経験点800
秩序にして悪/小型サイズの来訪者(悪、他次元界、秩序、デヴィル)
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+9
アーマー・クラス 17、接触15、立ちすくみ13(+2外皮、+1サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 30(4d10+8)
頑健 +6、反応 +10、意志 +3
ダメージ減少 5/善または銀; 完全耐性 [火炎]、毒; 抵抗 [強酸]10、[氷雪]10
移動速度 20フィート、飛行60フィート(完璧)
近接 噛みつき=+5(1d6、加えて1d6[強酸]および“病気”)
擬似呪文能力 (術者レベル8; 精神集中+9)
回数無制限―インヴィジビリティ(自身のみ)、グレーター・テレポート(自身と50ポンドまでの物体のみ)
3回/日―ウィスパリング・ウィンド、グリース、サモン・スウォーム
1回/日―招来(3レベル、1体のゼブブまたは1d4体のレムレー[40%])
【筋】11、【敏】18、【耐】14、【知】9、【判】15、【魅】12
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +3; 戦技防御値 17
特技 《イニシアチブ強化》、《神速の反応》
技能 〈隠密〉+15、〈知覚〉+9、〈知識:次元界〉+6、〈はったり〉+8、〈飛行〉+21
言語 地獄語、天上語、竜語; テレパシー100フィート
その他の特殊能力 地獄眼
出現環境 気候問わず/地形問わず(ヘル)
編成 単体、2体、または群れ(3~28)
宝物 標準
病気(変則)/Disease 悪魔風邪:噛みつき―致傷型; セーヴ 頑健・難易度14; 潜伏期間 1d4日; 頻度 1日; 効果 1d4【筋】ダメージ; 治癒 3回連続のセーヴ成功。
地獄眼(超常)/Infernal Eye ゼブブは見たもの全てを記録し、その画像を他のクリーチャーに渡すことができる。同意しているクリーチャーに接触しつづけることによって、24時間までの見た出来事や、望むならばより短いエピソードを再生することができる。ゼブブは記録した1時間ぶんの画像を1ラウンドで再生することができ、それによって目標は音や他の感覚による情報のない、情報の断面を受け取る。その発見したことを再生した後はゼブブはその出来事の画像を再び再生することはできない。ゼブブはその画像を同意していないクリーチャーに対して、あるいはどんなに恐ろしい出来事を見たとしても攻撃として再生することはできない。
地獄の炎によって苦しめられ鞭打たれた子供のような無垢な魂が、アークデヴィル・バールゼブルの狂った気まぐれによって作り変えられたアキューザー・デヴィルは、地獄の主人の邪悪で無慈悲な、そして邪道に導く堕落を具現化したものである。彼らは「地獄の穴」から羽ばたき音や叫び声を上げながら大地を穢すよう解き放たれる雲霞として目覚め、弱い生物から略奪し、食い物にできる秘密を暴く。彼らは一様に、デヴィル種に典型的な狡猾さや巧妙さを見せることは皆無であり、彼らのフィーンドの主人の意思により破滅を広げる。しかし、ゼブブは臆病で偽り好きであり、闇や汚物の中に潜み、より大きな邪悪からわずかな寵愛を得るために常にスパイや競争を行っている。
アキューザー・デヴィルはほとんど独占的に地獄の第7階層、凍てついたコキュートスの汚水溜めで造られている。「地獄の穴」の中では、彼らは無数の地獄の君主に伝令や密偵として仕えており、堕落への機が熟している魂、あるいはより大きな破滅へと導くような罪を持つ者を探し出す命令を受けて、群れをなして多数の定命の世界へと解き放たれる。多くのゼブブはこのような曖昧な命令による自由の制限を超え、意志が弱かったり簡単に威圧できたりするような定命の者に、羽ばたき音のような子どものような声で鋭い命令を与え、あらゆる種類のささやかな悪事を犯させようとする。多くのゼブブの陰謀はゼブブ自身が露見し破滅することで終わるが、悪魔の君主たちが自らの密偵を殺害した者を罰しようとしないことはほとんどない。
