Wall of Ice/氷の壁
系統 力術[氷雪]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー4
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(石英かそれに似た水晶の小片)
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル)
効果 一辺10フィートの正方形の区画1個分/レベルまでの固定された氷の平板、あるいは半径3フィート+1フィート/レベルまでの氷の半球
持続時間 1分/レベル
セーヴィング・スロー 反応・無効; 本文参照; 呪文抵抗 可
この呪文は固定された氷の平板か、氷の半球のいずれか一方を作り出す。
どちらのバージョンにするかは術者が選べる。氷の壁は実体のある物体やクリーチャーの存在するエリアに作ることはできない。作成時には、この壁の表面は滑らかで切れ目のないものでなくてはならない。作成時にこの壁に隣接する場所にいたクリーチャーは、壁の発生を中断させるために反応セーヴを試みることができる。このセーヴに成功すると呪文は自動的に失敗する。火は(通常であれば物体には半分のダメージしか与えられないが)この壁にはそのままのダメージを与える。ウォール・オヴ・アイスを短時間で融かした場合、大きな蒸気の雲ができて、10分間持続する。
氷の平板:硬く強靭な氷の薄板が出現する。この壁は術者のレベルごとに1インチの厚さがある。この壁は術者のレベルごとに一辺10フィートの正方形のエリアまでの広さを持つ(従って、10レベル・ウィザードは長さ100フィート高さ10フィートの氷の壁や、長さ50フィート高さ20フィートの壁、そのほか表面積が1,000平方フィート以内なら好きな長さと高さの組み合わせで壁を作ることができる)。この平板は、固定されている限りどんな方向を向いていても構わない。垂直の壁なら床にだけ固定すればよいが、水平な壁や傾いた壁は両側で固定しなければならない。
壁の10フィート四方の区画はそれぞれ、厚さ1インチごとに3ヒット・ポイントを持つ。クリーチャーは自動的に壁に攻撃を命中させることができる。ヒット・ポイントが0になった部分は穴が開く。クリーチャーが一撃で壁を打ち破ろうとした場合、【筋力】判定の難易度は15+術者レベルである。
氷が打ち破られた場合でも、凍えるような空気の薄膜が残る。その中に踏み込んだクリーチャー(壁を打ち破ったクリーチャーも含む)は1d6+術者レベルごとに1ポイントの[氷雪]ダメージを被る(セーヴ不可)。
半球:この壁は半径が3フィート+術者レベルごとに1フィートの半球形状をとる。従って、7レベル術者は半径10フィートの半球を作り出すことができる。半球は氷の平板形状と打ち破りにくさは同程度だが、裂け目を通るものにダメージを与えることはない。