クリフォト(単複同形の語)と呼ばれるこのクリーチャーらは、現実感から想像される生命の最初の形態と予想できるがため、恐ろしいのと同様に謎めいている。このモンスターはまだ道徳が存在しなかった時代、神々や定命の者が知られていなかった時代、おそらくは時間自体がまだ広がり始めていなかった時代に生まれた。確実に、最初のプロティアンが混沌に秩序をもたらし、外方次元界の地下世界を走るアビスの無限に長いトンネルを発見したとき、クリフォトは老いていた。想像を絶するほど遠き過去からその種族の目標や願望が何であるかは不明であり、さらに言えば、現在の現実を唯一の基準としている心の持ち主には知ることはできない。現実が触れるものを変えるのと同じように、外方次元界の現実へのクリフォトの渡来がその現実を変えた。遭遇する者全てにとっての敵である彼らは自分たちの領域に侵入する勇気がある者に対して戦いを挑んだ。そして敢えて近付こうとする敵がいない時、クリフォトは代わりに他者に戦争を挑み、無限に見える軍隊としてアビスから湧き上がってきた。
しかし、クリフォトほどに広大で強力であるそこには、彼ら全ての力を覆い隠すほどの者が彼らの中にいる――アビスの深みの最も深く暗いところを支配するユニークで強力なクリフォト・ロードが。今日活動しているクリフォト・ロードの数は、創造の夜明けに存在した者のごく一部に過ぎない。時代を経るにつれ、クリフォト・ロードたちはその存在を知ったほとんどすべての者に反抗されてきた。デーモン・ロード、アークデヴィル、至高天の王、そして神格自身がクリフォト・ロードの冒涜を攻撃し、その中のより強力なものを破壊した。残っているのは、クリフォト・ロードのかつての栄光の陰であるか、その姿の仄めかしさえ誰もまだ垣間見てもいない程にその本性を隠すことに長けている者なのかもしれない。
クリフォト・ロードの大部分は21~25の脅威度の強さである。アビスの最深部には、ホースマンやアークデヴィルに似たより強力なクリーチャーがまだ存在しているかもしれないが、今の所この理論上のクリフォトの亜神は謎のままである。確実に、活動しているクリフォト・ロードは、物質界に注意を向けることを選んだ場合、定命の大部分を脅かし危険に晒すほど強力な存在である。
一部のクリフォトはルーツを放棄し、デーモンをアビスの新しい秩序として受け入れることを選択している。罪を受け入れ、自身を変身させることを容認したクリフォト・ロードは、その下層からデーモン・ロードの位階まで直接駆け上がる大きな力を獲得することもあるが、アビスの最初の領主として彼らが持っていたかもしれない希薄な同盟関係の永遠の喪失を代償にすることによってのみそれができる。そうした元クリフォト・ロードは、クリフォトとその主によって最悪の裏切り者とみなされているが、そうした裏切り者クリフォトにとって、元クリフォト・ロードがデーモン・ロードとして現在使用している力は圧倒的であるがためこの取引はそれ以上の価値がある。クリフォト・ロードとして存在が始まったデーモン・ロードには、ダゴン、ジュビレックスなどの原始的な実体が含まれるが、これらだけに限定されるとは考えがたい。
次のページに示す4体のクリフォト・ロードは、複数の物質界の世界に関心がある。そのほか、“疫病のポリモーフ”ヤマソス/Polymorph Plague Yamasoth、”ウォーモンガーの女王”シガレブ/Warmonger Queen Shiggarreb、”エニグマの塊”アオナウリオス/Enigma Clot Aonauriousなどは特定の世界に怒りを集中させていたり、アビスの最も深い窪地から完全に脱出し、世界の向こうに注意を向けているため、この本には詳述していない。
クリフォト・ロードは強力ではあるが、彼らの強さは最も嫌われている敵であるデーモン・ロードと同じではない。しかし、アビスの最も遠い角にある彼らの深淵の隠れ家では、クリフォト・ロードははるかに脅威である。この聖域に留まっている限り(または必要なときに聖域に退却できる限り)、報復からは護られる。この隠れ家は「聖域」として知られており、そこに到達して入る方法は理解を超えたもので不明瞭であるが、聖域のサイズは非常に大きいものであろう。
この聖域内では、クリフォト・ロードは以下の追加の力を得る(神話能力を除き、以下のページに示しているデータにこれらの能力は含まれていない)。
神話級/Mythic:クリフォト・ロードは第10階梯の神話クリーチャーとして機能する。これは神話パワーの能力を持つことを含む(10回/日、活性+1d12)。まるでその能力が神話呪文であるかのように、上付き文字「神」で示される擬似呪文能力の神話版を使用するために神話パワーの使用回数を費やすことができる。