他のクリーチャーに自分が見たものを見せるゼブブの能力により、多くの召喚術士に非常に有用なクリーチャーと見られている。レッサー・プレイナー・アライやレッサー・プレイナー・バインディングのような呪文によって比較的容易に召喚できるアキューザー・デヴィルは、測り知れない価値を持つ密偵である。ある者は、この邪悪な小さなデヴィルに透明になり、視覚的情報が隠されている地域に潜入し、元の地点にテレポートで戻って観察した画像を主人へと与えよと単純に命令する。もちろんこの方法でアキューザー・デヴィルを利用するものは、それら自身の行動とそれらが明らかにするものを注意して観察するべきである。このようなクリーチャーは買収や威圧によって召喚主が表ざたにしたくない画像を同じくらい容易に見せてしまうから。召喚術士の間では、一度アキューザー・デヴィルが潜入偵察任務を完了したらそれを殺すことが普通に行なわれている。
この下級のデヴィルは身の丈2フィート、体重は滅多に25ポンドを越える事はない。
経験点76,800
秩序にして悪/大型サイズの来訪者(悪、他次元界、秩序、デヴィル)
イニシアチブ +10; 感覚 暗視60フィート、暗闇を見通す; 〈知覚〉+28
アーマー・クラス 33、接触15、立ちすくみ27(+18外皮、-1サイズ、+6【敏】)
ヒット・ポイント 212(17d10+119)
頑健 +17、反応 +11、意志 +20
ダメージ減少 10/善および銀; 完全耐性 [火炎]、毒; 抵抗 [強酸]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 28
移動速度 20フィート、飛行60フィート(完璧)
近接 噛みつき=+23(4d8+7)、舌(×3)=+23(2d6+7/19~20、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート(舌は20フィート)
特殊攻撃 吸血(1d4【耐久力】ダメージ)、首絞め、締めつけ(1d6+7)、憑依
擬似呪文能力 (術者レベル17; 精神集中+24)
回数無制限―アシッド・アロー、グレーター・ディスペル・マジック、グレーター・テレポート(自身と50ポンドまでの物体のみ)、パーシステント・イメージ(難易度22)
3回/日―アシッド・フォッグ、マス・サジェスチョン(難易度23)、グレーター・スクライング(難易度24)、ディメンジョナル・アンカー、ドミネイト・パースン(難易度22)
1回/日―ウェイヴズ・オヴ・イグゾースチョン、招来(6レベル、3体のバーブド・デヴィル[45%])、ディマンド(難易度25)、ブラスフェミイ(難易度24)、プレイン・シフト(難易度22)、マジック・ジャー(難易度22)
【筋】24、【敏】23、【耐】25、【知】25、【判】26、【魅】24
基本攻撃 +17; 戦技ボーナス +25(組みつき+29); 戦技防御値 41(足払いされない)
特技 《足払い強化》、《イニシアチブ強化》、《クリティカル強化:舌》、《攻防一体》、《上級足払い》、《上級武器落とし》、《鋼の意志》、《武器落とし強化》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+24、〈隠密〉+22、〈鑑定〉+24、〈交渉〉+27、〈呪文学〉+24、〈真意看破〉+28、〈知覚〉+28、〈知識:貴族〉+27、〈知識:次元界〉+27、〈知識:神秘学〉+27、〈知識:地理〉+27、〈はったり〉+27、〈飛行〉+32
言語 共通語、地獄語、天上語、竜語; テレパシー100フィート
出現環境 気候問わず/地形問わず(ヘル)
編成 単体
宝物 ×2
憑依(超常)/Possession ベリエ・デヴィルがそのマジック・ジャー擬似呪文能力を使用した場合、それは生命力を正確に識別し、位置を特定でき、犠牲者を容易に選ぶことができる。マジック・ジャーを使用するためには入れ物を必要としない。物質界にいる間にマジック・ジャーを使用した場合、自身の肉体は憑依の効果時間の間エーテル体になり、マジック・ジャーの効果はその効果が解呪されるか、デヴィルがその効果を終わらせるか、宿主の肉体から追い出されるか、宿主の肉体が殺害されるまで続く。
