の中に住まうクリーチャーあるいは心霊体ないし非実体の存在として発現する。守護霊スピリチュアリストと同じ属性を持ち、スピリチュアリスト話すことのできる全ての言語話すことができる。スピリチュアリストは自分の意識の中に守護霊を住まわせるか(意識共有参照)、部分的に発現させるか(発現の絆参照)、完全に発現させるかすることができる。完全に発現した守護霊エーテル界から招来されたクリーチャーとして扱うが、ヒット・ポイント【耐久力】の負の値に減少するまでエーテル界には帰らない。

スピリチュアリストは執行に1分かかる儀式により、守護霊を完全に発現することができる。守護霊が完全に発現すると、スピリチュアリスト守護霊発現する姿を(心霊体非実体のいずれかに)変更することができる。この変更は機会攻撃を誘発する全ラウンド・アクションである。守護霊発現する際、守護霊亡していたり、エーテル界に帰ったりしていない限り、そのヒット・ポイントは以前に発現したから変化していない。亡したりエーテル界に帰ったりしている場合、守護霊は最大ヒット・ポイントの半分のヒット・ポイントを持って発現する。守護霊自然回復せず、心霊体として完全に発現している間に魔法回復するか〈治療〉技能回復されるかした場合にのみ回復する。守護霊スピリチュアリストの意識の中に帰る(標準アクション)か、エーテル界へ追放されるまで完全に発現し続ける。守護霊エーテル界へ追放されると、以降24時間の間スピリチュアリストの意識に戻ることも再び発現することもできない。

完全に発現している間、守護霊ディスペル・マジック効果エーテル界に帰ることはないが、ディスミサルバニッシュメントのような呪文通常通り機能する。スピリチュアリスト気絶状態になったり眠ったりした守護霊はすぐにスピリチュアリストの意識へと帰る。スピリチュアリスト亡すると、守護霊エーテル界に帰り、スピリチュアリストが生き返った後24時間が経過するまで、スピリチュアリストの意識へと帰ることはできない。スピリチュアリストの意識のによって守られているため、スピリチュアリストの意識の中にいる間、守護霊は(呪文や他の効果によって)放逐されたり追放されたりすることはない。

完全に発現した守護霊は、形態に適した魔法のアイテムを身につけることもアイテムを使用することもできる(ただし武器は使用できない)。守護霊が身につけたり運んだりにしているアイテムは、守護霊スピリチュアリストの意識に戻ると地面に落ちるため、次に完全に発現した際にそれらを使用したいと守護霊が願うなら、回収して新しく身につけさせなければならない。

守護霊は自己陶酔的で嫉妬深いクリーチャーであり、他の招来された仲間と協調することはない。守護霊は主が招来した幻獣シャドウがいると、発現を拒む(完全な発現発現の絆の一部としても。発現の絆参照)。また、守護霊発現しているときにそのようなクリーチャー招来すると、守護霊は直ちにスピリチュアリストの意識の中に逃れ、幻獣シャドウが放逐されるまで再び発現することはない。

完全に発現した守護霊の能特技ヒット・ダイスセーヴィング・スロー技能スピリチュアリストクラス・レベルによって決定され、スピリチュアリストレベルを得るたびに成長する。

守護霊 Phantoms

守護霊はかつては生けるクリーチャーであり、生前あるいはの最中に凄まじい混乱を経験している。その感情的なトラウマのは、アストラル界とその先の運命への流れからこのを引きはがし、エーテル界と負のエネルギーの次元界へと追いやった。無とアンデッドへと至る中でこのは自由になることができ、物質界に逃れて強念術呪文使いの意識にある避難所を探し求めた。この融合がスピリチュアリストを生み出したのである。

守護霊は生きていた頃の記憶をいくらか保持している可能性があるがさほど多くはない。感情のを打ち明けたいと思うものもいれば、アンデッドへの堕落を避ける間は抱えたままにしておきたいと思うものもいる。生者にを与える以上のことを望まないものもいる――生前や後に直面した恐怖のために、生者に復讐しているのだ。

守護霊は強な存在だが、理性的ではなく感情的だ。守護霊は依然として自分を生み出した感情によってをつけられている。スピリチュアリスト守護霊を強く制御し続け、折に触れ暴的な感情に曝される守護霊を止めなければならない。

意識共有(超常)/Shared Consciousness:1レベル点で、守護霊スピリチュアリストの意識の中に留まっている(完全に発現していたり、エーテル界に追放されたりしていない)ならば、スピリチュアリスト守護霊感情の傾倒で決まる技能2つに対して《技能熟練》を得る(既に有していない場合)。また、その守護霊スピリチュアリストの[精神作用]効果に対するセーヴィング・スローに対して、+4のボーナスも得る。12レベルの点で、このボーナスは+8に増加する。最後に、1日1回、スピリチュアリストが[精神作用]効果に対するセーヴィング・スローに失敗した際、割り込みアクションとして、スピリチュアリストはこの効果を意識の中にある守護霊領域に押し込むことができる。そのようにすると、スピリチュアリストは[精神作用]効果効果を受けない。しかしその効果通常持続時間の間、スピリチュアリスト守護霊から得られた[精神作用]効果に対するセーヴィング・スロー《技能熟練》を失い、この能を使用して[精神作用]効果守護霊の意識に転嫁する能守護霊発現させる能を使用できなくなる。[精神作用]効果守護霊の意識に送り込まれている間、その効果持続時間を終了させるために、スピリチュアリスト目標としたディスペル・マジックブレイク・エンチャントメントのような呪文を使用することができる。これはちょうど、スピリチュアリストがその[精神作用]効果響を受けているかのように扱う。

エーテル拘束(超常)/Etheric Tether:1レベル点で、スピリチュアリスト守護霊の意識をエーテル的要素の帳を通して押しやることで、自分の周りの範囲発現するよう強制することができる。これにより、守護霊心霊体非実体のいずれかの形態で、完全に発現する。発現した守護霊エーテル界に戻るほどのダメージを受けると、そのダメージ反応して、スピリチュアリストは自分のヒット・ポイントを消費することができる(アクションは不要)。こうしてヒット・ポイントを1ポイント消費する毎に、守護霊が受けるダメージを1ポイント減少させる。これにより、守護霊エーテル界に戻らないようにすることができる。

この拘束は限定的だ。守護霊が完全に発現している間、スピリチュアリストが殆ど意識せずとも守護霊発現が安定し続けるようにするには、守護霊スピリチュアリストとの間は50フィート以内でなければならない。守護霊心霊体の場合、スピリチュアリストはこの拘束を引き延ばすことができる。スピリチュアリスト心霊体守護霊から50フィートを超えて(100フィートまで)離れた状態自分のターンを開始したなら、スピリチュアリスト全ラウンド・アクションとしてつながりに対して精神集中を行わねばならない。この行動は機会攻撃を誘発する。そうしなければ、心霊体守護霊は直ちにエーテル界に戻り、以降24時間の間現在の次元界へと招来することはできない。この精神集中呪文であるかのように妨害することができる。この効果呪文レベルは1+守護霊スピリチュアリストの間の距離が50フィートより10フィート遠のくごとに1(最大の呪文レベルは6)である。判定が失敗して拘束が妨げられると、守護霊は直ちにスピリチュアリストの意識へと戻っていく。

