Plundered Power/
出典 Horror Adventures 124ページ
系統:死霊術[悪]; 呪文レベル:ウィザード/ソーサラー7、ウィッチ7、オカルティスト6、クレリック7、サモナー6、シャーマン7、ドルイド7
発動時間:10分
構成要素:音声、動作、物質(2,500GPの価値がある砕けたルビーと捧げられた目標の主要器官、本文参照)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標:クリーチャー1体
持続時間:1日/レベル
セーヴィング・スロー:意志・無効; 呪文抵抗:不可
呪文を唱え終わると同時に、術者はクリーチャーを1体生贄に捧げなければならない。生贄に捧げたクリーチャーが死ぬと、その血や脳漿が固まって赤い血石1つになる。この血石には生贄に捧げられたクリーチャーの精髄と魂が込められている。この血石を持つものは誰であれ、そのクリーチャーの最も高い擬似呪文能力を起動できる。ただし、常時発動しているものであってはならない。また、込められた擬似呪文能力を起動するのに必要なアクションを消費すること。血石を持つクリーチャーは誰でもこの能力を起動できるが、血石は1日に1回(あるいはクリーチャーの擬似呪文能力の使用頻度のいずれか頻度の少ない方)しか使用できない。同じ呪文レベルの種族で得られる擬似呪文能力がそのクリーチャーに複数ある場合、その中からランダムに選択して、どれが血石に格納されているかを決定する。血石には呪文を模倣する種族で得られる擬似呪文能力のみを格納できる。これには「インヴィジビリティ(使用者のみ)」のような変更版も含まれる。しかし、クリーチャーが所有する固有の擬似呪文能力は含まれない。変更版の効果を持つ能力は変更されたままである。そのため、「グレーター・テレポート(使用者のみ)」の血石は使用者にのみ作用し、「サモン・モンスターII(小型のファイアー・エレメンタルのみ)」を格納した血石は依然として小型のファイアー・エレメンタルのみを招来できる。加えて、血石は250GPより高い構成要素を持つ呪文を模倣する擬似呪文能力を格納できない。
この呪文のセーヴ難易度や術者レベル、その他の性質はクリーチャーが生きていたときのものと同じだが、血石を起動したクリーチャーは、呪文の目標や効果範囲、形状を選択したり、ドミネイト・パースンの制御のようなその他の決定を行うことができる。血石は呪文の複数の側面を執り行うのに必要なアクションを使用者に行わせることができる。これには呪文への精神集中、呪文の向きの指定といったものが含まれるが、最大で1回の全ラウンド・アクションまでである。
生贄となったクリーチャーが呪文を唱えている間に死亡しなかったり(例えば単に招来されただけのクリーチャーであった場合など)、呪文の持続時間がすぎる前に蘇生されたりしたなら、血石は魔法の力を失う。血石に閉じ込められたクリーチャーの精神の欠片は、そのクリーチャーの蘇生の試みを妨げるものではない、