出典 Bestiary 6 230ページ
経験点 4,800
混沌にして悪/中型サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト、変身生物)
イニシアチブ +9; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+17
アーマー・クラス 21、接触15、立ちすくみ16(+6外皮、+5【敏】)
ヒット・ポイント 103(9d10+54)
頑健 +9、反応 +11、意志 +11
ダメージ減少 10/冷たい鉄または秩序; 完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、[毒]; 呪文抵抗 19
移動速度 30フィート
近接 叩きつけ(×2)=+16(2d6+7、加えて“人間性消費”)、または接触=+16(人間性消費)
特殊攻撃 人間性消費、身の毛のよだつ姿(難易度18)
擬似呪文能力 (術者レベル8; 精神集中+12)
常時―ノンディテクション
8回/日―死の調伏(1d4+4)、なだめの手(1d6+8)
3回/日―エイド、エンスロール(難易度16)、キュア・モデレット・ウーンズ、メジャー・イメージ(難易度17)
1回/日―クリエイト・フード・アンド・ウォーター、プレイン・シフト(自身のみ)、マス・キュア・ライト・ウーンズ
【筋】25、【敏】20、【耐】23、【知】18、【判】21、【魅】18
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +16; 戦技防御値 31
特技 《欺きの名人》、《イニシアチブ強化》、《技能熟練:隠密》、《踏み込み》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+20、〈交渉〉+13、〈呪文学〉+16、〈真意看破〉+17、〈知覚〉+17、〈はったり〉+18、〈変装〉+18、〈知識:次元界、宗教〉+16、〈魔法装置使用〉+16
言語 奈落語、天界語、共通語; テレパシー100フィート
その他の特殊能力 変身(人間性消費の目標; オルター・セルフ)、偽りの預言者(共同体、治癒)、癒し手の祝福、結束力(1回/日)
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体、またはカルト(ウトゥク1、加えて狂信者2~20)
宝物 ×2
人間性消費(超常)/Consume Humanity ウトゥクが叩きつけ攻撃で人型生物に当てると、そのクリーチャーの人間性の一部を吸い上げ、犠牲者をねじ曲がらせ変形させる。犠牲者は難易度18の頑健セーヴに成功するか、1d4ポイントの【魅力】吸収を受けなければならない。ウトゥクは代わりに接触攻撃として人間性消費を使用できる。形状変化はこの能力を使用した最後の人型生物の外見を変えることにのみ使用できる。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
偽りの預言者(超常)/False Prophet ウトゥクは脅威度に等しいレベル(典型的なウトゥクは8レベル)のクレリックとして2つの領域から与えられる能力への使用権を得、それは以下の中から選ばれる:共同体、治癒、高貴、守護、安息。一部のウトゥクは異なる領域の使用権を持っている。
身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance ウトゥクの身の毛がよだつ姿に屈したクリーチャーは1d4ラウンドの間よろめき状態となる。
ウトゥクは定命の人生のサイクルから罪深い魂を取り除く悪質な方法を専門としている。ウトゥクは教団を構築する時、その信者に、教えに従えば、強力な来訪者への変化によってではなく、大いなる彼方自体への同化によって報われるのだと教える。現実の基礎的な部分として不死であること以上の光栄とは何か? 生前から変わらず邪悪で破壊的である敬虔なウトゥクの教団信者の魂は、裁かれるときに来訪者へと変成はしないが、代わりに新たな精髄に形成され、それからアビスと融合する。このようにして、これらの魂はアビスを強化すると同時に、数を増やす必要があるこれらの新しい魂の飢えたデーモン種を強化する。
真の姿では、ウトゥクは身長7フィート、体重200ポンドである。
