この幽霊のような十字軍兵士は、地面のすぐ上に浮かんでいるが、その霊的な外見にもかかわらず、鎧と武器はしっかり物理的なもののように見える。
出典 Bestiary 6 126ページ、Pathfinder #75:Demon's Heresy 90ページ
経験点 4,800
秩序にして悪/中型サイズのアンデッド(非実体)
イニシアチブ +3; 感覚 非視覚的感知60フィート、暗視60フィート; 〈知覚〉+17
アーマー・クラス 22、接触17、立ちすくみ19(+1盾、+4反発、+3【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 93(11d8+44)
頑健 +7、反応 +6、意志 +10
防御的能力 エネルギー放出に対する抵抗+4、非実体、黄泉がえり; 完全耐性 アンデッドの種別特性; 抵抗 [強酸]5、[火炎]5
弱点 光に過敏
移動速度 飛行30フィート(良好)
近接 ロングソード=+11/+6(1d8[力場]/19~20、加えて2d6負のエネルギー、および“絶望”)、ライト・シールド=+13(1d3[力場]、加えて2d6負のエネルギー、および“絶望”)
遠隔 ロングボウ=+11/+6(1d8[力場]/×3、加えて2d6負のエネルギー、および“絶望”)
特殊攻撃 絶望のエージェント、非埋葬の呪い、霊の武装、墓場の接触
擬似呪文能力 (術者レベル12; 精神集中+16)
3回/日―ディーパー・ダークネス、テレキネシス(難易度19)
【筋】―、【敏】16、【耐】―、【知】13、【判】17、【魅】18
基本攻撃 +8; 戦技ボーナス +15; 戦技防御値 25
特技 《攻防一体》、《盾攻撃強化》、《盾のぶちかまし》、《致命的な狙い》、《二刀流》、《武器熟練:ロングソード》
技能 〈威圧〉+18、〈真意看破〉+17、〈生存〉+14、〈知覚〉+17、〈知識:宗教〉+10、〈飛行〉+15
言語 共通語
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、戦隊(2~6)、または 小隊(7~16)
宝物 なし
絶望のエージェント(超常)/Agent of Despair フォールンの攻撃でダメージを受けたクリーチャーは難易度19の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると[恐怖]に対するセーヴィング・スローに-4のペナルティを受ける。[恐怖]に対する完全耐性を持つクリーチャーがこのセーヴに失敗した場合、その完全耐性は一時的に抑制される。この効果はフォールンから受けたダメージが残っている限り継続する。これは[呪い]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
墓場の接触(超常)/Touch of the Grave フォールンの全ての近接攻撃と遠隔攻撃は、生きている目標に追加で2d6ポイントの負のエネルギーによるダメージを与える(これは攻撃したアンデッドの目標を治癒しない)。
非埋葬の呪い(超常)/Curse of the Unburied 1日1回、フォールンは30フィート以内の、神格がフォールンの死体の場所を特定して埋葬を行おうとする、アンデッド作成に対立する神格を信仰する善属性のクレリック、パラディン、ウォープリーストを呪うことができる。目標は難易度19の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると各能力値に-2のペナルティを受ける。各日、目標は新しいセーヴィング・スローを試みることができる。この判定に失敗すると、目標はその能力値に追加で-2のペナルティを受ける。この効果によって能力値を1未満に減少させることはできない。フォールンの葬儀が完了すると即座に能力値のペナルティは取り除かれる。目標は儀式を自分だけで完了する必要はないが、儀式が行われたことを確認する責任がある。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
黄泉がえり(超常)/Rejuvenation フォールンは死んだ場所と結びついている。フォールンが非業の死を遂げた場所または物質的な遺体のある場所で、少なくとも1分間は継続する葬儀が行われると、フォールンは永続的に破壊され、その魂が解放される。そうでない場合、フォールンは最初に死んだ場所で、破壊されてから2d4日後に蘇る。
霊の武装(超常)/Phantom Armaments フォールンの武器と鎧は[力場]で形成されており、フォールンは物理的な攻撃を行い、保護するための鎧を着用することができる。この装備は、武器落とししたりフォールンから取り外したりすることはできない。フォールンのロングボウから射出された矢は、目標にダメージを与えた後に消える。フォールンは近接攻撃を使用する攻撃ロールと戦技判定に【魅力】修正値に等しいボーナスを得る。
正義の十字軍兵士が死後の世界への道を断たれた時、その霊はフォールン――自身の信念の挫折した腐敗の中で、すべての生命に対して十字軍行動を実行することに駆り立てられたアンデッド――の1体として蘇るかもしれない。このアンデッド・クリーチャーの戦闘での斃死は、その魂を悩ませる最大の失望であり続けている。憎しみと羞恥心に駆り立てられているフォールンは、最後の儀式を行うことで自分たちの惨めさを終わらせてくれる誰かを求めて戦場や荒野を絶えずさまよう。