出典 Bestiary 6 64ページ
経験点 409,600
中立にして悪/超巨大サイズの異形
イニシアチブ +11; 感覚 暗視60フィート、振動感知120フィート、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+37
アーマー・クラス 37、接触9、立ちすくみ30(+28外皮、-8サイズ、+7【敏】)
ヒット・ポイント 406(28d8+280)
頑健 +21、反応 +18、意志 +24
防御的能力 テレパシー的脱走劇; ダメージ減少 15/善および刺突; 完全耐性 [強酸]、[氷雪]、[病気]、[精神作用]効果、[毒]; 呪文抵抗 32
移動速度 60フィート、穴掘り30フィート; エア・ウォーク
近接 噛みつき=+31(6d8+18/19~20、加えて8d6[強酸])、叩きつけ=+31(4d10+18/19~20)
接敵面 30フィート、間合い 30フィート
特殊攻撃 ブレス攻撃(100フィートの直線状、20d8[強酸]、反応・難易度34・半減、1d4ラウンド毎に1回使用可能)、高速飲み込み、精神的侵略者、飲み込み(8d6殴打、および8d6[強酸]ダメージ、アーマー・クラス24、ヒット・ポイント40)
擬似呪文能力 (術者レベル19; 精神集中+28)
常時―エア・ウォーク、トゥルー・シーイング
回数無制限―ディテクト・ソウツ(難易度21)
9レベル(5回/日)―インプロージョン(難易度29)、タイム・ストップ、ドミネイト・モンスター(難易度29)
8レベル(7回/日)―サイキック・クラッシュIV(難易度27)、ディマンド(難易度28)、マス・チャーム・モンスター(難易度28)
7レベル(8回/日)―インサニティ(難易度27)、エゴ・ウィップV(難易度26)、プロジェクト・イメージ(難易度27)
6レベル(8回/日)―ヴェイル(難易度26)、マインド・スラストVI(難易度25)、マス・インフリクト・ペイン(難易度25)
5レベル(8回/日)―グレーター・コマンド(難易度25)、グレーター・シナプティック・パルス(難易度24)、ポゼッション(難易度24)、マインド・フォッグ(難易度25)
4レベル(8回/日)―スクライング(難易度24)、ドリーム、ハリューサナトリ・テレイン(難易度24)、マインド・プローブ(難易度23)
3レベル(9回/日)―イリューソリイ・スクリプト(難易度23)、クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス、ディスペル・マジック、テレキネティック・マニューヴァー
2レベル(9回/日)―アンディテクタブル・アラインメント、エンスロール(難易度22)、サジェスチョン(難易度22)、シェア・メモリー(難易度22)、ステイタス
1レベル(9回/日)―アラーム、アンシーン・サーヴァント、エントロピック・シールド、サイキック・リーディング、メイジ・アーマー
0レベル(回数無制限)―アーケイン・マーク、オープン/クローズ、デイズ(難易度20)、ディテクト・サイキック・シグニフィカンス、ディテクト・マジック、テレキネティック・プロジェクティル、メイジ・ハンド、メッセージ、リード・マジック
【筋】47、【敏】24、【耐】30、【知】31、【判】22、【魅】29
基本攻撃 +21; 戦技ボーナス +47; 戦技防御値 64(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《隠匿存在》、《頑健無比》、《頑健無比強化》、《クリティカル強化:噛みつき、叩きつけ》、《渾身の一打》、《呪文感情要素省略》、《呪文高速化》、《侵害存在》、《神速の反応》、《戦闘発動》、《操心存在》、《鋼の意志》
技能 〈威圧〉+40、〈知識:貴族、工学、宗教、神秘学、地域、地理、歴史〉+38、〈交渉〉+37、〈呪文学〉+41、〈真意看破〉+34、〈知覚〉+37、〈はったり〉+37、〈魔法装置使用〉+37
言語 アクロ語、エルフ語、共通語、地界語、地下共通語、地獄語、天上語、奈落語、ドワーフ語、ノーム語、ハーフリング語、竜語; テレパシー200フィート
その他の特殊能力 神性
神性/Deific コンカラー・ワームは崇拝者に信仰呪文を与えることができる。呪文を与えることは、コンカラー・ワームに特殊なアクションを必要としない。コンカラー・ワームは悪、欺き、高貴、魅了の領域を与え、好む武器は様々ではあるが常に単純武器となる(ダガーまたはシックルが最も一般的な選択肢である)。各々のコンカラー・ワームには独自の聖印があるが、通常は目が輪になっているものに似ている。
精神的侵略者(超常)/Mental Invader コンカラー・ワームは遠くから他の者の精神に感染し地の深部の安全な場所から離れることなく、操り人形を制御することができる。コンカラー・ワームがテレパシーやドリームなどの呪文を使用して精神的にクリーチャーと会話する場合、そのクリーチャーとの永続的な精神的つながりを形成しようと試みることができる。目標は難易度33の意志セーヴに成功するとこのつながりに抵抗できる。このセーヴに成功する目標は、そのコンカラー・ワームの精神的侵略者能力に永続的に完全耐性を持つ。つながりが確立すると、ワームはテレパシーを使用して距離に関係なく繋がりを得たクリーチャーを会話することができ、距離に関係なく[精神作用]呪文および効果で繋がりがあるクリーチャーを目標とすることができる。ワームは【知力】修正値に等しい数のクリーチャーとつながりを形成できる(典型的なコンカラー・ワームは10体)。新しいつながりがこの制限を超える場合、ワームは以前からあるつながりの1つを切断することを選択しなければならない。ワームとのつながりがあるクリーチャーが別の次元界にいる間つながりの効果は抑制される。それ以外の場合、つながりは、つながりを持つクリーチャーにウィッシュ、ブレイク・エンチャントメント、またはミラクルが発動されるか、ワームの死によってのみ破壊される。これは[精神作用]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
