激情、慈悲、理由を超えて、終わりなき労苦を管理する名も無きものは静かにもがきながら、全ての存在の上にあるバランスのわずかなゆらぎを維持している。このような声なき力こそ、多次元宇宙を創り出し破壊する計り知れない存在、アイオーンである。彼らはほとんどの定命のものの理解を超えて存在し、多くの次元界における最年長の住人でさえ理解できない目標に向かって終わりなく努力し続ける。アイオーンは混沌界メールシュトロームの混沌から秩序を構築し、不毛の世界に新しい命を撒き、厚かましくも育った力の暴走を終わらせる。彼らは蒸発させるために国家を引き裂き、宇宙の塵へと星を分解し、惨禍への道を舗装する。彼らの手段はあるときには利益を与え、次には徹底的な破壊となる。しかし常にそこには熱狂も同情も恨みもない。個々のアイオーンは公平であり、断固として同じ目標に向かって努力し続ける――複数の次元界の平衡の追求を変え、修正し、見直しながら。この永遠の、そしておそらくは不可能な追求の下に団結したアイオーンは、比喩的な全能の時計職人の諸次元界に広がる手の体現である。そして究極の完成という目的のために、永遠に現実世界の無数の歯車を調整し整備し続ける。
アイオーンが全てのものに探し求めるバランスは彼ら自身から始まる。アイオーンは平衡を持続させる強力な二分法を具現化させる。アクァナが意味する誕生と死の可能性からテレートスが具現化する運命と自由の哲学まで、存在の働きが形を取り、生きた顕現の中に意思を持つ。下級のパラクレトスでさえ様々な創造の要素をその複雑な軌道の中に統合している。そのような安定性はアイオーンの形状を超えて彼らの精神に霊感と指示を与え、それぞれに単一の目的と制御範囲を注ぎ込む。つまり、それぞれはその個体が求める均衡の現実的領界の体現であり、全てのものの上に自身の物質的な姿と同じように完璧なハーモニーを無理やり奏でさせようとしているのだ。様々な種類の形態は、その能力と目的を直接に表している。例えばプレローマ・アイオーンの場合、作成と消滅の力に由来しており、豊富に育つか全く育たないかのいずれかの形でその影響力を使用する。
アイオーンは悪意のあるクリーチャーではないが、彼らは個々の存在も、大抵の生命にとって核である葛藤も感情も考慮しない。町まるごと一つが壊滅したり広大な森が燃えるようなことは、彼らの対称性の操作にしてみれば同じように些細なことだ。同様に、新しい命を生み出すことと差し迫る災害に対して防備を固めることは等しく個性的な行いである。アイオーンにとっては最終的な勘定だけに意味がある。人型生物が過剰に住む土地は、ちょうど貪欲な菌類がいっぱいになった土地のように間引きが必要なのだ。肉体の免疫機構が侵入しようとする寄生者に慈悲も悪意も抱かないように、アイオーンも自らの目的を感情を淀ませることはない。そのような公平性はアイオーン同士の交流にまで及ぶ。多次元宇宙が当面必要とする以上の文化も、社会も、記憶さえない彼らは関係を築かず、通常自動機械のように目的に直進することを除いて一切の個性を持たない。アイオーンには緩やかな階級システムが存在する。下位の同胞によって優れていると認められたより大きな多次元宇宙の原理が影響力を持つ。しかしこの階級制度が、実際の指示や服従といった形で現れることはほとんどない。上位のアイオーンの行動が下位のアイオーンの多数の働きや命さえ台無しにするものであれ、より力のあるアイオーンの行いがためらいもなく実行される。複数のアイオーンが協力するのは重大な存在に関する懸念による場合のみで、彼らの種族と多次元宇宙自身の統合された意識に基づきそれをするよう指示される。そしてそれも長く続くことはほとんどない。
アイオーンを自然や自らのクリーチャーの友や仲間と見なそうとして、多くのものが失敗した。時にはこれが真実となることもある――そして物質界を全体として広大で単一の有機体であると見なす場合、確実に真実である――が、アイオーンは森の中の木であるというよりは、都市の塔なのである。彼らにしてみれば、生は全て生であり、死はすべて死であり、それぞれの形にかかわらず守るものであり磨くものなのだ。
非常に稀な事態では、アイオーンは多次元宇宙の気まぐれから逸脱することが知られている。そのような自分勝手に行動するアイオーンは他の種族に対する過度の興味、自らの寿命を超えて生きること、突飛な考えの暴露、他のアイオーンならば熟考もしない行為の強制によって目覚めることが普通である。このようなアイオーンは他のものよりも彼らの存在の一面を好むため、通常は極端な個性を持つ――アクァナが大量殺人者として命の芸術家となるように。通常のアイオーンはこの種の同胞が多次元宇宙のバランスにおいて高確率で障害になると認識しており、可能な限り早くこのような例外を破壊する機会を探している。
