出典 Bestiary 6 150ページ
経験点 3,276,800
混沌にして中立/大型サイズの人型怪物(混沌、グレート・オールド・ワン、変身生物)
イニシアチブ +25; 感覚 暗視60フィート、夜目、鋭敏嗅覚; 〈知覚〉+45
オーラ 名状しがたき存在(300フィート、難易度35)
アーマー・クラス 45、接触30、立ちすくみ34(+15外皮、-1サイズ、+10洞察、+11【敏】)
ヒット・ポイント 635(31d10+465); 高速治癒20
頑健 +27、反応 +28、意志 +28
防御的能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント、不死、狂気(難易度35); ダメージ減少 15/エピックおよび秩序; 完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、加齢、[氷雪]、[即死]効果、[病気]、生命力吸収、[精神作用]効果、麻痺、石化、[毒]; 抵抗 [強酸]30、[火炎]30; 呪文抵抗 38
移動速度 60フィート、登攀60フィート、水泳60フィート; エア・ウォーク
近接 噛みつき=+44(6d10+21/19~20、加えて“毒”)、爪(×2)=+44(4d8+21/19~20)、尾の打撃=+44(4d10+21/19~20、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート、間合い 10フィート(尾の打撃は20フィート)
特殊攻撃 締めつけ(4d10+21)、イグの呪い、神話パワー(10回/日、活性+1d12)、かきむしり(爪×2、4d8+21)、蛇の夢
擬似呪文能力 (術者レベル27; 精神集中+37)
常時―エア・ウォーク、スピーク・ウィズ・アニマルズ(爬虫類のみ)、フリーダム・オヴ・ムーヴメント
回数無制限―アウェイクン(蛇のみ)、グレーター・ディスペル・マジック、コミューン・ウィズ・ネイチャー、ディメンジョン・ドア(神)、トランスポート・ヴァイア・プランツ、ドリーム(神)、ナイトメア(神)(難易度25)、ベイルフル・ポリモーフ(神)(難易度25、無害な蛇への変化のみ)
3回/日―ディマンド、ヒール(神)、呪文高速化フィーブルマインド(難易度25)、呪文高速化ポイズン(難易度24)
1回/日―コントロール・ウェザー(神)、シンボル・オヴ・パースウェイジョン(難易度26)、トゥルー・リザレクション
(神) 神話呪文
【筋】38、【敏】33、【耐】41、【知】30、【判】33、【魅】30
基本攻撃 +31; 戦技ボーナス +46(武器破壊+50); 戦技防御値 77(対武器破壊79)
特技 《イニシアチブ強化》、《頑健無比》、《擬似呪文能力高速化:フィーブルマインド、ポイズン》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき、爪、尾の打撃》、《クリティカル熟練》、《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《出血化クリティカル》、《上級渾身の一打》、《上級武器破壊》、《武器破壊強化》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+44、〈知識:自然、宗教〉+41、〈隠密〉+41、〈軽業〉+42、〈呪文学〉+41、〈真意看破〉+42、〈水泳〉+56、〈生存〉+45、〈知覚〉+45、〈治療〉+42、〈登攀〉+56、〈動物使い〉+41、〈魔法装置使用〉+41
言語 アクロ語、共通語、竜語、地下共通語; スピーク・ウィズ・アニマルズ(爬虫類のみ); テレパシー100フィート
その他の特殊能力 変身(蛇の姿; シェイプチェンジ)、破壊、異次元的洞察
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3
毒(変則)/Poison 噛みつき―致傷型; セーヴ 頑健・難易度40; 頻度 1/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d6【耐久力】吸収、加えて吐き気がする状態1ラウンド; 治癒 3回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
全てのグレード・オールド・ワンの中で、イグは間違いなく最も無害である。だが、いわゆる蛇の父/Father of Serpentsからの親切を期待する愚かな者どもは、再考するのが賢明であろう。イグは愚か者を苦しめず、助けを求める者を貪り食ってしまうからだ。最も信心深い崇拝者でさえ、単に食事をしたいだけかもしれないと思っていることを理解している。そしてこの場合、どのような献身でさえも哀願者を守ることはできない。
