Illusory Script/幻の文
系統 幻術(惑乱)[精神作用]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー3、バード3
発動時間 ページごとに1分
構成要素 音声、動作、物質(50gp以上かかる、鉛入りインク)
距離 接触
目標 接触した重量10ポンド以内の物体1つ
持続時間 1日/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー 意志・無効; 本文参照; 呪文抵抗 可
術者は羊皮紙、紙など、物を書きつけるものに指示その他の情報を書き込む。そのイリューソリイ・スクリプト(幻の文)は、ある種の外国語、あるいは魔法の文のように見える。術者が呪文の発動時に指定した人(々)にしか、この文は読めない。他の者たちには一切理解不能である。
読む資格のないクリーチャーが文を読もうとした場合、強力な幻の影響を呼びさまし、セーヴィング・スローを行なわねばならなくなる。セーヴィング・スローに成功すればクリーチャーは目をそらすことができ、少々頭がぼんやりした感じがするだけですむ。失敗すれば、そのクリーチャーは術者が呪文発動の時点で文章に埋めこんでおいたサジェスチョンに従うことになる。このサジェスチョンは30分間しか効果がない。典型的なサジェスチョンには「本を閉じて立ち去れ」「このノートの存在を忘れよ」等がある。ディスペル・マジックで解呪に成功したら、イリューソリイ・スクリプトも、その中にこめられた秘密の文面も消えてしまう。秘密の文面を読むには、トゥルー・シーイングの呪文と、コンプリヘンド・ランゲージズかリード・マジックの呪文を組み合わせればよい。