出典 Bestiary 6 110ページ
経験点 6,553,600
中立にして善/中型サイズの来訪者(エンジェル、他次元界、善)
イニシアチブ +16; 感覚 非視覚的感知60フィート、暗視60フィート、ディテクト・イーヴル、夜目、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+49
オーラ 原初のオーラ(30フィート)、防御のオーラ(20フィート)
アーマー・クラス 48、接触48、立ちすくみ35(+13清浄、+1回避、+12洞察、+12【敏】)
ヒット・ポイント 697(34d10+510); 再生30(神性または神話)
頑健 +26、反応 +31、意志 +31; 毒に対して+4
防御的能力 礼拝、無欠なる姿、自由の呼び声; ダメージ減少 20/エピックおよび悪; 完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、[強酸]、(魅惑)効果、[氷雪]、(強制)効果、幻惑、[即死]効果、生命力吸収、石化; 抵抗 [雷撃]30、[火炎]30; 呪文抵抗 40
移動速度 60フィート、飛行120フィート(良好)
近接 +5 ディスラプション・ホーリィ・マーシフル・フレイル=+54/+49/+44/+39(1d8+33/19~20)、翼(×2)=+44(2d6+20)、叩きつけ=+44(1d4+20)
特殊攻撃 終わりなき踊り、飛びかかり
擬似呪文能力 (術者レベル29; 精神集中+42)
常時―ディテクト・イーヴル、トゥルー・シーイング
回数無制限―キュア・クリティカル・ウーンズ(神)、グッド・ホープ、グレーター・ディスペル・マジック、グレーター・テレポート、シェイプチェンジ、ディテクト・アンザイエティーズ(難易度25)、ディテクト・ソウツ(難易度25)、ディテクト・ディザイアーズ(難易度25)、プレイン・シフト(神)(難易度30)、プロジェクト・イメージ(難易度30)、ホーリィ・ワード(神)(難易度30)、マッチメイカー(難易度25)
3回/日―イレジスティブル・ダンス(神)(難易度31)、呪文高速化グレーター・インヴィジビリティ、シンパシー(難易度31)、ディサーン・ロケーション、ヒーローズ・フィースト、マインド・ブランク、マス・ヒール、モーメント・オヴ・プレシャンス、リミテッド・ウィッシュ(5レベル以下のバード呪文を複製することのみ)
1回/日―ウィッシュ(神)、タイム・ストップ(神)
(神) アーシェイは特定の状況下でこの能力の神話版を使用することができる(以下の流浪の民参照)。
【筋】40、【敏】34、【耐】41、【知】31、【判】34、【魅】37
基本攻撃 +34; 戦技ボーナス +49(武器落とし+53、足払い+51); 戦技防御値 97(対武器落としおよび足払い99)
特技 《足払い強化》、《イニシアチブ強化》、《回避》、《擬似呪文能力高速化:グレーター・インヴィジビリティ》、《技能熟練:交渉、芸能:舞踏》、《強行突破》、《強打》、《クリティカル強化:フレイル》、《クリティカル熟練》、《攻防一体》、《上級抵抗破り》、《上級武器落とし》、《抵抗破り》、《武器落とし強化》、《迎え討ち》、《よろめき化クリティカル》
技能 〈隠密〉+49、〈軽業〉+49、〈芸能:舞踏〉+56、〈交渉〉+56、〈呪文学〉+44、〈真意看破〉+49、〈知覚〉+49、〈知識:次元界〉+47、〈治療〉+46、〈知識:神秘学、地域、宗教〉+44、〈はったり〉+50、〈飛行〉+53、〈変装〉+47、〈魔法装置使用〉+50
言語 天上語; テレパシー300フィート; 真言
その他の特殊能力 成就、流浪の民、命の種、自由奔放
出現環境 気候問わず/地形問わず(涅槃界ニルヴァーナ)
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3(+5ディスラプション・ホーリィ・マーシフル・フレイル、その他の宝物)