熟練した憑依者にして邪悪な陰謀家であるベリエ・デヴィルはヘルで最も恐れられている支配者である。デヴィル種にはブデラヴリトラとして知られているこの長虫のようなフィーンドは物理的な対決を避ける。そのかわりに影響力のある個人を憑依の標的にし、代理人として物事を操るのに使う。彼らの陰謀が暴かれた場合デヴィルは宿主の肉体が使えるあらゆる権力によって報復する。
ブデラヴリトラの声は蟲のような口からも人間のような口からも、望むならば4つ全てからも出すことができる。それぞれの口は、しばしば人間の耳に快く響くような、はっきりと別の声を出す。ブデラヴリトラは通常蟲の口から人間の頭部まで16フィート、体重3,000ポンド。
経験点38,400
秩序にして悪/中型サイズの来訪者(悪、他次元界、秩序、デヴィル)
イニシアチブ +11; 感覚 暗視60フィート、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+23
アーマー・クラス 31、接触17、立ちすくみ24(+14外皮、+7【敏】)
ヒット・ポイント 187(15d10+105)
頑健 +16、反応 +16、意志 +10
ダメージ減少 10/善; 完全耐性 [火炎]、毒; 抵抗 [強酸]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 25
移動速度 40フィート、飛行60フィート(標準)
近接 爪(×2)=+22(2d8+7/19~20/×3)、触手(×2)=+20(1d6+3、加えて“つかみ”)
接敵面 5フィート; 間合い 5フィート(触手は10フィート)
特殊攻撃 触手の檻(4d8+10殴打、アーマー・クラス 17、18 ヒット・ポイント)
擬似呪文能力 (術者レベル14; 精神集中+19)
常時―スパイダー・クライム、トゥルー・シーイング
回数無制限―エンスロール(難易度17)、オルター・セルフ、ディスペル・グッド(難易度20)、グレーター・テレポート(自身と捕えた1体のクリーチャーと50ポンドの物品のみ)、パーシステント・イメージ(難易度20)
3回/日―チャーム・モンスター(難易度19)、ブラック・テンタクルズ
1回/日―招来(5レベル、3体のエリニュス[65%])
【筋】24、【敏】25、【耐】25、【知】22、【判】21、【魅】20
基本攻撃 +15; 戦技ボーナス +22(組みつき+26); 戦技防御値 39(足払いされない)
特技 《足払い強化》、《イニシアチブ強化》、《軽業移動》、《攻防一体》、《素早い移動》、《反撃の構え》、《複数回攻撃》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+25、〈軽業〉+25(跳躍+29)、〈芸能:歌唱〉+23、〈交渉〉+23、〈呪文学〉+21、〈真意看破〉+23、〈脱出術〉+22、〈知覚〉+23、〈知識:次元界〉+24、〈知識:神秘学〉+21、〈はったり〉+23、〈飛行〉+14、〈変装〉+23
言語 共通語、地獄語、テレパシー100フィート、天上語、竜語
その他の特殊能力 機敏な組みつき
出現環境 気候問わず/地形問わず(ヘル)
編成 単体、随行員(1体のギロウおよび2d4体のエリニュス)、または随行団(ギロウ1~4およびエリニュス2d10)
宝物 標準
機敏な組みつき(変則)/Agile Grappler ギロウは敵に組みついても組みつき状態にならない。
触手の檻(超常)/Tentacle Cage ギロウが1体のクリーチャーに組みつき判定に成功した場合、そのクリーチャーを彼女の下半身の檻のような触手の集まりに移動させることができる。これは飲み込みと同様に機能する。ギロウの触手は捕えられたクリーチャーが切り開いて脱出する目的においては、アーマー・クラス17、ヒット・ポイント18である。ギロウの触手は迅速に再生し、クリーチャーが切り開いて脱出した1ラウンド後にはこの能力をまた使用することができる。