イグは蛇の頭と鞭打つ尾を備えた鱗のある人型生物のクリーチャーのように見えるが、その気になれば蛇のようなクリーチャーとして現れる。真の姿では、イグは身長14フィート、体重1,100ポンドである。
イグは主に遊牧社会と土地と密接な関係を持って生活する者に崇拝されている; イグの崇拝は都市部ではほとんど知られていない。イグはしばしば自分の存在を蛇の行動で知らせるが、サーペントフォークが彼を崇拝していることはめったになく、彼ら独自の、より邪悪な神格を好む。イグの教団はサイクル(季節の周期、誕生と死のサイクル、その他自然界の繰り返される兆候)、生殖、蛇に関連しており、神聖なシンボルは、頭に三日月形のマークがついたコイル状のヴェノマス・スネークである。イグの寺院は建設された建物としての形状を採ることはめったになく、森の開拓地、立石の輪、または大きな洞窟の入口にすぎない。ほとんどのグレード・オールド・ワンとは異なり、イグは自身を崇拝する者に気がつく傾向がある。しかし、これは蛇の父が崇拝する者に恩恵をもたらすだけでなく、災難でもある。蛇の父は絶滅の危機に瀕しているときに彼が彼の群れを保護するのと同じように、不義に対する報復は手早く、蛇の父を適切に崇拝しない共同体では、作物は失敗し、家畜は病気になり、不自由な奇形で子供が生まれてくることがよくある。ミュータント・クリーチャーのテンプレートを適用することで、このような不幸なクリーチャーをモデル化できる。このテンプレートによって引き起こされた通常の変化に加え、このようなミュータントは常に身体のどこかに独特な痣がつく――イグが触れたすべてのものが抱く三日月の形の痣が。
イグのクレリックは混沌、共同体、守護、鱗持つものの領域と、防御、ドラゴン、宴会、有毒の副領域の使用権を得る。好む武器はパンチング・ダガーである。
出典 Bestiary 6 148ページ
経験点 9,830,400
混沌にして中立/大型サイズの来訪者(混沌、他次元界、グレート・オールド・ワン)
イニシアチブ +27; 感覚 暗視60フィート、暗闇を見通す、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+49
オーラ クローク・オヴ・ケイオス(難易度30)、名状しがたき存在(300フィート、難易度39)
アーマー・クラス 49、接触37、立ちすくみ35(+1回避、+12外皮、-1サイズ、+10洞察、+4反発、+13【敏】)
ヒット・ポイント 752(35d10+560); 高速治癒30
頑健 +31、反応 +36、意志 +34
防御的能力 不定形、次元の要塞、フリーダム・オヴ・ムーヴメント、不死、狂気(難易度39); 完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、加齢、[氷雪]、[即死]効果、[病気]、生命力吸収、[精神作用]効果、麻痺、石化、[音波]; 抵抗 [強酸]30、[雷撃]30、[火炎]30; 呪文抵抗 41
移動速度 60フィート、飛行120フィート(完璧)
近接 叩きつけ(×2)=+51(2d8+17、加えて“一時的所くらまし”)、触手(×4)=+49(6d6+8/19~20、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート、間合い 10フィート(触手は30フィート)
特殊攻撃 エインシャント・ワンへの命令、締めつけ(6d6+25)、次元の夢、命の融合、神話パワー使用回数追加(10回/日、活性+1d12)、ポータル体得
擬似呪文能力 (術者レベル30; 精神集中+42)
常時―クローク・オヴ・ケイオス(難易度30)、タンズ、トゥルー・シーイング、フリーダム・オヴ・ムーヴメント
回数無制限―アストラル・プロジェクション、インタープラネタリー・テレポート、グレーター・ディスペル・マジック、センディング(神)、ディメンジョナル・ロック(神)、テレポート・オブジェクト(難易度29)、ドリーム(神)、ナイトメア(神)、プレイン・シフト(神)(難易度29)
3回/日―呪文高速化ディスインテグレイト(神)(難易度28)、ディマンド(難易度30)、呪文高速化フィーブルマインド(難易度27)、呪文高速化ミスリード(神)(難易度28)
1回/日―ウィッシュ(神)、ゲート、招来(9レベル、2体のエインシャント・ワン[100%])、タイム・ストップ(神)、マイクロコズム(難易度31)