この六本脚のフィーンドの両端からは棘のついたクラブが伸びている。背中からトゲが成長したものが突き出て、お腹の中で口が欠伸をしている。
出典 Bestiary 6 225ページ
経験点 76,800
混沌にして悪/巨大サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト)
イニシアチブ +9; 感覚 擬似視覚120フィート、暗視60フィート; 〈知覚〉+26
アーマー・クラス 31、接触31、立ちすくみ26(+20外皮、-4サイズ、+5【敏】)
ヒット・ポイント 241(21d10+126)
頑健 +18、反応 +17、意志 +11
防御的能力 防御的甲羅; ダメージ減少 15/冷たい鉄および秩序; 完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、[毒]; 抵抗 [強酸]10、[雷撃]10、[火炎]10; 呪文抵抗 27
移動速度 50フィート
近接 噛みつき=+26(4d8+7、加えて“毒”)、叩きつけ(×2)=+31(3d6+14/19~20)
接敵面 20フィート、間合い 20フィート
特殊攻撃 撤去、破壊の一打、分解ビーム、身の毛のよだつ姿(難易度24)
【筋】38、【敏】21、【耐】22、【知】3、【判】14、【魅】19
基本攻撃 +21; 戦技ボーナス +39(突き飛ばし+41、武器破壊+43); 戦技防御値 54(対突き飛ばしおよび武器破壊56)
特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《クリティカル強化:叩きつけ》、《クリティカル熟練》、《出血化クリティカル》、《上級武器破壊》、《突き飛ばし強化》、《鋼の意志》、《武器破壊強化》、《ふっとばし攻撃》、《迎え討ち》
技能 〈水泳〉+38、〈知覚〉+26
言語 奈落語; テレパシー100フィート
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体、2体、または攻城部隊(3~4)
宝物 乏しい
噛みつき(変則)/Bite カタボリグネの噛みつきは二次的攻撃である。
撤去(変則)/Demolish 全ラウンド・アクションとして、カタボリグネは隣接する構造物に12d6+28ポイントのダメージを与える。
毒(変則/Poison) 噛みつき―致傷型; セーヴ 頑健・難易度26; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d4【耐久力】吸収、加えて朦朧状態1ラウンド; 治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
破壊の一打(変則)/Devastating Strike カタボリグネの叩きつけ攻撃は、ダメージを受ける物体とクリーチャーの最初の10ポイントの硬度を無視する。カタボリグネの尾の叩きからクリティカル・ヒットを受けたクリーチャーは難易度34の頑健セーヴに成功するか1ラウンドの間朦朧状態とならなければならない。セーヴ難易度は【筋力】に基づく。
分解ビーム(超常)/Disintegration Beam 1d4ラウンド毎に1回標準アクションとして、カタボリグネは背中の尖った腫瘍から純粋な抹消を集中させたビームを放つことができる。カタボリグネは60フィートの直線の各クリーチャーに対して個別に遠隔接触攻撃を行う。クリティカルの確定も個別にロールすること。分解ビームが当たったクリーチャーまたは物体は20d6ポイントのダメージを受ける。影響を受けたクリーチャーは難易度26の頑健セーヴに成功するとダメージを5d6ポイントに減少させることができる。ディスインテグレイトのように、分解ビームによってヒット・ポイントが0以下になったクリーチャーは塵になり殺害される。セーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
防御的甲羅(超常)/Deflective Carapace カタボリグネの接触アーマー・クラスは鎧ボーナスと外皮ボーナスの修正を受ける。
身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance カタボリグネの身の毛のよだつ姿に屈するクリーチャーは自分の体が粉々に崩れていくように感じる。影響を受けたクリーチャーは1d4ポイントの【敏捷力】ダメージを受ける。
