エンスロール

Enthrall恍惚
系統 心術(魅惑)[音言語依存、精神作用]; 呪文レベル クレリック2バード2
発動時間 1ラウンド
構成要素 音声動作
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル
目標 クリーチャー何体でも
持続時間 1時間以内
セーヴィング・スロー 意志無効; 本文参照呪文抵抗

クリーチャーの一団の注意を惹くことができたなら、術者はこの呪文を使って、魅了されたクリーチャーたちを束縛することができる。この呪文を発動するためには、術者は1全ラウンドの間、中断することなくしゃべるか歌うかしなくてはならない。その後、作用を受けた者たちは周囲の状況を無視してわきもふらず術者に注し続ける。この呪文響下にある間、彼らは友好的な態度をとっているものと見なされる。術者の属する種族宗教と非友好的な種族宗教クリーチャーで、呪文が作用する可能性のあるものはセーヴィング・スローに+4のボーナスを得る。

ヒット・ダイスが4以上か【判断力】が16以上の目標は周囲の状況に気付いており、中立的な態度をとる。そうしたクリーチャーは、自分たちに敵対するような行動を撃した場合、新たなセーヴィング・スローを行なうことができる。

この効果は術者がしゃべり続けたり歌い続けたりしている限り、最長で1時間まで持続する。術者の言葉によってエンスロールされた者たちは、術者がしゃべったり歌ったりしている間と、それが終わってから話題や歌のよしあしについて話し合う1d3ラウンドの間、アクションをとることができない。この演説や歌唱の間に範囲内に入った者もセーヴに成功しなければならず、失敗するとエンスロールされる。術者が精神集中を失ったり、演説や歌唱以外のことを行なった場合、演説や歌唱は終了する(この場合でも1d3ラウンドの遅れは出る)。

エンスロールされていない者たちが術者に対して非友好的あるいは敵対的な態度である場合、その者たちは、嘲ったりヤジったりして呪文を終わらせるためにまとまって【魅力】判定を行なうことができる。この判定にはその集団の中で最も高い【魅力】を持つクリーチャー【魅力】ボーナスを使用すること。それ以外のものたちは【魅力】判定を行なって、それを助けることができる。この判定の結果が術者の【魅力】判定の結果より高ければ、ヤジによって呪文は終了してしまう。こうした試みは、呪文が1回使用されるごとに1回しか行なうことはできない。

聴衆のうち誰か1人でも攻撃されたり、明に敵対的な行為の対象となったりすれば、呪文は終了し、それまでエンスロールされていた者たちは即座に術者に対して非友好的となる。ヒット・ダイスが4以上か【判断力】が16以上のクリーチャーは敵対的となる。


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