心霊体守護霊スピリチュアリストから100フィートより離れるか、非実体守護霊スピリチュアリストから50フィートより離れるかスピリチュアリスト効果線からスピリチュアリストレベル毎に1ラウンドを超えて外れるかすると、この拘束は自動的に壊れてしまう。守護霊は直ちにエーテル界に戻り、以降24時間の間現在の次元界招来することはできない。

感覚の絆(超常)/Bonded Senses:2レベル点で、標準アクションとして、スピリチュアリスト発現した守護霊感覚を共有し、聴覚、視覚、嗅覚、味覚、その他守護霊が感じることをすべて得ることができるようになる。スピリチュアリストはこの能を1日にスピリチュアリストレベル毎に1ラウンドだけ使用することができる。このラウンドは連続している必要はない。この効果距離の制限はないが、スピリチュアリスト守護霊は同じ次元界にいなければならない。スピリチュアリストはこの効果フリー・アクションで終了することができる。

発現の絆(超常)/Bonded Manifestation:3レベル点で、即行アクションとして、スピリチュアリスト守護霊の意識とエーテル界の要素を引き出すことで、自分の体内にその両方の相を部分的に発現させることができる。そうするスピリチュアリスト発現の絆を使用して、守護霊が自分の意識に縛られている間スピリチュアリスト自身の能強化することができる。スピリチュアリストがこの能を使用するには、守護霊スピリチュアリストの意識の中にいなければならない。ほかの方法で発現していてはならない。

発現の絆を使用している間、守護霊ダメージを受けることも、放逐されることも消滅されることもない。スピリチュアリスト発現の絆を1日に3+スピリチュアリストレベルに等しいラウンドだけ使用することができる。このラウンド数は連続している必要はない。スピリチュアリスト発現の絆フリー・アクションとして終了することができるが、使用した同じラウンド発現の絆を終了させても、1ラウンド使用したものと見なされる。

この能を使用する際、スピリチュアリスト心霊体非実体かを選択しなければならない。この選択を行う、選択した形態とスピリチュアリストレベルに基づく能の全てを得る。

心霊体発現の絆/Ectoplasmic Bonded Manifestation:発現の絆を使用する際に心霊体を選択した場合、スピリチュアリストは自分を守り、移動アクションを制約しない心霊体を得る。スピリチュアリストアーマー・クラスに+4の盾ボーナスを得る。このボーナス非実体接触攻撃にも適用される。心霊体防具による判定ペナルティ秘術呪文失敗確率を持たない。8レベル点で、スピリチュアリストは同体から心霊体の巻きひげを2本生やす。1ラウンドに一回、即行アクションあるいは標準アクションスピリチュアリストが選択する)として、スピリチュアリストは巻きひげを1つあるいは2つ使用して、近接攻撃間合い内にいるクリーチャー攻撃する(攻撃ボーナスダメージ・ダイスは心霊体発現をした守護霊のものを用いる)か、物体を操ることができる。スピリチュアリストは一方の巻きひげで攻撃を1回行い、もう一方の巻きひげで物体1つを操ることもできるが、その物体は片で扱えるものでなければならない。13レベルの点で、守護霊心霊体スピリチュアリストを鎧のように覆う。これによりスピリチュアリストアーマー・クラスに+6の鎧ボーナスを得る。防具による失敗確率も秘術呪文失敗確率もなく、移動速度も制限されない。18レベルの点で、スピリチュアリスト全ラウンド・アクションとして、巻きひげを用いて近接攻撃間合い内にいるすべてのクリーチャー攻撃を行うことができる(攻撃ボーナスダメージ・ダイスは心霊体発現した守護霊のものを用いる)。この場合、スピリチュアリスト攻撃ロールを2回行い、より良い結果を選択する。そしてその攻撃結果を近接攻撃間合い内にいるすべてのクリーチャーに適用する。より良い攻撃ロールの結果がクリティカル可能域になったなら、スピリチュアリストはクリティカル・ロールの目標となるクリーチャーを1体だけ選択する。ほかの攻撃はクリティカル可能域をロールしている場合でも通常の命中として扱うこと。

非実体発現の絆/Incorporeal Bonded Manifestation:発現の絆を使用して非実体形態を選択したなら、スピリチュアリストは実体のないで覆われ、遠隔攻撃に対して視認困難を得る。8レベル点で、スピリチュアリスト近接攻撃非実体クリーチャーによりうまく効果を及ぼすことができるようになる。スピリチュアリスト素手打撃近接攻撃ゴースト・タッチ魔法の武器特殊能力を持つかのように扱われる。13レベルの点で、スピリチュアリスト標準アクションにより、自分の次のターンの開始まで(インヴィジビリティのように)不可視状態になることができるようになる。18レベルの点で、スピリチュアリスト発現の絆非実体形態を選択している間、(非実体)の副種別と、飛行移動速度30フィート(機動性は良好)を得る。

霊的妨害変則または超常)/Spiritual Interference:4レベル点で、心霊体として発現した守護霊間合い内にいる間、スピリチュアリストアーマー・クラスに+2の盾ボーナスセーヴィング・スローに+2の状況ボーナスを得る。心霊体として発現した守護霊組みつき状態無防備状態気絶状態の場合、これらのボーナスは失われる。また、非実体として発現した守護霊間合い内にいる間、スピリチュアリストは[精神作用]効果に対するセーヴィング・スローに+2の状況ボーナスを得る。このボーナス超常能力であり、守護霊気絶状態の場合には適用されない。

ディテクト・アンデッド(擬呪)/Detect Undead:5レベル点で、スピリチュアリストエーテル界とのつながりにより、回数無制限の擬似呪文能力としてディテクト・アンデッドを使用できるようになる。術者レベルスピリチュアリストレベルに等しい。

守護霊呼び戻し(超常)/Phantom Recall:6レベル点で、即行アクションもしくは割り込みアクションとして、スピリチュアリスト発現した守護霊を自分のそばか自分の意識の中へと呼び戻すことができる。この能ディメンジョン・ドアとして機能し、術者レベルとしてスピリチュアリストレベルを用いる。この方法でスピリチュアリスト守護霊を近くに呼び戻したなら、守護霊スピリチュアリストに隣接したマス(すでに隣接したマスがすべて占められているなら、可能な限り近くのマス)に出現する。

この能を使用して守護霊を自分の意識に呼び戻したなら、スピリチュアリストはこのアクションの一部として発現の絆起動することができるが、こうすると発現の絆ラウンドを余分に1ラウンド消費する。

6レベル点で、スピリチュアリストはこの能を1日に1回使用することができる。6レベルを超える4レベルごとに、スピリチュアリストは1日に追加で1回、この能を使用することができる。

カーム・スピリット(擬呪)/Calm Spirit:7レベル点で、スピリチュアリストは1日に1回使用できる擬似呪文能力としてカーム・スピリットを使用することができるようになる。11レベルの点と以降4レベルごとに、スピリチュアリストは1日に追加で1回この能を使用できるようになる(19レベルの点で最大の1日4回)。

シー・インヴィジビリティ(擬呪)/See Invisibility:9レベル点で、スピリチュアリストは視界から通常は隠れている多くのものを見る能を得る。スピリチュアリスト擬似呪文能力としてシー・インヴィジビリティを1日に1回使用することができる。この能持続時間は10分間である。

