経験点102,400
真なる中立/巨大サイズの魔獣
イニシアチブ +11; 感覚 暗視120フィート、鋭敏嗅覚、非視覚的感知120フィート、夜目; 〈知覚〉+26
アーマー・クラス 33、接触13、立ちすくみ26(+20外皮、-4サイズ、+7【敏】)
ヒット・ポイント 310(23d10+184); 高速治癒10
頑健 +21、反応 +20、意志 +11
防御能力 急速回復、トゲ防御; 完全耐性 [恐怖]、睡眠、毒、麻痺
移動速度 60フィート、登攀20フィート
近接 噛みつき=+32(2d8+13、加えて“つかみ”)、爪(×2)=+32(2d6+13/19~20)、尾の打撃=+27(2d8+19/×3、加えて“苦痛”)
遠隔 トゲ(×4)=+26(1d10+13/19~20)
接敵面 20フィート; 間合い 15フィート(尾の打撃は20フィート)
特殊攻撃 かきむしり(爪(×2)、2d6+19)、凝視、飛びかかり、跳ね飛び突撃、引っかき(爪(×4)、+32、2d6+13/19~20)、暴力的な尾、猛攻
【筋】36、【敏】25、【耐】27、【知】2、【判】15、【魅】18
基本攻撃 +23; 戦技ボーナス +40(組みつき+44); 戦技防御値 57(対足払い65)
特技 《イニシアチブ強化》、《過労化クリティカル》、《技能熟練:隠密》、《クリティカル強化:爪》、《クリティカル強化:トゲ》、《クリティカル熟練》、《クリティカル体得》、《出血化クリティカル》、《鋼の意志》、《鋼の意志強化》、《疲労化クリティカル》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+18(森林では+26)、〈軽業〉+19(跳躍+31)、〈生存〉+3(追跡+23)、〈知覚〉+26、〈登攀〉+21; 種族修正 +4〈隠密〉(森林では+12)、+8〈軽業〉、+20追跡時の〈生存〉、+10〈知覚〉
その他の特殊能力 次元界順応、冷酷な追跡者
バンダースナッチは有能な狩人であり、そして最も致命的な捕食者あるいは最も狡猾な獲物だけが彼らを楽しませる。バンダースナッチは殺すクリーチャーに目星をつけ、恐怖も休息も呵責もなく駆け出す。
バンダースナッチは敵を打ち倒すのに速度、衝撃、そして恐怖に頼る。遠くから獲物へと規則正しく歩み、木々の間に隠れ、そして遮蔽から飛び出し、目標に獰猛に襲いかかり、また駆け去る。彼らは小さいクリーチャーはいたぶって殺すために引き摺るが、より大きな者とは小競り合いの交戦をすることで、獲物をだんだんと弱らせて倒す。相手より劣るバンダースナッチは全力で撤退し、止まるのは追跡者がその仲間から離れた時だけである。傷が癒えると、バンダースナッチは自身が負かされた場所に戻り、攻撃者の痕跡を辿り、1人1人排除していく。
バンダースナッチの外見は黄褐色で6本足の大猫に似ているが、その凶悪そうなトゲトゲが全身にも長い柔軟な尾にも走っている。トゲは攻撃者を思い留まらせるが、恐るべき武器にもなる。バンダースナッチは筋肉質の尾を一振りするだけで半ダースほどのトゲを遠くへと、驚くべき精密さで飛ばす。バンダースナッチはまんまるの輝く眼と視線を合わせた獲物を魅了する。バンダースナッチは尾の10フィートを除いても体長は40フィートあり、体重は12,000ポンド。その巨体にも拘らず、バンダースナッチは必要な時は速く、優雅に、そして相当の隠密性で動く。
バンダースナッチはかつてフェイの原初の世界を原住としており、その古き領地の最高の狩人たちをも捕食していた。ジャバウォックのようなその領地の他の伝説のクリーチャーと同様、バンダースナッチは「テイン」と総称されるクリーチャー群に属す。最初のバンダースナッチが物質界に来たのは巡回中のフェイの気が抜けていたためか、意図的に解き放ったためかは判然としない。物質界では極めて珍しいバンダースナッチは、太古の獣が地上を歩く忘れ去られた森に生息している。
バンダースナッチが交配するのは稀である。雌は恐らく百~二百年に1回子を生し、交配した後すぐに雄と離れ、出産では1匹か2匹の子だけを産む。母は貪欲な子に肉をやり、子は1年以内に成長しレッサー・バンダースナッチ(下記参照)となる。バンダースナッチは1,000年以上生きる。
普通のバンダースナッチといったものは存在しないが、その中でも珍種はいる。最も有名なものは溢れんばかりの怒りに燃える、フラミナス・バンダースナッチである。バンダースナッチの亜種は下記の能力を複数組み合わせても良い。
カンファウンディング・バンダースナッチ(脅威度+1):カンファウンディング・バンダースナッチ(当惑のバンダースナッチ)はトゲと爪から伝染性の狂気を滴らせている。毒(変則)爪とトゲ―致傷型; セーヴ頑健・難易度29; 頻度 1回/分(6分間); 効果 1分間の混乱状態; 治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
フラミナス・バンダースナッチ(脅威度+2):フラミナス・バンダースナッチ(燻り狂えるバンダースナッチ)はどうにか抑えている激怒と憤怒で煮えくり返っている。噛みつき攻撃に失敗するかヒット・ポイントが半分未満になった時、怒りを制御できなくなり、炎として吐き出す。その炎に包まれている間、フラミナス・バンダースナッチはヘイスト呪文(この効果は解呪できない)の影響を受け、近接攻撃およびトゲ防御の能力それぞれで追加で2d6ポイントの[火炎]ダメージを与えるようになる。この怒りは5ラウンド持続し、それが終わると5ラウンドの間バンダースナッチは怒れない。フラミナス・バンダースナッチは[火炎]に対する抵抗30を持つ。
レッサー・バンダースナッチ(脅威度-4):小さな、あるいは若いバンダースナッチも恐ろしい捕食者となる権利を持っている。レッサー・バンダースナッチ(下級のバンダースナッチ)は超大型であり、典型的なバンダースナッチよりも4ヒット・ダイス少ない。身体的能力値をそれぞれ4、そして【判断力】と【魅力】をそれぞれ2減少させること。レッサー・バンダースナッチは急速回復を持っておらず、トゲ防御と苦痛能力で1d8+4ポイントのダメージを与える。レッサー・バンダースナッチは追加の亜種の力を持たない。
マジックベイン・バンダースナッチ(脅威度+3):このバンダースナッチはアンティマジックのオーラを20フィートの放射で放つ。このオーラが消されても、バンダースナッチの次のターンにはフリー・アクションとして自動的に戻る。マジックベイン・バンダースナッチは凝視と急速回復を持たない。
プライマル・バンダースナッチ(脅威度+2):プライマル・バンダースナッチ(原初のバンダースナッチ)はフェイの太古の世界に留まり出されないようになっている。彼らは(他次元界)の副種別、11+脅威度に等しい呪文抵抗、ダメージ減少10/冷たい鉄、そしてアドヴァンスト種クリーチャー単純テンプレートを持つ。