Mage's Disjunction/メイジの魔法解体
系統 防御術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー9
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
効果範囲 半径40フィート爆発内のすべての魔法効果と魔法のアイテム、あるいは魔法のアイテムひとつ(本文参照)
持続時間 1分/レベル
セーヴィング・スロー 意志・無効(物体); 呪文抵抗 不可
術者が身に着用していたり接触しているものを除いて、呪文の半径内のすべての魔法効果と魔法のアイテムは解体する。すなわち、呪文と擬似呪文効果は解明されて完全に破壊され(ディスペル・マジック呪文によるもののように効果が終了する)、永続的な魔法のアイテムは意志セーヴを行わねばならず、失敗すると呪文の持続時間の間、普通のアイテムになってしまう。クリーチャーが所持しているアイテムは、アイテム自身の意志セーヴ・ボーナスか、持ち主の意志セーヴ・ボーナスのうち、どちらか高い方を使用する。アイテムのセーヴィング・スローの出目が1だった場合、そのアイテムは効果が抑制される代わりに破壊される。
また、術者は術者レベルごとに1%の確率でアンティマジック・フィールドを破壊する可能性がある。アンティマジック・フィールドが解体に耐えた場合、その範囲内にある魔法のアイテムは解体されない。
この呪文を1つの物体を対象として発動することもできる。こうした時、そのアイテムは-5ペナルティで意志セーヴを行ない、失敗したならば永遠に破壊される。アーティファクトですら解体の対象となり得るが、そのような強力なアイテムが実際に作用を受ける確率は術者レベルごとに1%しかない。成功したなら、アーティファクトの力は失われ、セーヴなしで破壊される。アーティファクトが破壊された場合、術者は意志セーヴ(難易度25)に成功しなければならず、失敗するとすべての呪文発動能力を永久に失ってしまう。こうして失った能力は定命の存在の魔法では、たとえウィッシュやミラクルでも回復させることはできない。アーティファクトを破壊しようとするのは危険な行為であり、95%の確率で、そのアーティファクトに興味や関係のある何らかの強力な存在の注意を惹いてしまう。