(神) 神話呪文
【筋】44、【敏】36、【耐】43、【知】35、【判】32、【魅】35
基本攻撃 +35; 戦技ボーナス +53; 戦技防御値 91(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《かすめ飛び攻撃》、《擬似呪文能力高速化:ディスインテグレイト、フィーブルマインド、ミスリード》、《強行突破》、《強打》、《クリティカル強化:触手》、《クリティカル熟練》、《攻防一体》、《上級武器落とし》、《上級武器破壊》、《武器落とし強化》、《武器破壊強化》、《複数回攻撃》、《迎え討ち》、《よろめき化クリティカル》
技能 〈威圧〉+47、〈知識:神秘学、工学、地理、歴史、自然、宗教〉+47、〈隠密〉+47、〈軽業〉+48、〈交渉〉+47、〈呪文学〉+47、〈真意看破〉+49、〈知覚〉+49、〈知識:次元界〉+50、〈はったり〉+50、〈飛行〉+57、〈変装〉+47、〈魔法装置使用〉+47
言語 アクロ語; テレパシー1マイル; タンズ
その他の特殊能力 異次元的洞察
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3
タウィル=アト・ウムルはグレード・オールド・ワンの中では珍しいものだ。それは外なる神の中で最も強力な者の一柱――ヨグ=ソトース――の意志の物理的な投影だからである。この神格の化身として、タウィル=アト・ウムルは物質界と、定命の者が完全に理解できることは決してない方法で物質界と交わる諸次元じゅうで独自の目標を追求する。タウィル=アト・ウムルは手強い戦闘能力を備えた攻撃に反応するのと同じくらいの確率でその攻撃者を無視するか、単に多元宇宙の別の地点に移動する――そうする理由はこの柱の物質界の為の計画と同じ程に不可解である。一部の学者は、タウィル=アト・ウムルとはヨグ=ソトースがこの宇宙に触れる時の物質界に対するこの外なる神の存在の副作用に過ぎないのだと理論を打ち立てている。これが事実であったとしても、タウィル=アト・ウムルの現実に関する知識は膨大なものであり、多くの者がその秘密を知るために化身を探し求めている。
タウィル=アト・ウムルは観察者とほぼ同じ形状をし外套を纏った姿で現れるが、観察者より大きい――人型生物によって見られる場合、身長は12フィートになる。クロークを脇に投げると、多くの形や姿となることができるエクトプラズムの塊として現れ、その一部は存在自体が有り得べからざるものである。
タウィル=アト・ウムルの存在を知っている者はほとんどおらず、このグレード・オールド・ワンの崇拝者はさらにいない。タウィル=アト・ウムルを敬慕するであろうほとんどのものは、代わりに真の姿ヨグ=ソトースを崇拝する。それほど強力ではないが極めて特化したこの化身を称賛することを選んだ人々は、個人として崇拝することはあるが、タウィル=アト・ウムルに対する組織的なカルトは存在が知られていない。特にタウィル=アト・ウムルに専念しようとする者は、通常、崇拝がアバターに重要であるという誤った印象からそうする。
タウィル=アト・ウムルの聖印は六角形の内側に黒い螺旋があるものであり、好む武器はダガーである。このグレード・オールド・ワンは混沌、知識、旅、虚空の領域の使用権と闇の綴れ織、探検、夜、星の副領域の使用権を与える。
出典 Bestiary 6 146ページ
経験点 4,915,200
混沌にして悪/大型サイズの異形(水棲、混沌、悪、グレート・オールド・ワン)
イニシアチブ +24; 感覚 暗視60フィート、夜目、振動感知120フィート(彫像の姿でいる時640フィート)、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+47
オーラ 名状しがたき存在(300フィート、難易度35)
アーマー・クラス 46、接触30、立ちすくみ35(+1回避、+16外皮、-1サイズ、+10洞察、+10【敏】)
ヒット・ポイント 676(33d8+528); 高速治癒25
頑健 +29、反応 +23、意志 +31
防御的能力 不死、狂気(難易度35); ダメージ減少 15/エピックおよび秩序; 完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、加齢、[氷雪]、[即死]効果、[病気]、生命力吸収、[精神作用]効果、麻痺、石化、[毒]; 抵抗 [火炎]30、[音波]30; 呪文抵抗 39
移動速度 60フィート、水泳60フィート; エア・ウォーク