黄泉がえり/Rejuvenation:聖域で殺害されたクリフォト・ロードの精神は、そのロードの聖域内で生きている、そのロードが生きているクリフォトから選んだクリフォト1体と融合する。これはメジャー・マインド・スワップとして機能するが、効果を回避するためのセーヴがなく、典型的なクリフォトの[精神作用]効果に対する完全耐性が提供されない。1d100年後、クリフォトはクリフォト・ロードとしての以前の肉体の新しい化身に変身するが、この変身の前に殺害された場合、クリフォト・ロードは永久に死ぬ。
クリフォト・ロードは以下の擬似呪文能力を1日1回使用できる:アストラル・プロジェクション、バインディング、ディマンド、ディサーン・ロケーション、ファブリケイト、メジャー・クリエイション、ミラクル(聖域を操作する物理的効果またはクリフォト・ロードの利益に関連する効果に限定)、ポリモーフ・エニィ・オブジェクト(聖域に固有の物体またはクリーチャーがに使用すると、ポリモーフの持続時間の係数は6増加する)。
出典 Bestiary 6 234ページ
経験点 1,638,400
混沌にして悪/中型サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、非実体、クリフォト)
イニシアチブ +16; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・グッド、ディテクト・ロー、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+40
オーラ クローク・オヴ・ケイオス(難易度27)
アーマー・クラス 44、接触32、立ちすくみ31(+1回避、+9反発、+12【敏】、+12鎧)
ヒット・ポイント 546(28d10+392); 再生15(秩序)
頑健 +34、反応 +27、意志 +31
防御的能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント、非実体、強制効果反射、魂の殻; ダメージ減少 15/冷たい鉄および秩序; 完全耐性 [氷雪]、[即死]効果、[精神作用]効果、[毒]; 抵抗 [強酸]30、[雷撃]30、[火炎]30; 呪文抵抗 36
移動速度 飛行100フィート(完璧)
近接 噛みつき=+40接触(破壊)
特殊攻撃 自己破壊命令、身の毛のよだつ姿(難易度33)、陰湿な憑依、有毒の嵐
擬似呪文能力 (術者レベル25; 精神集中+34)
常時―クローク・オヴ・ケイオス(難易度27)、タンズ、ディテクト・グッド、ディテクト・ロー、トゥルー・シーイング、フリーダム・オヴ・ムーヴメント
回数無制限―グレーター・オブジェクト・ポゼッション(難易度26)、グレーター・コマンド(難易度25)、グレーター・ディスペル・マジック、グレーター・テレポート、チャーム・モンスター(難易度23)、ディセクレイト(神)
3回/日―グレーター・ポゼッション(難易度27)、ドミネイト・モンスター(難易度28)、呪文高速化マインド・フォッグ(難易度24)、呪文高速化マス・サジェスチョン(難易度25)、ワールウィンド(神)(難易度27)
1回/日―ウィッシュ(神)、クリフォト招来
(神) イスフオウンヴァルンは自身の聖域にいるとこの能力の神話版を使用できる。
【筋】―、【敏】35、【耐】38、【知】31、【判】28、【魅】29
基本攻撃 +28; 戦技ボーナス +40; 戦技防御値 60(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《かすめ飛び攻撃》、《擬似呪文能力高速化:マス・サジェスチョン、マインド・フォッグ》、《技能熟練:はったり》、《強行突破》、《攻防一体》、《神速の反応》、《神速の反応強化》、《戦闘発動》、《鋼の意志》、《鋼の意志強化》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+37、〈知識:神秘学、歴史、地域、貴族、宗教〉+38、〈隠密〉+43、〈軽業〉+40、〈交渉〉+37、〈呪文学〉+38、〈真意看破〉+40、〈知覚〉+40、〈知識:次元界〉+41、〈はったり〉+46、〈飛行〉+51、〈魔法装置使用〉+37
言語 奈落語; テレパシー300フィート、タンズ
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3
