全ての生命には始まりと終わりがある。出生の瞬間から物質界で産声を上げ奮闘する万人は唯一の結末へと足掻き、その致命の最高潮は彼らに、死後の、想像を絶するほど無限にある道筋を与える。死者の精神が死の混乱から究極の運命へと流れると、彼らそれぞれは死んだ者全員が指示された死後に到達できるよう保証する死神による審判を受ける。それでも、物質界にある全ての世界、無数の顔、そして定命の例外、そして運命と最期を自身の装置へと変えようとする全ての者があれば、システムと制度としての死は、維持に単一の神格やパンテオンを超える遂行者を要求するようになる。これらの使者がサイコポンプである――パーガトリーの住人にして、死んだ全ての者に対する冷静な執事にして、記録者にして、ガイドである。
サイコポンプは生命の流れを統括する。彼らの主要な懸念は、死と諸次元界への最終的行き先の間の脆い遷移の内にある霊魂に向いている。サイコポンプは老兵と皮肉屋の冷静さをもって自分たちの任務を遂行する。長年の計上の奉仕に関して、サイコポンプは数え切れない世界から来た無数の魂に会い、即座にほぼあらゆる物語、運命、嘆願、そして例外全てに精通する。彼らは通過する魂の来歴や個性にはほぼ斟酌せず、その有効性と、霊魂夫々の驚くべき最後の永遠性へ至る工程にのみ注意を払う。天罰と天国は、英雄と悪党と同様、彼らにとっては同じものであり、為されなかった偉業や、天秤で揺れる他の命運や、世界の身代金の価値さえある賄賂を気にするサイコポンプはいない。骨折り仕事が多くのサイコポンプの業務の大半を占めている――自分たちの為に彼らが作る気分転換によってのみ中断される――が彼らのシステムには欠陥がないわけではない。死の自然律を否定しようとするクリーチャーがいる――魂を略奪するフィーンド、行き場を失った精神、そして忌まわしいアンデッドが。多元宇宙が要求する通りそのような異常に対処し魂の流れを維持しようと、無数の専門化したサイコポンプが、死者を保護する為、そして死という状態を独自の目的に悪用しようとする者に対抗する為に存在している。
彼らの仮面はサイコポンプの間で注目に値する。生者とやりとりする多くの者は、何らかの恐ろしい顔を覆うものか葬儀用の仮面をつける。これらの仮面はサイコポンプの体の一部ではなく、彼らに特殊能力を与えないが、多くの文化の伝説は生きているクリーチャーにとってサイコポンプの暴露された表情を見る事は早死にを招くと示唆している。主に死者とやりとりするサイコポンプは、形式的な物を除いて概して持ち場を示す痕跡を避ける。
サイコポンプは外方次元界全てへの魂の運搬を手伝い、こうしてそれらの領地それぞれに等しくペティショナーを提供するため、彼らは次元界の種族の中での尊敬される中立者という特別な地位を享受している。それゆえに、多くの他の次元界の種族は彼らに広い寝台を与え、アルコンやデーモンでさえ死の特使を邪魔することを避けるよう尽力する。魂に飢えているデーモンと現実を冒涜するクリフォトはサイコポンプに活動的に反発する唯一の種族である。従って、サイコポンプのより危険なクラスはこれらの種族の破壊的な一員を監視し狩り、特定の死のサイクルを妨げる次元界の間の経路を消し去ろうとする。
死の神は定命の者の魂から最弱のサイコポンプを作り、通常そうした魂は生前からパーガトリーに奉仕していたか、審判の神格を崇拝していた者から選ぶ。神々は模範的な福祉を為したサイコポンプを同種の上位存在に変成させるかもしれないが、稀にパーガトリーの特別な英雄かチャンピオンは死ぬとき、上級のサイコポンプになるかもしれない。彼らの主要な動機は彼らの永遠の任務の遂行であるため競争や嫉妬はこれらのクリーチャーの間にはほぼなく、別の報酬と責任を望む意味がほとんどない。
以下はサイコポンプは最も一般的な種類である。他の種類も存在し、死の神のために不明瞭な任務を課されているか、原住クリーチャーが人型生物と比べて根本的に異なるライフ・サイクルと展望を持っている異界の世界の責任を負っている。
古代の冷静な存在は、国家、種族、世界の破滅の元凶である死の使者サイコポンプの勢力を超えて隆盛した。これらの最年長で最も有能な死の使いは死神たちに対して大きな敬意を表すが、必ずしも彼らの手下であるわけではなく、自身が考える死の究極の目的の展望と他のあらゆる目標の工程を達成しようと励んでいる。
