経験点1,200
混沌にして悪/中型サイズの人型怪物
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+7
アーマー・クラス 16、接触13、立ちすくみ13(+1回避、+1外皮、+2【敏】、+2鎧)
ヒット・ポイント 38(7d10)
頑健 +4、反応 +7、意志 +6
移動速度 20フィート、飛行80フィート(標準)
近接 モーニングスター=+8/+3(1d8+1)、鉤爪(×2)=+3(1d6)
特殊攻撃 心を奪う歌
【筋】12、【敏】15、【耐】10、【知】7、【判】12、【魅】17
基本攻撃 +7; 戦技防御値 +8; 戦技ボーナス 21
特技 《回避》、《かすめ飛び攻撃》、《頑健無比》、《技能熟練:はったり》
技能 〈威圧〉+7、〈芸能:歌唱〉+5、〈知覚〉+7、〈はったり〉+7、〈飛行〉+12
言語 共通語
出現環境 温暖/湿地
編成 単体、2体、小編成(3~12)
宝物 標準(レザー・アーマー、モーニングスター、その他の宝物)
心を奪う歌(超常)/Captivating Song ハーピーの歌にはそれを聞いた者の心に働きかけ、ハーピーのそばへと呼び寄せる力がある。ハーピーが歌うと、300フィート拡散の範囲内のハーピーではないクリーチャーはみな難易度16の意志セーヴを行い、失敗すると心を奪われてしまう。セーヴに成功したクリーチャーは以後24時間、同じ個体のハーピーの歌の影響を受けなくなる。心を奪う歌の影響下にある犠牲者は、取りうる最短の経路を通ってハーピーに歩み寄る。途中に危険な場所(炎の中や崖)がある場合、クリーチャーは危険な場所に踏み込む前に心を奪う歌の効果を終わらせるためのセーヴィング・スローを再度行える。心を奪われたクリーチャーは自分の身を守る以外の行動を取ることができなくなる。ハーピーの5フィート以内に来た犠牲者はそこを動くことができず、なすすべなくハーピーの攻撃を受けるしかない。この効果はハーピーが歌い続けている間中続き、歌いやめてからもさらに1ラウンド持続する。これは[音波]による[精神作用]の(魅惑)効果である。セーヴ難易度は【魅力】修正値によって算出されている。
悪意のある堕落したクリーチャーによく見られるように、ハーピーは他のクリーチャーの思考と行動をよく理解している。この理解力により、彼女らが大好きな食べ物を見つけた時に有利を得る。野生のクリーチャーは容易く心を奪う歌の犠牲者となる。この悪辣な鳥女たちは複雑な知性で味付けされた食物を好む。単純な獲物には飽き飽きしているのだ。
まったく野蛮で自らの行いに何の良心の呵責も覚えないにもかかわらず、かなりの数のハーピーが人型生物の社会のすぐそばで生活し、いつか餌食とする可能性もあるクリーチャーとの交流を楽しんでいる。
ハーピーは人間のピカピカ光る装身具に心を奪われがちで、犠牲者から奪った安ピカでチャチな装身具を身につけていることが多い。近くによると、このクリーチャーからは貪り食った犠牲者の腐臭がする。まれに羽毛にこびりついた血糊と腐肉の臭いをかいだ犠牲者が正気に戻ってしまうことがある。このため、ハーピーの多くは香水や香油を使っている。
ハーピーの外見は地方によって大きな差がある。一部はハゲタカと女性の混合物のように見え、他のものは翼に鷹や隼の堂々たる模様がついている。熱帯の僻地に住んでいる少数のハーピーの群れのように、オウムに似た色とりどりの羽毛を持っていることさえある。