イスフオウンヴァルンの風/Winds of Isph-Aun-Vuln:有毒の嵐―接触型; セーヴ頑健・難易度38; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d6【判】ダメージ、加えて混乱状態1ラウンド; 治癒 2回連続のセーヴ成功。
イスフオウンヴァルンは、歯を生やした大口の周りにのたくる触手が並んでいる人間大の塊のように見える。この触手は現実へと出入りし、靄を超えた何かとして完全に存在することは決してないが、その非物質的な形態と比較的小さいサイズにもかかわらず、イスフオウンヴァルンはクリフォト・ロードの中で最も強力な存在の1体に数えられる。他のクリフォトがサイズと強さで敵を圧倒するのに対し、イスフオウンヴァルンはより破壊的で繊細なやり方を選び、他人の憑依と精神的制御をすることで、罪を犯す能力を持つ全てのクリーチャー――言い換えれば、あらゆる自由意志を持つ定命の者――を虐殺するという目標を達成する。滅ぼす為に使えない者については、彼女は煙状の煌めく戦利品として彼らの魂の断片で着飾っている――そうした存在はイスフオウンヴァルンが宇宙から自由意志を排除することに成功した場合に残っていた者たち全員が辿るであろうなれの果ての姿である。
イスフオウンヴァルンはおそらくクリフォト・ロードの中で最も強力な存在であるため、彼女の教団が物質界全体の何百もの異なる世界の定命の者の中で最も広まっていることは驚くに値しないだろう。内なる歓待者/Feaster Withinとして知られることが多いイスフオウンヴァルンに敬意を表する者の多くは、崇拝する実体がどのような種類のものなのかを完全に知ることなく崇拝し、カリスマ的で狂った教団の指導者の命令に従うだけである。多くの場合その指導者は、イスフオウンヴァルンによって支配されているか、そうでなければ精神的に制御されているため、以前の個性のすべてを失っている事が多い。イスフオウンヴァルンの崇拝者たちは、断崖の端で立っている岩々のただ中で、あるいは風の吹き荒ぶ険しい山頂で彼女を崇拝し、そしてこの亜神への生贄には一般的に魔法を使って犠牲者を空へと投げ込むことが含まれ、そこでその犠牲者は風に揉まれてから下方の大地へと落ち、壊れて破滅する。
イスフオウンヴァルンの聖印は、触手の雲の中のルーンであり、好む武器はロングボウである。風、混沌、悪、欺きの領域と騙し、恐怖、有毒、疾風の副領域の使用権を与える。
出典 Bestiary 6 236ページ
経験点 819,200
混沌にして悪/超巨大サイズの来訪者(水棲、混沌、悪、他次元界、クリフォト)
イニシアチブ +12; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・グッド、ディテクト・ロー、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+35
オーラ クローク・オヴ・ケイオス(難易度24)
アーマー・クラス 40、接触14、立ちすくみ32(+26外皮、-8サイズ、+4反発、+8【敏】)
ヒット・ポイント 481(26d10+338); 再生15(秩序)
頑健 +32、反応 +27、意志 +18
防御的能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント、反応的スウォーム; ダメージ減少 15/冷たい鉄および秩序; 完全耐性 [氷雪]、[即死]効果、[精神作用]効果、[毒]; 抵抗 [強酸]30、[雷撃]30、[火炎]30; 呪文抵抗 34
移動速度 20フィート、飛行60フィート(良好)、水泳80フィート
近接 叩きつけ=+35(6d6+17/19~20、加えて“毒”)、触手(×6)=+30(2d8+8/19~20、加えて“つかみ”、および“毒”)
接敵面 60フィート、間合い 60フィート(加えて”壮大な間合い”)
特殊攻撃 水ぶくれ、締めつけ(2d8+17、加えて“毒”)、同族作り、身の毛のよだつ姿(難易度29)
擬似呪文能力 (術者レベル23; 精神集中+29)
常時―クローク・オヴ・ケイオス(難易度24)、ディテクト・グッド、ディテクト・ロー、トゥルー・シーイング、フライ、フリーダム・オヴ・ムーヴメント
回数無制限―クラウドキル(神)(難易度21)、グレーター・ディスペル・マジック、グレーター・テレポート、コントロール・ウォーター、ディセクレイト(神)、ブラック・テンタクルズ(神)
