経験点200
中立にして悪/中型サイズのアンデッド
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+0
アーマー・クラス 12、接触10、立ちすくみ12(+2外皮)
ヒット・ポイント 12(2d8+3)
頑健 +0、反応 +0、意志 +3
ダメージ減少 5/斬撃; 完全耐性 アンデッドの種別特性
【筋】17、【敏】10、【耐】―、【知】―、【判】10、【魅】10
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 14
特技 《追加HP》 (B)
その他の特殊能力 よろめき状態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 いかなる数でもあり得る
宝物 なし
ゾンビはアニメイト・デッドのような死霊術によって邪悪な偽りの命を吹き込まれた自律行動能力を持つクリーチャーの死体である。最も普通に遭遇するゾンビは動きが鈍く頑強だが、病気を広めたり速度を増大されたりしたさまざまな特性を持つ者もいる。
ゾンビは思考能力を持たない自動人形であり、命令に従う以外のことはほとんどできない。放置された場合、ゾンビは生者を探し、殺して貪り食おうとしてうろつきまわる傾向にある。ゾンビは破壊されるまで攻撃し、自らの安全には全く頓着しない。
命令に従うことはできるが、ゾンビは生きたクリーチャーを殺すように命令されるよりは、何の命令もされずにある地域に放されることの方が多い。結果として、ゾンビはしばしば、生者が多い地域の周りを犠牲者を求めてうろつきまわる群れで遭遇する。ほとんどのゾンビはアニメイト・デッドを使って作られる。そのようなゾンビは常に通常のタイプである。作成者がファスト・ゾンビを作ろうとするにはヘイストかリムーヴ・パラリシスを、またプレイグ・ゾンビを作るにはコンテイジョンをあわせて発動する。
“ゾンビ”は実体を持つクリーチャー(アンデッド以外)ならどんなもの(以下これを基本クリーチャーと呼ぶ)にでも付加できる後天性テンプレートである。
脅威度:これは以下のようにクリーチャーの新しいヒット・ダイスにより決まる。
1/2 |
1/8 |
50 |
1 |
1/4 |
100 |
2 |
1/2 |
200 |
3~4 |
1 |
400 |
5~6 |
2 |
600 |
7~8 |
3 |
800 |
9~10 |
4 |
1,200 |
11~12 |
5 |
1,600 |
13~16 |
6 |
2,400 |
17~20 |
7 |
3,200 |
21~24 |
8 |
4,800 |
25~28 |
9 |
6,400 |
種別:クリーチャー種別はアンデッドへと変化する。属性に関するもの(善など)や種族を示すものをのぞき副種別はそのまま保持される。(変性種)の副種別を得ることはない。以下に示す点を除けば、基本クリーチャーの全てのデータと特殊能力を用いる。
ヒット・ダイス:クラス・レベルによって得たヒット・ダイスを捨て去り(最低1)、種族ヒット・ダイスをd8に変える。ゾンビは以下の表に従って追加のヒット・ダイスを得る。
ゾンビはヒット・ポイントを決定するのに【耐久力】のかわりに【魅力】を用いる。
セーヴ:基本セーヴ・ボーナスは、頑健+1/3HD、反応+1/3HD、意志+1/2HD+2。
防御的能力:ゾンビは基本クリーチャーの防御的能力を全て失い、アンデッドの種別特性による特性と完全耐性を得る。ゾンビはダメージ減少5/斬撃を得る。
移動速度:翼を持つゾンビは飛行することはできるが、機動性は“劣悪”まで低下する。基本クリーチャーが魔法の力で飛行していたならゾンビも同じ機動性で飛行することができる。それ以外の移動モードはそのまま保持される。