アーシェイは抑えきれない情熱と歓喜の具現化として知られており、定命の者の間では、「破棄の精神」、「歓喜の主/Host of Delectation」と呼ばれている。その独特の姿は、女性らしさと男性らしさの両方の魅力的な特徴を兼ね備えている――人間の種族だけでなく、至高天の王と遭遇したあらゆる種からもそのように見られている。至高天の王は両方の性別であり、両方の性別ではない。アーシェイには個人的な領域がなく、代わりに、天界と定命の世界を予測不能に旅し、美しさ、自由、官能の痕跡を残す。
アーシェイは自由、肉体美、性交のエンジェルの守護者であり、崇拝者には、職人、遊女、一部のフェイ、抑圧からの脱出を求めるものがいる。アーシェイの崇拝者の多くは神格の足跡をたどり、あらゆるジェンダーや性交としての人生を経験するのにかなりの時間を費やし、自分たちの先入観を克服して真のアイデンティティを表現できるように実験をする。
アーシェイの聖印は色とりどりの懸章をまとった寝そべった姿であり、好む武器はフレイルである。破棄の精神は解放、善、力、魅了の領域と、愛、アガシオン、色欲、自由の副領域を与える。
出典 Bestiary 6 112ページ
経験点 4,915,200
混沌にして善/大型サイズの来訪者(アザータ、混沌、他次元界、善)
イニシアチブ +19; 感覚 非視覚的感知60フィート、暗視60フィート、ディテクト・アベレイション、ディテクト・イーヴル、ディテクト・ロー、夜目、暗闇を見通す、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+50
オーラ 原初のオーラ(30フィート)
アーマー・クラス 46、接触34、立ちすくみ31(+8外皮、-1サイズ、+10洞察、+15【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 676(33d10+495); 再生30(神性または神話)
頑健 +26、反応 +33、意志 +28; [精神作用]効果に対して+8
防御的能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント、マインド・ブランク; ダメージ減少 20/エピックおよび悪; 完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、(魅惑)効果、[氷雪]、(強制)効果、[即死]効果、[雷撃]、生命力吸収、石化; 抵抗 [火炎]30、[音波]30; 呪文抵抗 39
移動速度 40フィート、飛行150フィート(完璧)
近接 ヴォイヅエッジ=+52/+47/+42/+37(1d6+20/19~20/×3、加えて2d6[火炎]、および2d6[氷雪])、接触=+42接触(10d6[氷雪]、加えて“息盗み”)
遠隔 ヴォイヅエッジ=+52/+47/+42/+37(1d6+20/19~20/×3、加えて2d6[火炎]、および2d6[氷雪])
接敵面 10フィート、間合い 10フィート
特殊攻撃 ヴォイヅエッジの絆
擬似呪文能力 (術者レベル28; 精神集中+39)
常時―ディテクト・アベレイション、ディテクト・イーヴル、ディテクト・ロー、トゥルー・シーイング、フリーダム・オヴ・ムーヴメント、マインド・ブランク
回数無制限―インタープラネタリー・テレポート、グレーター・ディスペル・マジック、ディーパー・ダークネス、ディメンジョナル・アンカー、ブレイク・エンチャントメント、ヘイスト(神)、ホーリィ・スマイト(神)(難易度25)、ホーリィ・ワード(神)(難易度28)、ワンダリング・スター・モーツ(難易度25)
3回/日―アンティマジック・フィールド(神)、呪文高速化ヒール(神)、リヴァース・グラヴィティ(神)、呪文高速化ワンダリング・スター・モーツ(難易度25)