“最後の姉妹”アトロポス Atropos the Last Sister
“道”バルザーク Barzahk the Passage
“牧人”セヤナン Ceyanan the Shepherd
“拒否”ダマー Dammar the Denied
“凶兆の印”イモット Imot the Symbol of Doom
母なるハゲワシ Mother Vulture
“死の調和”ムリティユ Mrtyu, Death's Consort
“浄化の宣告”ナラカース Narakaas the Cleansing Sentence
蒼白なる馬 The Pale Horse
“無神論者の慰撫”フレジアス Phlegyas, Consoler of Atheists
“不死の番人”サロック Saloc, Minder of Immortals
“原始の毒”テシャラス Teshallas the Primordial Poison
“祖なる法廷”ヴァイル Vale the Court of Ancestors
この人型生物のスケルトンには、黒いカラスの翼、長い尾、そして顔がなければならないところにある磨かれたハゲワシのような仮面がある。
経験点3,200
真なる中立/中型サイズの来訪者(サイコポンプ、他次元界)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、魂感知、夜目; 〈知覚〉+16
オーラ [恐怖](30フィート、難易度17)
アーマー・クラス 20、接触13、立ちすくみ17(+7外皮、+3【敏】)
ヒット・ポイント 76(9d10+27)
頑健 +11、反応 +6、意志 +10
ダメージ減少 10/アダマンティン; 完全耐性 [即死]効果、毒、病気; 抵抗 [雷撃]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 18
移動速度 30フィート、飛行50フィート(標準)
近接 +1アダマンティン製サイズ=+14/+9(2d4+7/×4)または爪(×2)=+13(1d6+4)
擬似呪文能力 (術者レベル10; 精神集中+13)
回数無制限―インヴィジビリティ(自身のみ)、デスウォッチ、グレーター・テレポート(自身と50ポンドの物体のみ)
3回/日―シアリング・ライト、ビストウ・カース(難易度17)、ロケート・クリーチャー
【筋】18、【敏】16、【耐】17、【知】13、【判】19、【魅】17
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +13; 戦技防御値 26
特技 《頑健無比》、《強打》、《渾身の一打》、《薙ぎ払い》、《ホバリング》
技能 〈威圧〉+11、〈隠密〉+15、〈軽業〉+9、〈真意看破〉+16、〈知覚〉+16、〈知識:次元界〉+13、〈知識:宗教〉+13、〈知識:歴史〉+9、〈飛行〉+11
言語 地獄語、天上語、奈落語
その他の特殊能力 死神の大鎌、魂への接触
出現環境 気候問わず/(煉獄界パーガトリー)
編成 単体、2体、または編隊(2~12)
宝物 ×2(アダマンティン製サイズ)
[恐怖]のオーラ(超常)/Fear Aura ヴァンスの恐怖のオーラに対してセーヴ(難易度17)に失敗した10HD以下のクリーチャーはオーラの範囲内にいる限り、怯え状態となる。セーヴに成功したクリーチャーは24時間そのヴァンスのオーラに対して完全耐性を得る。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
死神の大鎌(超常)/Reaper's Scythe あらゆるヴァンスは武器と神格の象徴として特徴的なアダマンティン製のサイズを持ち運ぶ。ヴァンスは自身のサイズを用いるとき、武器は攻撃ロールとダメージ・ロールに+1の強化ボーナスを得る。フリー・アクションとしてヴァンスはその武器を自分の擬似次元界または他の場所から招来することができ、すぐさま手に現させ持つことができる。フリー・アクションとして、自分の擬似次元界へ戻すこともできる。ヴァンスのサイズが破壊されるならば、24時間で新しいものを招来することができる。