意識の融合(超常)/Fused Consciousness:10レベル点で、スピリチュアリスト守護霊発現している間、常に感覚の絆の利益を得る。スピリチュアリスト守護霊発現している場合であっても、守護霊感覚の傾倒によって与えられる技能ランク訳注《技能熟練》の誤り?)と[精神作用]呪文に対するボーナスを得る。最後にスピリチュアリスト守護霊発現している間でも、共有意識能を用いて[精神作用]効果効果守護霊の意識に押し付けることができるようになる。ただしそのようにすると、守護霊は直ちにスピリチュアリストの意識に退避してしまう。

上級霊的妨害変則または超常)/Greater Spiritual Interference:12レベルの点で、守護霊間合い仲間がおり、守護霊心霊体として発現しているならば、仲間それぞれはアーマー・クラスに+2の盾ボーナスと、セーヴィング・スローに+2の状況ボーナスを得る。スピリチュアリストに対しては、これらのボーナスは+4に増加する。発現した守護霊組みつき状態無防備状態気絶状態の場合、スピリチュアリスト間合い内の仲間はこのボーナスを得られない。守護霊非実体として発現したならば、守護霊から30フィート以内にいる仲間は[精神作用]効果に対するセーヴィング・スローに+2の状況ボーナスを得る。スピリチュアリストに対しては、このボーナスは+4に増加する。このボーナス守護霊気絶状態の場合には適用されない。

魂の絆(超常)/Spiritual Bond:14レベルの点で、スピリチュアリスト生命守護霊的要素と本質的なつながりを持つ。守護霊ヒット・ポイントを1ポイント以上持つ限り、スピリチュアリストヒット・ポイントが0未満に減少するようなダメージを受ける際、そのダメージは代わりに守護霊転送される。守護霊ダメージのすべてを受けるか、守護霊ヒット・ポイント【耐久力】の負の値になるまで減少すると、この転送は停止される。後者の場合、上限を超えたダメージスピリチュアリストが受ける。この能ヒット・ポイントダメージを受ける効果のみ適用される。

コール・スピリット(擬呪)/Call Spirit:16レベルの点で、スピリチュアリストは1日に1回使用できる擬似呪文能力として、コール・スピリットを発動する能を得る。

二重の絆(超常)/Dual Bond:17レベルの点で、スピリチュアリスト発現の絆を1日に3+スピリチュアリストレベルの2倍に等しいラウンド数だけ使用できるようになる。

意識強化(超常)/Empowered Consciousness:20レベル点で、守護霊が意識の中にいる間、スピリチュアリストは[精神作用]効果呪文憑依に関する効果マジック・ジャーポゼッションなど)に完全耐性を得る。

スピリチュアリスト呪文 Spiritualist Spells

スピリチュアリストは以下の呪文を使用することができる。アスタリスク*)が付記された呪文Occult Adventuresに掲載されている。スピリチュアリストは全ての呪文念術呪文として発動する。

0レベル・スピリチュアリスト呪文ヴァーチューオープン/クローズガイダンスグレイヴ・ワーズ*ステイビライズデイズディテクト・スピリチュアリスト・シグニフィカンス*ディテクト・マジックテレキネティック・プロジェクティル*ブリードメイジ・ハンドメッセージメンディングライトリード・マジックレジスタンス

1レベル・スピリチュアリスト呪文アイデンティファイアラームアンシーン・サーヴァントアンティシペイト・ペリルインフリクト・ライト・ウーンズヴェントリロキズムエクスペディシャス・リトリートエンデュア・エレメンツオブスキュアリング・ミストオルター・ウィンズキュア・ライト・ウーンズコーズ・フィアーコンプリヘンド・ランゲージズスピリチュアリスト・リーディング*サモン・モンスターIサンクチュアリシールドセントファイ・コープスタッチ・オヴ・グレイスレスネスチャージ・オブジェクト*チル・タッチディコンポーズ・コープスディサーン・ネクスト・オヴ・キンディテクト・アンデッドディテクト・イーヴル/グッド/ケイオス/ローデスウォッチテレンパシック・プロジェクション*ドゥームバースト・オヴ・アドレナリン*バースト・オヴ・インサイト*ファントム・ブラッドフェザー・フォールプロテクション・フロム・イーヴル/グッド/ケイオス/ローマインドリンク*マジック・ファングメイジ・アーマーリムーヴ・シックネスリムーヴ・フィアー

2レベル・スピリチュアリスト呪文レッサー・アニメイト・デッドインヴィジビリティインスティゲイト・スピリチュアリスト・デュエル*インフリクト・ペイン*インフリクト・モデレット・ウーンズエイドエモーティヴ・ブロック*オーギュリイオブジェクト・リーディング*カーム・スピリット*カタトニア*キュア・モデレット・ウーンズグール・タッチゴースト・ウィップ*サーマウント・アフリクションサモン・モンスターIIシー・インヴィジビリティジェントル・リポウズスケアーステイタスストリックン・ハートスピリチュアル・ウェポンスペクトラル・ハンドタッチ・オヴ・イディオシーディスフィギャリング・タッチディテクト・ソウツデス・ネルトワイライト・ヘイズパージ・スピリット*ピルファリング・ハンドファントム・スティードファントム・トラップフォールス・ライフブラープロテクション・フロム・アローズプロテクティヴ・ペナンブラミスディレクションライフ・パクトリムーヴ・パラリシスレヴィテートレジスト・エナジーレッサー・レストレーションロケート・オブジェクト

3レベル・スピリチュアリスト呪文アナライズ・オーラ*アニメイト・デッドアンデッド・アナトミーIアンリヴィング・レイジイセリアル・フィスツ*インヴィジビリティ・パージインフリクト・シリアス・ウーンズヴァンピリック・タッチウィンド・ウォールエクトプラズミック・スネア*オーラ・サイトレッサー・オブジェクト・ポゼッション*オブスキュア・オブジェクトガシアス・フォームキュア・シリアス・ウーンズクレアオーディエンス/クレアヴォイアンスクローク・オヴ・ウィンズコンテイジアス・ジール*コンデンスド・イーサー*サモン・モンスターIIIサンズ・オヴ・タイムシーク・ソウツシールド・ライフ*スピーク・ウィズ・デッドスピリットバウンド・ブレード*スローセサイル・スピリット*タンズディスプレイスメントディスペル・マジックトワイライト・ナイフノンディテクションハウリング・アゴニービストウ・カース}、ヒロイズムファントム・スティードファントム・ドライバーフォース・パンチフライブラインドネス/デフネスプロテクション・フロム・エナジーヘイストペイン・ストライクヘルピング・ハンドホスタイル・レヴィテーションマイナー・クリエイションマインドロックト・メッセンジャーマジック・サークル・アゲンスト・イーヴル/グッド/ケイオス/ローグレーター・マジック・ファングライディング・ポゼッション*リムーヴ・カースリムーヴ・ディジーズリムーヴ・ブラインドネス/デフネスレイ・オヴ・イグゾースチョンロケート・オブジェクト

