Shadow Walk/影界旅行
系統 幻術(操影); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー6、バード5
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作
距離 接触
目標 接触したクリーチャー1体/レベルまで
持続時間 1時間/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー 意志・無効; 呪文抵抗 可
シャドウ・ウォーク呪文を使うためには、術者は薄明かりの範囲にいなければならない。術者と術者が接触したクリーチャーは影界と境を接する物質界の縁へと、渦巻く影の道を通って運ばれる。この呪文の効果はおおむね幻に属するものだが、影の道そのものは半ば実体である。術者は自分と一緒に1体以上のクリーチャーを(レベルによる上限に従って)連れて行くことができるが、その全員が互いに接触していなければならない。
影の世界では、術者は1時間に50マイルの速度で移動することができ、影界との境では通常通り移動していながら、物質界では相対的にもっと速く移動することになる。従って、術者は影界に入り込み、望むだけの距離を移動し、その後、物質界に戻ることで、素早く旅をすることができる。
影界と物質界の間では現実がぼやけているため、術者はこの移動の間に通り過ぎる地形や地域について詳しいことを知ることも、自分の旅がどこで終わるのかを正確に予知することもできない。距離を正確に判断することは不可能であり、この呪文は事実上、偵察やスパイに対しては役に立たない。さらに、この呪文の効果が終了した時点で、術者は意図した終点から水平方向にランダムな方角に1d10×100フィート放り出される。これによって固体の中に入ってしまうような場合、術者は同じ方向に1d10×1,000フィート放り出される。それでも固体の中に入ってしまう場合、術者(と術者と一緒にいるすべてのクリーチャー)は最寄りの開けた空間に放り出されるが、こうした活動による無理がたたって疲労状態となってしまう(セーヴ不可)。
シャドウ・ウォークを使って、影界と境を接する他の次元界へと旅をすることもできるが、そうするためには影界の中を移動して他の次元界との境界へと向かわねばならない。影界の中を移動するには1d4時間かかる。
シャドウ・ウォークが発動された時に術者が接触していたクリーチャーも影界との境へ移される。
彼らは術者について行くか、影界へとさまよい出るか、物質界へとよろめき出るかを選ぶことができる(彼らが迷子になったり、術者に捨てられた場合、後者の2つのどちらかが起こる可能性が50%ずつある)。術者に従って影界に行くことに同意しないクリーチャーは意志セーヴィング・スローをすることができ、成功すればこの効果を無効化することができる。