この巨人のしわだらけの汚れた皮膚は、体からフード付きローブのように垂れ下がり、その顔を覆い隠している。
経験点409,600
混沌にして悪/大型サイズの異形(混沌、他次元界)
イニシアチブ +10; 感覚 ディテクト・ロー、非視覚的感知300フィート; 〈知覚〉+36
アーマー・クラス 37、接触23、立ちすくみ31(+14外皮、-1サイズ、+8反発、+6【敏】)
ヒット・ポイント 364(27d8+243)
頑健 +18、反応 +23、意志 +21
防御能力 エントロピーの精神、時空間移動、負の 負のエネルギーへの親和性、身かわし; ダメージ減少 15/秩序および刺突; 完全耐性 [氷雪]、加齢効果、[精神作用]効果、石化、[毒]、[病気]; 抵抗 [火炎]30; 呪文抵抗 32
移動速度 60フィート; エア・ウォーク
近接 素手打撃=+32/+32/+27/+27/+22/+22/+17(4d8+12/19~20、加えて1d6負のエネルギー)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 ストレンジ・アトラクター、蹴り飛ばし(6回/日、難易度29)、困惑化攻撃(6回/日、難易度29)
擬似呪文能力 (術者レベル21; 精神集中+29)
常時:エア・ウォーク、ディテクト・ロー
回数無制限:マス・インフリクト・モデレット・ウーンズ(難易度24)、エナヴェイション、ケイオス・ハンマー(難易度22)、グレーター・ディスペル・マジック、ディメンジョン・ドア、プレイン・シフト(難易度23)
3回/日:呪文高速化マス・インフリクト・モデレット・ウーンズ(難易度24)、ディスインテグレイト(難易度24)、呪文高速化ディメンジョン・ドア、ワード・オヴ・ケイオス(難易度25)
1回/日:オーブ・オヴ・ザ・ヴォイド(難易度26)
【筋】34、【敏】22、【耐】29、【知】18、【判】23、【魅】27
基本攻撃 +20; 戦技ボーナス +33; 戦技防御値 57
特技 《イニシアチブ強化》、《擬似呪文能力高速化:ディメンジョン・ドア》、《擬似呪文能力高速化:マス・インフリクト・モデレット・ウーンズ》、《クリティカル強化:素手打撃》、《蹴り飛ばし》、《混乱化打撃》、《上級無視界戦闘》、《素手打撃強化》、《転移旋舞》、《転移突撃》、《転移敏速》、《武器熟練:素手打撃》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》、《無視界戦闘強化》
技能 〈威圧〉+38、〈隠密〉+32、〈軽業〉+36、〈呪文学〉+22、〈真意看破〉+27、〈水泳〉+30、〈脱出術〉+36、〈知覚〉+36、〈知識:次元界〉+22、〈登攀〉+30
言語 アクロ語、奈落語、プロティアン語(いずれの言語も話せない); テレパシー300フィート
その他の特殊能力 無呼吸、無貌
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス、辺獄界リンボ、または負のエネルギー界)
編成 単体、2体、または大軍(3~5)
宝物 なし
ストレンジ・アトラクターは攻撃されず、物理的な攻撃で害されないが、ディスインテグレイト、メイジズ・ディスジャンクション、スフィアー・オヴ・アニヒレイション、ロッド・オヴ・キャンセレイションの影響を受ける。ストレンジ・アトラクターの接触アーマー・クラスは18であり(+8の反発ボーナス)、攻撃に対して20%の失敗確率を持つ。コントンのストレンジ・アトラクターが破壊されると、コントンは1d8時間の連続した瞑想の後新しいストレンジ・アトラクターを作成できる。コントンが殺害されるとそのストレンジ・アトラクターは消える。
