Forbiddance/立入禁止
系統 防御術; 呪文レベル クレリック6
発動時間 6ラウンド
構成要素 音声、動作、物質(聖水、1,500gp+60フィート立方ごと1,500gpの香)、信仰
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル)
効果範囲 一辺60フィートの立方体の区画1個ぶん/レベル(自在)
持続時間 永続
セーヴィング・スロー 本文参照; 呪文抵抗 可
フォービダンスは効果範囲外から効果範囲内への次元間移動や、効果範囲内から効果範囲内への次元間移動をすべて妨げる。こうした次元間移動にはすべての瞬間移動呪文(ディメンジョン・ドアやテレポートなど)、プレイン・シフト、アストラル界移動、エーテル界移動、すべての招来呪文が含まれる。こうした効果は単に自動的に失敗する。
さらにこの呪文は、侵入しようとするクリーチャーの属性が術者のものと異なっていた場合、そのクリーチャーにダメージを与える。この呪文によって守られた範囲に侵入しようとしたものに及ぶ効果は、そのクリーチャーと術者との属性の違いによって決まる(後述)。呪文発動時に効果範囲内にいたクリーチャーは、一度外へ出て再び入ろうとしない限り、ダメージを受けない。ただし、一度外へ出て再び入った場合、再侵入の際に通常通り作用を受ける。
まったく同じ属性:影響なし。このクリーチャーは自由に出入りできる(ただし次元間移動はできない)。
秩序/混沌か善/悪の軸のどちらか一方が違う属性:クリーチャーは6d6ポイントのダメージを被る。意志セーヴに成功すればダメージは半減する。呪文抵抗も適用される。
秩序/混沌と善/悪の軸の両方が違う属性:クリーチャーは12d6ポイントのダメージを被る。意志セーヴに成功すればダメージは半減する。呪文抵抗も適用される。
術者の選択で、この防御術呪文に合言葉を設定することもできる。その場合、術者と属性の違うクリーチャーは効果範囲内に入る際に合言葉を口にすることで、ダメージを受けずにすませることができる。術者は発動時にこのオプション(と合言葉)を選択しなければならない。合言葉を加えるには、少なくとも1,000gp+一辺60フィートの立体ごとに1,000gpの珍しい香を追加で燃やす必要がある。
ディスペル・マジックでは、ディスペル・マジックの使い手のレベルがフォービダンスの使い手の術者レベル以上でなければ、フォービダンスを解呪することはできない。
術者は複数のフォービダンス効果を重なり合うように発動することはできない。そのようにした場合、後から発動した方の効果は、以前からある効果の境界で止まってしまう。