3回/日―ヴォーテックス(難易度23)、コントロール・プランツ(難易度24)、呪文高速化ヒール(神)、ホリッド・ウィルティング(神)(難易度24)、プランダード・パワー(難易度23)
1回/日―クリフォト招来、ツナミ(神)(難易度25)
(神) オウアオオウンは自身の聖域にいるとこの能力の神話版を使用できる。
【筋】44、【敏】27、【耐】36、【知】21、【判】23、【魅】22
基本攻撃 +26; 戦技ボーナス +51(突き飛ばし+53); 戦技防御値 73(対突き飛ばし75、足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《擬似呪文能力高速化:ヒール》、《強打》、《クリティカル強化:叩きつけ、触手》、《クリティカル熟練》、《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《上級渾身の一打》、《突き飛ばし強化》、《ふっとばし攻撃》、《迎え討ち》、《よろめき化クリティカル》
技能 〈隠密〉+21、〈呪文学〉+31、〈真意看破〉+35、〈水泳〉+54、〈知覚〉+35、〈飛行〉+44、〈知識:神秘学、地理、自然、次元界、宗教〉+34
言語 奈落語; テレパシー300フィート
その他の特殊能力 水陸両生、収縮、巨躯、スウォーム体得
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3
毒(超常)/Poison 叩きつけ、触手、または“締めつけ”―致傷型:セーヴ 頑健・難易度36; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d4【耐】吸収; 治癒 2回連続のセーヴ成功。この毒によって殺害されたクリーチャーは弾けて新しいクリフォトが産み落とされる(オウアオオウンによって選択された種別で、脅威度は犠牲者の脅威度以下)。このセーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
巨大なオウアオオウンは定命の者に対するクリフォトの戦争にとって恐ろしく多産な兵士の源である。アビスのクリフォトの大群が出現するのはこのクリフォト・ロードからだ。万が一の出来事によって、オウアオオウンが永続的に倒された場合は、アビスによるクリフォトの生産は完全には止まらないが、顕著な量で減少していく――少なくともアビスが、殺害されたクリフォト・ロードに代わる、同じように下劣で不潔な替えを生み出すまでは。
オウアオオウンのアビスの聖域は海岸線のない毒まみれの海洋である。その射干玉の深淵の其処彼処で荒れ狂う海面を求めて水没した山頂が無為に手を伸ばし、リヴァイアサン達は広大な海洋を泳ぎ回っている。オウアオオウンはその中では最大であるが、自身のための居住地を保持せず、大小様々なクリフォトを産み出しながら永遠の海洋で漂うことに満足する。一部は溺死し、一部はオウアオオウンが食らうが、十分な数が危機と海の深みから逃れ、アビスの他の領域へと、時に他の領域への渦をかき乱すことで移動する。
時に、オウアオオウンの水ぶくれから産まれたクリーチャーは特に強力であることがある; アビスのデーモン・ロードの少なくとも一柱は、オウアオオウンから出現したクリフォト・ロードとして存在を始めたと噂されている。最近オウアオオウンを見た(そして生き残った)者は、前例のないサイズの水ぶくれが脇腹に沸騰していると主張し、彼女が巨大な力を生み出そうとしていることを示唆している。アビスへのこの新しい追加物とはなにか、それがどのような姿を取るかは不明であるが、それは確実に数え切れない世界にいる定命の者の人生にとって不吉の前兆である。
オウアオオウンの体長は120フィートであるが、中心の触角のような茎は数マイル先まで伸びて、注意を引いたという際だった不幸を有するクリーチャーに向かって怒りをぶつけることができる。
オウアオオウンの崇拝者は1つのことにとりつかれる傾向がある:クリフォトに変身したいという圧倒的な欲望に。彼らの欲望は恥から生まれるものではないので、この崇拝者は哀れに思われるべきではない。彼らは、クリフォトが勝利すること、そして自分たちのこの破壊的な存在の1つへの早期の変身の確保によって自分たちが知っているものから最終的にあらゆる現実が取って代わるであろう世界で自分たちは生きること、を信じている。彼らが自身の定命の記憶や人格を一切保持しないということは、彼ら以外の種は生きられないのに彼らは何らかの形で生き延びる限りこうした人々にとっては何ら忌むべきものではない。多くのものはすでに種族のアイデンティティを放棄し、元の文化を否定し、魔法や外科的改造を追求している。オウアオオウンは荒涼とした海岸線や難破したあるいは沈没した舟の残骸の中で崇拝されており、彼女への生贄はしばしば邪悪なフレッシュウォープ化の儀式の対象となり、その際生贄の身体は忠実な信者を「進化」させて崇拝者の敵を食らうように意図された変成の儀式の不浄なる構成品となる。
