ディスペル・マジック

Dispel Magic魔法解呪
系統 防御術呪文レベル ウィザード/ソーサラー3クレリック3ドルイド4バード3パラディン3
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声動作
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル
目標あるいは効果範囲 呪文使い1体、クリーチャー1体、あるいは物体1つ
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 不可;呪文抵抗 不可

ディスペル・マジックを使えば、クリーチャー1体や物体1つにかかっている現在継続中の呪文を終了させたり、魔法のアイテム魔法を一的に抑止したり、他の呪文使い呪文を相殺したりできる。解呪された呪文は、ちょうど持続時間が切れたかのように終了する。一部の呪文は、その呪文の解説にある通り、ディスペル・マジックでは打ち消せない。ディスペル・マジックは擬似呪文効果呪文と同様に解呪できるが、相殺することはできない。持続時間が“瞬間”となっている呪文効果を解呪することはできない。というのも、その魔法効果ディスペル・マジック効果を発するより前に、とっくに終わっているからである。

術者はディスペル・マジックを以下の2つの用法のうち、どれか1つで使用できる。すなわち、目標型解呪、呪文相殺である。

目標型解呪:1つの物体、クリーチャーまたは呪文ディスペル・マジックの対象とする。術者は1回の解呪判定(1d20+術者レベル)を行ない、その結果を対象にかかっている呪文の中で術者レベルが最も高いものと比較する(難易度=11+呪文術者レベル)。成功したらその呪文は終了する。失敗したなら、同じ結果を次に高い呪文術者レベルと比較する。対象に響を及ぼしている呪文を1つ解呪するか、全ての呪文の解呪に失敗するまでこの手順を繰り返す。

たとえば、7レベルの術者がディスペル・マジックを発動し、対象のクリーチャーにはストーンスキン術者レベル12)とフライ術者レベル6)がかかっていたとする。術者レベル判定の結果が19だったなら、ストーンスキンの解呪には足りない(23以上が必要)が、フライを終了させるには十分である(17以上が必要)。解呪判定で23以上の結果を出したなら、ストーンスキンを解呪し、フライはそのまま残る。解呪判定が16以下だったなら、どの呪文にも響はない。

術者はディスペル・マジック目標にかかっている特定の呪文間にかかっている呪文ウォール・オヴ・ファイアーなど)を解呪するのに使用することもできる。術者は対象の特定の呪文の名前を知っていなければならない。術者レベル判定の結果がその呪文難易度以上ならば、その呪文は終了する。対象とした呪文を解呪するのに足りないならば、他のいかなる呪文効果も解呪されない。

継続中の呪文の結果として存在する物体やクリーチャー(たとえばサモン・モンスター招来されたクリーチャー)を目標にする場合、その物体なりクリーチャーなりを召喚した呪文に対して解呪判定を行なうことになる。

目標とした物体が魔法のアイテムなら、術者はそのアイテムの術者レベルに対して解呪判定を行なう(難易度=11+アイテムの術者レベル)。これに成功すれば、そのアイテムの魔法は1d4ラウンドの間、すべて抑止される。その期間が過ぎればアイテムは魔法の特性を取り戻す。を抑止されたアイテムは、その期間中は魔法を持たぬものとして扱われる。他の次元の開口部(たとえばバッグ・オヴ・ホールディングなど)は一的に閉じてしまう。魔法のアイテムの物理的な特性は変わらない。たとえば魔法のソード(剣)はを抑止されてもやはりソードなのである(実のところ高品質のソードである)。アーティファクト神格には、このような定命の者の術は作用しない。

術者が自分で発動した呪文に対しては、解呪判定自動的に成功する。

呪文相殺このバージョンで使用した場合、ディスペル・マジック呪文使い1体を目標にして、相殺呪文として発動される。しかし真の呪文相殺と違い、ディスペル・マジック機能しない場合もある。相呪文を相殺できるかどうかを調べるため、術者は解呪判定を行なわなければならない。

グレーター・ディスペル・マジック

Dispel Magic, Greater上級魔法解呪
系統 防御術呪文レベル ウィザード/ソーサラー6クレリック6ドルイド6バード5
目標あるいは効果範囲 呪文使い1体、クリーチャー1体、あるいは物体1つ;あるいは半径20フィートの爆発

この呪文ディスペル・マジックと同様に働くが、対象にかかっている複数の呪文を解呪できたり複数のクリーチャーを対象とできる点で異なる。

術者は3つの用法のうちどれか1つを選んで使用できる。すなわち、目標型解呪、効果範囲型解呪、呪文相殺である。

目標型解呪:これはディスペル・マジック目標型解呪と同様だが、術者レベル4ごとに1つの呪文を解呪できる。もっとも高いレベル呪文から比較し、低レベル呪文へ移っていく。

また、グレーター・ディスペル・マジックは、リムーヴ・カースで取り除けるどんな効果でも解呪できる可能性がある(たとえディスペル・マジックで解呪できない効果であってもである)。この判定難易度は、呪い難易度に等しい。

効果範囲型解呪:このバージョンで使用した場合、グレーター・ディスペル・マジックは半径20フィート以内の爆発内あらゆるものに作用する。解呪判定を1回だけ行ない、その結果を範囲内の全てのクリーチャーディスペル・マジックをかけたように適用する。効果範囲内にあって、かつ1つ以上の呪文目標となっている物体1つ1つについても、クリーチャーに対するのと同じように解呪判定を行なう。効果範囲型解呪は魔法のアイテムには作用しない。

継続中の効果範囲呪文効果呪文で、その起点がグレーター・ディスペル・マジック呪文効果範囲内にあるものについては、その呪文を解呪するための解呪判定を行なうことができる。継続中の呪文で、効果範囲ディスペル・マジック呪文効果範囲と重複するものについては、解呪判定を行ない、成功すれば効果が切れる。ただし、効果が切れるのは重複する範囲内だけである。

継続中の呪文効果である物体やクリーチャー(たとえばサモン・モンスター招来されたクリーチャー)がディスペル・マジック効果範囲内にいたら、解呪判定を行なうことができ、成功すればその物体なりクリーチャーなりを召喚した呪文は終了し、招来されたものは来たところに戻る。これはその物体なりクリーチャーなりを目標としている1つの呪文に対する解呪の試みに加えて行なわれる。

術者が自分で発動した呪文に対しては、解呪判定自動的に成功したことにできる。

呪文相殺ディスペル・マジックと同様に働くが、他の術者の呪文を打ち消すための解呪判定に+4のボーナスを得る。


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