厳しく無口でぼろぼろの黒い翼を纏うヴァンス・サイコポンプは、パーガトリーの禁欲的な保護者かつ死者の道に沿う観測者として勤めている。ヴァンスはハゲワシの頭に似た仮面と大烏のような翼のある黒いスケルトンに見える。
死神、死の天使、あるいはアンズラネイとしても知られるヴァンスは、定命のものの魂を食うか盗もうとする者から故人を保護し、彼らに割り当てられている運命を避けようとしている逃れた魂を取り戻し、定命の者の自然のサイクルを途絶するものに対する死の歩兵である。彼らは死者と死の資産、例えば忘れられた墓地、無人の霊廟、神聖な林なども守るかもしれない。
ヴァンスは体重400ポンドで、身長8フィートだが、その前傾姿勢によってぱっと見る限りではよくいる大人の人型生物に見える。ヴァンスは古代のクリーチャーであり、おそらく現在の死の神より前に出現しており、死を崇拝している兵士の遠い世界に到達した魂であるという噂がある。彼らはめったに話さず、感情を表に出さず、彼らのうつろな声は異様に遠くまで聞こえる。ヴァンスのサイズはその持ち場を表す記章であり、魂を狩る者としての役割を反映している。そのサイズには死の神がパーガトリーの主権を主張したとき既に失われていた言語にある印があしらわれている。
大部分の来訪者はヴァンスを軽蔑しており、それはこのサイコポンプには法、正当性、あるいは個人所得に対する意識がないためである――任務だけを懸念する。ヴァンスは潜在的な脅威としてパーガトリーを訪れる来訪者を観察し、分け隔てなくエンジェルとデーモンの後をつける。
経験点1,600
真なる中立/中型サイズの来訪者(サイコポンプ、他次元界)
イニシアチブ +7; 感覚 暗視60フィート、魂感知、夜目; 〈知覚〉+11
オーラ カーム・エモーションズ(30フィート、難易度17)
アーマー・クラス 19、接触13、立ちすくみ16(+6外皮、+3【敏】)
ヒット・ポイント 51(6d10+18)
頑健 +5、反応 +8、意志 +9
ダメージ減少 5/アダマンティン; 完全耐性 [即死]効果、毒、病気; 抵抗 [雷撃]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 16
移動速度 30フィート
近接 叩きつけ(×2)=+6(1d8)
特殊攻撃 死の接吻、宣告の強圧
擬似呪文能力 (術者レベル6; 精神集中+10)
回数無制限:インヴィジビリティ(自身のみ)、スピーク・ウィズ・デッド、ダンシング・ライツ、デスウォッチ、グレーター・テレポート(自身と50ポンドの物体のみ)
3回/日:メジャー・イメージ(難易度20)
【筋】10、【敏】17、【耐】16、【知】13、【判】14、【魅】19
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +6; 戦技防御値 19
特技 《イニシアチブ強化》、《攻防一体》、《鋼の意志》
技能 〈隠密〉+12、〈交渉〉+13、〈知覚〉+11、〈知識:次元界〉+10、〈知識:宗教〉+10、〈治療〉+8、〈魔法装置使用〉+10
言語 共通語、地獄語、天上語、奈落語; タンズ、テレパシー100フィート
その他の特殊能力 魂への接触
出現環境 気候問わず/(煉獄界パーガトリー)
編成 単体、2体、または祝宴(3~10)
宝物 標準
カーム・エモーションズのオーラ(超常)/Calm Emotions Aura カトリーナのオーラは半径30フィートのカーム・エモーションズの呪文のように機能する。セーヴに成功したクリーチャーは24時間カトリーナのオーラに完全耐性を持つ。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
宣告の強圧(超常)/Compel Condemned 標準アクションとして、カトリーナは30フィート以内の1体の人型生物に、難易度17の意志セーヴに成功しない限りドミネイト・パースンの呪文の影響を及ぼすことができる。この能力はその呪文と全く同様に機能するが、カトリーナは影響を受けたクリーチャーに対して近づきキスをするように命じることができるだけである。この行動は、目標の性質に反するとも、自殺的な行動であるとも考慮されない。目標がダメージ(カトリーナ以外が与えるダメージ)を受けると、この効果は直ちに終了する。