カタボリグネはクリフォトの破壊的な攻城兵器であり、デーモンのような要塞の中で暴れまわり、進路上すべてのものを破壊する。カタボリグネの背中にある木のように成長した腫瘍は、触れるもの全てを塵に還すエントロピーの力のビームを放つことができ、その口は恐ろしい肉食性の毒を垂れ流している。奇妙なことに、カタボリグネはプロティアンに対しては敵対的ではないようであり、プロティアンはこの荒廃させるようなクリフォトを破壊的な乱痴気騒ぎへと陽気に導くことがある。
カタボリグネは高さ30フィート、体長40フィートで、体重16米トンである。
この人間サイズのカニのようなクリーチャーは、6本のずんぐりした脚で急いで歩き、4本の腕はそれぞれ異なる方法で痛みを与える。
出典 Bestiary 6 226ページ、Pathfinder #64:Beyond the Doomsday Door 90ページ
経験点 12,800
混沌にして悪/中型サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト)
イニシアチブ +10; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+18
アーマー・クラス 27、接触17、立ちすくみ20(+1回避、+10外皮、+6【敏】)
ヒット・ポイント 137(11d10+77)
頑健 +14、反応 +13、意志 +7
防御的能力 全周囲視覚、フリーダム・オヴ・ムーヴメント; ダメージ減少 10/秩序; 完全耐性 [強酸]、[氷雪]、[精神作用]効果、(ポリモーフ)効果; 抵抗 [雷撃]10、[火炎]10; 呪文抵抗 22
移動速度 40フィート、登攀40フィート; エア・ウォーク
近接 +1シミター=+18/+13/+8(1d6+7/15~20)、爪=+15(1d8+3、加えて“出血”)、はさみ=+15(1d6+3、加えて“つかみ”)、針=+15(1d4+3、加えて“毒”)
特殊攻撃 出血攻撃(1d6)、締めつけ(1d6+7)、身の毛のよだつ姿(難易度20)、産卵管、蜘蛛の糸(+17遠隔、難易度22、ヒット・ポイント11)
擬似呪文能力 (術者レベル11; 精神集中+16)
常時―エア・ウォーク、フリーダム・オヴ・ムーヴメント
回数無制限―スタチュー
3回/日―プロテクション・フロム・ロー、ベイルフル・ポリモーフ(難易度20)
1回/日―ディメンジョン・ドア、ポリモーフ・エニィ・オブジェクト(難易度23)、マス・リデュース・パースン(難易度19)
【筋】23、【敏】23、【耐】24、【知】13、【判】18、【魅】20
基本攻撃 +11; 戦技ボーナス +17; 戦技防御値 34(対足払い42)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《強打》、《クリティカル強化:シミター》、《複数回攻撃》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+20(+28 岩の中にいる間)、〈軽業〉+20、〈水泳〉+17、〈知覚〉+18、〈知識:神秘学〉+15、〈登攀〉+28、〈変装〉+19(+27 彫像の形である間の岩として); 種族修正 +8〈隠密〉 岩の中にいる間、+8〈変装〉 彫像の形である間の岩として
言語 奈落語; テレパシー100フィート
出現環境 気候問わず/地下(奈落界アビス)
編成 単体、2体、または漁場(3~10)
宝物 標準(+1シミター、その他の宝物)
身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance ゴンゴリナンの身の毛のよだつ姿に屈する者は、1d4ラウンドの間混乱状態となる。
