Possession/憑依
系統:死霊術; 呪文レベル:ウィザード/ソーサラー5、ウィッチ5、オカルティスト4、サイキック5、サモナー5、スピリチュアリスト4、ミーディアム3、メスメリスト5
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作
距離:中距離(100フィート+10フィート/レベル)
目標:クリーチャー1体
持続時間:1時間/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー:意志・無効; 呪文抵抗:可
術者は自分の魂を肉体から投射し、クリーチャー1体に憑依しようと試みる。目標のクリーチャーはこの呪文の有効距離にいなければならず、目標の位置を知っており、目標への視線と効果線が通っていなければならない。発動して術者の魂が転送されると、術者の肉体は死亡しているようにみえる。宿主を奪うことに失敗すると、呪文は終了する。
奪うことに成功すると、術者の生命エネルギーが宿主の肉体を満たす。宿主の魂は術者の中にとらわれるが、自分の感覚を使用することができる(しかし影響をおよぼすことはできず、純粋に精神的な能力を使用することもできない)。術者は共通の言語を持つかのように、宿主とテレパシーにより意思の疎通を行えるが、術者が同意した場合に限られる。術者は【知力】、【判断力】、【魅力】、レベル、クラス、基本攻撃ボーナス、基本セーヴ・ボーナス、属性、精神的な能力を保持する。肉体は【筋力】、【敏捷力】、【耐久力】、ヒット・ポイント、肉体的な能力、自動的な能力を保持する。追加の四肢を持つ肉体であっても、術者は通常より多くの追加攻撃(あるいは二刀流より有利な攻撃)を得ることはできない。術者は肉体が持つ変則的能力や超常能力を使用することはできないし、その肉体が持つ呪文や擬似呪文能力を発動することもできない。
標準アクションとして、術者は有効距離にかかわらず、自分の肉体へと自由に戻ることができる。ただし、自分の肉体が同じ次元界になければならない。宿主の肉体が志望すると、術者は自分の肉体に戻り、宿主の生命エネルギーは解放される(すなわち死亡する)。術者の肉体が死亡している状態で呪文が終了したり宿主の肉体が死亡したりすると、術者は死亡する。別のクリーチャーの肉体にいる間、別の目標に向けてこの呪文を発動することもできる。そうすると、持続時間は初期値に戻る。この場合でも、術者が標準アクションを用いるか呪文の持続時間が終了すると、術者は自分の元の肉体へと戻る。術者の肉体に戻ると呪文は終了する。非実体のアンデッド・クリーチャーなどや(原住)でない来訪者は、代わりにグレーター・ポゼッションの効果を用いる。
特にゴーストやシャドウ・デーモンといった、実際には壺を全く必要としないクリーチャーが参照する場合、旧来のマジック・ジャー呪文は扱いにくい。呪文の使い手やモンスターにおいて、新しく登場したポゼッション呪文と置き換えること。同様に、マジック・ジャーではなくポゼッションを基準にして呪文を考慮すること。
Possession, Greater/上級憑依
系統:死霊術; 呪文レベル:ウィザード/ソーサラー8、ウィッチ8、オカルティスト6、サイキック8、スピリチュアリスト6
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作
距離:中距離(100フィート+10フィート/レベル)
目標:クリーチャー1体
持続時間:1時間/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー:意志・無効; 呪文抵抗:可
この呪文はポゼッションと同様に機能するが、宿主に憑依する際、術者は宿主の肉体に入り、物理的な肉体は消えてしまう。呪文が終了するか宿主が死亡するかすると、術者は最も近くにある何者にも占められていないマスに排出される。