オウアオオウンの聖印はクラゲ型のルーンであり、好む武器はトライデントである。このクリフォト・ロードは、混沌、悪、植物、水の領域と、腐敗、恐怖、成長、大海の副領域の使用権を与える。
このナメクジのようなクリーチャーは、どこに行ってもタールの跡を残し、上半身は隙間のある汚泥の滴る口に繋がっている。
出典 Bestiary 6 238ページ
経験点 409,600
混沌にして悪/巨大サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト)
イニシアチブ +14; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・グッド、ディテクト・ロー、振動感知120フィート、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+36
オーラ クローク・オヴ・ケイオス(難易度23)
アーマー・クラス 37、接触21、立ちすくみ26(+1回避、+16外皮、-4サイズ、+4反発、+10【敏】)
ヒット・ポイント 396(24d10+264); 再生15(秩序)
頑健 +23、反応 +28、意志 +27
防御的能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント; ダメージ減少 15/冷たい鉄および秩序; 完全耐性 [強酸]、[氷雪]、[即死]効果、[精神作用]効果、[毒]; 抵抗 [雷撃]30、[火炎]30; 呪文抵抗 32
弱点 ほぼ精神を持たない
移動速度 40フィート、穴掘り20フィート、飛行60フィート(良好)
近接 噛みつき=+33(6d8+13/19~20、加えて2d6[強酸]、および“つかみ”)、鉤爪=33(×4)(2d6+13)
接敵面 20フィート、間合い 20フィート
特殊攻撃 ブレス攻撃(120フィートの直線状、20d10[強酸]ダメージ、反応・難易度33・半減、1d4ラウンド毎に1回)、高速飲み込み、身の毛のよだつ姿(難易度27)、飲み込み(10d6殴打ダメージ、10d6[強酸]ダメージ、および1d6【知力】ダメージ; アーマー・クラス18; ヒット・ポイント39)
擬似呪文能力 (術者レベル21; 精神集中+26)
常時―クローク・オヴ・ケイオス(難易度23)、ディテクト・グッド、ディテクト・ロー、トゥルー・シーイング、フライ、フリーダム・オヴ・ムーヴメント
回数無制限―アシッド・フォッグ、グレーター・ディスペル・マジック、グレーター・テレポート、スロー(神)(難易度18)、ディセクレイト(神)、ブラインドネス/デフネス(神)(難易度17)
3回/日―ヴィジョン、ウェイヴズ・オヴ・イグゾースチョン、呪文高速化スロー(難易度18)、パワー・ワード・ブラインド(神)、フォアサイト(神)、マス・ハンガー・フォー・フレッシュ(難易度21)
1回/日―インプリズンメント(難易度24)、クリフォト招来
(神) サスクチューンは自身の聖域にいるとこの能力の神話版を使用できる。
【筋】36、【敏】30、【耐】33、【知】3、【判】28、【魅】21
基本攻撃 +24; 戦技ボーナス +41(突き飛ばし+43); 戦技防御値 66(対突き飛ばし68、足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《擬似呪文能力高速化:スロー》》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき》、《クリティカル熟練》、《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《突き飛ばし強化》、《ふっとばし攻撃》、《迎え討ち》、《盲目化クリティカル》
技能 〈知覚〉+36、〈飛行〉+45
言語 奈落語(話せない); テレパシー300フィート
その他の特殊能力 絡みつく酸、偽りの知性、知性の閃光、無呼吸、タール前進
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3