産卵管(超常)/Oviposition ゴンゴリナンは機会攻撃を誘発する全ラウンド・アクションとして小型またはそれより大きな、押さえ込まれた状態、無防備状態あるいは同意するクリーチャーの体に人間の心臓ほどの大きさの石の卵を埋め込むことができる。このアクションは、犠牲者に1d4ポイントの【耐久力】ダメージを与える。犠牲者がこのダメージから生き延びた場合、卵は犠牲者の体の奥深くに根付き、その精神に繋がり雛を温め始める。卵は急速に成長し、毎日1ポイントの【知力】吸収を与える。この【知力】吸収が有効【知力】値が1のクリーチャーに影響を及ぼすと、卵は、犠牲者の体内で「孵化」する。これにより、犠牲者は即座に身の毛のよだつ動物、異形、魔獣または蟲に変成する(正確な選択は、奇妙な目的と認識できない欲望に従ってゴンゴリナンによって行われる)、その後純粋な本能によって新しい人生を生き始める――この効果はそれ以外の点ではクリーチャーが個性を保持する為の2回目の意志セーヴに失敗したベイルフル・ポリモーフとして機能する。ゴンゴリナンは、この変成を果たしたクリーチャーに、ゴンゴリナンがそのクリーチャーの120フィート以内にいる限りその犠牲者がドミネイト・モンスターの影響を受けているかのように命令を下せる(これは通常であれば精神を持たない結果としてそうした効果に完全耐性を持つクリーチャーにも機能する)。この効果はブレイク・エンチャントメントによって反転できるが(難易度22――ゴンゴリナンのヒット・ダイスを術者レベルとして扱うこと)、解呪はできない。
毒(変則)/Poison 針―致傷型; セーヴ 頑健・難易度22; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d3【筋力】ダメージ、およびよろめき状態1ラウンド; 治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
ゴンゴリナンはクリフォト・ロードであるヤマソスの落とし子であるが、彼らを子孫ではなく寄生虫と考えてもよいだろう。ゴンゴリナンの基本的な姿は、巨大なずんぐりむっくりしたカニに似ているが、カニの水棲への適用能力が欠如している――ゴンゴリナンは陸生のクリーチャーである。典型的なゴンゴリナンは数十もの目を持ち、口のすぐ上にある身体の上端から3フィート近くまで眼を伸ばすことができ、四方八方を見渡せる驚異的な視界を提供している。ゴンゴリナンの口は、スライドするプレートと歯の隆起が複雑に絡み合っていて、喋ったり噛んだりする時に噛み合ったり鳴ったりするが、この恐ろしい形状にもかかわらず、物理的な攻撃をするには不向きである; そのため、ゴンゴリナンは腕に依存する。各ゴンゴリナンには4本の腕があり、それぞれが高度に特化した異なる付属肢である。人型生物の腕は細かい操作や武器の使用に使い、カマキリのような爪は肉を切断し深い出血の傷を生み出すために使われる。針で覆われた触手は刺して痛みを伴う毒を注入して敵をよろめき状態にするのに使われ、はさみは産卵の為に犠牲者をひっつかんで固定することに使われる。
典型的なゴンゴリナンは身長約6フィート、体重800ポンドである。休息時には、ゴンゴリナンは手足を岩に覆われた体の中に引っ込め、大きくて形の悪い巨石にしか見えないようにする。エルダー・ゴンゴリナンとして知られるより大きな固体も存在するが(そして多くの場合、更に危険な追加の腕を持つ)、ヤマソスの影響が強い領域を除いては非常にまれな存在である。
すべてのゴンゴリナンは恐ろしい卵の塊の群れを運ぶが、これらの卵は種の繁栄(その工程は説明されていない、より伝統的で悪夢のような方法で管理されている)には使われない。その代わり、この卵は石の殻の中にアビスの真髄を宿しており、ゴンゴリナンの主ヤマソスの霊液の種が注入されている。ほとんどのクリーチャーは繁殖と増殖を目的としているのに対し、ゴンゴリナンは卵のための人型生物の宿主を探すことに駆り立てられている。着床は、ゴンゴリナンの口を経由して、舌でも歯でもない喉の突出した恐ろしい産卵管を介して行われる。ゴンゴリナンに遭遇する可能性のあるほとんどの者にとっては幸いなことに、この産卵の工程はこの恐ろしいクリフォトを攻撃に対し無防備なままにし、この工程を迅速に行うことはできないが、ゴンゴリナンに捕まって圧倒された孤独な冒険者によって、これは実際のところ僅かな慰めでしかない。
