Planar Binding/他次元界クリーチャー拘束
系統 召喚術(招請)[レッサー・プレイナー・バインディングの本文参照]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー6
構成要素 音声、動作
目標 合計ヒット・ダイスが12までのエレメンタルあるいは来訪者3体以内、出現時にはそのうちのどの2体をとっても30フィート以内の距離に収まっていなければならない
レッサー・プレイナー・バインディングと同様だが、術者はヒット・ダイスが12以下のクリーチャー1体か、ヒット・ダイスの合計が12以下の同種のクリーチャー3体までを招請することができる。クリーチャーはそれぞれセーヴィング・スローを行なうことができ、それぞれ独立に逃れようと試み、術者はそれぞれ別々に手助けしてくれるよう説得しなければならない。
Planar Binding, Greater/上級他次元界クリーチャー拘束
系統 召喚術(招請)[レッサー・プレイナー・バインディングの本文参照]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー8
構成要素 音声、動作
目標 合計ヒット・ダイスが18までのエレメンタルあるいは来訪者3体以内、出現時にはそのうちのどの2体をとっても30フィート以内の距離に収まっていなければならない
レッサー・プレイナー・バインディングと同様だが、術者はヒット・ダイスが18以下のクリーチャー1体か、ヒット・ダイスの合計が18以下の同種のクリーチャー3体までを招請することができる。クリーチャーはそれぞれセーヴィング・スローを行なうことができ、それぞれ独立に逃れようと試み、術者はそれぞれ別々に手助けしてくれるよう説得しなければならない。
Planar Binding, Lesser/初級他次元界クリーチャー拘束
系統 召喚術(招請)[本文参照]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー5
発動時間 10分
構成要素 音声、動作
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル); 本文参照
目標 ヒット・ダイスが6までのエレメンタルあるいは来訪者1体
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 意志・無効; 呪文抵抗 不可および可; 本文参照
この呪文の発動は危険な行為を行なう試みである。つまり、特別に用意した罠の中へ別の次元界からクリーチャーを招き寄せるのである。この罠は呪文の距離内になければならない。招請されたクリーチャーは自由と引き替えに1つの仕事を行なうことに同意するまで、この罠の中に捕らわれたままとなる。
罠を作るためには、術者は内向きの効果を持たせたマジック・サークル呪文を使用しなければならない。術者は拘束しようとするクリーチャーの種類を知り、それを宣言しなければならない。特定の個体を招請しようとするなら、術者は呪文発動の際にその個体の正しい名前を使用せねばならない。
目標のクリーチャーは意志セーヴィング・スローを行なうことができる。このセーヴィング・スローに成功すれば、クリーチャーは呪文に抵抗する。このセーヴィング・スローに失敗すると、クリーチャーは即座に罠へと引き寄せられる(呪文抵抗によってクリーチャーが招請されなくなるということはない)。そのクリーチャーは術者の術者レベル判定に対して呪文抵抗に成功するか、異次元移動をするか、【魅力】判定(難易度15+術者レベルの半分+術者の【魅力】修正値)に成功すれば、この罠から逃れることができる。捕らわれたクリーチャーは毎日それぞれの方法を1度ずつ試すことができる。脱出することができれば、そのクリーチャーは逃げるか、術者を攻撃するかする。クリーチャーにディメンジョナル・アンカーを発動すれば、異次元移動による脱出を妨げることができる。術者はこの罠をさらに厳重なものとするために招請の魔法陣(マジック・サークル・アゲンスト・イーヴルを参照)を用いることもできる。
クリーチャーが罠から脱出できない場合、術者は望むだけ長い間、そのクリーチャーを拘束しておくことができる。術者はクリーチャーに、やらせたい仕事の内容を説明し、恐らくは何らかの報酬を持ちかけることで1つの仕事をむりやりやらせようとすることができる。術者はクリーチャーの【魅力】判定と対抗して【魅力】判定を行なう。この判定は、仕事と報酬の内容に基づいて±0~+6のボーナスを割り当てる。クリーチャーがこの対抗判定に勝ったなら、クリーチャーはその仕事をすることを拒否する。24時間ごとに新しい申し出や贈賄などを行なったり、古い申し出を繰り返したりできる。こうしたことは、クリーチャーが仕事をすることを約束するか、脱出するか、あるいは術者が他のいずれかの呪文でそのクリーチャーを追い払おうと決心するまで何度でも行なうことができる。不可能な要求や道理に合わない命令にクリーチャーが同意することはない。術者が【魅力】判定のダイスの目で1を出してしまった場合、クリーチャーは呪文の効果から解き放たれ、逃げるか術者を攻撃することができる。
要求した仕事が完遂されたなら、クリーチャーは術者にそう報告するだけでよく、そうすれば即座に自分の来たところへと送り返される。そのクリーチャーが後日、復讐しようとすることもある。クリーチャー自身の行動のみでは完了できない際限のない指示を術者が割り当てた場合、この呪文は最大で術者レベルごとに1日の間、効果が持続し、クリーチャーは直ちに自由になる機会を得る(罠にかかった時と同様の抵抗する機会を得る)。頭のいい対象はある種の指示を出し抜くことができることに注意。
注:術者が地、水、火、風、善、悪、秩序、混沌のクリーチャーを招請するために使用すると、招請呪文はその種類の呪文となる。