死の接吻(超常)/Kiss of Death カトリーナは長い情熱的なキスで組みつき状態、無防備状態、あるいは同意するクリーチャーを殺すことができる。目標は難易度17の頑健セーヴに成功するか5d6ポイントのダメージを受けなければならない。どの程度ヒット・ポイントが残っているかに関わらず、同じカトリーナに連続して3ラウンド、キスによってダメージを受けるクリーチャーは即座に死ぬ。老年段階のクリーチャーはこの能力に抵抗するためのセーヴィング・スローに対して-2のペナルティを受け、古希段階のクリーチャーは-4のペナルティを受ける。これは[即死]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
カトリーナは死者を来世に歓迎し、そして自身の死を受け入れていない、または未だ悲嘆に暮れている定命の者が経験している衝撃と恐怖を減らすためにできる限りのことをする。他の多くのサイコポンプによって好まれる葬儀のテーマと色合いを避けるカトリーナは陽気な色合いの服を着、死の陰鬱を払いのけるために明かりと色を身の回りに置く。しかし、彼らはスケルトンの体を偽らない、それは一時的にメッキを貼りはしても、死という結末の欺瞞までは彼らは望まないからだ。
生から死への移行を容易にするカトリーナの動機は魂への同情よりも、魂の穏やかな進歩を行わせることへ関連性をもつ――つまるところ、叫びと非道な行いは死の処理を中断する。
カトリーナは物質界をめったに訪れないが、彼らが訪れるとき、それは概して並外れた重要性を持つ定命の者――死の神の高位の聖職者のような――の死出の旅を慰撫しようとするより強力なサイコポンプか死の神格の指揮下にいる時である。そのような場合、彼らは執行者ではなく、死の領域への随伴者と案内人として勤める。しかし彼らは執行者としても同様に有能であり、道を誤った定命の者が自身の義務から離れた場合にそれは著しく、自らの致命的であるが痛みのない接吻で無傷のまま命を終わらせる。
カトリーナはつねにお祭り気分な着飾ったスケルトンとして現れる――通常は女性の服装であるが、時にはカラフルな男性のフォーマルな格好であり、時には花で飾っている。彼らは真の性を持たないが、個々のカトリーナはより男性的なあるいはより女性的な声と人格を持っているかもしれない。彼らは典型的に身長5~6フィートで体重およそ20~30ポンドである。
経験点600
真なる中立/超小型サイズの来訪者(サイコポンプ、他次元界)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、魂感知、夜目; 〈知覚〉+9
アーマー・クラス 15、接触15、立ちすくみ12(+2サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 19(3d10+3)
頑健 +2、反応 +6、意志 +4
ダメージ減少 2/アダマンティン; 完全耐性 [即死]効果、毒、病気; 抵抗 [雷撃]10、[氷雪]10
移動速度 20フィート、飛行50フィート(良好)
近接 噛みつき=+8(1d3-1)
接敵面 2・1/2フィート; 間合い 0フィート
特殊攻撃 憑依の音色
擬似呪文能力 (術者レベル3; 精神集中+6)
回数無制限:インヴィジビリティ(自身のみ)
3回/日:スピーク・ウィズ・デッド(質問6回、術者レベル12)
1回/日:サウンド・バースト(難易度15)、ハイド・フロム・アンデッド(難易度14)
【筋】8、【敏】16、【耐】12、【知】11、【判】13、【魅】16
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 13
特技 《鋭敏感覚》、《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+17、〈職能:書記〉+7、〈真意看破〉+3、〈知覚〉+9、〈知識:次元界〉+6、〈知識:歴史〉+6、〈飛行〉+17
言語 地獄語、天上語、奈落語
その他の特殊能力 魂への接触、変身(レイヴンもしくはソングバード[同一データ]、ビースト・シェイプII)
出現環境 気候問わず/(煉獄界パーガトリー)