アイオーンは皆、彼らが「万物の状態」もしくは「モナド」として知る、彼らの種族全てと多次元宇宙そのものの上位の調和である状態によりつながっている。そのため、アイオーンは多次元宇宙の延長として存在している。骨、筋肉、そして様々な体液が死すべき定めの存在を形作るのにも似ている。彼らはより上位の存在の一部として存在する。破壊されたり特定の目標を成し遂げたりした際、彼らのエネルギーは単に消散し、モナドへと再度吸収されるのである。彼らは死ぬことはないが、その代わりに再利用される。彼らは識別できるような記憶を持たず、バランスを補強するために必要となる現在の情報のみを持つように見える。アイオーン以外との関係は普通は存在しないし、興味も悔恨も復讐その他の感情を感じることもない。アイオーンはそれぞれの任務を自らの行為として扱い、他の任務全てから独立している。そのため、以前あるアイオーンと争ったものが、次の遭遇ではそのアイオーンの完全で怯むことのない支援を受けることもある。
経験点19,200
真なる中立/中型サイズの来訪者(アイオーン、他次元界)
イニシアチブ +10; 感覚 暗視60フィート、デスウォッチ; 〈知覚〉+19
アーマー・クラス 27、接触18、立ちすくみ21(+9外皮、+2反発、+6【敏】)
ヒット・ポイント 148(11d10+88); 高速治癒5
頑健 +17、反応 +11、意志 +14
完全耐性 [氷雪]、クリティカル・ヒット、毒; 抵抗 [雷撃]10、[火炎]10; 呪文抵抗 23
移動速度 30フィート、飛行40フィート(貧弱)
近接 爪(×4)=+16(1d4+5、加えて“つかみ”)
特殊攻撃 魂抜き取り
擬似呪文能力 (術者レベル11; 精神集中+15)
常時:デスウォッチ
回数無制限:インフリクト・シリアス・ウーンズ(難易度17)、キュア・シリアス・ウーンズ、サンクチュアリ(難易度15)、ジェントル・リポウズ
3回/日:スレイ・リヴィング(難易度19)、レストレーション
1回/日:レイズ・デッド
【筋】21、【敏】23、【耐】26、【知】16、【判】21、【魅】18
基本攻撃 +11; 戦技ボーナス +16(組みつき+20); 戦技防御値 34(対足払い38)
特技 《イニシアチブ強化》、《頑健無比》、《神速の反応》、《鋼の意志》、《ホバリング》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+18、〈隠密〉+20、〈呪文学〉+17、〈真意看破〉+19、〈知覚〉+19、〈知識:次元界〉+22、〈知識:宗教〉+22、〈治療〉+19、〈はったり〉+18、〈飛行〉+2
言語 心象
その他の特殊能力 虚空形態、万物への伸張
出現環境 気候問わず/地形問わず(外方次元界)
編成 単体、2体、または集団(3~6)
宝物 なし
アクァナは誕生と死の二重性の管理を担当する。彼らは宇宙規模のバランスを管理するために、極めて重要なものとして生あるものの存在を把握する。また、彼らは生あるものがこの宇宙に大きな影響力を持ち、放置すれば甚大な事態を引き起こす能力があることを理解している。この場合には、命は死に取って代わるに違いない。
アクァナは多次元宇宙の裏道をさまよい、命のバランスの崩れを定期的に刈り取る。アイオーンでない存在にとっては、彼らがそのバランスの崩れをどのように判断したのかはよく理解できない。そしてその判断について尋ねられたとしても、アクァナは自らの決定が正当なものだと説明する強い動機を持たない。結果として彼らの攻撃はグループの最も強いものや弱いものに常に集中するわけではないので、アクァナの攻撃と興味が向かう先はほとんどのクリーチャーにしてみれば、恣意的であるかランダムなものであるとさえ受け取られる事が多い。
アクァナが立つとその高さは5フィートで、体重は120ポンド。その中央にある奇妙な体にはガスが充満しているように見えるが、触れてみると奇妙に固くネバネバしている。
曲がった4本の脚(それぞれはひじから2つの3本の指のついた脚に分かれている)がこのクリーチャーの水晶のような肉体から生えている。
経験点3,200
