Prying Eyes/詮索する目
系統 占術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー5
発動時間 1分
構成要素 音声、動作、物質(水晶製のビー玉ひとつかみ)
距離 1マイル
効果 浮遊する目10個以上
持続時間 1時間/レベル; 本文参照(解除可)
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
術者は(1d4+術者レベル)個に等しい、半ば実体があって目に見える魔法の球体(“目”と呼ぶ)を作り出す。これらの目は発動時に術者が命じたとおり動き回り、周囲を偵察し、戻ってくる。これらの目はすべての方向を120フィートまで見ることができる(通常の視覚のみ)。
それぞれの目は非常に壊れやすいが、小さく、発見することは難しい。1つ1つの目は極小サイズの人造で、小さなリンゴほどの大きさである。ヒット・ポイントは1、アーマー・クラスは18(サイズによる+8ボーナス)あり、〈飛行〉技能判定に+20のボーナスを得て速度30フィートで飛行し、〈隠密〉判定に+16の技能修正値がある。この目は術者レベルに等しい(最大+15)の〈知覚〉修正値を持ち、幻術、闇、霧、その他の、術者が周囲についての視覚情報を得る能力に作用する因子から影響を受ける。闇の中を移動する目は、触覚によって方向を定めなければならない。
目を作り出した時に、術者はそれらに従わせたい指示を日本語にして75文字までの命令で指定してやらなければならない。術者の持っているすべての知識は目も同様に持っている。たとえば、一般的な商人がどんな外見をしているのか術者が知っていれば、目にも判る。
見つけたものを報告するためには、目は術者の手に戻らなければならない。それぞれの目は、存在している間に見たすべてのことを術者の精神の中に再現する。1つの目が1時間の間に記録した映像を再現するのには1ラウンドしかかからない。見つけたものを伝えてしまうと、その目は消滅する。
術者から1マイルより離れてしまった場合、目は即座に消滅する。しかし、術者と目とのつながりからは、目が距離外にさまよい出てしまったために破壊されたのか、それとも何か他のできごとのために破壊されたのか術者には判らない。
目は術者レベルごとに1時間までか、術者の元に戻るまで存在する。ディスペル・マジックで目を破壊することができる。効果範囲型解呪の範囲内に入った目の1つ1つに対して別々にロールすること。もちろん、目が闇の中に送り込まれた場合、壁やそれに類する障害物にぶつかって壊れてしまう可能性がある。
Prying Eyes, Greater/上級詮索する目
系統 占術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー8
プライング・アイズと同様だが、目は有効距離120フィートのトゥルー・シーイングを有しているかのように、目にしたすべてのものの真の姿を見る。従って、闇に閉ざされた場所を完全な通常の速度で移動することができる。また、グレーター・プライング・アイズの最大〈知覚〉修正値は+15ではなく、+25である。