一度卵が着床すると、成長するまでに何日もかかるが、ゴンゴリナンは不幸な宿主を運び去り、その間隠れ家にとどめておく。犠牲者は卵が温められている間、生糸の繭に包まれる事がある。卵が成長すると、卵は犠牲者の精神を餌にして、宿主がよだれを垂らし続けるまで、犠牲者の知性を吸収する。この時点で、この卵は宿主と融合し、怪物的な姿への恐ろしく永続的な変成をさせているがため、孵化していない。ゴンゴリナンは卵を生むときに、その究極の姿に影響を与えることができる。ゴンゴリナンは概して既にその地域で見受けられるような強力なクリーチャーを選択し、そうした「若者」は親に忠実であり、保護者や遊び道具として仕える。犠牲者は以前の人格を保持していないが、強力な魔法によってこの恐ろしい命運から救出された者は、怪物としての時間の記憶を保持している。多くはこれらの苦しい経験から完全に回復することは決してなく、しばしば奇妙な狂気の形態を発達させ、その中で彼らは自分は本当の人生を生きているがため自らの人生を怪物としての人生であると見做し、本当の姿と人生を呪いであると見做す。最も落胆した者は、怪物としての人生の夢――クリフォトの腕の中に戻るというとても恐ろしい憧れを自らの内に齎す夢――に耐えるのではなく、自殺による平和の約束を求める。
ゴンゴリナンは勤勉なクリフォトの種であり、どこにいようとも住むところには常に巣のような複合体を形成している。このゴンゴリナンの「都市」は彼らの変容した子供たちのための部屋がたくさんある迷路のような状態である。アビスでは、ゴンゴリナンの巣は人口が数千体単位と非常に大きくなることができるが、物質界で彼らの巣の都市は全く知られていない。
エルダー・ゴンゴリナンは4以上の追加ヒット・ダイスを持つ大型のクリーチャーである。エルダー・ゴンゴリナンが持つ追加の4ヒット・ダイスごとに、追加の腕を1本得る――この追加の腕は、既存の爪、針、ハサミ、または手を倍にするかもしれない。追加の手を持つエルダー・ゴンゴリナンは追加の武器攻撃を行うことができるが、利き手でない攻撃として扱われる。エルダー・ゴンゴリナンの最終的な脅威度はそのデータを289ページの表1-1の期待値と比較した後計算すべきである。
一部のエルダー・ゴンゴリナンは腕が異なる; 以下に挙げるのは潜在的な四肢の例である。
クラブ/Club:この鞭のような腕は、叩きつけ攻撃をもたらす骨の成長点で終わっている。この攻撃で攻撃されたクリーチャーは頑健セーヴに成功するか、1ラウンドの間よろめき状態とならなければならない(難易度 = 10+ゴンゴリナンのヒット・ダイス+【筋力】修正値)。
ウィップ/Whip:この腕は、長く巻きひげがついた細く分節した四肢である。この腕は攻撃時斬撃ダメージを与え、通常よりも5フィート間合いが長く、当たった目標にフリー・アクションとして足払いを試みることができる。
サーペント/Serpent:この腕は、【筋力】ダメージではなく【耐久力】ダメージを与える毒を注入できる噛みつき攻撃を行える蛇である。
ワーム/Worm:この腕には、噛みつき攻撃ができる顎がある。攻撃が当たると、犠牲者は意志セーヴに成功しない限り1d3ラウンドの間コンフュージョンを引き起こす。
出典 Bestiary 6 228ページ
経験点 6,400
混沌にして悪/大型サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト)
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+20
アーマー・クラス 23、接触13、立ちすくみ19(+10外皮、-1サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 114(12d10+48)
頑健 +12、反応 +12、意志 +11
防御的能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント; ダメージ減少 10/冷たい鉄または秩序; 完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、[毒]; 抵抗 [強酸]10、[雷撃]10、[火炎]10; 呪文抵抗 20
移動速度 40フィート、穴掘り40フィート、地潜り
近接 噛みつき=+21(4d6+15)
接敵面 10フィート、間合い 10フィート
特殊攻撃 石の饗宴、凝視攻撃、身の毛のよだつ姿(難易度22)、のたうつ尾
擬似呪文能力 (術者レベル9; 精神集中+13)
常時―フリーダム・オヴ・ムーヴメント
回数無制限―ストーン・シェイプ、ソフン・アース・アンド・ストーン
1回/日―ウォール・オヴ・ストーン、トランスミュート・ロック・トゥ・マッド