攻撃:ゾンビは基本クリーチャーの持っていた全ての肉体武器、人工的武器による攻撃、および武器に対する習熟を失わない。また叩きつけ攻撃を得る。ダメージはゾンビのサイズに準じるが、実際のサイズよりも1段階サイズが大きいかのようにダメージを決定する。(301~302ページ参照)。
能力値:【筋力】+2、【敏捷力】-2、【耐久力】と【知力】は持たず、【判断力】と【魅力】は10になる。
基本攻撃ボーナス:ゾンビの基本攻撃ボーナスはヒット・ダイスの3/4に等しい。
特技:ゾンビは基本クリーチャーの持っていた特技を全て失い、ヒット・ダイスが増加しても特技を得ることはないが、ボーナス特技として《追加HP》を得る。
その他の特殊能力:ゾンビは基本クリーチャーの持っていたその他の特殊能力のほとんどを失う。近接攻撃や遠隔攻撃を強化する変則的能力に類するその他の特殊能力は失わない。 ゾンビは以下のその他の特殊能力を得る。
よろめき状態(変則)/Staggered:ゾンビの反射神経は鈍く、1ラウンドに1回の移動アクションまたは標準アクションしか取ることができない。ゾンビは突撃を行うとき、その移動速度の分だけ移動し、同じラウンドに攻撃を行うことができる。
典型的なゾンビは動きは鈍いが頑強で破壊しがたい忌まわしい存在である。しかし、この頑丈なゾンビだけが、病に冒された霊安室や墓場をうろつきまわる唯一のタイプのゾンビであるわけではない。以下の2種の変種ゾンビはいずれも基本のゾンビに数点の単純な変更を加えたものである。
普通のよろめき歩くゾンビとは違い、ファスト・ゾンビは超自然的な素早さで移動する。
移動速度:基本クリーチャーの地上速度を10フィート増加させる。
防御的能力:ファスト・ゾンビはダメージ減少5/斬撃を得ない。
素早き打撃(変則)/Quick Strikes:ファスト・ゾンビが全力攻撃を行った場合は常に、最も高い基本攻撃ボーナスで1回の追加の叩きつけ攻撃を行うことができる。
能力値:【敏捷力】が-2ではなく+2となる以外は通常のゾンビと同様。
このゾンビは自身のアンデッドの系統を永続させることができる恐るべき病気を媒介する。プレイグ・ゾンビに感染させられた者は、死ねばプレイグ・ゾンビとして蘇る。
防御的能力:プレイグ・ゾンビはダメージ減少5/斬撃を得ない。
その他の特殊能力:プレイグ・ゾンビは以下のその他の特殊能力を得る。
死の爆散(変則)/Death Burst:プレイグ・ゾンビが死んだ場合、爆散して腐肉を撒き散らす。プレイグ・ゾンビに隣接していた全てのクリーチャーは、叩きつけ攻撃を受けた場合と同様に病気にさらされる。頑健セーヴを行い、失敗するとゾンビ腐敗病にかかる。
病気(超常)/Disease:プレイグ・ゾンビの叩きつけ攻撃(またはその他の肉体武器)は、ゾンビ腐敗病を媒介する。ゾンビ腐敗病:叩きつけ; セーヴ 頑健・難易度10+ゾンビのヒット・ダイス数の1/2+ゾンビの【魅力】修正値; 潜伏期間 1d4日; 頻度 1回/日; 効果 1d2【耐】、このダメージはクリーチャーが感染している間治癒できない; 治癒 2回連続のセーヴ成功。感染中に死亡した者は2d6時間後にプレイグ・ゾンビとして蘇る。
経験点200
中立にして悪/中型サイズのアンデッド
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+0
アーマー・クラス 12、接触10、立ちすくみ12(+2外皮)
ヒット・ポイント 12(2d8+3)
頑健 +0、反応 +0、意志 +3
完全耐性 アンデッドの種別特性
【筋】17、【敏】14、【耐】―、【知】―、【判】10、【魅】10
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 14
特技 《追加hp》 (B)
素早き打撃(変則)/Quick Strikes:ファスト・ゾンビが全力攻撃を行った場合は常に、最も高い基本攻撃ボーナスで1回の追加の叩きつけ攻撃を行うことができる。