ハンドメイデン・デヴィル、苦痛の母、流産のメイドとして知られるギロウは、ヘルの数少ない女性君主の気まぐれと陰謀のために働く。退廃的な定命の宮廷の最中にある巧みなメイド長の如く、この欺瞞者はその測り知れない邪悪を美しさ、優雅さ、そして伝統の幻の下に覆い隠している。ギロウは特に子供を嫌っている。赤子の頑固な夜泣きは、このフィーンドがその幻術を捨て去って危険な攻撃をしているせいではないかといわれている。
上級デヴィルとして、ギロウは多くの下級デヴィルに命令を下すが、特にエリニュスを好んでいる。ギロウは体重160ポンド、身の丈は5.5フィートだが、多くの者は頭から生えた触手を手の込んだ髪型のように高く結い上げている。
経験点204,800
秩序にして悪/大型サイズの来訪者(悪、他次元界、秩序、デヴィル)
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+27
アーマー・クラス 36、接触17、立ちすくみ28(+19外皮、-1サイズ、+8【敏】)
ヒット・ポイント 315(18d10+216); 再生5([善]武器または[善]呪文)
頑健 +23、反応 +19、意志 +14
ダメージ減少 15/善および銀; 完全耐性 [火炎]、毒; 抵抗 [強酸]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 30
移動速度 30フィート、飛行80フィート(良好)
近接 噛みつき=+29(2d6+12、加えて“着火”)、爪(×2)=+29(1d8+12、加えて“着火”)、突き刺し=+29(2d8+12、加えて“着火”)、翼(×2)=+27(1d8+6)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 地獄の業火、着火(2d6、難易度31)
擬似呪文能力 (術者レベル17; 精神集中+24)
常時―トゥルー・シーイング、ファイアー・シールド
回数無制限―ウォール・オヴ・ファイアー、グレーター・テレポート(自身と50ポンドまでの物体のみ)、パーシステント・イメージ(難易度22)、ファイアーボール(難易度20)
3回/日―マス・チャーム・モンスター(難易度25)、ディクタム(難易度24)、ファイアー・ストーム(難易度25)
1回/日―招来(9レベル、2d4体の脅威度10以下のデヴィルいずれか[90%])
【筋】34、【敏】26、【耐】35、【知】24、【判】23、【魅】24
基本攻撃 +18; 戦技ボーナス +31; 戦技防御値 49
特技 《足止め》、《強打》、《クリティカル熟練》、《攻防一体》、《鋼の意志》、《複数回攻撃》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》、《盲目化クリティカル》
技能 〈威圧〉+28、〈隠密〉+25、〈交渉〉+28、〈呪文学〉+28、〈真意看破〉+27、〈装置無力化〉+26、〈知覚〉+27、〈知識:貴族〉+25、〈知識:工学〉+28、〈知識:次元界〉+28、〈知識:神秘学〉+25、〈はったり〉+28、〈飛行〉+31
言語 共通語、地獄語、天上語、竜語; テレパシー100フィート
出現環境 気候問わず/地形問わず(ヘル)
編成 単体、2体、または評議会(3~6)
宝物 ×2
地獄の業火(超常)/Hellfire イモレーション・デヴィルの能力と呪文によって引き起こされたあらゆる火のダメージは、半分は[火炎]ダメージ、半分は不浄ダメージである。
イモレーション・デヴィルはヘルの軍勢の専制的な指揮官であり恐るべきフィーンドの将軍である。多くのほかの上級デヴィルは遠く離れたところから巧妙に操り堕落させるが、プラガウスは下級デヴィルの配下を周りに置き、次元を越えた侵攻を指揮し、定命の者の世界に地獄の砦を置き、あるいはヘルの意志を否定しようとする者を攻撃する。
イモレーション・デヴィルは身の丈10フィート余り、翼長20フィート近く、体重900ポンド。