全てのクリフォト・ロードが、ほとんどの定命の精神を上回る異界の知性を持っているわけではない。サスクチューンの場合、クリフォト・ロードの知性は、ほぼ完全に貪欲な食欲と食事に取って代わっている。時折、このクリフォト・ロードは洞察のひらめきを得て、現実の広大なパズルを一瞬で理解するが、その短い洞察は即座に消えてしまう。サスクチューンが獲物を食べるとこの洞察の期間は長くなる。なぜならば、肉を消化するのと同時に思考を消化し、目的を持って行動するために犠牲者の精神に寄生することができるからである。
サスクチューンのアビスの聖域は、アビスの深淵を曲がりくねりながら通過し、もし全てではないとしたら他のクリフォトの聖域の殆どを接続している隧道の広大な洞窟である。しかし彼がこの洞窟の迷路で時間を過ごすことは滅多になく、代わりに自身の永遠の飢えを満たせる何かを絶えず探し求めてアビスの深淵をあてもなく彷徨っている。時折、このクリフォト・ロードは他の次元界に自身の熱狂を齎すポータルを通過するが、すぐに追放されるか殺害され、聖域の中心から新たに放浪を始めることを余儀なくされてしまうのは時間の問題である。
サスクチューンは全長40フィート、体重16,000ポンドである。
サスクチューンの崇拝者たちは、クリフォト・ロードを大食漢/Everglutton と呼んでおり、彼のほぼ精神を持たず、ほぼ満たされることのない飢えを称えている。この変わったクリフォト・ロードの崇拝者たちはこの柱を崇めてはいるが、その信仰の核心部分ではサスクチューンは特に知性によって動いていないことを認めているがため、意図的な報酬という形ではあまり期待していない。彼が明らす秘密は信服させ世界を揺るがすものであるが、それは偶然の啓示――大食漢が被造物の中を歩き回っている間に跡に残す、蛇行する破壊の痕跡の付随的な余波――である。サスクチューンの寺院は大きな洞窟や廃墟となった建物を改造しているが、教団は遊牧であり、長い間一箇所に留まることはない。荒らし破壊すべき新しい地域という展望は常にこのクリフォト・ロードの教団の指導者の頭を悩ませるが、1~2年の間1つの地域に定住できることも時折ある。これらの場合、彼らは恐ろしい絵文字を刻み始め、アビスの祈りを一時的な社を構成する石に刻む傾向がある。クリフォト・ロード自身が消化した犠牲者の精神から一瞬の洞察を得るのと同じように、教団員は奇妙な幻視やあえて質問していない思いがけない質問への答えが得られることを期待して新しい飲める薬物や毒、特殊な摂取品を常に求める。
サスクチューンの聖印は歯のある三角形のルーンであり、好む武器はグレートクラブである。混沌、破壊、悪、知識の領域と災害、エントロピー、激怒、思考の副領域の使用権を与える。
出典 Bestiary 6 232ページ
経験点 614,400
混沌にして悪/超巨大サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト)
イニシアチブ +11; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・グッド、ディテクト・ロー、振動感知60フィート、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+34
オーラ クローク・オヴ・ケイオス(難易度24)
アーマー・クラス 39、接触14、立ちすくみ31(+1回避、+25外皮、-8サイズ、+4反発、+7【敏】)
ヒット・ポイント 437(25d10+300); 再生15(秩序)
頑健 +24、反応 +25、意志 +24
防御的能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント、黄泉がえり、焦熱する肉体; ダメージ減少 15/冷たい鉄および秩序; 完全耐性 [氷雪]、[即死]効果、[火炎]、[精神作用]効果、[毒]; 抵抗 [強酸]30、[雷撃]30、[火炎]30; 呪文抵抗 33
移動速度 60フィート、飛行60フィート(良好)
近接 噛みつき=+30(2d6+13/19~20、加えて2d6[火炎]、および“つかみ”)、鉤爪(×2)=+30(2d8+13/19~20、加えて2d6[火炎])
接敵面 30フィート、間合い 30フィート
特殊攻撃 沸騰液の噴霧、高速飲み込み、身の毛のよだつ姿(難易度28)、デーモンの虐殺、飲み込み(10d6殴打、加えて10d6[火炎]ダメージ、アーマー・クラス22、ヒット・ポイント43)
擬似呪文能力 (術者レベル22; 精神集中+28)
常時―クローク・オヴ・ケイオス(難易度24)、ディテクト・グッド、ディテクト・ロー、トゥルー・シーイング、フライ、フリーダム・オヴ・ムーヴメント