テレパシー的脱走劇(超常)/Telepathic Escape コンカラー・ワームは死の瞬間に自分の体から精神を投げ出すことによって、死を免れることができる。1日1回まで、攻撃、呪文、または効果によってコンカラー・ワームが0ヒット・ポイント以下に減少するか、それ以外の方法で即座に殺される場合、精神的侵略者能力を使用してつながりを築いたクリーチャー1体に心を移すことができる。目標は難易度33の意志セーヴを試み、成功すれば乗っ取られないようにすることができる。目標が成功した場合、コンカラー・ワームは通常通り殺される。目標が失敗した場合、コンカラー・ワームは魂を結合されたクリーチャーの身体に転送される。これは永続的な憑依であることを除いてポゼッション呪文(術者レベル21)として機能する。このようにしてコンカラー・ワームが所有する宿主の身体はその生理機能にひどい変化をもたらす。宿主は毎日難易度33の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1d6ポイントの【魅力】吸収を受ける。時間の経過とともに、宿主は徐々に虫食い状になり、体毛が失われ、肥満になり、淡黄白色になっていく。宿主の【魅力】が0になると、クリーチャーの周囲に心霊体の繭が形成される。次の24時間の間に宿主は巨大サイズに成長し、この期間の終わりに以前の化身の記憶を保持する新しいコンカラー・ワームとして新しい体内に現れ、この時点で宿主となっているクリーチャーは通常通り死亡する(そして、通常通り復活することができる)。この変化が完了する前に宿主が殺された場合、コンカラー・ワームも死ぬ。効果はコンカラー・ワームが憑依する霊を宿主から追放する効果によっても終了することができる。これは[精神作用]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
コンカラー・ワームは巨大な蟲に似ているが、精神を持たないクリーチャーと勘違いしている者は、その過ちにひどく苦しむこととなる。実際には、コンカラー・ワームは広範な知性とそれに劣らない堕落のクリーチャーである。これらの怪物的な存在は、影から「劣った文明」を支配するためだけに存在し、想定される指導者を遠隔操作することによって気付いていない社会を完全に支配することを楽しむ。
コンカラー・ワームはおもちゃを壊す前まで遊ぶことを好む。そのため、まず目標とする国家の首都の下に道を掘り進む。そこから、コンカラー・ワームは都市の指導者と精神的に接触し、権力者と不吉な精神的つながりを形成する。ワームは富や権力を約束し、指導者の何人かを惑わす。他の者に対しては、このワームは自由に使える念術呪文を使用して完全に制御する。いずれにせよ、最終的な結果は同じであり、介入がなければ、全てはコンカラー・ワームの気まぐれに踊る操り人形として終わる。
コンカラー・ワームが都市や国家の支配権を握ると、その地域は数十年ないしは数年で没落する可能性がある――コンカラー・ワームは驚くほど芝居じみている。コンカラー・ワームは、王国の統治者に残酷なまたは暴君的な法を制定するように指示し、その後第二位の操り人形を使って大衆を反乱に燃え上がらせる。革命の火が燃え尽きると、ワームは反乱軍のリーダーを裏切り者や堕落した犯罪者だと暴露し、反乱をその反乱自身に向けさせ、再び暴徒へと発展させるかもしれない。その間、コンカラー・ワームはその狂気、罪、恐怖が他人を鼓舞するのを喜びながら見守っている。
最終的に、コンカラー・ワームはそのゲームに飽きて、自分の目標を破壊しようと企てる。多くの場合、操り人形を近くの国家との戦争に送り込むことによって行われる。戦争の恐怖は、このワームが保有する大衆だけでなく、隣国の住民も荒廃させ、ワームの多くの心に邪な喜びをもたらす。しかし、特別な運命がワームのお気に入りの下僕たちを待っており、彼らは地下の領土に連れて行かれ、コンカラー・ワームの鋭くなめらかな顎に突き刺される前に主の真の姿を垣間見ることができる。コンカラー・ワームはついにその仕事を終え、征服する新しい領土を探し出す。
おそらく、コンカラー・ワームの最も恐ろしく独特の側面は、カルトを形成する能力である。念術の力の蓄積であれ、隠された信仰の火花であれ、コンカラー・ワームは自身を崇拝するクリーチャーに呪文を与えることができる。コンカラー・ワームはこの能力を利用してカルトの信者をひきつけ、それを利用して地上にある文明世界での目標を達成する。このようなカルトはコンカラー・ワームに絶対的な忠誠心を持っており、彼らは全知全能の神として崇拝しているが、コンカラー・ワームは通常信者を消耗品とみなしている。
コンカラー・ワームは体長80フィート、体重70米トンである。