4レベル・スピリチュアリスト呪文アンティインコーポリアル・シェルイセリアル・エンヴェロープ*イセリック・シャーズ*イレイズ・インプレッション*グレーター・インヴィジビリティイントラップ・スピリット*インビュー・ウィズ・スペル・アビリティインフリクト・クリティカル・ウーンズエナヴェイションオーラ・オヴ・ドゥームオーラ・オルタレーション*キュア・クリティカル・ウーンズクラッシング・ディスペアコンフュージョンサモン・モンスターIVシャドウ・カンジュレーションシャドウ・ステップスピーク・ウィズ・ホーントスピリチュアル・アライスペル・イミュニティソウトセンス*ソリッド・フォッグディヴィネーションディテクト・スクライングディメンジョナル・アンカーディメンジョン・ドアデス・ウォードデビリテイティング・ポーテントテリブル・リモーステレキネティック・チャージテレキネティック・マニューヴァー*ニュートラライズ・ポイズンファンタズマル・キラーコミュナル・ファントム・スティードファントム・チャリオットフィアーグレーター・フォールス・ライフブラック・テンタクルズフリーダム・オヴ・ムーヴメントポゼッション*マインド・スワップ*マインドワイプ*ミラー・トランスポートリムーヴ・カースレストレーションロケート・クリーチャー

5レベル・スピリチュアリスト呪文アンデッド・アナトミーIIイセリアル・エンヴェロプメント*インコーポリアル・チェインズ*マス・インフリクト・ペイン*ヴァンピリック・シャドウ・シールドウィズドロー・アフリクション*ウェイヴズ・オヴ・ファティーグウォール・オヴ・エクトプラズム*ウォール・オヴ・サウンドオーヴァーランド・フライトオブジェクト・ポゼッション*クラウドキルコール・スピリット*コンタクト・アザー・プレインサフォケーションサモン・モンスターVシークレット・チェストシャドウ・エヴォケーションシャドウ・ボディ*スクライングスペル・レジスタンススレイ・リヴィングセンディングディスミサルディスラプティング・ウェポンテレキネシステレパシック・ボンドテレポートドミネイト・パースンドリームナイトメアファンタズマル・ウェブフィースト・オン・フィアーフィーブルマインドフィクル・ウィンズフォールス・ヴィジョンフォスター・ヘイトリッド*プライング・アイズブレイク・エンチャントメントプレイナー・アダプテイションプレイン・シフトブレス・オヴ・ライフマス・ペイン・ストライクマインド・フォッグメイジズ・フェイスフル・ハウンドメイジズ・プライヴェイト・サンクタムメジャー・カースマス・リペア・アンデッドリモート・ヴューイング*レイズ・デッド

6レベル・スピリチュアリスト呪文アイバイトアナライズ・ドゥウェオマーアンウィリング・シールドアンシェイカブル・ジール*アンデス・トゥ・デスアンデッド・アナトミーIIIエクトプラズミック・イラプション*エネミー・ハンマーグレーター・オブジェクト・ポゼッション*クリエイト・アンデッドゲッタウェイサークル・オヴ・デスサモン・モンスターVIグレーター・シールド・ライフ*シャドウ・ウォークディスインテグレイトグレーター・ディスペル・マジックテレパシー*トゥルー・シーイングトランスフォーメーションハームバニッシュメントバンシー・ブラストヒールグレーター・ヒロイズムファインド・ザ・パスミスリードリーシュド・シャックルズリパルションレジェンド・ローア

守護霊 Phantoms

守護霊の能スピリチュアリストレベルと、発現の儀式を執り行う際にどの発現を選択したかによって決定される。発現した守護霊の基本データ表に、守護霊基本データの多くが記載されている。守護霊は自分の感情の傾倒に従い、基本データと能を変化させる。守護霊は自分に効果を及ぼすかどうかを判断する際、来訪者として扱われる。

クラス・レベルスピリチュアリストクラス・レベル

ヒット・ダイス守護霊が持つd10ヒット・ダイスの合計数。これらは通常通り、守護霊【耐久力】に従って修正される。

基本攻撃ボーナス守護霊基本攻撃ボーナス守護霊基本攻撃ボーナスヒット・ダイスの数に等しい。守護霊は高い攻撃ボーナスを得たからといって、肉体武器を用いて追加の攻撃を得ることはない。

良好/劣セーヴ守護霊セーヴィング・スロー基本ボーナス守護霊感情の傾倒に従い、良好なセーヴィング・スローを2つと劣セーヴィング・スローを1つ持つ。

技能守護霊の合計技能ランク守護霊はすべての技能技能ランクを割り振ることができるが、技能を使用するには適切な付属器官を備えていなければならない。基本値を超えた【知力】能力値を持つ守護霊通常通りこれらのランクの合計値を修正する(守護霊ヒット・ダイス毎に2+【知力】修正値に等しい技能ランクを得る)。守護霊ヒット・ダイスを超えた技能ランクを有することができない。守護霊の技能ランクは一度選択したら固定される。

特技守護霊が持つ特技の合計数。守護霊前提条件を満たした特技をすべて選択できるが、特技の中には使用するために特定の付属器官がなければならないものもある。守護霊特技は一度選択すれば固定される。

防御ボーナス守護霊心霊体クリーチャーとして発現した際の外皮ボーナスの増加、および非実体クリーチャーとして発現した際の反発ボーナス守護霊スピリチュアリストのつながりを防具阻害するため、心霊体として発現しても非実体として発現しても、守護霊はいかなる防具も身に着けることができない。守護霊防具を身に着けているかのような姿をとることもできるが、それは単なる外見幻術に過ぎない。

【敏】【魅】ボーナスこのボーナス守護霊【敏捷力】【魅力】に加える。

叩きつけダメージ守護霊肉体武器攻撃として2回の叩きつけを得る。この攻撃ダメージ守護霊サイズで決定され、守護霊感情の傾倒で得られる能によって変化することもある。以下の表に記載されいているものは、スピリチュアリストレベル毎の中型守護霊によって行われる叩きつけ攻撃によるダメージを示している。小型および大型守護霊によるダメージについては、二つの表を参照のこと。守護霊はしばしば、武器を有していたり他の肉体攻撃を行うかのような姿をして発現する。外見にかかわらず、守護霊攻撃は常に表に示した叩きつけ攻撃によるダメージを与える。

特殊この項には、を高めることで全ての守護霊が得られる能を示している。それぞれの利益を以下に示す。

暗視(変則)/Darkvision:守護霊暗視60フィートを持つ。

リンク(超常)/Link:スピリチュアリスト守護霊精神的なリンクを共有しており、(同じ次元界にいるならば)距離にかかわらず意思疎通を行うことができる。この意思疎通はフリー・アクションであり、スピリチュアリストターンでなくても行うことができるが、互いに意識がなければならない。これにより、スピリチュアリストはいつでも自分の指示を守護霊に伝えることができる。魔法のアイテムスピリチュアリスト守護霊とのつながりを妨げる。そのため、スピリチュアリスト守護霊魔法のアイテムのスロットを共有する。えば、スピリチュアリスト魔法の指輪を1つ身に着けている場合、守護霊は1つしか魔法の指輪を身に着けることができない。同じ部位にアイテムを身に着けると、スピリチュアリストが身に着けているものだけが有効になり、守護霊が身に着けているものは休止状態になる。魔法のアイテムを使用するには、守護霊に適切な付属器官がなければならない。

呪文共有(超常)/Share Spells:スピリチュアリスト目標が“自身”の呪文を、自身の代わりに自分の守護霊に対して(距離接触呪文として)発動することができる。スピリチュアリスト通常であれば守護霊種別来訪者)のクリーチャー効果を発揮しないものであっても自身守護霊に対しスピリチュアリスト呪文リストから呪文を発動できる。たとえ呪文のように機能する能であっても、この能守護霊呪文でない能を共有することはできない。

