経験点6,400
真なる中立/小型サイズの魔獣
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚、夜目; 〈知覚〉+13
アーマー・クラス 23、接触15、立ちすくみ19(+8外皮、+1サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 114(12d10+48)
頑健 +14、反応 +12、意志 +7
防御能力 凶暴性; ダメージ減少 10/刺突または斬撃; 完全耐性 毒; 抵抗 [火炎]10
移動速度 30フィート、穴掘り10フィート
近接 噛みつき=+18(1d6+5、加えて“つかみ”)、爪(×4)=+18(1d4+5、加えて“つかみ”)
特殊攻撃 引っかき(爪(×4)、+18、1d4+5)
【筋】21、【敏】18、【耐】18、【知】2、【判】13、【魅】11
基本攻撃 +12; 戦技ボーナス +16(組みつき+24); 戦技防御値 30(対足払い42)
特技 《イニシアチブ強化》、《頑健無比》、《技能熟練:知覚》、《クリティカル熟練》、《出血化クリティカル》、《鋼の意志》
技能 〈隠密〉+17、〈知覚〉+13
出現環境 温暖/平地、丘陵、または森林
編成 単体または2体
宝物 標準
つかみ(変則)/Grab アラムヴォラクスは自身よりも1段階大きいサイズの敵(ほとんどのアラムヴォラクスにとっては中型)までつかむことができる。つかみの試みには通常のつかみ能力で得られる+4種族ボーナスの代わりに、+8の種族ボーナスを得る。
アラムヴォラクスは非常に好戦的なクリーチャーで、繁殖期を除いては単独で生活する。成体は通常、巣穴から1マイル以内を縄張りとし、他の肉食動物たちを容赦無く追い払う。新鮮な肉に加え、アラムヴォラクスは金属(特に金と銅)をかじる。それが歯を鋭くするためなのか何かの必須栄養素のためなのかは分かっていない。アラムヴォラクスの巣は無数の脚で引き伸ばされ、地中深くにまで広がっていることが多い。アラムヴォラクスの貪欲な食欲により、ドワーフの間で「金色の貪り食うもの」の異名を得るに至った。ドワーフたちはこの危険な獣のために、少なくない数の鉱山を失っているのだ。
戦闘において、アラムヴォラクスはその顎で犠牲者をしっかりとつかみ、その爪でえぐり残酷な傷を作る。自身や敵が死ぬまで、その口を離すことはほとんどない。生きているクリーチャーであればサイズに関係なく最も近いものを攻撃し、犠牲者が死亡するまで他の人から受けた傷をものともしない。
一般的なアラムヴォラクスは全長3フィート(約90cm)しかないが、その密集した筋肉で覆われた分厚く頑丈な骨のために、体重は200ポンド(約90.7kg)を超える。その毛皮は金色だが、爪は黒く鋭い。その体格に見合わぬ体重のため、彼らは泳ぐのが苦手で、水を渡ることを嫌う。しかし必要にかられれば、流れがないかゆっくりした川底を転がることができる。
成体のアラムヴォラクスを訓練することはできないが、その子供は護衛用の獣として重宝される。健康なアラムヴォラクスの子供は、見識のある買い手に渡せば5,000gp以上の値段で売れる。アラムヴォラクスのメスは一度に1体以上の子供を産むことは滅多になく、子供が小さい間は子供を守ろうとひどく凶暴になる。
アラムヴォラクスは楽しみのために犠牲者を巣に持ち帰り、骨の山は死んだものが持っていた価値あるものが残されている事が多い。食べられていない高価な金属や捨てられた宝石、ひどく傷んだ金属製のアイテムが巣で見つかることもある。その金属のような彩色にもかかわらず、アラムヴォラクスは金属を目標とした攻撃(ヒート・メタルやラスト・モンスターの接触など)により傷つくことがない――実際、アラムヴォラクスはラスト・モンスターを簡単に殺して食べることができ、ドワーフ氏族の中にはラスト・モンスターから自らの石の家を守るためにアラムヴォラクスをペットとして飼っているものもいる。