出典 Bestiary 6 182ページ
経験点 1,200
混沌にして悪/超小型サイズのアンデッド
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート、非視覚的感知30フィート; 〈知覚〉+8
アーマー・クラス 18、接触16、立ちすくみ14(+2外皮、+2サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 37(5d8+15)
頑健 +4、反応 +7、意志 +6
防御的能力 エネルギー放出に対する抵抗+2; 完全耐性 アンデッドの種別特性
移動速度 30フィート、登攀30フィート
近接 噛みつき=+9(1d6+6/19~20、加えて“出血”、および“呪い”)
接敵面 2・1/2フィート、間合い 0フィート
特殊攻撃 ギザギザの口、出血攻撃(1d6)、冷笑家の噛みつき
擬似呪文能力 (術者レベル4; 精神集中+7)
回数無制限―オープン/クローズ、ゴースト・サウンド(難易度13)、サイレント・イメージ(難易度14)
3回/日―ヴァニッシュ、エンタングル(難易度14)、クラッシング・ディスペア(難易度16)、メモリー・ラプス(難易度14)
1回/日―アニメイト・デッド
【筋】19、【敏】18、【耐】―、【知】7、【判】15、【魅】16
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +5; 戦技防御値 19(対足払い31)
特技 《イニシアチブ強化》、《技能熟練:隠密》、《神速の反応》
技能 〈隠密〉+20、〈真意看破〉+14、〈知覚〉+8、〈登攀〉+12; 種族修正 +4〈真意看破〉
言語 共通語(話せない)
その他の特殊能力 陰鬱
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、または悲劇(3~6、加えてゾンビ2~12)
宝物 標準
陰鬱(超常)/Gloom ラヴローンが存在する場所には、不自然に棘のついた鶴が生えてくる。5日が経過すると、ラヴローンが選挙した場所は冷たく、暗く、臭くなる。これは常時作用するミラージュ・アーケイナ(難易度18)として機能する。術者レベルはラヴローンのヒット・ダイスに等しい。通常、ラヴローンはこの能力を隠れ家の入り口を隠すために使用するが、自分の縄張りを鬱蒼とした暗い雰囲気に見せるためにも使用される。ラヴローンは同時に陰鬱を1箇所だけ維持できる。陰鬱の範囲内にいる間、ラヴローンの擬似呪文能力のセーヴ難易度は1だけ増加する。
冷笑家の噛みつき(超常)/Cynic's Bite 難易度15の意志セーヴに成功しない限り、ラヴローンの噛みつきは犠牲者を無気力で呪う。犠牲者は常に疲労状態となり、士気ボーナスの利益を得られない。呪いを解除する通常の手段に加え、この呪いはカーム・エモーションズ呪文あるいはエリクサー・オヴ・ラヴの摂取によって解呪できる。これは[感情、精神作用、呪い]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
ギザギザの口(超常)/Jagged Maw ラヴローンの噛みつき攻撃は、クリティカル可能域が19~20である。ラヴローンが噛みつき攻撃でクリティカル・ヒットを確定させたなら、同時に負のレベル1を与える。この負のレベルは難易度15の頑健セーヴに成功すれば除去できる。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
不幸と苦しみに突き動かされる悪意のあるクリーチャー、ラヴローンは心中を約束した幸薄い恋人たちや、虐待や暴力的な家族間の衝突の犠牲者といった、愛が悲劇的な結末を迎えたときに死んだ人の魂から発生する。死において、その頑固な魂が心臓のみに執着し、死んだはずの器官を自律行動させて体から弾けて自由になり、生前に大切にしていたすべてのものを作り上げようと専念する。
苦痛を与えるアンデッド・モンスターは生きている組織に牙を突き刺す感覚を楽しむものだが、ラヴローンは肉体よりも辛い感情に飢えている。たった一つの存在によって、その範囲を絶望と致命的な罠の迷路へと腐敗させてしまう。彼らはかつての恋人を付け狙い殺すこともあるが、それよりも家や共同体の中に潜んで不幸と軽別を植え付け、それによって生じる怒りと悲しみを味わうことが多い。その小さなサイズと、生活している人の記憶や感情に鑑賞する能力により、ラヴローンは何年も隠れたままでいることができる。ときには、何世代にも渡って単一の家族を悩ませていることもある。
ラヴローンの中心の体は健康な人間の心臓の2倍ほどの大きさで、7~10本の脚は2フィートの高さにまで伸び、蜘蛛に似た姿をしている。