編成 単体、2体、または集団(3~15)
宝物 標準
憑依の音色(超常)/Haunting Melody ノソイの歌には聞く者の精神を掌握する力がある。60フィートの拡散の範囲内にいる全ての生きているクリーチャーとアンデッド・クリーチャーは難易度14の意志セーヴィング・スローに成功するか恍惚状態とならなければならない。セーヴに成功したクリーチャーは24時間の間そのノソイの歌の対象とならない。この効果はノソイが歌っている間とその後1ラウンドの間続く。ノソイはヒット・ダイスの2倍に等しいラウンドの間歌うことができる。これは[音波]、[精神作用]、(魅惑)効果である。この能力はアンデッド・クリーチャーに影響を与えられる、例えそのアンデッド・クリーチャーの副種別がそうしたクリーチャーに[精神作用]効果に完全耐性を与えているとしてさえもだ(クリーチャー種別ではなく他の源から[精神作用]効果に対して完全耐性を持つアンデッド・クリーチャーは依然として完全耐性を持つ)。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
ノソイはパーガトリーの官僚制の中で、従業員、書記官、メッセンジャーの役割を熱心に担う。彼らは各々の定命の死の状況と、その定命の者の魂の為かつその魂への判決と、外方次元界の中にある最終的な目的地を記録する。ノソイは鳴禽のように見える――通常、カラス、スズメ、またはウィップアーウィルに――が、嘴を強調する葬儀用の仮面を着けている。多くのノソイは 副葬品と他の装飾物からお洒落としての人工的な尾を作成し、飛ぶ時に棚引かせる。ノソイは一般的に体長およそ1フィートであるが、見た目と違って重く、10~15ポンドである。ペナルティなく小型または中型クリーチャーの書き物の道具を使うことができる。
ノソイはパーガトリーの図書館と写字室の中で従事し、休まず、疲れ知らずに走り書きをする。社会的なクリーチャーであり、彼らはしばしばお互い喋くったり、歌う。ノソイは食事を希少な楽しみと考えており、時折、適当な美味しい賄賂を与えられるならば、知っている情報を共有する。
ノソイの主要な任務はパーガトリーでの出来事を記録し、指定された目的地から目的地へと魂を案内し、パーガトリーからのメッセージを他の次元界にいる使いの者へ運ぶことである。ほとんどの来訪者はメッセンジャーの中立性を尊重し、安全な通行を彼らに与える。多くはより強力なサイコポンプや特に病的な懸念または重要な運命を持つ人間にさえも助手として従事する。ノソイは、自分たちの取るに足りないような仕事が多元宇宙の最も重要なシステムの1つを全面的な信頼性を以て機能させ続ける手伝いとなっていると知っている事に誇りを持っている。
《上級使い魔》の特技を持つ真なる中立の術者は7レベルでノソイを使い魔として得ることができる。ノソイの使い魔はその主人に巻物に記述するための技能判定に+2のボーナスを与える。ノソイはアンデッドをつくるか、恒久的にアンデッドとなる主人への奉仕から直ちに脱する。
経験点25,600
真なる中立/中型サイズの来訪者(サイコポンプ、他次元界)
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート、魂感知、夜目; 〈知覚〉+28
アーマー・クラス 28、接触13、立ちすくみ25(+5外皮、+2盾、+3【敏】、+8鎧)
ヒット・ポイント 171(18d10+72); 再生5([強酸]または[火炎])
頑健 +10、反応 +15、意志 +16
ダメージ減少 10/アダマンティン; 完全耐性 [即死]効果、毒、病気; 抵抗 [雷撃]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 24
移動速度 40フィート(鎧装備時30フィート)、登攀15フィート
近接 叩きつけ(×2)=+24(2d6+6)、包装(×2)=+19(1d6+3、加えて“つかみ”)
接敵面 5フィート; 間合い 5フィート(包装 は10フィート)
特殊攻撃 包装
擬似呪文能力 (術者レベル12; 精神集中+15)
回数無制限―ストーン・テル、ディテクト・アンデッド
5回/日―スピーク・ウィズ・デッド
