混沌界メールシュトローム は、形を持たず、永遠に変化し続ける混沌物質の海に、わずかな安定した島々が点在する、他の外方次元界全てと境を接し囲まれた、次元界である。
混沌は常に新しい奇妙な形態の生命を生み出し続けているが、ほとんどは一時的なものであり、また混沌に飲み込まれてしまう。この次元界に存在する一部の安定した地(他の次元界との境界に近い地帯に多い)には、そこに逃げ込めたこのような生命の奇妙な生態系が生まれている。
これらの中でもっとも数が多いメールシュトロームの原住生物はプロティアン protean である。謎の多い蛇のような姿をした変身生物の来訪者で、神やプロティアン・ロードのほかに、the Speakers of the Depths と呼ばれるメールシュトロームそのものを信仰する。
この次元界に居を定める神格はネサス、海賊の女王ベスマラー、幻の女神シヴァナーである。
[1] Todd Stewart(2009). The Great Beyond, . Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-167-1