イェス・ハウンド

イェス・ハウンド Yeth Hound

このやせ衰えた、毛のないイヌ型生物は、この者の脅威と残虐さを示す奇妙な情を帯びている。

イェス・ハウンド 脅威度3 Yeth Hound

経験点800
中立にして悪/中型サイズ来訪者他次元界
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚〈知覚〉+9

防御

アーマー・クラス 15、接触12、立ちすくみ13(+3外皮、+2【敏】
ヒット・ポイント 30(4d10+8)
頑健 +3、反応 +6、意志 +6
ダメージ減少 5/

攻撃

移動速度 40フィート、飛行60フィート(良好)
近接 噛みつき=+7(2d6+4、加えて“悪辣なる噛みつき”および“足払い”)
特殊攻撃 うなり

一般データ

【筋】17、【敏】15、【耐】15、【知】6、【判】14、【魅】10
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +7; 戦技防御値 19(対足払い23)
特技 《イニシアチブ強化》《技能熟練:飛行
技能 〈隠密〉+9、〈生存〉+9、〈知覚〉+9、〈飛行〉+16
言語 獄語または奈落語(話せない)

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、小さな群れ(6~11)
宝物 乏しい

特殊能力

うなり(超常)/Bay イェス・ハウンド遠吠えしたり鳴き声をあげた場合、300フィート拡散範囲内にいる、来訪者を除くすべてのクリーチャーは、意志セーヴ難易度12)に成功しなければ、2d4ラウンドの間、恐慌状態になる。これは[音]、[精神作用]、[恐怖]効果である。セーヴに成功したかどうかに拘らず、作用を受けたクリーチャーは、その個体のイェス・ハウンドうなりに対し、24時間の間、完全耐性を持つ。このセーヴ難易度【魅力】修正値に基づいて算出されている。

飛行能力(超常)/Flight イェス・ハウンドはその飛行能力を1回のフリー・アクションとして取りやめたり、再開したりすることができる。

悪辣なる噛みつき(超常)/Sinister Bite イェス・ハウンド噛みつきは、ダメージ減少を克服する用途において、悪属性を持っているものとして扱う。加えて、イェス・ハウンドに噛みつかれた善属性クリーチャー難易度14の意志セーヴを行なわなければならず、失敗すると1ラウンドの間、怯え状態になる。その犠牲者が既に(イェス・ハウンドうなりなどの)[恐怖]効果を被っていたら、怯え状態になる代わりに犠牲者は完全に恐怖に打ち負かされて、1ラウンドの間、身をすくめる以外に何もできなくなる。これは[精神作用]の[恐怖]効果である。このセーヴ難易度【魅力】修正値に基づいて算出されている。

イェス・ハウンド知性ある獲物を狩ることに喜びをおぼえる来訪者である。イェス・ハウンドは夜を駆け抜け、狙い定めた標的を執拗に何マイルでも追いかけて、その恐ろしきうなりで標的を悩ませる。イェス・ハウンドは夜にのみ狩りをする。イェス・ハウンド太陽を恐れており、たとえ自分の命がかかっていようとも、思い切って日にその身をさらそうとすることは決してない。イェス・ハウンドの体高は4フィート(約1.2m)、体重は約400ポンド(180kg)である。

イェス・ハウンド宝物を集めることはなく、そういった安ぴか物には用がない。狩りのスリルと、獲物が抱く恐怖のいと甘き味わいこそが、イェス・ハウンドが価値を見出すすべてである。しかし、おりイェス・ハウンド内でいくつかの価値あるアイテムを見つけることがあるかもしれない。そういった品々は、引きずり込まれた獲物の名残りが打ち棄てられたままとなっているものである。その動物じみた外見にも拘らず、イェス・ハウンドはむしろ知性的である――たとえ、とどめを刺す前に獲物を苛み恐怖に陥らせるための、意に満ちた独創的な計画を立案し実行すること以外で知性を生かすことなどほとんどなかろうとも。

イェス・ハウンドはしばしばナイト・ハグ悪属性の狩人と一緒にいるのを撃されている。イェス・ハウンドバーゲストウォーグなどの他のイヌ型の怪物を嫌っており、自分の方が数で上回っている場合、にするや攻撃を加える。イェス・ハウンドは特に獣じみたデーモンとしばしばを組み、番兵追跡者としてデーモンカルトに仕えているのを撃することがある。特に成功を収めているカルトイェス・ハウンド仲間として贈られることは、後援者たるデーモンをかけられている確かな証である。このようにして授けられたイェス・ハウンドのいるカルトは、この恩寵を維持できるよう腐心しなければならない。後援者たるデーモンの機嫌を損ねようものなら、このイェス・ハウンドカルトを剥くであろうから。

イェス・ハウンドは、煩わしい文明から遠く離れた荒野帯にある閑静なに住む。こういったは常に地下にあって、忌々しき日をしっかりとしめ出している。イェス・ハウンドは夜ごとの狩りの間に自分のから遠大な距離を踏破し、で新鮮な食事を味わうことの心よさのためだけに殺した相を何マイルも運ぶことで知られている。顎で体をしっかりと銜えてを駆け抜けるイェス・ハウンドという景は、いかにも不安を呼び起こすものがある。


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