Enter Image/像への侵入
系統 変成術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー3、クレリック3、バード2
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質/信仰(塗料一滴と土の玉)
距離 50フィート/レベル
効果 術者に似せられた物品へと意識を移し替える
持続時間 精神集中
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
術者は自身の目の前にある物体の周囲で起きている活動についての朧気な印象を得るか、あるいは自身の意識をその物体へと一時的に投射し近くのクリーチャーを観察したり、あるいは情報交換さえできるようになる。この呪文で術者は肉体を離れ、術者の姿を描写している複数のもの、それが1つでも、100でも、あるいは1,000でさえ、その周囲の範囲を無意識的に監視できるようになる、それぞれの像は術者の通常の感覚(視覚、聴覚、嗅覚、ほか)を減らすことなく持ち、術者は〈知覚〉判定でその近くで起こったことに気付ける。この判定の難易度は常に自身が実際にその場所にいる場合より10上昇し、術者が通常であれば自動的に気付けるようなこと(通常であれば難易度0であるような会話など)でも術者はそれに気付くには難易度10の〈知覚〉判定に成功する必要がある。
術者は、いつでも、範囲内の1つの特定の像に自身の意識を収めることを選択できる。1つの像に入っている間は術者は範囲内のほかの像から監視する能力を失うが、術者自身の肉体の周囲で起きることすべてに気付ける。術者の意識が1つの像を満たしている間術者の肉体は守りがなく無防備状態だが(常にセーヴィング・スローに失敗する)、術者はいつでも割り込みアクションで帰還できる。
術者が自身の意識で1つの像を満たしているとき、その像は限定的な活動ができる。石像やそれに似た3次元的存在は頭を動かせ、手足で意思表示ができ、喋ることもできるが、攻撃したり助けなしにマスを動くことはできない。
術者の似顔絵やそのような二次元的な存在は思い通りに喋ることができ、その像は絵の中を自由に移動でき一時的に絵の内部を変えることさえできる(絵の中の花を摘むなど)。術者は像に入っている間呪文やほかの能力を使用できない。
術者はいつでも像から離れ、自身の肉体へと戻れる。意識が術者の姿を模された物体から離れると、物体の外見は即座に術者が入る前のものへと戻る。何者かがその像にダメージを与えるか破壊した場合、術者は傷つけられずにその肉体へと帰還する。この呪文は術者が精神集中している間か術者の肉体かその像へのディスペル・マジックなどの外的要因によって中止されるか術者の肉体が殺されるまで持続する。