【筋】30、【敏】19、【耐】18、【知】15、【判】20、【魅】19
基本攻撃 +12; 戦技ボーナス +23; 戦技防御値 37(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《渾身の一打》、《能力熟練:身の毛のよだつ姿》、《鋼の意志》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+15、〈軽業〉+19、〈真意看破〉+20、〈水泳〉+19、〈知覚〉+20、〈登攀〉+19、〈知識:ダンジョン探検、次元界〉+17、〈はったり〉+19
言語 奈落語、アクロ語; テレパシー100フィート
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体、2体、または団体(3~7)
宝物 標準
石の饗宴/Feast of Stone(超常) 標準アクションとして、ゴルゴロスは大型かそれ以下の石化状態のクリーチャーを貪り食うことができる。この方法でクリーチャーを消費すると、4d8+8ヒット・ポイントを回復し、1分間の間硬度 8を得る。石化状態のクリーチャーはこの効果によって殺害される。
凝視攻撃/Gaze(超常) ゴルゴロスの凝視攻撃は、クリーチャーを永続的に石に変え(頑健・難易度20・無効)、距離は30フィートである。ゴルゴロスは即行アクションとして、組みついたクリーチャーに対して凝視攻撃を行うことができる。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
のたうつ尾/Writhing Tails(変則) ゴルゴロスの尾は近づくあらゆるクリーチャーの周囲に蜷局巻く。ゴルゴロスに隣接するすべてのマスは移動困難な地形とみなされる。ターン開始時に、ゴルゴロスの尾は隣接する各クリーチャーに対してフリー・アクションとして組みつきの戦技判定を試みることができる。判定に成功すると尾は1d6+6ポイントのダメージを与え、その敵は組みつき状態となるがゴルゴロスは組みつき状態とみなされない。尾は既に組みついている敵に対して組みつき判定に+5のボーナスを得る。尾がこのような判定に成功するたび、1d6+6ポイントのダメージを与えるが、敵を押さえ込まれた状態にすることはできない。ゴルゴロスが移動する場合、すべての組みついているクリーチャーは自動的に一緒に移動するが、地潜り中にクリーチャーを連れて行くことはできない。
身の毛のよだつ姿/Horrific Appearance(超常) ゴルゴロスの身の毛のよだつ姿に屈したクリーチャーは、目をそのクリーチャーの凝視にひきつけ、即座にその凝視攻撃に対してセーヴィング・スローを試みなければならない。影響を受けたクリーチャーは目をそらしたり閉じたりすることはできず、ゴルゴロス以外のクリーチャーはこの影響を受けているクリーチャーに対し視認困難を持っているものとして扱われる。
ゴルゴロスは、生きているクリーチャーを石化させて捻じ曲がった芸術的な努力のための材料として役立たせることに喜びを感じる。このフィーンドは壁から出現し、石化させて貪り食い、石に変える魔法を使って戦場の形を変えていく――または石化した敵を変えていく。彼らのグロテスクな芸術は、犠牲者から作られて、短命である; ゴルゴロスは栄養を必要としないが、自分が作成した像を食べて楽しんでいる。石化を回避できたものでさえ無傷で逃げられないかもしれない; 生存者の娘が石化する凝視と蛇のような髪を持って産まれるという噂もある。これがメドゥサの起源ではないかという、神への冒涜的な囁きも存在する。
ゴルゴロスは体長15フィート、体重6,000ポンドである。
この鰻のような怪物は、牙のように開いた口があり、そこから長く赤い舌が3つの巻きひげに分かれ、うち2本は武器を振るっている。
出典 Bestiary 6 229ページ
経験点 800
混沌にして悪/中型サイズの来訪者(水棲、混沌、悪、他次元界、クリフォト)
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+8
アーマー・クラス 15、接触10、立ちすくみ15(+5外皮)
ヒット・ポイント 34(4d10+12)
頑健 +7、反応 +4、意志 +4