3回/日―招来(レベル7、1d4体のジャイアント・タランチュラ [Pathfinder RPG Bestiary 2 256ページ][75%]または1d4体のスパイダー・スウォーム [100%])
4レベル(3回)―キュア・クリティカル・ウーンズ、スペル・イミュニティ、ディヴィネーション、フリーダム・オヴ・ムーヴメント
3レベル(5回)―ディスペル・マジック、ディメンジョナル・アンカー、ブラッド・バイオグラフィ(難易度16)、ホールト・アンデッド(難易度16)
2レベル(6回)―インヴィジビリティ、コンフェス(難易度15)、シー・インヴィジビリティ、ディテクト・ソウツ(難易度15)、ホールド・パースン(難易度15)
1レベル(6回)―エクスペディシャス・リトリート、コマンド(難易度14)、コンプリヘンド・ランゲージズ、サンクチュアリ(難易度14)、ベイン(難易度14)、ラス
0レベル―シフト、ステイビライズ、ディスラプト・アンデッド、ディテクト・マジック、ブリード(難易度13)、リード・マジック
【筋】22、【敏】19、【耐】18、【知】13、【判】17、【魅】16
基本攻撃 +18; 戦技ボーナス +24(+28組みつき); 戦技防御値 38
特技 《イニシアチブ強化》、《鋭敏感覚》、《攻防一体》、《説得力》、《追尾》、《追尾強化》、《追尾打撃》、《鋼の意志》、《物質要素省略》(B)、《迎え討ち》、《矢止め》(B)
技能 〈威圧〉+17、〈隠密〉+22、〈交渉〉+25、〈真意看破〉+25、〈水泳〉+6、〈生存〉+15、〈知覚〉+28、〈知識:次元界〉+13、〈手先の早業〉+10、〈登攀〉+11、〈はったり〉+15、〈変装〉+15
言語 地獄語、天上語、奈落語; スピーク・ウィズ・アニマルズ(蟲を含む)、タンズ
その他の特殊能力 魂への接触、変身(いずれかの動物または人型生物)
出現環境 気候問わず/(煉獄界パーガトリー)
編成 単体または集団(3~15)
宝物 標準(+2グラマード・ブレストプレート、その他の宝物)
呪文 モリグナは12レベル・インクィジターとして呪文を発動する。
蜘蛛視(超常)/Spider Sight アーケイン・アイの呪文のセンサーであるかのように、招来するスパイダー・スウォームの目を通してモリグナは見ることができる。彼女はこの能力を使うために精神集中は必要ない。
包装(超常)/Wrappings モリグナの蜘蛛の糸の包装はアーマー・クラスに+2の盾ボーナスを与え、二次的肉体攻撃を行える。
モリグナは煉獄界パーガトリーの調査員で、賞金稼ぎ、暗殺者であり、死と審判という自然のサイクルを嘲る人を探し出す。彼らは身長7~8フィートで、体重200~250ポンドである。
多くのモリグナは死んだ人々の外見を呈するのを好む。彼らは問題を排除することで死の官僚的機構の円滑な運営を確実にし、死と審判という自然のサイクルを回避するか腐敗させる勢力を一掃することに存在を捧げている。
経験点307,200
真なる中立/超大型サイズの来訪者(サイコポンプ、他次元界)
イニシアチブ +16; 感覚 暗視60フィート、魂感知、ディテクト・ソウツ、トゥルー・シーイング、夜目; 〈知覚〉+37
オーラ [恐怖](30フィート、難易度32)
アーマー・クラス 40、接触21、立ちすくみ27(+1回避、+15外皮、-2サイズ、+12【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 337(25d10+200); 高速治癒10
頑健 +22、反応 +20、意志 +25
防御能力 稲妻飲み; ダメージ減少 15/アダマンティン; 完全耐性 [雷撃]、[氷雪]、[即死]効果、毒、病気; 呪文抵抗 31
移動速度 40フィート、飛行60フィート(良好)、水泳40フィート
近接 噛みつき=+32(2d6+9/19~20、加えて“つかみ”および“毒”)、爪(×2)=+32(2d6+9)、尾の打撃=+30(2d6+4)、翼(×2)=+30(1d8+4)
接敵面 15フィート; 間合い 15フィート
特殊攻撃 毒、ブレス攻撃(60フィート・円錐形、20d6[氷雪]、反応・難易度30・半減、1d4ラウンドごとに使用可能; もしくはビートル)
擬似呪文能力 (術者レベル20; 精神集中+30)