真なる中立/中型サイズの来訪者(アイオーン、他次元界)
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+16
アーマー・クラス 20、接触15、立ちすくみ17(+1回避、+5外皮、+2反発、+2【敏】)
ヒット・ポイント 76(9d10+27); 高速治癒5
頑健 +9、反応 +5、意志 +12
完全耐性 [氷雪]、クリティカル・ヒット、毒; 抵抗 [雷撃]10、[火炎]10; 呪文抵抗 18
移動速度 30フィート、飛行30フィート(貧弱)
近接 叩きつけ(×2)=+13(1d6+4)、触手(×2)=+8(1d4+2、加えて“運命吸収”)
接敵面 5フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 運命のリース
擬似呪文能力 (術者レベル9; 精神集中+10)
回数無制限:オーギュリイ、コマンド(難易度12)、サンクチュアリ(難易度12)、ドゥーム(難易度12)
3回/日:エンスロール(難易度13)、サジェスチョン(難易度14)、タッチ・オヴ・イディオシー(難易度13)、ディスペル・マジック、ビストウ・カース(難易度14)、リムーヴ・カース
1回/日:レッサー・ギアス(難易度15)、チャーム・モンスター(難易度15)
【筋】18、【敏】14、【耐】17、【知】11、【判】19、【魅】12
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +13; 戦技防御値 28(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《鋼の意志》、《鋼の意志強化》、《ホバリング》
技能 〈威圧〉+13、〈隠密〉+14、〈呪文学〉+12、〈真意看破〉+16、〈知覚〉+16、〈知識:次元界〉+16、〈飛行〉-2
言語 心象
その他の特殊能力 虚空形態、万物への伸張
出現環境 気候問わず/地形問わず(外方次元界)
編成 単体、2体、または集団(3~12)
宝物 なし
この奇妙なテレートスは自由と運命の二重性の守護者である。テレートスにとっては奴隷制度はもはや、真なる自由と同じように問題ではない。しかし一方がなければ、他方は存在することができない。奴隷制度がはびこるある地域では、テレートスは奴隷何人かを解放することを目標とするだろう。しかし奴隷制度が廃止されたところでは、この奇妙な存在は自らの[精神作用]呪文に似た能力を使用して多くのクリーチャーを支配下に置こうと動く――しばしば、将来奴隷制度を始めようとするものたちと協力しながら。テレートスはまた運命と予言の守護者でもある。未来を垣間見るクリーチャーがいる一方で、アイオーンの物理的な痛みの原因となるような未来を見出す者もいる。なぜある者が未来を予言することができるのに、他の者ができないのか、テレートスは説明することができない――予言者はその追求は否定されるべきだということを知っているだけである。
テレートスは立つと5フィートの高さがあり、重量は100ポンド。
経験点600
真なる中立/小型サイズの来訪者(アイオーン、他次元界)
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+7
オーラ 感情のオーラ(難易度12、30フィート)
アーマー・クラス 14、接触13、立ちすくみ12(+1外皮、+1サイズ、+2【敏】)
ヒット・ポイント 13(3d10-3)
頑健 +4、反応 +3、意志 +6
完全耐性 [氷雪]、クリティカル・ヒット、毒; 抵抗 [雷撃]10、[火炎]10; 呪文抵抗 7
移動速度 飛行40フィート(良好)
近接 叩きつけ=+3(1d3-1、加えて1d6[雷撃])
擬似呪文能力 (術者レベル3; 精神集中+4)
【筋】8、【敏】14、【耐】9、【知】11、【判】13、【魅】12
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +1; 戦技防御値 13(足払いされない)
特技 《頑健無比》、《鋼の意志》
技能 〈威圧〉+7、〈隠密〉+12、〈真意看破〉+7、〈知覚〉+7、〈知識:次元界〉+7、〈知識:神秘学〉+7、〈飛行〉+8
言語 心象
その他の特殊能力 虚空形態、万物への伸張
出現環境 気候問わず/地形問わず(外方次元界)
編成 単体、2体、または共同体(3~12)
宝物 なし