完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、[毒]; 抵抗 [強酸]10、[雷撃]10、[火炎]10
移動速度 10フィート、水泳40フィート
近接 高品質のショート・ソード=+6(1d6+1/19~20)、高品質のトライデント=+6(1d8+3)、舌=+2(1d3+1、加えて“記憶の混濁”)、または舌(×3)=+2(1d3+1、加えて“記憶の混濁”)、または噛みつき=+7(1d6+4、加えて“記憶の混濁”)
特殊攻撃 身の毛のよだつ姿(難易度15)
【筋】17、【敏】10、【耐】16、【知】10、【判】12、【魅】16
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +7; 戦技防御値 17
特技 《イニシアチブ強化》、《二刀流》、《鋼の意志》
技能 〈隠密〉+7、〈水泳〉+18、〈生存〉+8、〈脱出術〉+11、〈知覚〉+8、〈知識:次元界〉+7; 種族修正 +4〈脱出術〉
言語 奈落語; テレパシー100フィート
その他の特殊能力 水陸両生、ビーコン
出現環境 気候問わず/水
編成 単体、2体、または一団(3~10)
宝物 標準(高品質のショート・ソード、高品質のトライデント、その他の宝物)
噛みつき(変則)/Bite ハイドラグオンは攻撃のために舌を使うラウンド中(武器または二次的舌攻撃として)に、噛みつき攻撃を行うことはできない。
記憶の混濁(超常)/Cloud Memory ハイドラグオンが舌または噛みつき攻撃でクリーチャーを攻撃した場合、目標は難易度15の意志セーヴに成功するか、1d6ラウンドの間記憶を曇らせなければならない(舌によって攻撃されたのではなく噛みつきであった場合、このセーヴに対して-3のペナルティを受ける)。この間、クリーチャーはすべての攻撃ロールと技能判定に-2のペナルティを受け、念術呪文を発動するとき思考要素を使用できない。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
舌(変則)/Tongue ハイドラグオンの奇妙な舌は3本の触手に分かれており、それぞれの触手は人間の手と同等の操作能力を持っている。ハイドラグオンはこの舌で武器を用いる事ができるが、複数の武器を振るう場合は二刀流オプションを使用しているかのように戦わなければならない。ほとんどのハイドラグオンは片手武器と軽い武器を用いることを選ぶが、代わりに両手武器と片手武器または軽い武器を用いることを選ぶ者もいる――そうすることは、3本の舌すべてを使用し、舌で攻撃するための開いている舌を残さない。ハイドラグオンがこの方法で両手武器を用いる時、両手武器に依る攻撃は-4のペナルティ、利き手ではない武器による攻撃には-8のペナルティを受ける。ハイドラグオンに空いている舌がある場合、それを使用して二次的攻撃を行い1d3ポイントの殴打ダメージと犠牲者の記憶を混濁させることができる(上記参照)。
ビーコン(超常)/Beacon 1日1回即行アクションとして、ハイドラグオンは、半径100マイル以内のすべてのハイドラグオンに危険を知らせるテレパシーの警告を発することができる。イニシアチブ判定中または、判定直前にこの警告を受けるクリフォトはその判定に+4のボーナスを得る。
身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance ハイドラグオンの身の毛のよだつ姿に屈したクリーチャーは、そのモンスターのズルズルと動き回る蜷局やうねる舌に気を取られ、1d6ラウンドの間〈知覚〉判定と遠隔攻撃に-4のペナルティを受ける。
ハイドラグオンは、手が欠けているにもかかわらず、武器の使用を習得している奇妙なクリフォトである。このクリーチャーはステュクス川の水流の中で泳ぐことを楽しんでおり、[精神作用]効果に対する完全耐性は川の記憶を吸収する特性から保護する。
ハイドラグオンは全長7フィート、体重200ポンドである。
この怪物のようなフィーンドは、棘のある甲羅の上に伸びた像のような皮を持つ、たるみのあるタイタンオオウスバカミキリに似ている。
出典 Bestiary 6 224ページ
経験点 25,600
混沌にして悪/超大型サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト)