接触呪文伝達(超常)/Deliver Touch Spells:心霊体ないし非実体として完全に発現している間、守護霊スピリチュアリストから接触呪文を伝達することができる。スピリチュアリスト守護霊はこの能を使用するために触れる必要はないが、守護霊は30フィート以内にいてスピリチュアリスト守護霊を見ることができなければならない。スピリチュアリストが12レベル以上なら、守護霊スピリチュアリストから50フィート以内に接触呪文を伝達できるようになる。スピリチュアリスト呪文を発動し、その後守護霊割り込みアクションとして接触呪文を伝達させることができる。接触呪文ダメージを与えるものならば、守護霊攻撃ロールを行わなければならない。スピリチュアリストがこの能を使用して発動した接触呪文のチャージを、守護霊がとどめておくことはできない。呪文守護霊へ伝達されると、目標に触れなければ呪文は失われてしまう。呪文が6体までの同意するクリーチャー接触することができる呪文であれば、守護霊割り込みアクションにより同様のことを行うことができるが、同意する目標は同守護霊近接攻撃間合いにいなければならない。

魔力を帯びた攻撃(超常)/Magic Attacks:守護霊心霊体として発現している際、ダメージ減少を克服するかを考慮する際、叩きつけ魔法の武器であるかのように扱う。スピリチュアリストが10レベル以上なら、ダメージ減少を克服するかを考慮する際、守護霊武器はすべて守護霊属性武器であるかのように扱う。

能力値上昇(変則)/Ability Score Increase:守護霊能力値1つに1を加える。

忠誠(変則)/Devotion:守護霊心術呪文および心術効果に対する意志セーヴに+4の士気ボーナスを得る。

非実体飛行能力(超常)/Incorporeal Flight:守護霊非実体として発現している場合、飛行移動速度40フィート(機動性は良好)を得る。

守護霊のデータ Phantom Statistics

スピリチュアリスト守護霊通常スピリチュアリストと同じサイズになる。スピリチュアリストは自分より1段階小さいサイズ守護霊を持つこともできる。もしスピリチュアリストサイズ小型以下ならば、スピリチュアリストは自分より1段階大きいサイズ守護霊を持つこともできる。守護霊は常に人型生物の形をしたクリーチャーであり、発現している間はかつて生きていたの姿に似た容貌をしている。しかしその感情の揺らめきにより、通常どこか外見が歪んでいる。

守護霊は以下の基本データを持つ。これらはサイズ感情の傾倒で修正される。

発現した守護霊の基本データ Manifested Phantom's Base Statistics

クラス・レベル

ヒット・ダイス

基本攻撃ボーナス

良好なセーヴ

セーヴ

技能

特技

防御ボーナス

【敏】【魅】ボーナス

叩きつけダメージ

特殊

1

1

+1

+2

+0

2

1

+0

+0

1d6

暗視リンク呪文共有

2

2

+2

+3

+0

4

1

+2

+1

1d6

3

3

+3

+3

+1

6

2

+2

+1

1d6

接触呪文伝達(30フィート)

4

3

+3

+3

+1

6

2

+2

+1

1d6

魔力を帯びた攻撃

5

4

+4

+4

+1

8

2

+4

+2

1d8

能力値上昇

6

5

+5

+4

+1

10

3

+4

+2

1d8

忠誠

7

6

+6

+5

+2

12

3

+6

+2

1d8

8

6

+6

+5

+2

12

3

+6

+3

1d8

9

7

+7

+5

+2

14

4

+6

+3

1d10

非実体飛行能力

10

8

+8

+6

+2

16

4

+8

+4

1d10

能力値上昇

11

9

+9

+6

+3

18

5

+8

+4

1d10

12

9

+9

+6

+3

18

5

+10

+5

1d10

接触呪文伝達(50フィート)

13

10

+10

+7

+3

20

5

+10

+5

2d6

14

11

+11

+7

+3

22

6

+10

+5

2d6

15

12

+12

+8

+4

24

6

+12

+6

2d6

能力値上昇

16

12

+12

+8

+4

24

6

+12

+6

2d6

17

13

+13

+8

+4

26

7

+14

+7

2d8

18

14

+14

+9

+4

28

7

+14

+7

2d8

19

15

+15

+9

+5

30

8

+14

+7

2d8

20

15

+15

+9

+5

30

8

+16

+8

2d8

この値は中型守護霊のものを示している。小型もしくは大型守護霊については以下の表を参照

小型または大型サイズの守護霊の叩きつけダメージ Small or Large Phantom Slam Damage

レベル

ダメージ小型守護霊

ダメージ大型守護霊

1~4

1d4

1d8

5~8

1d6

2d6

9~12

1d8

2d8

13~16

1d10

3d6

17~20

2d6

3d8

守護霊 Phantom

初期能力種別 来訪者(守護霊)サイズ スピリチュアリストと同じかそれより1段階小さい(もしスピリチュアリスト小型以下なら、1段階大きくてもよい); 移動速度 30フィート; アーマー・クラス +2回避(非実体形態の場合)または+2外皮(心霊体形態の場合); 攻撃 叩きつけ(×2)(1d6または小型サイズの場合1d4); 能力値 【筋】12、【敏】14、【耐】13、【知】7、【判】10、【魅】13。

守護霊の技能 Phantom Skills

以下の技能守護霊クラス技能である:〈威圧〉【魅】〈隠密〉【敏】〈真意看破〉【判】〈製作〉【知】〈知覚〉【判】〈知識:次元界〉【知】〈はったり〉【魅】〈飛行〉【敏】。加えて、1レベル点で、スピリチュアリスト守護霊クラス技能として追加で1つ技能を選択することができる。守護霊感情の傾倒に基づき追加でクラス技能を2つ得る。守護霊はこれら2つの技能に対して、自動的にボーナス・ランクを得る――これらの技能のランクは、常にヒット・ダイスに等しい。

完全な発現形態 Full Manifestation Forms

守護霊を完全に発現させる際、スピリチュアリスト守護霊心霊体として発現させるか、非実体として発現させるかを選択しなければならない。守護霊発現した守護霊の基本データ表に記載されたデータを持つが、感情の傾倒スピリチュアリストがどの発現を選択したかによってそのデータは変更される。

心霊体/Ectoplasmic:スピリチュアリスト心霊体として発現させた場合、守護霊は以下の能を得る。

ダメージ減少/Damage Reduction:心霊体として発現した守護霊ダメージ減少5/斬撃を得る。スピリチュアリスト5レベルに達すると、スピリチュアリストダメージ減少5/魔法を得る。10レベル点で、ダメージ減少は10/魔法に増加する。15レベルの点で、ダメージ減少は15/魔法に増加する。20レベル点で、ダメージ減少は15/―に変化する。

位相ずらし(超常)/Phase Lurch:心霊体守護霊や物理的な障害物を通過する能を持つ。この能を使用するには、守護霊自分のターンを通過しようとする障害物の外で開始し、終了しなければならない。この能を使用しても心霊体守護霊非実体クリーチャーを通過することはできない。また障害物を通過している間、移動速度は半分になる。通過した面は薄く色の粘液に覆われる。この粘液は1分間持続する。

非実体/Incorporeal:スピリチュアリスト非実体として発現することを選択したなら、守護霊は幽のような姿でスピリチュアリストの30フィート以内に出現する。守護霊(非実体)の副種別を得、アーマー・クラス【魅力】修正値に等しい反発ボーナスを得る。アンデッドクリーチャーではないため、聖水正のエネルギーからダメージを受けることはない。他の非実体クリーチャーとは異なり、非実体守護霊は実体のあるクリーチャー攻撃をすることはできない。ただし、接触呪文伝達を使用して接触呪文を伝達することはできる。非実体として発現した守護霊は、自分が心霊体であるかのように、他の非実体クリーチャー叩きつけ攻撃を行うことができる。