1回/日―インプロージョン(難易度30)、ゲート、タイム・ストップ(神)、メイジズ・ディスジャンクション(神)、モーメント・オヴ・プレシャンス
(神) ブラック・バタフライは自身の領域でこの能力の神話版を使用できる。
【筋】28、【敏】40、【耐】40、【知】27、【判】30、【魅】33
基本攻撃 +33; 戦技ボーナス +43; 戦技防御値 78
特技 《イニシアチブ強化》、《鋭敏感覚》、《かすめ飛び攻撃》、《擬似呪文能力高速化:ヒール、ワンダリング・スター・モーツ》、《技能熟練:隠密》、《強打》、《近距離射撃》、《クリティカル強化:スターナイフ》、《クリティカル熟練》、《攻防一体》、《精密射撃》、《精密射撃強化》、《致命的な狙い》、《武器の妙技》、《迎え討ち》、《盲目化クリティカル》
技能 〈威圧〉+44、〈知識:神秘学、自然、宗教〉+41、〈隠密〉+53、〈軽業〉+51、〈交渉〉+44、〈呪文学〉+44、〈真意看破〉+50、〈知覚〉+50、〈知識:地理〉+44、〈はったり〉+47、〈飛行〉+57、〈魔法装置使用〉+47
言語 アクロ語、天上語、共通語; テレパシー300フィート; 真言
その他の特殊能力 天上の恩寵、星間の体得、無呼吸、命の種、無音、星間飛行
出現環境 気候問わず/地形問わず(浄土界エリュシオン)
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3(ヴォイヅエッジ、その他の宝物)
“無音”ブラック・バタフライは星の間の空間から産まれた。厳粛で穏やかな彼女は決して軽率な行動をせず、宇宙の叡智に頼って適切な解決策を導き出す。多元宇宙の本当の性質は思考と発想の間にある隔たりと沈黙にあると考えているため、彼女は視野を狭めることでアイディアの境界を超えた先にある空間を見失うことがないように、長い間1つのトピックやアイディアに決して焦点を当てることはない。
エリュシオンでは、ブラック・バタフライの隠された領域が、デズナの宮殿へと通じる星座の中にある。彼女の領土は、至高天の王にしては比較的シンプルで、壮大な宮殿や明るい色合いはない。代わりに暴動的な情熱から離れた静かな休息地であり、穏やかな虚空であり、あらゆる種類のクリーチャーが呼吸でき、足元に地面があるのを好む人々のための固体の影でできた地帯があり、簡素な小屋が点在している。彼女の領域は見つけるのが非常に困難で、次元界の学者や他のエリュシオンの住民でさえそれがどこにあるのか正確に同意できないが、沈黙と暗闇の中を旅する者は、他の次元界にいてさえも、絶望の時には彼女の領界に入り込む事があり、彼らが敬意を評して静かにしている限り束の間の支援を見つけることができる。
星間の空間の最深部に棲む異界の怪物の知識を彼女に匹敵するほど持つ存在はほとんどいないが、ブラック・バタフライは最大の敵である外なる神及びグレート・オールド・ワンの知識を拡散することは自分のではなく奴らの利益になる可能性を危惧しているため、その知識を余り多く共有することを拒否している。彼女はエリュシオンの自宅から旅をし、この敵や他の悪の勢力と巧妙に戦ったり、自分の存在を明かさずに困っている人を助ける旅をしている。
ブラック・バタフライは距離、沈黙、空間の守護者である。無音の崇拝者には、別れた恋人たちや探検家(特に宇宙の底知れない深淵に勇敢に立ち向かう者)や聴覚障害者、唖者のような彼女の沈黙とのつながりを評価する者たちが含まれている。ブラック・バタフライの崇拝者には、親切を受け取る者に何も言わずに匿名で慈善行為を行うというような不可視の贈り物は、善良な人々には当人にその価値があるという理由だけで時々良い事が起こるという認識を育むのに役立つという理由から、そういった行為が推奨されている。ブラック・バタフライの最も神聖な空間は、山頂や地下深く、宇宙空間の小惑星に浮かぶ孤立した修道院や社である――これらの後者の建造物は通常、彼女の崇拝者が簡単に生活し、呼吸できるようにする、強力な魔法を持っている。彼女は信者に最大の善は静かな匿名の行為を行うことにあると教え、彼女の信仰は聖なる日の大音量の光景を嫌う。