空間と時間を超えた非現実的な悪夢の次元では、異界の神の力は生命に意図を与えるのに十分なほどある。コントンは、多元宇宙を無秩序に変動するエネルギー場と重力の歪曲にのみ満たされた空間へと縮小しようとする、願望の化身である。コントンは多元宇宙の創造より前からあった裂けた無定形の虚空の一面を体現する、根源なる異界のモンクである。彼らは、彼ら個々の存在を、完全に訂正することは決してできないため絶えず処理されなければならない手に負えないエラーとして受け入れる現実から足を踏み出している。これらの生命の奇怪な化物は負のエネルギー――生と相いれない力――によって支えられているが、彼らはアンデッドではなく、目的の追求において生きているものと生きていないものを区別しない。長い間負のエネルギー界で存在できる生物はほぼいないため、自らの家をそこに建造する事のあるコントンは例外的な存在になっている。一部の学者は、初期のコントンは探検家として負のエネルギー界に来て留まり、彼らの肌にある負のエネルギーの効果によって起こされる苦痛と陶酔を感じる解放の混合物の中毒になったと推測している。
コントンはアルコン、アスラ、アクシアマイト、デヴィル、イネヴァタブル、キュトン、その他の秩序の模範の疲れ知らずの敵対者である。彼らは規律、構造、規制を押し付けるか維持するどのような努力にも反対する。彼らは平和や平穏の見込みを嫌い、弱体化させ、混乱、無秩序、破壊を楽しむ。これらの態度によってプロティアンのイデオロギー的な味方となるように見えるだろうが、コントンはこれらのクリーチャーを軽蔑しており、その種族の奇妙な宗教にも、プロティアンが好む即応的で儚い創造の行為にも何も斟酌しない。純粋なエントロピーの自由と真実は構築という人工的な幻想より好ましいとコントンは信じており、全ての創造を秩序の足枷から解放するという目的の一部としてこの独特の啓蒙を他者に広めようとしている。
コントンは彼ら自身のしわだらけの皮膚でできた膨大な量のあるフード付きのローブによって隠された顔を持つ巨大な人型生物のように見える。実際には、彼らの貌は隠されていない、なぜならば顔がないからである; 彼らのフードの内部は多くの皮膚が折りたたまれたもので満たされている。彼らはストレンジ・アトラクターとして知られる、観察者によって異なるが常に何らかの嫌悪感や吐き気を催すものとして現れるスタッフのような物体を運ぶ:色のついた、涙を流す目が点在している節くれだった腸と重要な臓器の軸; 目撃者を酷い自傷行為に耽っているよう歪めて反射する磨かれた金属製のロッド; そこにある生命を消滅させる黒い心臓へと螺旋を描いている世界が内にある暗闇の列。これらの道具は人工的な物品ではなく、コントンの体の一部である。武器でも輪縄でもあるそれは繁殖の手段でもある。2体のコントンは彼らのストレンジ・アトラクターをくっつけて、彼らという両親のうち片方の支配下にある卵型の物体へと融合させることができる; もう片方の親は新しいストレンジ・アトラクターを作成しなければならない。この卵はその形状を除けば依然としてあらゆる面でストレンジ・アトラクターであるが、動かされるならば、内にある胚のコントンの成長を新たに始めなくてはならない。新しいコントンの懐胎は数年かかる。卵が孵るときストレンジ・アトラクターは破壊され完全な形態のコントンが出現する。コントンの間の繁殖にはいかなる愛も愛着さえも含まれていない。むしろ2体のコントンは将来の秩序と闘うために別のコントンが必要となる予感を感じ、出会って言葉なく繁殖する。
コントンは負のエネルギー界であるいは混沌の次元の安定した虚空で浮遊しながら、普遍的な真理を腐敗させて宇宙規模で自然法則を弱体化させる方法――いずれにせよ存在する次元界や次元全体の崩壊あるいは爆縮を引き起こす為に利用できる方法――を熟考しているところを発見される。彼らは大部分の時間を単体での熟考や行動に費やすが、時にコントンたちは対抗により多くの人数を要求する創造の形態あるいは秩序の発現に反対するために集まる。このクリーチャーたちは現実を操作する構築する勢力への生来の敏感さに引かれて自発的に集まる。
コントンは身長10フィート(約3m)前後あるにもかかわらず体重は700ポンド(約318kg)しかない。コントンは完全に負のエネルギーによって支えられ、食べたり休んだりすることはなく、老化に完全耐性を持つ; 彼らは実質的に不滅であり、暴力によってのみ死ぬ。