感情の傾倒 Emotional Focus

守護霊はそれぞれ、感情の傾倒――生前の経験に基づく強な感情であり、守護霊物質界エーテル界に束縛され続ける原因――を1つ持つ。感情の傾倒守護霊発現している間に使用できる能を与えてくれる。能とその効果スピリチュアリストレベルによって決定される。

感情の傾倒により、守護霊がどの技能ボーナス技能ランクを得るかと、スピリチュアリストがどの技能《技能熟練》を得るかが決定される。また、発現した守護霊良好なセーヴィング・スロー種類と、レベルを得る際に得られる特殊能力も決定される。

守護霊は生前ののように――少なくともぬときにそうであったように――出現しようとする。しかし感情の傾倒により、守護霊は顔つきや癖、個性を捻じれさせてしまう。ほとんどのクリーチャーとは異なり、守護霊感情のオーラはしばしば呪文や能の利益を得ていない場合でも、誰もが見えるようになる。どのようなときに守護霊がこのような独自の形で感情のオーラ発現させるかは、個々の感情の傾倒説明文に記載されている。

憤怒 Anger

この感情の傾倒を持つ守護霊は過去生きていたの事件から怒りに満ち満ちている。この感情の傾倒をもつ守護霊はしかめ面で筋隆々としているか、いつも近くに来るクリーチャー攻撃する準備ができているようにみえる逆上したクリーチャーの姿をとることが多い。多くの場合、これらの守護霊は明るい色のオーラを放ち、これは特に戦闘中に顕著である。あるいは食いしばった心的な歯を隠し、浅い呼吸を繰り返しをはいているように見える。

技能守護霊ヒット・ダイスに等しいランクを〈威圧〉〈生存〉に得る。スピリチュアリストの意識に宿っている間、守護霊スピリチュアリストにこれらの技能に対する《技能熟練》を与える。

良好なセーヴ頑健および意志

【筋力】への傾倒/Strength Focus:守護霊【筋力】に+2のボーナス【敏捷力】に-2のペナルティを得る。スピリチュアリストレベルを得て守護霊【敏捷力】ボーナスを得る際、憤怒に傾倒した守護霊は代わりに【筋力】へのボーナスを得る。

強力打撃(変則)/Powerful Strike:この感情の傾倒を持つ守護霊は、叩きつけ攻撃通常より多くのダメージを与える。守護霊は現在のサイズより1段階大きいものとして叩きつけダメージを与える。加えて、守護霊ボーナス特技として《強打》を得る。

憤怒のオーラ(超常)/Aura of Fury:スピリチュアリスト7レベルになると、即行アクションとして、守護霊は半径20フィートに憤怒のオーラを放つことができる。範囲内のクリーチャー近接攻撃ロールに+2のボーナスを得るが、アーマー・クラスに-2のペナルティを受ける。オーラの終了はフリー・アクションである。守護霊はこの能心霊体非実体のいずれかの形態で使用することができる。

獰猛な振る舞い(超常)/Ferocious Mien:スピリチュアリストが12レベルに到達すると、即行アクションとして、心霊体守護霊はより獰猛で恐ろしい姿になることができる。これにより守護霊エンラージ・パースン呪文効果を受けたように1サイズ段階大きくなり、レイジ呪文響を受けたように場でより獰猛になる。この効果スピリチュアリストクラス・レベル毎に1ラウンドだけ持続する。スピリチュアリストが18レベルになると、守護霊獰猛な振る舞いを使用した際、元の能に加えて畏怖すべき存在変則的能力を得る。

逆上の号泣(超常)/Furious Wail:スピリチュアリストが17レベルになると、1日1回標準アクションとして、守護霊ウェイル・オヴ・ザ・バンシーとして機能する怒りに満ちた号泣を放つことができる。この効果術者レベルには守護霊ヒット・ダイスを用い、この効果難易度は10+守護霊ヒット・ダイスの半分+守護霊【魅力】修正値に等しい。守護霊はこの能心霊体非実体のいずれかの形態で使用することができる。

専念 Dedication

、あるいは終わらなかった任務を終えたいという望みにより、この感情の傾倒を持つ守護霊は世界にいる何か、誰かにねないほどの忠誠を抱いている。多くの場合、この感情の傾倒を持つ守護霊は主であるスピリチュアリストと強い家族の絆を持つ。専心の守護霊のほとんどは、しばしば断なくらせる強で厳格な守護者として姿を現す。そしてスピリチュアリストへの奉仕は揺るぎないものだ。この守護霊オーラを放つか、生前の頃スピリチュアリストの主への愛情が強かった場合には薔薇色のオーラを放つこともある。これらのオーラ後光として現れることも多く、主の実際の属性信仰の選択にかかわらず、そのような守護霊は神々しい姿を持つ。

技能守護霊ヒット・ダイスに等しいランクを〈交渉〉〈真意看破〉に得る。スピリチュアリストの意識に宿っている間、守護霊スピリチュアリストにこれらの技能に対する《技能熟練》を与える。

良好なセーヴ反応および意志

《鋼の意志》/Iron Will:守護霊ボーナス特技として《鋼の意志》を得る。さらに、守護霊が主の意識の中にいて、主がこの特技を有していない場合、主は《鋼の意志》の利益を得る。

忠義の打撃(超常)/Dutiful Strike:クリーチャー守護霊の主に攻撃を行う際、守護霊はその目標に対する攻撃ロールに+2のボーナスを得るとともに、守護霊サイズが1段階大きいかのようにその目標ダメージを与える。この能において、主のスピリチュアリスト目標とする有害な呪文攻撃として扱う。忠義の打撃は1分間持続するが、別のクリーチャー守護霊の主のスピリチュアリスト攻撃する(この点でこの効果は新しく攻撃したものに移る)か、攻撃したクリーチャーヒット・ポイントが0未満に減少するかすると終了する。

守護のオーラ(超常)/Defending Aura:スピリチュアリスト7レベルに到達すると、守護霊は近くの仲間に防護を与える半径10フィートのオーラを放つことができる。オーラ起動は回数無制限で行える即行アクションである。このオーラの中にいる仲間アーマー・クラスに+2の反発ボーナスと、戦技防御値およびすべてのセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。このオーラを終了させるのはフリー・アクションである。

献身的な従者(超常)/Devoted Servant:スピリチュアリストが12レベルに到達すると、スピリチュアリスト攻撃に気づかなかったとき(不意討ちラウンドに行われた攻撃や、スピリチュアリストが眠っていたり〈隠密〉を使用したクリーチャーによる攻撃を受けたなど)、守護霊が完全に発現していなければ、自動的にスピリチュアリストの意識から発現し、主を守護する。守護霊スピリチュアリストが気づいておらず、危険の中にいる限り発現したままである。この能スピリチュアリストアクションを必要としない。

不動の忠誠(超常)/Steadfast Devotion:スピリチュアリストが17レベルに到達すると、守護霊は有害な[精神作用]効果とすべての憑依マジック・ジャーポゼッションなど)に完全耐性を持つ。加えて、守護霊ディスミサルバニッシュメント、および類似の効果完全耐性を持つ。