ブラック・バタフライの聖印は紫色の下地に身体に白い星がついた黒い羽の蝶である。好む武器はスターナイフである。ブラック・バタフライは解放、虚空、混沌、善の領域とアザータ、革命、自由、星の副領域を与える。
出典 Bestiary 6 114ページ
経験点 2,457,600
秩序にして善/超大型サイズの来訪者(エンジェル、他次元界、善、秩序)
イニシアチブ +13; 感覚 非視覚的感知60フィート、暗視60フィート、ディテクト・イーヴル、夜目、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+40
オーラ ホーリィ・オーラ(難易度27)、原初のオーラ(30フィート)、防御のオーラ
アーマー・クラス 44、接触30、立ちすくみ35(+9清浄、-2サイズ、+4反発、+9【敏】、+14鎧)
ヒット・ポイント 604(31d10+434); 再生20(神性または神話)
頑健 +35、反応 +23、意志 +27; 毒に対して+4
防御的能力 黄金の鎧、正義の外衣; ダメージ減少 20/エピックおよび悪; 完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、[強酸]、(魅惑)効果、[氷雪]、(強制)効果、[即死]効果、生命力吸収、[火炎]、石化; 抵抗 [雷撃]30; 呪文抵抗 37
移動速度 50フィート、飛行90フィート(良好)
近接 +5“イーヴル・アウトサイダー”ベイン・フレイミング・バースト・ホーリィ・バスタード・ソード=+46/+41/+36/+31(3d8+21/17~20)、翼(×5)=+35(1d8+5、加えて1d6[火炎])
接敵面 15フィート、間合い 15フィート
特殊攻撃 燃え盛る翼、デヴィルの終末、悪を討つ一撃(7回/日)
擬似呪文能力 (術者レベル26; 精神集中+35)
常時―ディテクト・イーヴル、トゥルー・シーイング、ホーリィ・オーラ(難易度27)
回数無制限―ギアス/クエスト、グレーター・ディスペル・マジック、グレーター・テレポート、シールド・アザー(神)、ビストウ・グレイス、ファイアー・オヴ・ジャッジメント(難易度22)、ホーリィ・ワード(神)(難易度26)、マーク・オヴ・ジャスティス
3回/日―ディサーン・ロケーション、バニッシュメント(難易度26)、ヒール(神)、呪文高速化ブレード・バリアー(神)(難易度25)、ブレッシング・オヴ・ファーヴァー
1回/日―ゲート、タイム・ストップ(神)、メテオ・スウォーム(神)(難易度28)
(神) ラガシエルは自身の領域にいる時この能力の神話版を使用できる。
【筋】32、【敏】28、【耐】39、【知】23、【判】22、【魅】29
基本攻撃 +31; 戦技ボーナス +44(武器破壊+48); 戦技防御値 76(対武器破壊78)
特技 《足止め》、《威圧演舞》、《イニシアチブ強化》、《擬似呪文能力高速化:ブレード・バリアー》、《強打》、《クリティカル強化:バスタード・ソード》、《クリティカル熟練》、《上級抵抗破り》、《上級武器破壊》、《抵抗破り》、《武器熟練:バスタード・ソード》、《武器破壊強化》、《防御崩し》、《迎え討ち》、《よろめき化クリティカル》、《腕力による威圧》
技能 〈威圧〉+54、〈隠密〉+35、〈軽業〉+40、〈騎乗〉+40、〈真意看破〉+40、〈生存〉+40、〈知覚〉+40、〈知識:貴族〉+37、〈知識:次元界、宗教〉+40、〈はったり〉+43、〈飛行〉+43
言語 天上語、地獄語; テレパシー300フィート; 真言
その他の特殊能力 癒しの手(17d6、10回/日)、命の種
出現環境 気候問わず/地形問わず(天上界ヘヴン)