イニシアチブ +9; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+23
アーマー・クラス 28、接触13、立ちすくみ23(+15外皮、-2サイズ、+5【敏】)
ヒット・ポイント 189(14d10+112)
頑健 +17、反応 +11、意志 +15
防御的能力 トゲ; ダメージ減少 10/秩序; 完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、負のエネルギー、[毒]; 抵抗 [強酸]10、[雷撃]10、[火炎]10; 呪文抵抗 24
移動速度 30フィート
近接 噛みつき=+23(4d6+11)、叩きつけ=+23(2d8+16)、触角(×4)=+18接触(腐敗)
接敵面 15フィート、間合い 15フィート(叩きつけは20フィート)
特殊攻撃 同族作り、身の毛のよだつ姿(難易度20)、腐敗
擬似呪文能力 (術者レベル13; 精神集中+16)
回数無制限―レイ・オヴ・イグゾースチョン(難易度16)
3回/日―エナヴェイション、ホールド・モンスター(難易度18)
1回/日―パワー・ワード・スタン
【筋】32、【敏】21、【耐】26、【知】7、【判】22、【魅】17
基本攻撃 +14; 戦技ボーナス +27; 戦技防御値 42(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《渾身の一打》、《神速の反応》、《戦闘発動》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》
技能 〈隠密〉+14、〈知覚〉+23、〈知識:次元界〉+15、〈登攀〉+28
言語 奈落語; テレパシー100フィート
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体、2体、または小集団(3~6)
宝物 乏しい
強力叩きつけ(変則)/Powerful Slam ベヒミロンの胴体は20フィートの間合いで叩きつけ攻撃を行うことができる。この胴体からの攻撃は常にクリフォトの【筋力】修正値の1.5倍のダメージを与える。
同族作り(変則)/Create Spawn 1日1回、ベヒミロンは自身の胴体を小型かそれより大きな遺体に突っ込むことで素早くその死体の内臓、筋肉、骨格を食し、それからそのくり抜いた体に自身の胴体を流し込める。これは1ラウンドしかかからず、その間、ベヒミロンは身の毛のよだつ姿をフリー・アクションとして起動できる(クリーチャーはこの能力のこの起動に対してセーヴに-4のペナルティを受ける)。この後、ベヒミロンは1時間の間叩きつけ攻撃を失い、ベヒミロンはヒール(術者レベル13)の影響を受け、新しい胴体を成長させる。この1時間の間に、死体は膨張して膨れ上がり、完全に成長した自由意志を持つベヒミロンとして産まれる。この方法で漁られた死体はウィッシュ、ミラクルまたはトゥルー・リザレクションによってのみ生き返ることができる。
トゲ(変則)/Spines クリーチャーはベヒミロンに対して間合い武器でない近接攻撃を行う時、難易度22の反応セーヴに成功しなければならない。このセーヴに失敗したクリーチャーは、クリフォトのトゲが攻撃者に反射的に突き刺さるので、1d8ポイントの刺突ダメージを受ける。セーヴ難易度は【敏捷力】に基づく。
腐敗(超常)/Rot ベヒミロンの触角は二次的肉体接触攻撃である。触角に接触させられたクリーチャーは難易度25の頑健セーヴに成功するか、肉体の一部が腐敗してしまう。これは1ポイントの【筋力】ダメージと1ポイントの【耐久力】ダメージを与える。セーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance ベヒミロンの身の毛のよだつ姿に屈するクリーチャーは、モンスターの体幹が自分の肉体を貫通する恐ろしい感覚を想像し、1d4ラウンドの間吐き気がする状態となる。
ベヒミロンは死そのものの腐敗から生まれた不浄なクリーチャーである。自然的な誕生の冒涜的なパロティで、生きている存在を殺害し、その死体を虫のような同族の孵化器として使用する。他のクリフォトと同様に、ベヒミロンは定命の者の命よりもアビスに蔓延るデーモンに関心を持っており、同族作りのための宿主として機能させるためにデーモンを屠ることを好む。