絶望 Despair

絶望が命そのものを掌握するほどに恐ろしい段で殺されたり、無意味で無分別な人生を送ったクリーチャーがいる。そのような傾倒を持つ守護霊武器として苦悩を用い、守護霊の終わらない存在の憂鬱さで生けるものを傷つける。絶望守護霊はしばしば捻じれ傷ついた姿で現れ、の間際の不気味な状況を思い起こさせる。色は灰色じみているか不快な色をしていることが多い。話すときは恐ろしい囁き声か、高い金切り声を用いる。

技能守護霊ヒット・ダイスに等しいランクを〈威圧〉〈隠密〉に得る。スピリチュアリストの意識に宿っている間、守護霊スピリチュアリストにこれらの技能に対する《技能熟練》を与える。

良好なセーヴ頑健および意志

絶望が招く力/Power from Despair:守護霊怯え状態であるか、恐れ状態であるか、恐慌状態であるか、戦慄状態であるか、絶望のオーラクラッシング・ディスペアのような効果目標であるクリーチャーに対して行う攻撃ロールダメージ・ロールに+2のボーナスを得る。

悲嘆の打撃(超常)Miserable Strike:守護霊叩きつけ攻撃クリーチャーに命中させた際、そのクリーチャー意志セーヴィング・スロー難易度=10+守護霊ヒット・ダイスの半分+守護霊【魅力】修正値)を行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間攻撃ロールダメージ・ロールに-2のペナルティを受ける。これは[感情UM恐怖精神作用]効果である。複数攻撃が命中しても、この効果自身累積しない。

絶望のオーラ(超常)/Aura of Despair:スピリチュアリスト7レベルに到達すると、即行アクションとして、守護霊は半径10フィートの絶望のオーラを放つことができる。このオーラの中にいる敵は、すべてのセーヴィング・スローに-2のペナルティを受ける。これは[恐怖]効果である。オーラの終了はフリー・アクションである。

絶望の叫び(超常)/Despairing Shout:スピリチュアリストが12レベルに到達すると、1日に3回標準アクションとして、守護霊クラッシング・ディスペアとして機能する叫びを放つことができる。守護霊はこの効果術者レベルとしてそのヒット・ダイスを用い、効果難易度は10+守護霊ヒット・ダイスの半分+守護霊【魅力】修正値に等しい。守護霊はこの能心霊体非実体のいずれかの形態で使用することができる。

不可避の絶望(超常)/Inescapable Despair:スピリチュアリストが17レベルに到達すると、守護霊叩きつけ攻撃を命中させると、命中したクリーチャー悲嘆の打撃効果抵抗するためのセーヴを行えなくなる。

恐怖 Fear

この感情の傾倒を持つ守護霊は、生前圧倒的な恐怖に曝された。この守護霊は恐るべき武器としてこの恐怖を解き放つことができる。恐怖守護霊は直視できないほど恐ろしいこともしばしばである。にぼろぼろの喪服を身に着けたり、や他の拘束具に束縛されたりしたぼんやりした姿で現れる。その姿は痩せさらばえ怨のような姿に捻じ曲げられていることもあり、ゴーストスペクターの姿に見えることさえある。灰鉛色の渦巻くほこりの瘴気がしばしば彼らの周囲を覆っており、他のものに恐怖を与えようとしている。

技能守護霊ヒット・ダイスに等しいランクを〈威圧〉〈隠密〉に得る。スピリチュアリストの意識に宿っている間、守護霊スピリチュアリストにこれらの技能に対する《技能熟練》を与える。

良好なセーヴ反応および意志

《忍びの技》/Stealthy:守護霊ボーナス特技として《忍びの技》を得る。

恐怖を与える打撃(変則)/Horrifying Strike:守護霊叩きつけ攻撃を命中させたなら、そのクリーチャー意志セーヴィング・スロー難易度=10+守護霊ヒット・ダイスの半分+守護霊【魅力】修正値)を行わねばならず、失敗すると1d4ラウンドの間怯え状態になる。同じクリーチャー複数回攻撃しても、恐れ状態になることはない。これは[恐怖精神作用]効果である。

深まる恐怖(超常)/Increase Fear:スピリチュアリスト7レベルに到達すると、即行アクションとして、守護霊は半径20フィートのオーラを放つことができる。このオーラの中にいて意志セーヴィング・スロー難易度=10+守護霊ヒット・ダイスの半分+守護霊【魅力】修正値)に失敗した敵は、[恐怖]による状態異常を深めてしまう。オーラ内にいる怯え状態の敵は恐れ状態に、恐れ状態の敵は恐慌状態に、恐慌状態の敵は戦慄状態になる。この効果は敵がオーラの中にいる間と、最初の[恐怖]状態にある間、そしてオーラから出て守護霊ヒット・ダイスの半分に等しいラウンドの間、そして最初の[恐怖]効果持続時間が終了するまでの間持続する(いずれの条件が終了しても終了する)。セーヴィング・スローに成功したクリーチャーは、同じ守護霊が行うこの効果に24時間の間完全耐性を得る。これは[恐怖精神作用]効果である。守護霊はこの能心霊体非実体のいずれかの形態で使用することができる。

恐れ打撃(超常)/Frightful Attack:スピリチュアリストが12レベルに到達すると、守護霊叩きつけ攻撃を命中させた際、怯え状態ではなく恐れ状態にすることができる(守護霊攻撃を行う際にどちらの状態にするかを選択する)。これは[恐怖精神作用]効果である。

仲間の避難所(超常)/Shelter Allies:スピリチュアリストが17レベルに到達すると、守護霊恐怖から仲間守護できるようになる。守護霊深まる恐怖オーラ範囲内にいる仲間は、オーラの中にいる間[恐怖]に対する完全耐性を得る。守護霊エーテル界へと追放されない限り、この能により主のスピリチュアリスト[恐怖]に対する完全耐性を得る。

嫌悪 Hatred

嫌悪の感情ほどに、魂を負の物質界訳注:Negative Material Plane; 負のエネルギーの次元界の誤記?)へと引き寄せるものはほとんどない。この感情の傾倒を持つ守護霊は、しばしばこの強な感情に盲目的に従う――そして他のものにもむけない。このような守護霊は大抵、恐怖感情の傾倒を持つもの以外の守護霊全てよりも陰鬱であり、い予感を起こさせる。彼らの多くは、鎧からが無数に生え、だらけの危険武器を掴んでいるように見える、暗く恐ろしい騎士として発現する。またあるは、近付く者を横柄に見下ろす、背が高く痩せた姿をしていることもある。これらの守護霊は一般に敵への呪い、冒涜、詩などを口にする。そのオーラは脈動する漆で、この恐ろしい守護霊攻撃する際には暴的な音を立てる。

技能守護霊ヒット・ダイスに等しいランクを〈軽業〉〈知覚〉に得る。スピリチュアリストの意識に宿っている間、守護霊スピリチュアリストにこれらの技能に対する《技能熟練》を与える。

