この毛のない青い獅子は触手を持つ尾が2つ生えている。本来たてがみがあるべきところに、無数のずんぐりとした触手が震えぴくぴくと動いている。
経験点400
真なる中立/中型サイズの異形
イニシアチブ +6; 感覚 暗視120フィート、鋭敏嗅覚; 〈知覚〉+1
アーマー・クラス 13、接触12、立ちすくみ11(+1外皮、+2【敏】)
ヒット・ポイント 15(2d8+6)
頑健 +3、反応 +2、意志 +4
防御能力 無呼吸; 完全耐性 [氷雪]、毒、病気; 抵抗 [火炎]30
弱点 塩水に対する脆弱性、聴覚喪失
移動速度 40フィート、登攀20フィート
近接 噛みつき=+2(1d6+1、加えて“虚無の噛みつき”)、触手(×2)=-3(1d3)
【筋】12、【敏】15、【耐】16、【知】3、【判】12、【魅】11
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス +2; 戦技防御値 14(対足払い18)
特技 《イニシアチブ強化》
技能 〈隠密〉+10、〈軽業〉+6(跳躍+10)、〈登攀〉+9; 種族修正 +4〈隠密〉
その他の特殊能力 冬眠
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、または小さな群れ(3~30)
宝物 標準
聴覚喪失(変則)/Deaf アカータは音を聞くことができない。彼らは音を聞くことに関係した呪文や効果に完全耐性を持つが、聴覚による〈知覚〉判定を行うことはできない。
冬眠(変則)/Hibernation アカータは食料が欠乏した際に無期限の期間冬眠状態に入ることができる。アカータが冬眠状態に入ろうと望むならば、彼らは巣を見つけ、その口から排泄される繊維状の物体をその周りに並べる――この繊維は濃い色をしていて、ほとんど金属製の繭のようにすぐに硬くなる。冬眠している間、アカータは飲食の必要がない。この繭の硬度は10で60ヒット・ポイントを持ち、[火炎]と殴打ダメージ(落下を含む)に完全耐性を持つ。繭に傷がつかない限り、その中にいるアカータは損傷を受けない。アカータは他の生きているクリーチャーが10フィート以内にいることに気づくか、極端に熱い状況に曝されるまで冬眠状態のままである。そのような状況になると1d4分をかけて自由になるために繭を引き裂く。繭はその後、奇妙な金属の破片のようになってしまう。
塩水に対する脆弱性(変則)/Salt Water Vulnerability 塩水はアカータにとって強力な酸のように振る舞う。塩水がかかると、アカータは1d6ポイントのダメージを受ける。塩水に完全に浸かると1ラウンドに4d6ポイントのダメージを受ける。
虚無の噛みつき(変則)/Void Bite アカータはその口に、目に見えないほど小さい幼生を何百体も住まわせている。この寄生クリーチャーは、持ち主の噛みつきを通して感染する。人型生物のみがアカータの幼生の適した感染者となる――その他のクリーチャー種別にはこの寄生体の感染に完全耐性を持つ。この病気はヴォイド・デスとして知られる。
病気(変則)/Disease ヴォイド・デス:噛みつき・致傷型; セーヴ 頑健 難易度12; 潜伏期間 1時間; 頻度 1回/日; 効果 1d2【敏】および1d2【耐】ダメージ; 感染したクリーチャーが死亡すると、2d4時間後にヴォイド・ゾンビとして蘇る(下記参照); 治癒 2連続セーヴ。
アカータは遠い昔に地殻変動で滅んだ、奇妙で遠く離れた惑星からやってきたと考えられている。無数のアカータはその死んだ星のかけらにくっつき、新しい惑星に偶然衝突するまで冬眠してその小惑星に乗ってきた――アカータの繭は彼らを衝撃から守り、自らの幼体を育てるために適した感染者を見つけるためにすぐに目覚めた。以前は無視されていたが、アカータという災難は恐るべき脅威としてすぐに成長した。一般的なアカータの全長は3-1/2フィート、重量は400ポンド。
ヴォイド・デスによって死亡した人型生物はヴォイド・ゾンビになる。ヴォイド・ゾンビは二次的攻撃として“舌”攻撃を持つファスト・ゾンビ(『Pathfinder RPG Bestiary』289ページ)として扱う。“舌”攻撃は1d6ポイントのダメージを与える。ヴォイド・ゾンビは以下の特殊攻撃も持つ。
吸血(変則)/Blood Drain ヴォイド・ゾンビが生きているクリーチャーに舌攻撃を命中させたなら、ヴォイド・ゾンビは血を吸い、舌が引き離されるまでに2ポイントの【筋力】ダメージを与える。