常時―ディテクト・ソウツ(難易度 22)、トゥルー・シーイング、メイジ・アーマー
回数無制限―シェア・ランゲージ、スクライング、タンズ、グレーター・ディスペル・マジック、テレキネシス(難易度25)、グレーター・テレポート(自身と50ポンドの物体のみ)、リインカーネイト、レスト・エターナル
3回/日―アンデス・トゥ・デス(難易度26)、サークル・オヴ・デス(難易度26)、フォースケージ(難易度27)、ミラクル(難易度29)(最後の審判参照)、呪文高速化ライトニング・ボルト(難易度23)
1回/日―ウェイル・オヴ・ザ・バンシー(難易度29)、招来(レベル9、1体の脅威度19以下のサイコポンプいずれか[100%])、ソウル・バインド
【筋】28、【敏】35、【耐】27、【知】24、【判】28、【魅】31
基本攻撃 +25; 戦技ボーナス +36(+38突き飛ばし、+40組みつき); 戦技防御値 59(対突き飛ばし61、対足払い63)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《風の如き脚》、《擬似呪文能力高速化:ライトニング・ボルト》、《強行突破》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき》、《突き飛ばし強化》、《抵抗破り》、《鋼の意志》、《複数回攻撃》、《ホバリング》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+35、〈隠密〉+32、〈軽業〉+37(跳躍は+41)、〈交渉〉+35、〈呪文学〉+32、〈真意看破〉+37、〈水泳〉+42、〈知覚〉+37、〈知識:次元界〉+35、〈知識:宗教〉+32、〈知識:神秘学〉+32、〈はったり〉+38、〈飛行〉+40; 種族修正 +4跳躍での〈軽業〉
言語 アクロ語、共通語、地獄語、天上語、奈落語、竜語
その他の特殊能力 最後の審判、魂への接触
出現環境 気候問わず/(煉獄界パーガトリー)
編成 単体
宝物 標準
ブレス攻撃(超常)/Breath Weapon [氷雪]のブレス攻撃に加え、ヤマラジは60フィートの円錐にビートルや他の肉食昆虫のブレスを吐くことができる。ブレス攻撃の範囲内のクリーチャーは16d6ポイントの斬撃ダメージを受け1d4ラウンドの間吐き気がする状態となる(反応30はダメージを半減し吐き気がする状態を無効化する)。肉食いらは、ブレス攻撃の起点に最も近い影響を受けたクリーチャーにスウォームとして群がる; このスウォームはアーミィ・アント・スウォームと同じデータを使うが、わずらわすの難易度はヤマラジのブレス攻撃の難易度と同じである。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
最後の審判(超常)/Final Judgment ヤマラジは殺害された来訪者の命を戻すか、以下の呪文の効果を再生させるためにのみミラクルの擬似呪文能力を使用することができる:バニッシュメント、ディメンジョナル・アンカー、グレーター・レストレーション、プレイン・シフト、トゥルー・リザレクション。
稲妻飲み(超常)/Lightning Drinker ヤマラジは自身を強化するために電気を吸収する。電気攻撃を受けると、攻撃で受けた[雷撃]ダメージ3ポイントにつき1ヒット・ポイントを回復する。回復量がヤマラジの通常の最大ヒット・ポイントを上回った場合、一時的ヒット・ポイントとして上回った分を得る(最大100まで)。これは1時間継続する。
毒(変則)/Poison 噛みつき―致傷型; セーヴ 頑健 難易度30; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d4【敏】吸収; 治癒 3回連続のセーヴ成功。
