浄土界エリュシオン は、外方次元界で最も高い山ともっとも深い海を含む、自然の美と情熱の次元界であり、恵み深き混沌を具現化した自由と創造性、芸術の次元である。
主たる住人は混沌にして善のセレスチャルであるアザータ Azata である。フェイに似た個人の自由と創造性を重んじる来訪者で、抑圧された定命の者に霊感と微妙な助力を与え、自由の精神をもたらすことを好む。また競争を好み、the Court of the Muse、the Court of the Wanderer、the Court of the Burning Gale などさまざまな宮廷組織に属し、お互いに、またその内部で、その善行によって位階と影響力を向上させようとする。非常に姿を隠すことを得意とする変身生物でもあり、動物、人型生物、天候などに姿を変えて旅をすることが多い。彼らと確実に出会うには、自らが彼らの注意を引く価値があるものだと証明し、対面や助力を心から願うことである。[1]彼らの中では、島が生まれたときに祝福を与え、人々を避難所と漁場に導く“島々の父”ヴァラーニと、全次元界を旅して人々の物語を集め、それを分け与えようとする“夜明け色の肌の世界を旅する者” the dawn-skinned Walker of Worlds、シナシャクティが、物質界で信仰を集める。[2]
高山や空中の宮殿にはティタンが住む。他の世界から戦争を逃れてやってきた難民であり、物質界に住むいとこ達と違って一様に善属性で、身体も明らかに大きい。
また、この世界にはカリストリアを始めとする多くのエルフの神々の本拠、小さな城を維持しているデズナ(彼女の本拠自体は物質界の星々の間にある)、アザータたちと仲の良いカイデン・カイリーエン、信者の魂が永遠の戦闘を繰り広げているゴルムなどの領域がある。
[1] Todd Stewart(2009). The Great Beyond, . Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-167-1
[2] Erik Mona et al.(2008). Campaign Setting, p. 175. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-112-1