勇気/恐怖:このオーラはブレスあるいはベインとして機能する。
共感/無関心:このオーラはクリーチャーの行う 〈威圧〉、〈交渉〉、〈はったり〉判定に+2のボーナスか-2のペナルティを与える。
希望/絶望:このオーラはクリーチャーの意志セーヴに+2の士気ボーナスを与えるか、意志セーヴに-2のペナルティを及ぼす。
定命のものは自由意志という贈り物を持つが、論理と感情は彼らの決定に影響を与える。パラクレトスは定命のものとつながり、感情の影響(特に生の感情の二元的な本質)を定命のものの振る舞いから学ぶ調査員としての機能を果たすアイオーンである。彼らは特に強い感情を持っていたり、特に強い論理的な才能を持つ定命のもの(高い【魅力】や【知力】を持つキャラクター)を探して、次元界をさまよう。ひとたびパラクレトスがそのようなクリーチャーのものに至れば、パラクレトスは目標の感情的あるいは論理的な情報と選択の関係を学ぶために、その近くにとどまる。しばしば、パラクレトスは外部の存在が目標にどのような影響を及ぼすのか学ぶため、自身の感情のオーラを目標に使用する。目標となったクリーチャーにとって不幸なことに、パラクレトスが有益な効果や害を及ぼす効果を使用するかどうかは、その意図と目的の全てのための偶然にすぎない――パラクレトスの複雑な論理にも関わらず、現実に起きる偶然は完璧なものだ。
選択肢があれば、パラクレトスは直接の戦闘を避け、状況に影響をおよぼすためにその感情のオーラを使用する。自分の身を守る必要に迫られれば、その水晶製の物体をぶつけるだけでなく、敵を叩きつけ電気ショックのエネルギーを放つためにそれらに飛びかかる。パラクレトスを周回している水晶は論理の面を固めたもので、この中心の部分の元となる渦巻く煙と光は生の感情の顕現である――パラクレトスが倒されると、クリスタルと煙の両方が無に帰すことになる。
パラクレトスは《上級使い魔》特技を持つ中立の7レベルの呪文の使い手に、使い魔として選ばれることもある。パラクレトスの使い魔は現れる感情と論理の観察という自らの目的を諦めたわけではない。しかしその主人の指示に従う――これはパラクレトスの感情のオーラが無作為に使用されるわけではない状況の一例である。
パラクレトスの体の中央部は光とエネルギーに見えるが、それは実際のところ固体であり、触ると帯電した肉のように奇妙に感じる。
経験点76,800
真なる中立/大型サイズの来訪者(アイオーン、他次元界)
イニシアチブ +8; 感覚 暗視90フィート、非視覚的感知60フィート、夜目; 〈知覚〉+30
アーマー・クラス 31、接触18、立ちすくみ26(+1回避、+13外皮、-1サイズ、+4反発、+4【敏】)
ヒット・ポイント 207(18d10+108); 高速治癒10
頑健 +18、反応 +12、意志 +20
完全耐性 [氷雪]、クリティカル・ヒット、毒; 抵抗 [雷撃]10、[火炎]10; 呪文抵抗 27
移動速度 飛行40フィート(良好)
近接 叩きつけ(×4)=+23(1d6+6、加えて1d6[氷雪]および“加齢の打撃”)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 混乱の凝視、時飛ばし打撃
擬似呪文能力 (術者レベル18; 精神集中+23)
回数無制限:オーギュリイ、スロー(難易度18)、グレーター・テレポート
3回/日:ディメンジョナル・アンカー、プレイン・シフト(難易度20)、ヘイスト
1回/日:ディメンジョナル・ロック、テンポラル・ステイシス(難易度23)、モーメント・オヴ・プレシャンス
【筋】22、【敏】19、【耐】21、【知】24、【判】28、【魅】21
基本攻撃 +18; 戦技ボーナス +25; 戦技防御値 44(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《頑健無比》、《強行突破》、《神速の反応》、《戦闘発動》、《追加HP》、《ホバリング》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+26、〈隠密〉+21、〈呪文学〉+28、〈真意看破〉+30、〈知覚〉+30、〈知識:次元界〉+36、〈知識:自然〉+33、〈知識:宗教〉+33、〈知識:神秘学〉+33、〈知識:歴史〉+36、〈治療〉+30、〈はったり〉+26、〈飛行〉+6、〈魔法装置使用〉+23
言語 心象
その他の特殊能力 虚空形態、万物への伸張