近接 噛みつき=+41(4d6+18/19~20、加えて“つかみ”)、爪(×6)=+41(2d8+18/19~20、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート、間合い 10フィート
特殊攻撃 黙示録の夢、締めつけ(2d8+18)、むさぼり食らう、つかみ(超大型)、神話パワー(10回/日、活性+1d12)、飛びかかり
擬似呪文能力 (術者レベル28; 精神集中+37)
常時―エア・ウォーク、トゥルー・シーイング
回数無制限―クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス、グレーター・ディスペル・マジック、シンパセティック・ヴァイブレーション、スタチュー(難易度26)、ディメンジョン・ドア(神)、ドリーム(神)、ナイトメア(神)
3回/日―ストーン・トゥ・フレッシュ、ディマンド(難易度27)、呪文高速化フィーブルマインド(難易度24)、呪文高速化フレッシュ・トゥ・ストーン(神)(難易度25)
1回/日―アースクウェイク(神)、インプリズンメント(難易度28)、シンボル・オヴ・ストライフ(難易度28)
(神) 神話呪文
【筋】46、【敏】30、【耐】43、【知】29、【判】32、【魅】29
基本攻撃 +24; 戦技ボーナス +43(組みつき+47); 戦技防御値 74(対足払い82)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《頑健無比》、《擬似呪文能力高速化:フィーブルマインド、フレッシュ・トゥ・ストーン》、《強行突破》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき、爪》、《クリティカル熟練》、《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《出血化クリティカル》、《上級渾身の一打》、《神速の反応》、《鋼の意志》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+42、〈軽業〉+46、〈知識:神秘学、ダンジョン探検、地理、歴史、自然、宗教〉+42、〈呪文学〉+45、〈真意看破〉+44、〈水泳〉+62、〈知覚〉+47、〈魔法装置使用〉+42
言語 アクロ語; テレパシー300フィート
その他の特殊能力 常なる監視、水陸両生、収縮、永遠の像、異次元的洞察
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3
終焉のヘラルド/Herald of the End Timesとして知られるこの奇妙で物静かなグレード・オールド・ワンは、その存在のほとんどの時間を冬眠に費やし、崇拝者が起こした後に、あるいは奇妙な宇宙の事象の結果として、短時間目を覚ます。この覚醒の時間は長く続くことはないが、古代のテキストは、ラン=テゴスを眠りから完全に覚まし全ての世界の終わりの夜明けを告げるであろう時期について語っている。
ラン=テゴスが目覚めている期間とその間の活動の記録はめったになく信頼できないが、グレード・オールド・ワンを眠りから一時的に目覚めさせることができる特定の旋律や儀式の噂はまだ残っている。どのような理由がラン=テゴスを眠りから覚ます為に存在しているかは推測するしかないが、このグレード・オールド・ワンにとってその理由は通常、単純に自分を微睡みから目覚めさせる程に愚かなものを食すというものになる。
ラン=テゴスは水棲の節足動物の姿をしているように見えるが、精査すると、確実に観察者の精神にこのグレード・オールド・ワンの真に異界的な本性を残す。身体は先端から先端まで10フィートあり、脚は24フィートに渡る。このグレード・オールド・ワンの体重は2,000ポンドであるが、彫像の姿をしている場合、この体重は10倍に増加する。ラン=テゴスの像が無数存在しているという事実は、このうちどれが実際に眠っている神であるのかを特定することを困難にする。従って、終焉のヘラルドの描写には注意が必要である。
ラン=テゴスは偶然発見された異常な像によって引き起こされた奇妙な恐怖を理解していない原始的な部族によって崇拝されているが、このクリーチャーの重要性を十分に理解している狂信者からも同様に崇拝されている。崇拝者は冬眠中のグレード・オールド・ワンを公共の場に置いて展示することに喜びを感じる――この行為は最終的にその地域の災害で終わり、ラン=テゴスは他の領域に移動して、荒廃と狂気を訪問の記念碑として残す。
ラン=テゴスのクレリックは混沌、悪、安息、虚空の領域と祖先、闇の綴れ織、エントロピー、星の副領域の使用権を得る。好む武器はシックルである。