定命の者の感性からすればどの部位も平等に威容を誇り恐ろしいヤマラジは死の審判と最終的な正義の分配人として統治する。生きている者の迷信では多くの名前で呼ばれている――最後の審判、厳粛な治安判事、人の魂を食べる竜――が、その全てでこうした死の貴族は最も頑丈な心臓さえ衰えさせることに同意している。この厳粛な治安判事はパーガトリー中を毅然として滑らかに進み、下級のサイコポンプの群れに命じ、重要な魂のために口論しているデヴィルとエンジェルの支援者を大目に見て、ペティショナーの果てしない工程を指揮する。その多くがパーガトリーの中立を維持する為の外交官または指揮官の役割も果たしているが、そのような役割は魂の流れと多元宇宙のバランスを維持する為の副次的なものだ。理論的には各々のヤマラジが死の神に応じるが、実際には各々が独自の法廷を問われることはない。
ヤマラジはブラック・ドラゴンに漠然と似ているが、一度この巨大なクリーチャーが鱗というより羽に覆われてると理解するならば簡単に区別できる。ヤマラジは体長少なくとも30フィート、体重4米トンである。彼らの大きなサイズと座りっきりの任務にもかかわらず、ヤマラジは移動するとき仰天するほどの優美さを表す。
皆途方もなく老いているヤマラジは、下級のサイコポンプや伝説的な定命の者の魂から鍛造された来訪者である。他の来訪者と同様に、彼らには生きるために食べ、飲み、寝る必要がなく、そして厳粛な治安判事は通常一度に数か月もの間、パーガトリーの廃墟にいるままで、彼らの領地のスムーズな組織体系を監督する。激務で彼らの不滅の駆動性はすり減り、生きている支配者と同様、彼らは頻繁にある私的な時間の間、洗礼された晩餐会に熱心に耽る。彼ら飲ん兵衛は来訪者間での奇妙な同好を助長することがある、ソーラーとピット・フィーンドがお互い親しく話し合い、審判が下された魂を解放する組織の結成を助けるようヤマラジの注意を引こうと競い合い、将来の好意を得ようと試みるなど。
物理的な行動が求められるとき、全てのヤマラジは死肉を食べている昆虫の雲の形で生の腐敗を吐き出すことができ、彼らの毒は生きているクリーチャーから若さと活力を蝕む。
ヤマラジはパーガトリーの支配者かつ下級の審判者として勤め、そこにいる他の来訪者の活動を指示し、死者を監督し、死の神によって究極の審判を下される魂をあらかじめ分類分けし、この次元界の無限にいる住人の効率性と安全性を見ている。サイコポンプの最高位である彼らは同時に、死者の取りまとめ役としての役割に最も従事しているものでもあり、前例のひっくり返し、とりとめもない演説、裁定に付随する拡張的な意見という形で自身の仕事についての意見を印象づける傾向が最も強い。そのような柔軟性は生者の絶えず変わる動作に基づいて不滅の裁定を行うときに必要であるが、より絶対的な来訪者たちに果てしない失望感を与える。
ヤマラジは個人個人の間で極めて異なる傾向があるのは驚くべきことではない。多くのヤマラジは、自分たちが最終的に観察し続ける事を選ぶ定命の者の種類を決定するような様々な世間の主題に対する深い興味を持つ。あるヤマラジは、永劫の間の自身の研究や興味を持ったことに応じて、職人、特定の神格の支持者、あるいは盗賊を道を外れて探すかもしれない。ヤマラジはそのようなお気に入りの魂を守り、パーガトリーからの安全な旅を保証し、一緒に旅するそうした魂からより多くを学び、最終的には死の神はより平和的な審判を下すと唱えるかもしれない。他の者は逆に行動し、ある種の定命の者に本当に心底嫌気が差しており、女神の王座までの工程でそうした魂を苦しめ、そうした精神は特に恐ろしい天罰に直面すべきであるとさえ示唆する。変わりやすい趣味に従い、ヤマラジがこのように個人に対して反応する方法は予測できないとわかる。そのような思考の特異性は個々のヤマラジの間で変わっていき、数百年かけて変化する可能性がある。
多くのヤマラジが特定の経験を持っている魂または特定の背景を持つ魂に魅了されるのと同様、そうしたサイコポンプの一部は自らの道を離れて特定の世界から生物を判断し、自分たちを通り抜けていくクリーチャーそれぞれの情報と洞察の断片を収集する。そのようにして一部は1つ以上の世界の専門家となっており、永遠を費やして数千年の審問による直接的な説明から世界の歴史と神秘を探し出してきた。多くのヤマラジは自分たちの調査の詳細を共有する機会を歓迎するが、自分たちの専門の世界の調査をサイコポンプの目的を助ける新しい味方を徴集する機会と見なすこともある。彼らの種族の頂点に立つヤマラジは多くの役立つサイコポンプの挑戦と目標に関して十分精通しており、自分の手下の援助として奉仕を行っている定命の者との交渉だけをするかもしれない。