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3(+5“イーヴル・アウトサイダー”ベイン・フレイミング・バースト・ホーリィ・バスタード・ソード、+5フル・プレート、その他の宝物)
ラガシエルはアークデヴィル・ディスパテル(22ページ参照)の息子であり、炎の半神である。彼は父の悪を拒絶しアークデヴィルの憤怒に負けて第6翼を失い、ヘヴンに逃げた。そこでヘヴンの主人たちと他の至高天の王に自分自身を証明しようと数千年を費やした。多くの至高天の王は、彼は依然として彼らが好むよりも遙かに血に飢えていると感じているが、数多の世紀がラガシエルの名誉、忠誠心、決意を何度も証明しており、それ以外の至高天の王は彼の言葉を完全に信用するようになっている。
今やラガシエルは“復讐将軍”としてヘルとの戦争を導いている。彼は、傍観者の立場から計画して彼の戦力が彼の戦略の強さのみに成否を委ねてしまう状態に満足しない。代わりに、彼は軍隊の最前線から模範を示して指揮を執り、黄金の炎の輝く姿でどんな敵にも立ち向かい、デヴィルの隊列を切り裂いて本来なら完璧な地獄の陣形の中に脆弱な箇所を作り、そこに彼自身の軍隊が襲いかかる。これまでのところ、彼の戦略はうまくいっている、なぜならば、アークデヴィルは復讐将軍との直接対決で危険を冒すことよりも自分の安全性を好むからである――しかし、ラガシエルの父、ディスパテルの軍勢によって支えられたバルバトス(18ページ参照)が決定的な行動にでたら、これ以上の多くの成功を収めることはできないだろう。
ラガシエルの領域はヘヴンの下の斜面に立つ鋼と銀の壮大にそびえ立つ要塞である。復讐将軍にとってより洗練された名称は使いみちがないため、領域は単にラガシエルの要塞と呼ばれている。要塞のデザインには美しさが見られるが、それは芸術家や詩人というよりも、技術者や軍事戦術家が称賛するようなデザインと機能の美しさや優雅さである。ラガシエルは、(瞬間移動)の魔法を活用できるほとんどの悪の来訪者のような敵の軍勢からすら千年の包囲攻撃に耐え、その間ヘヴンへの侵入を防ぐための特別な要塞を建造した。
ラガシエルの崇拝者の中には、正義のための十字軍の騎士や兵士、誓いを立てた者、悪によって不幸な目に遭い正義の復讐を求める者などが含まれる。彼の信者はかの柱の信仰の根本的な矛盾を扱わなければならない:アーシェイやコラダのような寛大な至高天の王を崇拝する者たちとは異なり、ラガシエルに選ばれし者たちは悪の敵に対し、揺るぎなく通常は2度目の機会を与えることなく戦うが、この復讐将軍はヘル自体の深みからその地位に上り詰めているのだ。ほとんどの崇拝者はこれを偽善とは捉えておらず、償いの原動力は元罪人から来なければならないという徴であると見做しているが、それでさえ単に罪の罰から逃れるための口実としてではない。したがって、彼らは率先して悪人に贖罪の機会を与えようとはしないが、そのような機会を求めて来る者には懐疑的にも慎重に耳を傾ける。ラガシエルは自身の暗い衝動と常に戦っているため、信者の道徳的ジレンマに共感している。このように彼は敵には容赦ないが、支持者が判断を誤った時には特に寛容であり、他の柱では認めないような時でも怒りに満ちたパラディンに贖罪を認める。他の特定の信仰はこの意図を、己の信仰の目的を追求する中で行き過ぎたパラディンが含まれる特定の状況の為に「ルールを捻じ曲げよう」とするラガシエルの弱点だと拙速にも解釈し、彼の血脈の中にデヴィルの父親の部分が残っているのではないかと心配する。ラガシエルはその崇拝に華やかさと環境をほとんど必要とせず、戦場、要塞、戦術室などの実用的な場所を聖域として好む。
ラガシエルの聖印は、真紅の翼を横切るバスタード・ソードである。好む武器はバスタード・ソードである。彼のクレリックは善、秩序、破壊、高貴の領域と、アルコン、激怒、殉教者、審判の副領域の使用権を持つ。