出現環境 気候問わず/地形問わず(外方次元界)
編成 単体、2体、または法廷(ビューソス3)
宝物 なし
ビューソスは時と次元間移動の守護者である――実のところビューソスにしてみれば、加齢とは高度に特殊化した旅行の方法以外の何者でもない。ビューソス自身は時を超える旅行の追加の方法は持たないが、彼らは時間移動の能力を持ちこの能力を悪用するクリーチャーを狩ることで多次元宇宙の汚れを落とす。
しかし頻繁にビューソスは次元間移動の悪用(物質界の裂け目、次元界が重なった地域、次元間移動を悪用するクリーチャーなど)を探しまわる。このような歪みが無視される場合もあるが、そうでない場合にはビューソス(あるいはその法廷全体)が訪れて評価し、そのダメージを修理する。多くの場合、「修理」とはその歪みの原因となったクリーチャーの死と等価だが、そのようなクリーチャーをテンポラル・ステイシスによる状態に陥らせることでもこの問題を解決することができる。
ビューソスの肉体は煙やガスで作られているように見えるが、触ると奇妙な弾力があり、乾いた石のように感じられなくもない。ビューソスは全長13フィート、重量600ポンド。
経験点307,200
真なる中立/大型サイズの来訪者(アイオーン、他次元界)
イニシアチブ +12; 感覚 暗視120フィート、擬似視覚120フィート、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+41
アーマー・クラス 36、接触24、立ちすくみ27(+1回避、+12外皮、-1サイズ、+6反発、+8【敏】)
ヒット・ポイント 324(24d10+192); 高速治癒10
頑健 +24、反応 +18、意志 +26
完全耐性 [氷雪]、クリティカル・ヒット、毒; 抵抗 [雷撃]10、[火炎]10; 呪文抵抗 31
移動速度 0フィート、飛行60フィート(完璧)
近接 接触=+30(20d8エネルギー)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 創造の球、忘却の球
擬似呪文能力 (術者レベル20; 精神集中+27)
回数無制限:ウッド・シェイプ(難易度19)、クリエイト・フード・アンド・ウォーター、ストーン・シェイプ、メンディング、ラスティング・グラスプ(難易度21)
7回/日:シャウト(難易度21)、スカルプト・サウンド、ファブリケイト、プラント・グロウス
5回/日:メジャー・クリエイション、ディーパー・ダークネス、デイライト、フリーダム・オヴ・ムーヴメント、ブレイク・エンチャントメント
3回/日:ディスインテグレイト(難易度23)、ホリッド・ウィルティング(難易度25)
1回/日:ウィッシュ(難易度26)、メイジズ・ディスジャンクション(難易度26)
準備済みのクレリック呪文(術者レベル20; 精神集中+30)
9レベル:アストラル・プロジェクション、インプロージョン(3、難易度29)、ゲート
8レベル:アンホーリィ・オーラ(難易度28)、クローク・オヴ・ケイオス(難易度28)、サモン・モンスターVIII、シールド・オヴ・ロー(難易度28)、ホーリィ・オーラ(難易度28)
7レベル:ディクタム(難易度27)、ディストラクション(難易度27)、ブラスフェミイ(難易度27)、ホーリィ・ワード(難易度27)、ワード・オヴ・ケイオス(難易度27)
6レベル:ヴェイル(難易度26)、ギアス、バニッシュメント(難易度26)、フォービダンス(難易度26)、リパルション(難易度26)、レジェンド・ローア
5レベル:コンタクト・アザー・プレイン、ディスペル・イーヴル(難易度25)、ディスペル・グッド(難易度25)、ディスペル・ケイオス(難易度25)、ディスペル・ロー(難易度25)、テレポート
4レベル:アンホーリィ・ブライト(難易度24)、オーダーズ・ラス(難易度24)、ケイオス・ハンマー(難易度24)、スクライング(難易度24)、ホーリィ・スマイト(難易度24)、レストレーション
3レベル:クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス、サジェスチョン(難易度23)、マジック・サークル・アゲンスト・イーヴル、マジック・サークル・アゲンスト・グッド、マジック・サークル・アゲンスト・ケイオス、マジック・サークル・アゲンスト・ロー