良好なセーヴ頑健および反応

《武器の妙技》/Weapon Finesse:守護霊ボーナス特技として《武器の妙技》を得る。

嫌悪の対象(超常)/Hated Target:守護霊移動アクションとして、視線範囲内にいるクリーチャー1体を嫌悪の対象に指定することができる。守護霊嫌悪の対象に対して行う攻撃ロールに+2のボーナスと、ダメージ・ロールに守護霊ヒット・ダイスの半分(最低1)に等しいボーナスを得る。守護霊嫌悪の対象に意識を傾けるため、他のクリーチャーすべてに対する攻撃ロールに-2のペナルティを受ける。守護霊は一度に1体に対してのみこれらのボーナスを維持することができる。これらのボーナスは、嫌悪の対象亡するか、守護霊視線から1分以上離れるかするまで持続する。スピリチュアリスト7レベルに到達すると、守護霊はこの能即行アクションとして使用することができるようになり、嫌悪の対象として指定していないクリーチャー攻撃する際にペナルティを受けなくなる。守護霊がこの能を使用するには、心霊体として発現していなければならない(スピリチュアリストが17レベル以上の場合を除く。後述の嫌悪の共有参照)。

嫌悪のオーラ(超常)/Hateful Aura:スピリチュアリスト7レベルに到達すると、即行アクションとして、守護霊は半径10フィートに、自分と自分の主がダメージを与えたものに痛みを付与するオーラを放つことができる。オーラ範囲内にいる敵がスピリチュアリスト守護霊からダメージを受けたなら、追加で守護霊【魅力】ボーナスに等しいダメージを受ける。これは[苦痛精神作用]効果である。守護霊はこの能心霊体非実体発現したときに使用することができる。

急所攻撃(超常)/Sneak Attack:スピリチュアリストが12レベルに到達すると、守護霊急所攻撃+3d6を得るが、この効果嫌悪の対象にのみ機能する。18レベルの点で、急所攻撃ダメージは+5d6に増加する。

嫌悪の共有(超常)/Shared Hatredスピリチュアリストが17レベルに到達すると、守護霊は他人に嫌悪の対象を分け与えることができる。守護霊嫌悪の対象を指定すると、仲間も同様に、その敵に対して攻撃ロールに+2のボーナスダメージ・ロールに+4のボーナスを得る。さらに、守護霊嫌悪の対象非実体形態でも使用できるようになる。このようにすると、守護霊嫌悪の対象であれば、実体のあるクリーチャーに対して叩きつけ攻撃を行えるようになる。

嫉妬 Jealousy

この感情の傾倒を持つ守護霊は、何に対しても強欲である――主に対しても、傷つけたい相に対しても、自分に興味を向けないものに対しても。いつも注の的でありたいと願っている。この守護霊の姿は生前求めていた姿となる。魅的な、他人の興味を引き付けると信じる姿をとることが多い。別のには這い回り蹌踉めく姿になり、間合いに入ったものが欲しいものなら何でもつかみ取ろうとする。この強欲な守護霊オーラはすぐに色を変えてしまう。脂ぎったから橙色へ、そして灰色がかったへと。それは彼らがその暗い欲望の対象をに入れようと努して感情をまぐるしく入れ替えるからだ。

技能守護霊ヒット・ダイスに等しいランクを〈鑑定〉〈はったり〉に得る。スピリチュアリストの意識に宿っている間、守護霊スピリチュアリストにこれらの技能に対する《技能熟練》を与える。

良好なセーヴ反応および意志

《欺きの名人》/Deceitful:守護霊ボーナス特技として《欺きの名人》を得る。

嫉妬の戦士(超常)/Jealous Combatant:守護霊近接攻撃クリーチャーに命中させるたび、そのクリーチャーは1ラウンドの間、守護霊以外に対するすべての攻撃ロールに-2のペナルティを受ける。この効果はそれ自身累積しない。

憤慨のオーラ(超常)/Resentful Aura:スピリチュアリスト7レベルに到達すると、即行アクションとして、守護霊は半径20フィートにオーラを放つことができる。このオーラ範囲内にいる敵が守護霊を含まない攻撃呪文発動を行う場合、意志セーヴ難易度=10+守護霊ヒット・ダイスの半分+守護霊【魅力】修正値)に成功しなければ、次のその敵のターンの終了までよろめき状態となる。このオーラフリー・アクションで終了することができる。守護霊はこの能心霊体非実体のいずれかの形態で使用することができる。

応報(超常)/Retribution:スピリチュアリストが12レベルに到達すると、クリーチャー守護霊の主に攻撃を行う際、その攻撃が命中したかどうかにかかわらず、守護霊を怒らせる。守護霊の次のターンの終了まで、守護霊がそのクリーチャーに対する攻撃はすべて、追加で2d8ポイントのダメージを与える。この追加ダメージは精密性によるダメージである。

連れ出すべき我が君(超常)/Mine to Take:スピリチュアリストが17レベルに到達すると、1日1回割り込みアクションとして、守護霊の主がセーヴィング・スローを試みるか攻撃ロール目標となるかしたに、守護霊スピリチュアリスト場所を入れ替えることができる。ただし守護霊スピリチュアリストは同じ次元界にいなければならず、守護霊攻撃効果に気付いていなければならない。場所が入れ替わった後、守護霊はこの能起動した攻撃効果目標となる。守護霊はその効果に対して完全耐性抵抗を有していても構わない。これは(瞬間移動効果である。守護霊はこの能心霊体非実体のいずれかの形態で使用することができる。

熱狂 Zeal

この感情の傾倒を持つ守護霊は、ぬ間際と同様に、与えられた任務すべてにこだわりを見せる。基本的な指示のほとんどは生に関わる状況のものと扱われ、本当に危険な指示に対しては常識に反するほどの決意と執念を示す。熱狂守護霊は不動なる守護者大胆熱狂的なクリーチャーの姿をとる。彼らは次の試練や、主や自分のを誇れる機会を探し求める。これらの守護霊は極めて誇り高いクリーチャーであることも多いため、任務を達成するなかで橙色のオーラを示す。彼らは偉業を鼻にかけ、自分以上の偉業を達成していないものを非難する傾向がある。

技能守護霊ヒット・ダイスに等しいランクを〈軽業〉〈生存〉に得る。スピリチュアリストの意識に宿っている間、守護霊スピリチュアリストにこれらの技能に対する《技能熟練》を与える。

良好なセーヴ頑健および反応

追跡/Tracking:守護霊痕跡追跡するために行う〈生存〉技能判定に、ヒット・ダイスの半分(最低1)を加える。

無慈悲な戦士(超常)/Ruthless Combatant:守護霊叩きつけのクリティカル可能域は19~20になる。スピリチュアリストが11レベルに到達すると、守護霊叩きつけのクリティカル倍率は×3に増加する。これは《クリティカル強化》や類似の効果とは累積しない。

決断のオーラ(超常)/Determination Aura:スピリチュアリスト7レベルに到達すると、即行アクションとして、守護霊は近くの仲間熱狂させる、半径20フィートのオーラを放つことができる。このオーラ内にいる仲間攻撃ロールセーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。守護霊はこの能心霊体非実体のいずれかの形態で使用することができる。

忠実なる僕(超常)/Steadfast Servant:スピリチュアリストが12レベルに到達すると、守護霊スピリチュアリスト気絶状態睡眠状態であっても発現したままでいることができる。

熱狂による決意(超常)/Zeal's Resolve:スピリチュアリストが17レベルに到達すると、1日に3回、フリー・アクションにより、守護霊攻撃ロールを外したりセーヴィング・スローに失敗したときに、失敗した攻撃ロールセーヴィング・スローを再ロールすることができる。再ロールした結果がよりい出であったとしても、その結果を使用しなければならない。

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アスタリスク(*)が付記された呪文Occult Adventuresに掲載されている。

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