回数無制限―ウォール・オヴ・ファイアー(神)、グレーター・ディスペル・マジック、グレーター・テレポート、コンテイジアス・フレイム、ディセクレイト(神)、ファイアーボール(神)(難易度19)
3回/日―ウォール・オヴ・ラヴァ、呪文高速化コンテイジアス・フレイム、ディレイド・ブラスト・ファイアーボール(難易度23)、ハーム(神)(難易度22)、リザレクション(汚れた復活参照)
1回/日―クリフォト招来、メテオ・スウォーム(神)(難易度25)
(神) チャヴァズヴァグは自身の聖域にいるとこの能力の神話版を使用できる。
【筋】36、【敏】25、【耐】34、【知】23、【判】23、【魅】22
基本攻撃 +25; 戦技ボーナス +46; 戦技防御値 68(対足払い74)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《擬似呪文能力高速化:コンテイジアス・フレイム》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき、鉤爪》、《クリティカル熟練》、《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《上級抵抗破り》、《抵抗破り》、《迎え討ち》、《よろめき化クリティカル》
技能 〈威圧〉+34、〈知識:神秘学、宗教〉+31、〈威圧〉+19、〈軽業〉+35、〈呪文学〉+31、〈真意看破〉+34、〈生存〉+34、〈知覚〉+34、〈知識:次元界〉+34、〈飛行〉+42、〈魔法装置使用〉+34
言語 奈落語; テレパシー300フィート
その他の特殊能力 汚れた復活
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3
チャヴァズヴァグは、脂ぎっていてズルズルと這い進む腸と内臓の聳え立つ塚が、カミソリのように鋭い突端まで先細っている5本のすらりとした脚の上に乗っているかのように見える。はらわたの何本もの引き攣る蜷局と縄が震える巨体からぶら下がっており、全身が熱を帯びて蒸気を放ち輝いている。“這い進む地獄/Crawling Inferno”として知られるこの巨大なクリフォト・ロードは触れただけで肉に火をつけ、その存在は[火炎]に対する完全耐性のあるクリーチャーを生きたまま燃やしてしまう。チャヴァズヴァグは身長50フィート、体重20,000ポンドである。
他のクリフォト・ロードとは異なり、チャヴァズヴァグはデーモンを生み出す罪深い魂とのではなく、デーモンとの戦いに集中することを選択した。このことから、チャヴァズヴァグは定命の崇拝者に対してクリフォト・ロードとして知られる中で最も敵対的ではないが、それでもこのクリフォト・ロードは彼を崇拝する「下級の存在」の健康と繁栄に対して長期的には無関心なままである。
チャヴァズヴァグのアビスの聖域は、アビスの深い巨大な地下洞窟にある巨大なクレーターが散らばった荒れ地である。これらのクレーターの多くは胆汁と滲出液で満たされており、沸騰している熱気のある湖では奇妙なクリーチャーが液体を攪拌し濁らせ泡を吹いている。何マイルも上の天井の一部が床に落下し衝撃を与えるがため新しいクレーターが常に形成されている。やがて、その絶えず崩壊している天井が遥か上部にある他のデーモンの領域での地盤沈下を引き起こしたり、あるいはアストラル界まで突破口を開きさえする可能性があり、チャヴァズヴァグの信者はそうなった時点で己の神は力を増して神格になると信じている。
チャヴァズヴァグは崇拝者たちに這い進む地獄として知られており、崇拝者たちはこのクリフォト・ロードを焼却と怪物的な再起の守護者として崇拝している。チャヴァズヴァグの典型的な崇拝者にとって、予期せぬ自然発火で死に、その歎願者の燃える破滅によって残された流れる灰の中から恐ろしいモンスターが何らかの形で生まれることほど完全化に近いものはない。これらの崇拝者は、このような運命が奉仕の報酬であると信じており、自分でこのような発火を起こそうとはしない。チャヴァズヴァグの崇拝者は、孤独な狂人、放火犯、サディストである傾向があり、焼き立ての肉の息苦しい香りや、建物や森を焼き尽くすような大火の催眠的な輝きと同じくらい、無力な犠牲者を燃やすことを楽しむ。チャヴァズヴァグの聖域は建物が燃え尽きた跡である――特にデーモンの崇拝がかつて行われていた建物の。
チャヴァズヴァグのシンボルは燃える触手のルーンであり、好む武器はヘヴィ・フレイルである。混沌、悪、火、安息の領域と灰、エントロピー、煙、魂の副領域の使用権を与える。