2レベル:アライン・ウェポン、アンディテクタブル・アラインメント、エンスロール(難易度22)、シー・インヴィジビリティ、ゾーン・オヴ・トゥルース(難易度22)、ディテクト・ソウツ(難易度22)、メイク・ホウル
1レベル:アイデンティファイ、ディテクト・イーヴル、ディテクト・グッド、ディテクト・ケイオス、ディテクト・ロー、トゥルー・ストライク、マジック・オーラ
0レベル:ガイダンス、クリエイト・ウォーター、ディテクト・マジック、リード・マジック
【筋】24、【敏】27、【耐】26、【知】26、【判】31、【魅】25
基本攻撃 +24; 戦技ボーナス +32; 戦技防御値 57(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《鋭敏感覚》、《回避》、《風の如き脚》、《頑健無比》、《強行突破》、《神速の反応》、《戦闘発動》、《電光の如き脚》、《鋼の意志》、《鋼の意志強化》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+27、〈隠密〉+27、〈鑑定〉+30、〈呪文学〉+30、〈真意看破〉+39、〈知覚〉+41、〈知識:工学〉+44、〈知識:次元界〉+47、〈知識:自然〉+47、〈知識:宗教〉+47、〈知識:神秘学〉+47、〈知識:ダンジョン探検〉+44、〈治療〉+30、〈はったり〉+32、〈飛行〉+16、〈魔法装置使用〉+27
言語 心象
その他の特殊能力 虚空形態、万物への伸張
出現環境 気候問わず/地形問わず(外方次元界)
編成 単体または法廷(プレローマ1、アクァナ3、およびテレートス2~5)
宝物 なし
呪文 プレローマは20レベルのクレリックであるかのように呪文を発動する。しかし領域の効果は持たない。プレローマはいくつかのウィザード/ソーサラー呪文を信仰呪文として発動することができる。
プレローマは全てのアイオーンの中で最も強力な存在である。創造と破壊の対立の顕現として、プレローマは不安定な状態で存在する。その実体のない黒い外套の内側で創造と忘却の間をまさに移り変わり続けている。プレローマをじっと観察したものは、その形が絶えず変わり続けていることに気づくのに何日もかかるだろう。宇宙の中にある天体の変化に似たその変化は、銀河の渦と惑星の崩壊が奇妙な踊りを形作るペースでしか変化しないためだ。
プレローマは創造と忘却の観念を独立の過程として捉えてはいない。しかし循環する過程の部品2つとしてではなく、存在するものは必ず消滅するという考え方だ。プレローマはこの進行の手助けをする。あらゆるものがバランスを維持する事ができるように、創られたものは壊れるように、この2つの過程がゆっくりと止まることのないように。半ば永続化した状態に到達したものにとって、変化することのないもっと多くのものがあるに違いなく、そうでなければ永続する落ち着いた状態に改善することもできない。プレローマは永遠を信じているが、永遠は循環であり無限はときに自身を繰り返すと理解している。そのためゆっくりでしかないとしても、永遠や無限は変遷し改まる事のできる状態である。プレローマはこのような変化が静的でバランスのとれていないものになること、彼らが啓示として参照する状態、万物の終焉から宇宙を守るために必要なことと理解している。
すべてのアイオーンにとって、プレローマはその本質とのつながりやモナドとして参照する概念に、もっとも強いつながりを持つ。すべてのアイオーンは自らがこの本質の延長線上にあると信じており、彼らが自由に独立して本質の活動を行う一方で、彼らはその意志と必要性の衝突の中で常に活動している。この振る舞いはプレローマの行動が彼ら自身と彼らの一部である本質の両方において総じて利益があることだという共生関係であり、隷属しているわけではない。プレローマはモナドを多次元宇宙の感覚性として説明する。全てのものは今までに存在してきた全ての者の流転を通して作られるのだと。
プレローマは通常1体で移動する。ある領域へ彼らが到着することは、常にある種の劇的な変化の予兆である。彼らは他のクリーチャーののぞみや必要性にほとんど関心を払うことはなく、彼らの主要な仕事に全力で取り組む。彼らは道徳、戦争、その他の追求との衝突を避け、そのような出来事を制御することが創造と忘却のバランスを修復する助けになるのであればそれを保つ。彼らの仕事を妨害し揺らがそうとするほどに愚かなものには、その介入がなくなるまで、プレローマは直ちにその著しい力と破壊能力のすべてをもって報復する。